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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:軍旗的召喚(Raising the Flag)
日時:2003年11月2日15:00-17:10(途中休憩あり)
劇場:沙田大會堂演奏廳(SHA TIN TOWN HALL AUDITORIUM)
料金:240HKD(一番高い席)
劇団:中國人民解放軍舞蹈團(總政歌舞團) (The Song & Dance Ensemble of
the People's Liberation Army General Political Department)
座席:Upper Stall P 6 (一階席後方通路すぐ後ろ左ブロック)
団長・総演出:Zhang Jigang
振付:Yang Xiaoyang, Xia Xiaohu, Sun Yupeng
番組:
種類  タイトル(括弧内は中国語) ダンサー
男性群舞 Glory(風采) Xia Xiaohu, Zhang Sun, Qui Hui& others
女性群舞 Lotus Poem(荷花賦) Zang Li & others
男性ソロ Bird of the Sun(太陽鳥) Gu Liangliang
パ・パ・ドゥ Green Leaf(緑葉) Xia Xiaohu & Zang Li
女性群舞 Scent of the Cream Butter(酥油瓢香) Chai Mingming, Yang Yi&others
男子5人舞 Heros(壮士) Xia Xiaohu, Sun Yupeng, Zhang Sun, Tang Liwei & Li Yun
男性群舞 Penetrations(穿越) Qui Hui, Tang Liwei & others
男性ソロ That Snowfall...(那場雪...) Liu Hui
女性群舞 Flying Apsaras(飛天) Zang Li & others
男性群舞 Soldiers' Holiday(士兵的假日) Qui Hui, Gu Liangliang, Xia Xiaohu, Li Yun, Yao Qiang & others
男性ソロ Benevolence(善之) Qui Hui
群舞 Our Motherland, Please Inspect(祖國請檢閲) 全員

チムサーチョイで地下鉄に乗ってからここまで接続が良くて35分。
普通なら40分以上は見ておいたほうがいいでしょう。沙田の駅からは
5分程度歩きます。駅ビル抜けてそのまま歩道橋をわたって到着なので
迷うことはあまりないでしょう。沙田駅前はやたら人が多く、路上特設
ステージ?でダンスイベントも行われていました。
チケットは当日劇場窓口で購入。前売りも当日も同じ窓口でした。
チケットの行列に並んでいると、男性が私が持っているこの作品のパンフを
指差して話し掛けてきました。もちろん何言ってるかわかりません。
わからないという風情を見せるとすぐに行っちゃいました。
きっとチケットさばこうとしたんだろうなあ。窓口で座席表を見ながら
空いている座席をいくつか教えてもらって検討。2階席最前列だと思って
UpperStall 最前列を選びました。が、はいってみるとUpperStall という
のは1階席の後ろ半分だったということがわかりました。(^^;;)
漢字では「後座」と書いてあったからなんだかへんだなあとは思っていた
のですが。。ちなみに2階はBalcony でした。
1階はZの後ろにZA,ZB,ZCがあります。中二階が両サイドにありました。
舞台の前方に幕がかけられ、その真中に太陽のような円。そこからダンサーが
21人出現して舞台がはじまりました。カーキ色と銀の衣装にヘルメット、敬礼!
カンフーとアクロバットとバレエを足したとでもいいましょうか、動きが
速い!高い!非常にリズミカルでダイナミックな動きをみせてくれます。
ベースはバレエなんだろうなあ。Lotus Poem ではうってかわってエレガントな
ダンス。みんな美しく、しかも顔が小さい。
太陽鳥は男性ソロ、鳥を模しているのでしょう、巣から出ていく姿を描いて
いました。ソリストは上半身裸です。筋肉の動きが美しい。手がそれ自体で
意思を持っているかのごとく自在に羽ばたきます。憂いを魅せる背中。
シルエットも非常にきれいで力強い動きに目が離せません。これだけ引かれる
背中はアダムクーパー白鳥以来です。私は鳥の背中に魅力を感じるのかも
しれません(^^;) 飛ぶかのごとき高いスピンにも魅惑されました。
緑葉は舞台真ん中に薄く白い幕(帯?)を引いてそれをひっぱったりくるまったり
する動きで寒い冬から春の目覚めを描いているものでした。
酥油瓢香はチベットの民族衣装とダンス。最初はインドかと思いました。
非常にカラフルな衣装で祭りのような楽しいリズム、かわいいヒロイン、
とってもいい感じです。
壮士は反日戦線の特攻を描いたものらしいです。赤旗もって突撃!
空中側転がすごくきれいでした。
穿越にはこの舞台のポスターやパンフレットの表紙を飾っているシーンがあり
ました。このシーン、エイトマン走りの群舞としか私には表現できません。
この群舞はおそろしくダイナミックでした。美しい蛙飛びというものも
はじめて見ることができました。
那場雪は白い服に白い傘を持ってのソロです。雪が降ってきます。
なんだか仁侠映画の1シーンを見ているみたい。白と陰の対比が美しい。
ダンサーの動きはいたって滑らかで優雅、なにやらひとつの物語をつくれそう。
飛天は羽衣来た天女多数がスモークの中でしとやかに舞い踊ります。
士兵的假日は戦士の休息、みんな平時の服に着替えて遊びにくりだします。
はじける若さ!めちゃくちゃ高いジャンプ!楽しくてしかたない感じ。
善之は前衛舞踏に近いものでしょうか、へんな動き多数なんですが、
いまひとつ地味でしたね。
エンディングはカンパニー全員が軍服の礼服に着替えて登場。女性ダンサーが
ここではじめて軍服を着て登場しました。ミニと赤いベレーがかわいい。
カラフルな礼装によるマスゲームという風情、これまた力あふれるものでした。
カーテンコールはすごく長く続いてました。客席は大うけ。
全体を通して、バレエの振り付けが基本にありその中にアクロバットが付加
されているという組み立てでした。ダンサー全員の運動能力が極めて高く、
アンサンブルまで粒ぞろい、しかも振り付けもおもしろいものが多い。
海外公演も行われているそうです。日本にも是非きてほしい。また見たい。
ただ気になったことがひとつ、男性と女性の扱いがまるで違うのですね。
女性のダンスは全てたおやかで、アップテンポだったのはチベットダンス
くらい。ひとつくらい男性に負けない激しいものがあればもっと面白く
なると思いました。

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