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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
題名:Puppet Arts Festival in Tokyo 参加作品「Happy Go Lucky 2」 劇場:オメガ東京 日時:2026年5月10日11:00-11:50 料金:前売3000円 分類:人形劇 座席:最前列右寄り 劇団:小心ズ 作・演出:ヤノミ 人形制作:ヤノミ 出演:ヤノミ 解説: 北米にて31ステージをソールドアウトした、ソロ人形劇「Happy Go Lucky」の第二弾! 人間の可笑しみと繊細な感情の揺れを、やさしいユーモアで描く人形劇作品。 笑いの絶えない舞台を届け続けてきた小心ズが、 人間をはじめとする生き物たちの不器用で愛おしい姿を描き出す。 -------------------------------------------------------------------------------- オメガ東京に来たのは初めて、荻窪駅から徒歩10分弱にあるイベントスペースでした。 前説は赤ずきんちゃん、Happy Go Lucky から出張出演。「この舞台を楽しむコツはただ一つ、 ふざけた気持ちで見ること!」 それから暗転のたびに舞台真ん中の台上にサブタイトル掲示。 ・あそぶ(PLAY) 鉄琴と一緒に小さな白い人形登場。口にくわえた棒で人形の頭を保持し、バチ(マレット?) で人形の足を操ります。最初は台の上で落ちかけたり、ムーンウォークしたり。それから 鉄琴の上を軽やかにタップして演奏。 これが一番見ていて楽しかった。 ・うたう(SING) 頭に紫陽花の花があるマダムハイドランジー登場。人形はずどんとした胴体+胴体と同色 の右手手袋。これでしっかり人形に見えるから不思議。このまだむはいどらんじーは話し 好きでイントロが始まるとは余談にはいってしまうという。。最後には1曲たっぷり! ・食べる 大きな頭の子がパンをむしゃむしゃ、ちゃんと口のなかにパンが消えて行く。。 実はこのとき、祈る(PRAY)というサブタイトルがでておりまして、客席皆がなんだか微妙 な雰囲気w カーテンコールで実は「食べる」だったと謝っておりました。 ・祈る(PRAY) これもおもしろかった。ソファ、棚、ラジオ、テーブル?、団扇、観葉植物等ギミック多数。 蚊がブーンと飛んできたので潰しにかかるが失敗して腕や頭を食われてしまいます。その後 の掻く姿が本当に見事。新聞紙広げて足の爪切りもまるで人がやっているみたい。紙を折っ て客席へ紙飛行機も飛ばしちゃいます。ラジオをつけると先ほどの歌手の歌が聞こえてきま した。世界ができていましたね。ところでなぜ PRAY? カーテンコールでは撮影タイムあり! PR 題名:推し、燃ゆ 劇場:北沢タウンホール・2階ホール 日時:2026年4月17日14:00-15:15 料金:3000円 分類:人形劇 座席:ベンチシート最前列中央付近(この前には比較的広い桟敷席あり) 劇団:人形劇団クラルテ 原作:宇佐見りん(河出文庫) 脚色:宮本敦 演出:奥洞昇 人形・舞台美術:齋藤裕子 音楽:茨木新平 照明:永山康英(永山照明事務所) 効果:サカイヒロト オペレータ操作:片岡将(初演時) 制作: 隅田芳郎 出演:高平和子、鶴巻靖子、日高拍 あらすじ: あかりは家族ともうまくいっていない女子高校生。 唯一の生きがいは、8歳年上の男性アイドル真幸を“推す(応援する)”こと。事件が発生し、炎上したことから、あかりの「推し」のための日常に大きな変化がおとずれる・・・。 上演にあたって: 「推し」という現代性のある題材を入り口にして、若者の生きづらさ、思春期の心身の問題に向き合います。生きづらさは、色々な形があり、心身を自身でコントロールし続ける事は当たり前の事ではありません。そのことはコロナ禍を経て顕著になり、思春期の心身コントロールはますます大変な時代となりました。一見当たり前に見える社会生活を送る事の難しさや、自分自身との折り合い、それらを抱えながら、いかに喜び・希望を持って生きるか懸命にあがきながら何かを見出そうとする姿を、主人公の立場に寄り添いながら人形劇で描きます。 -------------------------------------------------------------------------------- 客席は8割程度はうまっていました。桟敷席にもそれなりに着席。開推演前には 舞台には机、椅子、箪笥。時々動かされ、そして箪笥や机の上で人形が動きました。 開演前には、推しの告白が流れていました。開演すると今度は制作、出演者が自らの推し に関して語り始めました。ゴールデンリトリバー、Bump of Chikenn、 高倉健 etc. 人形は70~100cm 程度の高さ。頭または、背骨を掴み、右手を操ります。 足はついていて、歩いたり走る必要がある場合には2人遣い。そして主人公と推しの俳優 だけしっかりした人形。家族は人形なのだけれど目がありません。クラスメートに至って は団扇に顔をかいたような頭。主人公が感情移入できない人たちが人間から遠くなってい るのでしょう。人形ゆえに人との関係を可視化できているように思えました。 操演者は総勢3人、彼らが次々と入れかわってヒロインを操演、そして語りました。ヒロ インを操っていない操演者は他の人形を操演。ヒロイン操演者の違いに意味があるかど うかは謎ですが、ヒロインの様々な側面が見えているような気も。。 推しの小さな頃のピーターパンがかわいい。ヒロインが幻想の世界に逃げたくなると出現? ときおり、ペンライトを使ったオタ芸もあり。人も人形も踊っていて盛り上がりました。 主人公はボロボロになって最後にほのかに立ち上がるという結末ですが、これ見ていてす ごく痛いひとたちがいそう。まあそれゆえに見たかったのかもしれません。 この作品は学校における上演が多かったので調べてみたら、高校生たちが何を見たいか 見せたいか考え、劇団とタイアップしてプロデュースした作品とのこと。生徒たち皆さん の感想を聞いてみたい。原作を読んでいたのだけれどもう一度読み返してみたい。 後日原作を読み直しました。舞台は原作の雰囲気をとてもよく表現しており、人形を使う ことによるシンボル化が原作をうまく表現しているように思えました。人間が演じるより 尖っていてそれでいてソフトに表してくれていたような気がします。 題名:デフ・パペットシアター・ひとみ結成45周年記念作品「クラバート」 劇場:シアター・アルファ東京 日時:2026年3月28日16:00-17:20(アフタートーク20分程度あり) 料金:友の会3500円 分類:人形劇 座席:2列目センター右寄り 劇団:デフ・パペットシアター・ひとみ 原作:オトフリート・プロイスラー『クラバート』中村浩三訳(偕成社) 脚本・演出:扇田拓也(空 観) 人形美術:榎本トオル 本川東洋子 舞台美術:杉山至 音楽:やなせけいこ 照明:木藤歩 舞台監督:山本幸三 舞台監督助手:鈴木文 演出助手:岸野健太(てがみ座) 美術進行:小倉悦子 美術・人形製作:人形劇団ひとみ座アトリエ ろう表現監修:那須映里 宣伝イラスト:4co 宣伝美術:郡司龍彦 出演:榎本トオル 鈴木文 やなせけいこ(以上デフ・パペットシアター・ひとみ) 鶴田理紗(白昼夢) 森岡見帆* *…Wキャスト あらすじ: 孤児の少年クラバートは物乞いをしながら暮らしていました。 ある日、カラスにいざなわれたクラバートがたどり着いたのは、怪しげな水車小屋でした。魔法使いの親方に仕事を与えられ、職人仲間たちとの共同生活がはじまります。 毎日の仕事は大変だけれど、水車小屋には安定した暮らしがある。 そして何より、親方が教えてくれる魔法の数々は、クラバートの心を強く惹きつけるのでした。 しかし水車小屋には恐ろしい秘密がありました。 親方は職人の生死すら決めてしまう、恐ろしい支配者だったのです。 水車小屋の外に自由を求める職人は、親方と対決し、その魔力に打ち勝たなければなりませんー。 -------------------------------------------------------------------------------- シアターアルファは初めて、受付が2階にあり、劇場は地下1階にあります。地下には 受付を置くスペースがないようです。 舞台の上には教壇のような長細い直方体の台、これは後で回転して回り舞台となる ことがわかりました。左右の袖には小道具?がたくさん、フライパン、銅鑼、パイプ、 etc. だいたいの物はパーカッションとして使っていたみたい。様々な音がでますが、 BGMはこれだけ。 公演ではまったく発話の台詞なし、親方が弟子たちに無理難題の指令を言う時だけ、 長細い紙に文章が書かれて出てきました。ちょっと手話もあったかもしれませんが、 私にはわかりません。 上演開始前にキャストが顔がないのっぺらぼうのお人形をもってでてきました。 そして顔の皮?(のっぺらぼうにかぶさると顔になる)を別途持って出てきて、 はめようとしたら、、はまらない。男女の顔の皮をいれかえてはめるとぴったり。 これから物語のはじまり。 人形の扱いは、基本的には左手で体幹を持ち、右手で右手を持つという形。通常は 一人遣いなのですが、必要に応じてヘルプ出現。小道具で面白かったのは黒い ビニール傘、魔法使いを示す?黒帽子をかぶせてはたはたはためくと、カラス?に 変身して空を飛ぶのです。幽体離脱?のシーンでは、人形の周りにライトをつけた フープを被せるようにおくと、半透明な人型(ビニール?)がふわふわと。。 ロープの蛇や布の道なども面白い。赤い覆面(マスク?)した大きな顔の人形が 出現した時は、覆面を人間も被るタイミングがあり、人と人形がまざって演技。 魔法を使うシーンでは、人力(マイム力)でリモートハンドやかめはめ波みたいな やつをうまくみせてくれました。魔法使い親方同士?の戦いはかなり派手! そしてエンディングではカラスに変身した主人公をヒロインが多くのカラスの 中から見分ける!「どうしてぼくのことわかったの?」「あなたの不安を 感じとったから」ドキドキしましたよ。 物語がちょっと追いきれないところがあったので、もう一回見てみたかった。 とりあえず原作読んでみます。 ーーーーーーアフタートーク Q 森岡さんは人形劇はじめてですが、デフパペットシアターひとみに出演した理由は? A:ダイアログインサイレンス、客と対話を体験する、ということをやっていた。 物を使って演技をすることもした。今回は物だけではなく人形をつかって公演をする。 私にとっても新しい挑戦をやってみたいという思いで応募した。 Q:実際に ユーロという難役をやってもらいましたが、やってもらったなかで大変だったことは? A:まずたいへんだったことは、ユーロの人形が重い。 片手だけでもたないといけないのでわらわらする。 親方はもっと重いのだろうけど、弟子の中では一番重い。 肩が痛くなったり、人形の肘がこわれるとか。 そして自分自身のあっちが痛い、こっちが痛いということもあった Q:ユーロの性格、戦略、親方に向き合って行くためにどんなことを考えていったのか A:自分は間抜けなふりをしている。心の中ではいつか絶対親方を倒してやるのだ! そのためにはクラバートの切り札をつかってやっつけるんだぞと温めている それを演じるのがかなりむずかしかった Q:榎本さんも森岡さんに出演してほしいという思いをおっしゃってましたね。 A:そうなんです、この劇には絶対聾者が必要!と思っていた。 稽古始めた頃は無表情、稽古重ねたうちに表情豊かになってきて顔だけで演じられるようになった。 聴者の人形劇は人が出ずに人形だけでやっている、聾者は人形に自分の表情を載せて、 人と人形の2人で演じるのが違う。 森岡さんは初めてとは思えぬ成長スピード、12月くらいから人形持って稽古はじめた が、森岡さんのほうからどんどん遊び心が増えてきた Q:今後挑戦してみたいことは? A:いつかは演出もできたらなあと視野にいれている 榎本さんコメント 聾の文化も人形美術で表現したい。 聾者の人形劇聴者の人形劇の違いは、まだはっきりわかっていないが、 聾者は手話を使うが、人形に隠れると手話ができないし、表情も見せられない。 聴人は音声だけで表せる。体を使った表現は聾者ならではのもの。 聾者ならではの人形表現があると思う。 題名:人形劇『ペドロ・パラモ』 劇場:シアターグリーン BIG TREE THEATER 日時:2026年3月5日15:00-16:20(その後アフタートーク20分) 料金:ひとみ座倶楽部会員4000円 分類:人形劇 座席:E列11番(横通路手前中央付近) 劇団:人形劇団ひとみ座 原作:フアン・ルルフォ作,杉山晃・増田義郎訳『ペドロ・パラモ』岩波書店刊 脚本・演出:友松正人 人形美術・衣装:浦部裕光 舞台美術:足立沙樹 作曲:やなせけいこ 振付(身体表現):岡野洋子 音響プラン:佐藤こうじ(Sugar Sound) 音響操作:日本有香(Sugar Sound) 照明プラン:石川哲次 舞台監督:松下生子・勝又茂紀 舞台機構:泉真 演出助手:山下潤子 美術進行:小倉悦子 宣伝美術:佐藤吉悠、吉見嶺 制作:石川哲次 出演: 雫境 高橋和久(俳協) 大鳥まりあ 岡野洋子 小林加弥子 清水咲季 末永快 冨木義之 蓬田雅代 台詞出演者(録音): いとうせいこう(CUBE) 高橋和久(俳協) 伊東亮 女部田麻緒 勝又茂紀 齋藤俊輔 篠崎亜紀 末永快 鈴木裕子 冨木義之 中村孝男 松島麗 ストーリー: 生者と死者、現在と過去が交錯する物語 母親の遺言にしたがって、ペドロ・パラモという名前しか知らない父親に会うため、おれはコマラの街にやってきた。 しかし、そこで出会うのは、生きているのか死んでいるのか区別がつかない不思議な人々ばかり。 どうやら街全体が死者のささめきに満ちたゴーストタウンのようだ。 父親探しの旅は、かつて街を支配したペドロ・パラモの悪行と秘密を辿り、おれ自身がその世界の一部であることを知る、幻想的な物語となっていく。 -------------------------------------------------------------------------------- 風変りな雰囲気を味わう面白い舞台でした。 台形を3つ繋いだ形の台。その上に小さな人形劇の舞台らしきもの。 周り中真っ黒、なんだかいかにも悪夢の中。幽霊が出そう。 周りは傾いた台がひとつと、背後の壁に十字架。この十字架、菱形の中に描かれており、 最初は凧として使われました。後ほど教会の十字架に変身。 そして開演前からその周りを袋から顔と足だけをだした、カオナシのようなキャラクター が徘徊。ただし色は茶色、顔は網?で隠れてみえません。後ほど操演者全員がその恰好 だとわかります。黒子ですね。 最初はその小さな人形劇の舞台、棒操りで両手両足ぶらぶらの人形が登場。 主人公がコモロの街へ父親を捜しに行く際に、街への案内人と出会うまで。 その場面が終わるやいなや、後ろの通路から等身大の人形で出現。ただし人形は頭と胴体 だけ、胴体はハンガーみたいな物に服を着せている形で手もなし。手と足が必要な時は 操演者の手足が代行。人形に足がないのだけれど、操演者の身体性によって人の足が人形 の足に見えてくるのです。右手で首をもち、左手で胴をもっての操作。 ここから先は等身大人形ばかり。 黒子は人形を持たずに踊ることもあり。石がラップを刻んでその周りで踊ることも。 ラッパーはいとうせいこうさん。そして台詞は全て録音。操演者が語ることはありません。 物語は細切れな場面で時間が前後するのです。それゆえ話のつじつまを追うのが難しい。 生者と死者の区別もありません。たぶんほとんどみんな死んでいます。ペドモパラモが ひどいやつなことは間違いない。全場面ですごく不思議な雰囲気があります。ファンタジー と言ってもいいのかも。雰囲気に浸るだけで面白い。人形劇ならではのパワーでしょう。 後日原作を読んでみましたが、舞台は予想以上に原作の雰囲気を醸し出していました。 マジックリアリズムというのですね。 もう一度見たかった。きっと見方が変わってたと思います。 〇アフタートーク 登壇者:友松正人(ひとみ座)、いとうせいこう バラバラなペドロパラモの体を前にしたアフタートークでした。 い・るるフォーを選んだのはすごいこと。 と・大好きだから、人間の生命ってなんだろうなと考えさせる作品 い・この作品はめちゃ登場人物が多く、時空がゆがんで、整理するのがすごく難しい 書評を書こうとするとすごく困る。者者が平気で語るし、魅力は脳を活気づける よくこれをまとめたな! と・原作は70の断片、これは32にした。生命に関わるもの、生死に関係なく、今でも 響いてくることとかその筋にかかわることをぶちこんで、でもわかりやすくは絶対しない ルルフォーは生涯2作しかだしていない、それでも多くの人々に影響を与えた い・どこを切ってどう生かすのか。演出がたいへん、人形劇なの? と・人形浄瑠璃以外の人形劇は、人形がいるとそばから声がする。人形浄瑠璃は太夫が 語る。この作品は全部録音しておいたもので、人形のそばから声がしない。人形 浄瑠璃と同じ。その分抽象的。 わざと、最初だけ持っている人が喋る。他の人たちははなから死んでいるのでいろん なところから聞こえる。死者の残留思念が語る。 人形がときおり人形の能狂言の面、ときおり女性が般若のような面。 日本とラテンが融合した面。 人形使いがみんなの前にでてしまう。しかもひとりづかい、下半身がないというのも、 女性の人形浄瑠璃に通じる。いろんな表現の幅で世界中の方法をとりいれた い・岩に声をつけてくれ、と言われたからびっくり。原作には石がでてこない と・極めて抽象的で気分の良い、わかりやすいものだらけの世の中で、実はわからないの を一生懸命みるのが人間の営みではないですか。 い・いったいこれはどういうことなのか、考えるのが観劇体験。2回みたほうがわかります! い・遣っている人達がびしっと体で表現する。人形で表現している人達に、体で表現しろ! みんな怒らなかった? と・怒ったと思います。マイムのワークショップなどをやって積み重ねていった。 あっちこっちでいろんなことがないと原作にならない。そうするとペドロが複数人数で 操演。重心、能動受動、 ペドロはこの重心ね、というのを皆で打ち合わせてやった。 最近出遣いが多い、では出遣いの体をどうするかがバラバラ。 なんとかしたい。ほんとにみんな一生懸命やってくれた。 死者が起こることをかたるとか、能面を手本。マジックリアリズムを体現する舞台美術 い・筋は通っているが、大筋はわからない。息子がきた、お父さんは死んでいた、それだけ の話。それを楽しめるのは客の問題。 と:人形浄瑠璃の場合も出遣いでない人はバンバン変わってる。それぞれが役のことだけ 考えて、人が変わっても役はかわらない。ここに人形と声と遣い手で人物が現れるのが 本質。 題名:下北沢国際人形劇祭『ファウスト博士』『ドン・ファン』 劇場:ザ・スズナリ 日時:2026年2月23日14:30-15:45(途中休憩あり) 料金:4200円 分類:人形劇 座席:最前列ベンチシート左寄り 劇団:Divadlo Alfa (アルファ劇場)(チェコ) 作・演出: 出演: Trailer:https://www.youtube.com/watch?v=JeOOz7rYC0Q 解説: 中欧人形劇史における不朽のレパートリー 民主化以降のチェコ人形劇界を代表する演出家、トマーシュ・ドヴォルザークが2001年から2020年にかけて取り組んできた古典作品シリーズのなかでも特に重要な作品をダブルビルとして上演。ドヴォルザークは、一度見たら忘れられないアルファ劇場独自のユーモアとダンディズムを築き上げた、堂々たるビール腹の白ヒゲの親方であり、チェコ人形劇界のレジェンドです。この二作品は、伝統人形劇を美術およびドラマトゥルギーの観点からいかに現代化するかという問いに対する一つの画期的な応答として、以降多くの人形劇団の指標となりました。いずれも中欧の伝統的糸操り人形劇の中核的レパートリーであり、かつ現代人形劇としても意義深い作品ですから、人形劇を体系的に鑑賞したい・学びたい方は必見です。 -------------------------------------------------------------------------------- とにかく不思議な舞台、猥雑で現代と過去が交差している感じ。 前半はメフィスト ミュージシャンひとり、右端。膝の上において手回しでボタン(キー?)を押して不思議 な音色を奏でる楽器あり、それにギター。 目の前に幕、100*250 といったところ? そこが開くと舞台、操り手は背景の後ろから手 をだしている。人形はホームセンターで買ってきたような部品それに廃材のような物から 創られており、頭の上に固い棒、それを握って人形を支え、手足は糸又は細い棒。人形全 体は不思議な図柄。 最初の場面では両側に窓、真ん中にテーブル。左が教会、右が黒魔術へ通じているらしい。 ハンドル、シャベル、サドル、柱の廃材?、ドアノブ、といったもので作られた人形。 メフィストは胴体がサドル、足がばね、目が光って昆虫のよう、仮面ライダーの悪い奴っ ぽい。胴体がカンナの悪魔もあり。王妃は腰がクルクル回ります。黒魔術の方では背景の 窓の奥で大きな炎。 魔術で宮殿を水没させた時には、ゴミ箱で作ったチョウチンアンコウ、ニッパーのイワシ の群れ、シャベルと廃材ででかい魚、ナイフで小魚、提灯アンコウに食われる。 十字を創れとメフィストに無理難題!でもメフィストもさるもの、36年契約だけど夜働く とは言ってないので昼夜で2倍換算、18年で魂とられてしまうのです。このオチはなんか 納得できませんw お定まりの物語を風変りな人形たちで見られて面白い。 後半はドンファン、ドンファンはスプラッターでした。ドンファンの手が熊手と斧。 娘のおっぱいが開く! 豪華な結婚式にしようと父親に無心するが、父親に断られたので、父を惨殺! 娘を貰おうと娘の父に逢いにいくが、ここでも断られたので、娘の父を惨殺!! 娘を守ろうとする弟を惨殺!!!父は殺されて上半身が飛び出して亡霊になる。 当たるを幸い全て惨殺!以上! メフィストとドンファンで共通するキャラクターが主人公の下僕にひとり。下僕曰く 「私に任せたやつは皆破滅している」。下僕はそれなりに頑張るのですが、どちらでも 結局主人がいなくなって給金がもらえません。下っ端は辛いよ、というオチ。 なんというかどちらも色々凄かった。こういう異国情緒あふれる人形劇を見られるのが 国際人形劇祭のありがたさでしょう。 |
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