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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:DuendeⅡ(ドゥエンデⅡ)
日時:2007年6月26日19:00-21:00(途中休憩あり)
劇場:博品館劇場
料金:7000円(招待券で見ました)
座席:Q列13番(後ろから3列目センター)
演出・脚本・振付:上田遙
出演:
 夕顔/サロメ:川井郁子
 光の君/ヨカナーン:西島千博
 女御(六条御息所のイメージ)/コロス:古賀豊
 侍女/コロス:上田はる美
 コロス:横洲良平
 ヘロデ王:上田遙
番組:
 第一部 「夕顔 As if in a dream」
 第二部「サロメ Kiss to a red lip」
概要:(博品館Webページより)
ヴァイオリニスト・川井郁子とバレエダンサー・西島千博のコラボレートステージ。
音楽にそなわっている一つの神秘、“Duende”――麻薬のように人を幻惑させる力――に焦点を当て、新たな表現を創り出す。

バレエとバイオリンのコラボってどうやるんだろう?
ということで見に行ってみました。
確かにビジュアルは強烈ですね。美男美女のコラボ、
客が集まるのがわかるような気がします。
2幕ではヨナカン役の西島さんはパンツ1枚で熱演。
大腿から脹脛のシルエットがとてもきれい。
サロメが脱がないのが不満でしたがw、まあ仕方ないでしょう、
ロビーにはガラスのバイオリンが飾ってありました。
2幕の最初で演奏されたのですが、確かに不思議な
雰囲気を醸し出していました。
しかし、、音響がひどすぎ。バイオリンの音とは思えない音が聞こえて
くるのでほんとに弾いているのか思わず疑ってしまたほど。
録音とバイオリンの重なり方も微妙でどこまで弾いているのか
ぼーっと聞いているとよくわからない。
1幕はいつみても同じ場面、時々うつらうつらしてしまってはっと
眼を覚ますと前と同じ場面。真ん中でたってバイオリンを弾く
ヒロインと、棒立ちで時々くるくる回る源氏がいるという光景。
ピルエットはきれいなんだが、ジャンプに迫力はないし
リフトは遠慮がち。顔はずっと張り付いた笑顔、エアロビクスの
インストラクターならわかる表情なんですが。。。
1幕でまともに演技していたのは悪霊だけね。
というわけで1幕で帰ろうかと一瞬思ったのですが、
2幕で裸体が見えるということを聞いていたので我慢!
2幕はダンサーの裸体で勝負!でも背筋が見えないOrz
下半身と三頭筋から肩あたりはまともなんですが。。
でも1幕に比べて曲と振付にメリハリがあったのでずっとまし。
結局芝居をしたかったのかコンサートをしたかったのか
ダンスをしたかったのか立ち位置がはっきりしませんでしたね。

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題名:ウィキッド
日時:2007年6月24日13:05-16:05(途中休憩あり
劇場:四季劇場海
料金:S席11500円
座席:1階17列18番
出演:
  グリンダ 沼尾みゆき
  エルファバ 濱田めぐみ
  ネッサローズ 小粥真由美
  マダム・モリブル 森 以鶴美
  フィエロ 李 涛
  ボック 金田暢彦
  ディラモンド教授 武見龍磨
  オズの魔法使い 松下武史



ブロードウェイと比べてスケールが小さくなっていますが、四季と
してはなかなかよくまとまっています。これは人に勧めてもよいかも。
主役も悪くないし、せりふも聞き取りやすい。 大道具はミニマムだけ
れどそろっている。 キャストの気合が伝わってくる出来です。
しかし、ちょっと地味ですね。ブロードウェイではガーシュイン劇場
というでかい劇場で やっていたのです、それをこじんまりとした海劇場
に もってきたために、セットは小さい、キャストは少ない、 全般的に
コンパクトなものになってしまっています。
観客の拍手はすごかったのです。
しかし、私の席からなんと舞台上のドラゴンが見えません。しくしく。

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題名:TONY AWARDS 2007
日時:2007年6月10日19:00-23:00(途中休憩あり)
劇場:Radio City Music Hal
料金:手数料込み 220.12 USD
座席:section 2NDMZ3, row K, seats 304(3階席後方)

Best Play: The Coast of Utopia by Tom Stoppard
Best Musical: Spring Awakening
Best Book of a Musical: Spring Awakening - Book by: Steven Sater
Best Original Score (Music and/or Lyrics): Spring Awakening - Music: Duncan Sheik, Lyrics: Steven Sater
Best Revival of a Play: Journey's End
Best Revival of a Musical: Company
Best Special Theatrical Event Jay Johnson: The Two and Only
Best Performance by a Leading Actor in a Play: Frank Langella, Frost/Nixon
Best Performance by a Leading Actress in a Play: Julie White, The Little Dog Laughed
Best Performance by a Leading Actor in a Musical: David Hyde Pierce, Curtains
Best Performance by a Leading Actress in a Musical: Christine Ebersole, Grey Gardens
Best Performance by a Featured Actor in a Play: Billy Crudup, The Coast of Utopia
Best Performance by a Featured Actress in a Play: Jennifer Ehle, The Coast of Utopia
Best Performance by a Featured Actor in a Musical: John Gallagher, Jr., Spring Awakening
Best Performance by a Featured Actress in a Musical: Mary Louise Wilson, Grey Gardens
Best Direction of a Play: Jack O'Brien, The Coast of Utopia
Best Direction of a Musical: Michael Mayer, Spring Awakening
Best Choreography: Bill T. Jones, Spring Awakening
Best Orchestrations: Duncan Sheik, Spring Awakening
Best Scenic Design of a Play: Bob Crowley & Scott Pask, The Coast of Utopia
Best Scenic Design of a Musical: Bob Crowley, Mary Poppins
Best Costume Design of a Play: Catherine Zuber, The Coast of Utopia
Best Costume Design of a Musical: William Ivey Long, Grey Gardens
Best Lighting Design of a Play: Brian MacDevitt, Kenneth Posner, Natasha Katz, The Coast of Utopia
Best Lighting Design of a Musical: Kevin Adams, Spring Awakening
Regional Theatre Tony Award: Alliance Theatre, Atlanta, GA

毎度のTONYAWARDSです。
今回はSpringAwakeningの勢いがすごかったですねー。
毎回もうこれでいいんじゃないかと思うんですが、また見に来てしまうのは
TONYの魔力か?





そういえば、FROST/NIXON 前でこんな風景に出くわしました。
日本に帰ってTONY賞の放映みたらこの直後の風景がうつってました!





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題名:Pirate Queen
日時:2007年6月10日15:00-(途中休憩あり)
劇場:Hilton Theatre
料金:TKTS 半額+ TKTS 手数料
座席:ORCH X 列左方(客席最後方近く左より)
出演:
Grace(Grania)O'Malley: Stephanie J. Block
Tiernan: Hadley Fraser
Dubhdara: Jeff McCarthy
Evleen: Aine Ui Cheallaigh
Queen Elizabeth I:Linda Balgord
Sir Richard Bingham: William Youmans
Donal O'Flaherty: Marcus Chait
Chieftain O'Flaherty:Joseph Mahowald
Majella:Brooke Ellliott

評判はとても悪い。TONY賞にひとつもノミネートされていません。
でも危惧したほど悪くなかった。
なだらかな傾斜の劇場で前の人の頭も苦にならなかったし。
アイルランドが英国に攻め滅ぼされる?はなしで、
アイリッシュダンスが随所に盛り込まれてます。
ヒロインはアイルランド王の娘で、政略結婚で他の
アイルランド王の息子と結婚します。もちろん彼氏が
いるので悲恋。王は死の間際に王位を義理の息子ではなく
実の娘に譲っちゃいます。それですねた息子が後で
他の国とつるんで娘を陥れるのでした。
レミゼを作ったクリエイターたちが作ったといううたい文句
とおり?全編歌いっぱなし、しかも朗々と詠唱するのです。
帆船の上でロープを伝って降りてくるなどの多少の芸は
ありますが、基本的に大人数で歌いまくって途中でダンスが
はいるという形態。英国女王はこれまた威厳あり。

6月17日はこんな記事が。。
Alain Boublil and Claude-Michel Schönberg's new musical,
The Pirate Queen — a large-cast period adventure about
a not widely known woman from Irish history — ends its
Broadway run June 17.
The windswept romantic epic at the Hilton Theatre was d
irected by Tony winner Frank Galati (The Grapes of Wrath)
and opened on Broadway April 5 following a Chicago tryout
and New York previews from March 6. Upon closing, it will
have played 85 performances and 32 previews, at a loss of
most of its reported $16 million investment.

すごい損失を出して打ち切りになってしまうんですね。
でもこれを日本で上演するという噂が。。。



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題名:Grey Garden
日時:2007年6月9日20:15-22:45(途中休憩あり)
劇場:Walter Kerr Theatre
料金:111USD?
座席:Mezz A-110
衣装:William Ivey Long(TONY賞衣装賞受賞)
出演:
"Little" Edie Beale:Christine Ebersole(TONY賞主演女優賞受賞)
  Edith Bouvier Beale:Mary Louise Wilson(TONY賞助演女優賞受賞)
Young "Little" Edie Beale:Erin Davie
George Gould Strong:Bob Stillman
Brooks, Sr/Brooks, Jr: Michael Potts
Jacqueline "Jackie" Bouvier/Jerry: Sarah Hyland
Lee Bouvier: Kelsey Fowler
Joseph Patrick Kennedy, Jr.: Matt Cavenaugh
J.V. "Major" Bouvier/Norman Vincent Peale: John McMartin


実話を元に上流階級の派手な生活と奈落に転落した後の生活を
1-2幕で描いたもの。 1幕と2幕でメインキャストがいれか
わっちゃうので戸惑った のは内緒。ちゃんと英語が聞き取れ
れば問題ないはずなん ですけどね。
この2階は段差が非常に大きくて、急な傾斜になっていました。
2階席最前列は舞台のすぐ前といった雰囲気。
また上に3階席(バルコニー)もありましたが、あそこからは
どれくらい見えるのでしょうか?でも安いです。
緑色のレンガ、そこに新聞記事の投射、没落した変人たちがすむ
屋敷の物語、、ということでつかみはオッケー。
舞台はうってかわって過去へ。そこには歌がいっぱいの明るい
家庭。娘には婚約者がいて幸せいっぱい。ヒロインはすばらしい
アリアを歌いあげます。従兄弟のジャクリーン(後のケネディ夫人)
も登場、子供たちががめちゃくちゃかわいいの。でもその家の
財産はすべて離婚した夫のもの、送金が止められて一家は奈落の
底へ。娘はドレスで夜逃げ、、しようとしてできなかったのですが。
2幕目は3人(+かつての亡霊)しかでてきません。
ごみ屋敷となってとてもまずしい生活を母娘で過ごしています。
楽曲、歌唱力ともに力強い舞台なのだけど、だめな人間を
見るのは痛すぎる。ブロードウェイでは夢だけみていたい。
ヒロインがとても広い声域、助演のおばあちゃんがとても
いい味を出しています。1幕では明るい中に崩壊の危機が
忍び寄り、2幕では徹底してどんより、時々亡霊がうろついて
ます。皆すごくよく歌えている上に対比がきれいに出ている。
そうはいうものの、どんよりした話はなー。
どんよりなんて現実だけで十分ですよ。



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