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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:GOTTANI!!2026 劇場:KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ 日時:2026年4月5日14:00-15:40(途中休憩あり) 料金:5000円 分類:ダンス 座席:B-11(2列目センター) 劇団:CHAiroiPLIN 舞台監督: 山添賀容子 照明:富山貴之 音響:大久保友紀(ステージオフィス) 美術・映像:青山健一 小道具製作(橋づくし): 長谷川愛美 音楽:清水ゆり ドラマトゥルク(橋づくし):鳥越勇作 宣伝美術:土屋咲登子 宣伝写真:田中美紗樹 制作:柏木俊彦 田中美紗樹 制作助手:小野塚茉央 番組: おどる小説『橋づくし~The Seven Bridges~』 作:三島由紀夫 演出・振付・構成:スズキ拓朗 三島由紀夫生誕100年を記念し、ジャパン・ソサエティー(ニューヨーク)の招聘作品として2025年11月に世界初演された、おどる小説『橋づくし~The Seven Bridges~』。 2025年2月本多劇場、おどる設計図(ワーク・イン・プログレス)『橋づくし』の上演から、海外でブラッシュアップされた拡大版を凱旋上演。 文学と身体が交差する舞台に、新メンバー・美守桃が参加。 《出演》 スズキ拓朗、清水ゆり、小林らら、青井想、美守桃 (以上、CHAiroiPLIN) 飯田桃子、柏木俊彦、鳥越勇作、小林七緒 ※ジョディは体調不良により、やむを得ず降板いたしました。 満佐子:美守桃 かな子:小林らら 小弓:飯田桃子 みな:小林七緒 車掌:スズキ拓朗 駅員・パトロン:柏木俊彦 駅員・小えん:鳥越勇作 駅員・俳優R: 月:青井想 新作! おどる詩集『こだまでしょうか』金子みすゞ 作:金子みすゞ 演出・振付・構成:スズキ拓朗 同時上演として、CHAiroPLIN短編最新作・おどる詩集『こだまでしょうか』を上演。 次世代を担う若手実力はダンサーたちが集結し、詩人・金子みすゞの代表作「こだまでしょうか」に挑戦。みずみずしい身体と感性で詩の響きを表現するダンス作品。 《出演》 小林らら (以上、CHAiroiPLIN) 浦島優奈、江口力斗、大西優里亜、関口晴、田村興一郎 ごあいさつ: 本日はご来場誠にありがとうございます。 チャイロイプリンは去年の11月、三島由紀夫生誕100周年を記念し、 おどる小説『橋づくし~The Seven Bridges~』をニューヨークにて公演いたしました。 支えてくださったジャパン・ソサエティーのスタッフの方々に感謝いたします。 はじめてのニューヨークは、我々チャイロイプリンにさまざまな違いを感じ取らせてくれました。 ピルが高い。ビールの値段が高い。ビザがデカい。色々話しかけられる。 拍手がやけに大きい。対話がとても多い。握手を沢山求められる。意見が沢山飛び交う。 そして、三島由紀夫への関心度が高い。 このタイミングでニューヨークに行けて本当によかった。 私たちはもっとお互いの違いについて知りたい。 その為には、もっともっと自分の住んでいる日本についても知る必要がある。 そう思いました。 『橋づくし』の主人公である満佐子は、ミナの考えている事が理解できない。 しかし、最後には「何を願ったのよ。言いなさいよ。」と、ミナの肩に対して人差し指でツンと突く。 こんな小さなやりとりの中に、「違い」を理解し合おうとする人間の可愛らしい対話が潜んでいると私は信じたい。 今回の作品はお願い事を叶えようとする物語です。 ご覧になるお客様も。是非ともご一緒に、何かお願い事をしていただけたら幸いです。 人と人が喧嘩する時は、「相手の肩に対して人差し指をツンと突く事以上の行為はできない。」 そんなルールがあったらいいなと、私は切に願います。 『こだまでしょうか』についても少し触れます。こちらは新作です。 風の電話という、電話線の繋がっていない電話ポックスが岩手県にあります。 「もう一度話したい」という想いを電話を通じて風に届ける場所として、今もなお丘の上に設置されています。 現代となっては、誰とでも話せる電話ですが、本当に話したい相手とは話せないのも電話です。 今日は、私達の生活の中に響く『こだまでしょうか』をひっそりと聴いてみたいと思います。 見に来てくださったお客様の心の中に思い出される言葉が、響き渡ることを願って踊ります。 どうぞ、最後までごゆっくりお愉しみくださいませ。 -------------------------------------------------------------------------------- ほぼ満員。ダンス公演でここまで入るのは素晴らしい。 橋づくし 舞台のまわりをぐるりとプラレール。そこに列車が走るのです。そこには坂があったり、 街があったり、橋があったり。橋の数はもちろん7! 台詞は英語・日本語まじり。NY公演の演出をそのままこちらで上演しているらしい。 日本語の歌は字幕あり。ほぼ音楽なし。 三島由紀夫作品、面白い不思議なダンスによくわかるストーリー、そして願掛け・合掌等 ちょっとエキゾチックな雰囲気、これはNYで受けたことでしょう。日本語以外の人々でも わかりやすいと思いました。 満月の夜に7つの橋を渡ると願い事が叶うという願掛けに挑戦する4人の女たち。舞台の 奥には大きな月。この願掛けには逆戻りしてはならない、知り合いに話しかけられては ならない、話してはならない、といった制約条件あり。橋を渡る前と渡った後にお祈り。 車掌は狂言回し、first bridge! などと言って列車を追う。女たちは腹痛や知人の声掛け などでひとりまたひとりと脱落していくのです。言葉とダンスのバランスもいいかんじ。 椅子を使った表現も面白い。最後は一人だけ願掛け成功! あれ、その願いは何? ダンス初めての人にもお勧めできると思いました。この路線で他の小説もダンス化して みてほしい。 こだまでしょうか。 前作とうってかわって物語があまり感じられない舞台。元ネタが詩なので当然でしょうか。 舞台には片面鏡のパネルが5個、上空から吊るされていたり、床について立っていたり、 斜めになっていたことも。小道具は受話器、伝言ダイヤル・留守電・おかけになった番 号は、、といった音声が流れてきました。 振付やダンサーの身体性は面白いのだけれど、物語ダンスを最初に見てしまったので 脳内が物語を欲していてちょっと残念。 PR 題名:フレンズ・オブ・フォーサイス 劇場:新国立劇場 小劇場 日時:2026年3月28日13:00-14:00(12:45 開場時からダンサーは舞台上で動いていた) 料金:会員高齢割引A席5610円 分類:ダンス コンテンポラリー 座席:C3列6番(向かい正面センターブロック左端 3列目) 出演: 【企画・振付】ウィリアム・フォーサイス 【企画・振付・出演】ラフ・"ラバーレッグズ"・ヤシット 【振付・出演】マット・ラック、ライリー・ワッツ、ブリゲル・ジョカ、 JAコレクティブ、エイダン・カーベリー、ジョーダン・ジョンソン 【技術監督】ニールス・ランズ 【カンパニーマネジメント】Plan B - Creative Agency for Performing Arts Hamburg 映像:https://www.youtube.com/watch?v=VBZBsFcYNS0 -------------------------------------------------------------------------------- いつも舞台があるところは客席、四方を客席で囲まれる舞台でした。それも対称では なく、劇場入って見て右寄りに舞台あり。 開場は開演の15分前、開場時にはすでに舞台上にダンサーがふたり出現。寝転がって 手足を絡ませておりまるでオブジェのよう。関節技をかけているようにも互いにスト レッチしているようにも見えました。時折蠢いて形を変えていました。 上演開始時刻になると立ち上がって大きく動き始めました。ダンサーは総勢6人、それ が2-4-2ー3くらいで入れ替わりながら不思議なダンス。音楽はなし、時々 キーキーいう電子音が流れたりダンサーが手や床を叩いたり、ちょっと発話くらい。 それでもとても美しく揃うのが見事。即興成分がどれくらいあるのかも気になり ました。関節技の模範演技!と言われても納得しそうなシーンも多かった。 ダンスと関節技を交互に見せられている感じ。 絡ませる形で後ろで手を組んでの動き、床に転がりながら床を叩いてリズムを刻ん で動くシーンが面白かった。 本当に不思議な踊りを続けて見せられていた気分。 題名:鈴木竜×棚川寛子 『いとなむ』 劇場:シアタートラム 日時:2026年3月14日14:00-15:10 料金:シニア4500円(一般5500円) 分類:ダンス 演劇 座席:最前列センターブロック左寄り 演出・振付:鈴木竜 音楽:棚川寛子 出演:井上貴子 植田崇幸(範宙遊泳) 黒木佳奈 中尾ちひろ 福盛進也 鈴木竜 解説: ともに世界で活躍する振付家・ダンサーの鈴木竜と舞台音楽家の棚川寛子とがタッグを組み、2021年に高知で創作された本作が、初演から4年の時を経てついに東京初上演。1000年以上の歴史を持つと言われる土佐和紙の営みを、語り、ダンス、音楽とともに描き出します。 -------------------------------------------------------------------------------- 舞台の真ん中に三角乾燥機、これは真鍮を素材とした手すき和紙を乾燥させるための 機械なのだそうな。舞台ロビーに解説パネルがありました。そして舞台左に鉄琴、右 にドラム、琵琶、ハンドパン。一番左に糸紬機械?舞台は客席最前列と同じ高さの設営。 冒頭、三角乾燥機の上に金属の皿をおいて、石を入れる作業。糸関係の労働を象徴? ギシギシ言いながら三角乾燥機が回ると、その面にくっつく形でダンサー(鈴木竜)が 出現。あたかも何もないところから現れたみたい。 それからはダンスに音楽に時々語り。「月を掴もうと奮闘努力する男」はまるで落語か 一人芝居の物語を聞いているみたい。他にも語り部あり。但し和紙については語られ ないのです。語りながら音楽を奏でる脇でダンスがなされるという形態なのですが、 どうもうまく全体像を掴む(というよりは全体を楽しむ視点を見つける)ことができ ませんでした。個々のパーツは素晴らしいのですけど、それがあわさるものをどう見せ たい、見ればより面白いのかがうまくわからない。私はへんな舞台が好きなので、こう いう舞台を挑戦してくれるのは嬉しい。でも事前のレクチャーかアフタートーク、また は当日パンフによる語りがあれば一層楽しめたと思いました。 題名:シアターコモンズ’26 「魔法使いの弟子たちの美しくて馬鹿げたシナリオ」 劇場:ゲーテ・インスティトゥート東京 日時:2026年3月1日14:00-15:30 料金:一般4000円 分類:ダンス パフォーマンス 演劇 座席:最前列センター 劇団:松原俊太郎 / 小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク 作:松原俊太郎 出演:荒木知佳 井上向日葵 加賀田玲 古賀友樹 演出:小野彩加 中澤陽 リハーサルディレクター:山口静 音響:櫻内憧海 江田健太郎 照明:中山奈美 大津裕美子 美術:カミイケタクヤ 舞台監督:湯山千景 英語翻訳:ジェレミー・クールズ 日本語・英語字幕映像:加藤菜々子 小西小多郎 八尾小百合 協力:草 ニコフイルム お布団 黒住尚生 ゲーテ・インスティトゥート東京 企画・製作:松原俊太郎 スペースノットブランク 英語字幕翻訳製作・共同製作:一般財団法人江原河畔劇場 予告編: 古い人間たちのシナリオでは、時間と場所と行動がちゃんと一致することが重要だった。「昨日ジョンは万博のイタリア館で転んだ」。それがいまでは支離滅裂がデフォルトでこんな感じ。「明日死んだジョンはこれから万博のイタリア館で転ぶので万博は終わらない」。それでもライフはゴーズオンするので、昨今のシナリオはこんなカオスから身を守る優しい傘になっているのかもしれない……ところで、そんな人間たちの破壊的で日常的なシナリオを支えている小さな蟻のような生物の存在をご存知だろうか。われわれにうっかり踏み潰されてしまうような、記号であっさり処理されてしまうような、そんな生物たちの魔法で再構成されつつある別のシナリオが存在することを。 -------------------------------------------------------------------------------- 物語はホグワーツ魔法学校の同級生たちを描いたお話、名前がばっちりでてきて、こうい うの権利関係的に大丈夫なの?と最初に思ってしまった。まるで二次創作のような雰囲気。 客席の前に2列の長いテーブルと椅子、その先に一段高くなった舞台。舞台の奥の壁に日 本語字幕がでています。舞台もホグワーツの食堂再現ですよね。奥の舞台から机に乗り移 れるようになっており、まさにランナウェイのように使われていました。 物語は断片的、ぴょんぴょんとんでしまいます。それを一気に見せられている?時間的に は遡行するところはなかったような。 日本語字幕が出てくれたおかげで多少なりとも筋書を理解しやすくなっていたような。 京都のタクシーに乗る話はわかりやすく面白かった。それからバスケットボールを投げる シーンがあるのですが、黒子さんが待機してへんなことにならないように頑張っていたの も可笑しかった。 正直言って全般的にわけがわからない舞台なのですが、部分部分ではかなり笑える ところが多い上にダンスも良い。 スペースノットブランクは見るたびに、よくわからんがまた見てみたい、と思わせて くれるのでけっこう癖になります。今回もそうでした。 題名:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『未練の幽霊と怪物―「珊瑚」「円山町」―』 劇場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ 日時:2026年2月15日14:00-15:05 料金:神奈川県民割引6300円 分類:ダンス 演劇 座席:I列10番(センターブロック後方) 作・演出:岡田利規 音楽監督:内橋和久 美術:中山英之 照明:横原由祐 音響:佐藤日出夫 衣裳:Tutia Schaad ヘアメイク:谷口ユリエ 演出助手:中村未希 舞台監督:横沢紅太郎 出演: アオイヤマダ 小栗基裕(s**t kingz) / 石倉来輝 七瀬恋彩 清島千楓 / 片桐はいり 謡手:里アンナ 演奏:内橋和久 公演情報: KAAT神奈川芸術劇場では、2025年度メインシーズンのタイトルを「虹~RAINBOW~」とし、本作品『未練の幽霊と怪物』を含む5作品を上演いたします。多様な人々を繋ぎ、越境する七色の架け橋である「虹」から私たちは、様々な事柄から目を背けず、世界をあるがままに見ることを学びます。 メインシーズン最後を飾る本作品は、現代演劇における言葉と身体、空間がおりなす可能性を開拓し、国際的に活躍する演劇作家の岡田利規(チェルフィッチュ主宰)が、現存する世界最古の舞台芸術「能」に触発された音楽劇です。2021年にはKAATで『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』を上演。今回はその第2弾となる新作です。 この作品は、ドイツ公立劇場の名門、ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品として創作、2017年2月に発表され、話題を呼んだ「NŌ THEATER」の日本版進化形でもあります。『挫波(ザハ)』と、『敦賀(つるが)』の2本立てで上演された前作は、第25回鶴屋南北戯曲賞と、第29回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞しました。また2021年には出版した戯曲が第72回読売文学賞を受賞しています。 第2弾となる今回も、目に見えないもの、霊的な存在がその想いを語る「夢幻能」の構造を借り、現代社会の巨大な構造の中で犠牲となった、膨大な未練の思いを残す存在を鮮やかに表出させます。今回は埋立てが続く辺野古に生息していた「珊瑚」をシテとする1作と、社会の獰猛な渦に翻弄された女性に主眼を置く「円山町」の2本立てで上演します。 主役である「シテ」には、2020年東京オリンピックでソロパフォーマンスを披露し、気鋭の“表現者”として多彩な活動を展開するアオイヤマダと、世界的ダンスパフォーマンスグループs**t kingzのメンバーとして活躍する一方、近年では舞台や映像などソロでの表現の幅を広げている小栗基裕。「ワキ」には、舞台を中心にキャリアを重ね、今回が岡田作品4度目の参加となる石倉来輝、プロダンスチーム「KOSÉ 8ROCKS」に所属し、俳優としても領域を広げている七瀬恋彩、さらにCMや舞台、声優など多方面で経験を重ねる沖縄出身の清島千楓。「アイ」には、第1弾にも出演し、唯一無二の存在感で印象を残した片桐はいりが続投します。 音楽も前作に引き続き、内橋和久が担当。また謡手として今回は奄美出身の里アンナが参加。岡田の紡ぎだす繊細な「謡」を、内橋の演奏に合わせて歌いあげます。 言葉、身体、音楽が紡ぎ出す幽玄の世界を、ぜひご体感下さい。 -------------------------------------------------------------------------------- 真ん中に四角い舞台、橋掛かりとなる通路が左奥へ繋がっていました。そして舞台と同じ サイズの照明が天井に。ミュージシャンが奥にひとり、歌手が右手にひとり ひとつめは「円山町」。「東電OL殺人事件」の被害者女性がシテ。総合職でばりばりやっ ていたのに渋谷で体を売っていた。。熟年の売春婦として出現して蠢いていました。動き には色んな怨念が漂う感じ。飛び跳ねない、早く動かない、動きは美しいが、さほど面白 い振付には見えません。そしてアイが出てきて一人語りで色々解説。 二つ目は「珊瑚」、これは面白い。沖縄にいって辺野古やアメリカンビレッジへ。埋立に より生息地を追われる珊瑚がシテ。金髪で水色のコスチュームのアオイヤマダさんはいか にも珊瑚!珊瑚の亡霊が嘆き悲しむ、という夢幻能にぴったりの筋書き。環境破壊を象徴 するような番組でSDGs味もある気がした。ワキは沖縄への旅行者。 |
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