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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:東春曲藝団(Dong Choon Circus)
日時:2009年11月23日14:00-15:40
劇場:清涼里駅前テント(ソウル)
料金:10000KRW
座席:テント中央
番組:
   棒登り
   軟体
   頂椀
   綱渡り
   輪くぐり
   梯子積み上げ
   足芸
   壷投げ
   フープ
   Hand to Hand   
頂椀(一輪車上)
   ティッシュー
   皿回し
   一輪車
   Hand to Hand
ローラー
   ティッシュー
   組体操   
   球体内オートバイスタント

ticketparkでサーカスの存在を知り、見にきてみました。平日なのに昼公演がある
ところがグッド。でも本当に公演があるかどうか心配(^^;) でJCBプラザで確かめ
てもらいましたよ。清涼里駅で降りたのは初めて、ここは鉄道と地下鉄の乗り換え
駅になっています。色々な市場が集まっているのですね。魚、豚肉、野菜、箪笥、
様々なお店がありました。でもちょっとした昼食を食べられるお店を見つけられな
かったのは悲しい。
この市場が集まっているちょっと裏手の空き地にサーカステントがありました。
開演1時間半前に到着したのですが、窓口に人影が見えず。市場をぶらぶらした
後30分前に再度きてチケット代を払って会場にはいると、、、、人がいません。これ
から本当に公演があるの?客席に座って待っていましたが、10分経っても他に誰
も来る気配がありません。テントはいわゆるサーカス仕様ではありません。四角く、
一角に四角い舞台がしつたえてあり、通常の劇場と同じ形といえるでしょう。平
土間にマットを敷いてその上に椅子を並べてあります。後ろに行くにつれて
ちょっとずつ床を高くしてありました。客席は横が約30、前後が10強といったと
ころでしょうか。単に椅子を並べてあるだけなので、いくらでも融通がききます。
たぶん詰めれば500程度はなんとか。テントの天井は1辺6本程度の鉄骨支柱、
それに舞台四隅から延びる4本の支柱で支えられています。暖房は中央に2台
の電気ストーブ、本当に寒い時期でこれで大丈夫?
開演5分前になってようやく6人に観客が増えました。開演後も客が増え続け、
最終的には14人。ひとりだったらどうしようかと思いましたよ(汗)客席はまだまだ
ですが、定時に開始!オープニングアクトは丸太登り、皆ジャージにジーンズ
姿で練習か?と思うばかりの地味な風景。ここでのキャストは6人、客席と同数!
次は女性による軟体、というか組体操。このあたりでPAで拍手が流れているの
に気がつきました。BGMに拍手を紛れ込ましているとは空席状況を予測してい
る?次はローラーの上での頂椀、ローラーの上に人が乗り、その肩の上に台を
おいてローラーをおいてその上に人が乗り、板で椀を跳ね上げます。頭にいく
つか椀を載せた状態ではじめて、椀、コップ、スプーンとさくさくと終わりました。
次は、綱渡り、逆立ち、一輪車、ロープ上での梯子乗、綱上で頭で逆立ち。
椅子の積み上げ芸は6個まで。
足芸は壷、スタッフ(側面が蹴りやすくしてある)、そして子供を蹴りあげました。
子供は背中や尻を蹴って水平方向と垂直方向への回転。
壷投げは小さい壷でコンタクトとスピニング。大きな壷で頭芸、ネックキャッチ。
ネックキャッチ同士だとかなりの距離でパッシングができるのですね。
フープは群舞みたいな感じでとにかくたくさん回す。。
二度目の頂椀は一輪車に乗った人の肩にのっての演技。
皿回しも群舞、フィニッシュで一人の上に肩車二人、前にひとり、左右にひとりず
つ、のっかる、つまり一人が自分以外5人を支えるという力技を見せてくれました。
二度目の一輪車は、頭の上に梯子、その上で梯子乗り。
フィナーレは舞台右にしつらえた金属球ゲージ内でのオートバイスタント。小さめ
の球で4台まででした。
全体としてこじんまりとした中国雑技でした。キャストも全員中国人だそうです。
場末の韓国サーカスを見ようと思ってきたのに、中国雑技を見ることになってちょっ
と肩すかしされた気分。まあ入場料が60人民元だと思えばそんなものかと。

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題名:뮤지컬〈살인마 잭〉(Jack the Ripper)
日時:2009年11月22日19:00-21:20(途中休憩あり)
劇場:유니버설아트센터(ユニバーサルアートセンター,ソウル)
料金:R席100000KRW
座席:1階7列7番(7列左端近く)
Staff:Ivan Hejna, Vaso Patejdl, Eduard Krecmar, 왕용범, 이성준
出演:안재욱,김무열, 유준상, 민영기, 김원준 ..



かなり豪華な劇場です。キャストは日替わりの模様。
これって韓流スター出演なのでしょうか?和服姿の日本人らしきおばさまの
集団がいらっしゃいました。その他日本人のおねえさまたちも多数。
ロビーには花とかもあり。



生オケで、ほとんど全てが朗々と歌いあげる楽曲。1幕はかなりおもしろい。
キャスト全員がしっかり歌えます。売春婦とその客、コカイン中毒の警察官と
それを種にゆする新聞記者というどろどろした世界で、売春婦連続殺人事
件が起きます。刑事と新聞記者が見事にどろどろした雰囲気を醸し出して
くれています。売春婦もみんないい女。当然ながら舞台はずっと暗いのです。
回り舞台をフルに活用、ジキルとハイドに近い演出を感じました。
売春婦と駆け落ち?した医者のダニエルが死んだはずのジャックと出会って
なにやら契約、ジャックが売春婦を殺してダニエルが腑分け、いったいどん
な契約なのか言葉がわからないのがつらい。。
ダニエルを囮にジャックを誘い出すべく作戦をたてるのですが、売春婦は殺
されてしまいます。ダニエルが自分の研究室に戻るとジャックが待っておりました。
そこではダニエルとジャックの心がいれかわるような歌、まるで二人で演じる
ジキルとハイドです。そこに警部が捕まえにきます。その後ろから、ジャックを
新聞だねにしつづけようと、新聞記者が警官を殺しておいかけてきます。
新聞記者はダニエルに警官殺しのナイフを持たせて特ダネ写真、でもダニエル
に殺されてしまうのでした。そこででてくるのがヒロイン、ダニエルが連続殺人
魔であることに気がついて、ダニエルを殺そうとするが果たせず自殺します。
嘆くダニエル、その後ろから警官が撃って、研究室を爆発させるようにしてえんど。
群舞をみているのは楽しい、だけれどどこかでみたことがあるような振り付け。
かたまって動いたり、、机を動かしてタップを踏んだり、ゾンビダンスだったり、、
楽曲はいいし、歌って踊れる人をアンサンブルまできっちりそろえてます。
途中までノリで書いてきて、最後になって無理矢理落ちを付けたという雰囲気
の舞台でしたよ。なんだか残念。

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題名:뮤지컬 김종욱찾기(キムジョンウク探し)
日時:2009年11月22日15:00-16:55
劇場:대학로 예술마당 1관 (大学路の南,ソウル)
料金:45000KRW
座席:I-12(客席後方ほぼ中央)
Staff:강국현, 이시내, 장유정, 김혜성, 김동연
出演:
김종욱:최지호
여자:임미현
멀티맨:김종구







これはお勧め!ハングルわからなくてもかなり楽しめました。

話題になってロングランしているということで見にきました。
恵化駅から歩いて10分弱、シアターコンプレックスのB1にこの劇場はありました。
大通りに面していないので、地図を持っていかないとたどり着けない可能性があり
ます。客席はかなり急、前後は狭い。
客席はほとんどカップル、すごい風景だなあ。私の前のカップルはずっと抱き
合ってみてましたよ。人気のデートスポットなの?
開演前には他の舞台のプロモーションビデオ上映。Assassins, Spring Awakening,
Wedding Singer..全部みたいぞw
最初に黒いスーツでおにいさんが前説、ここで受けてます。客席のもりあがりや
よし。そしてこのお兄さんがその後千変万化、次の場面ではかつらで登場(^^;;)
登場人物は3人だけ、主役二人はほぼそのまま(主演男優は二役)、残りひとりが
22役をこなすとうたわれていました。記憶の限りで書くと、、タクシーの運転手、占
い師、コギャル、フライトアテンダント、予約係、おばさん、ヒロインのお父さん、バ
レエダンサー、車掌、ヒロイン上司、車内販売係、ターバンまいたインド人、バー
テンダー、半身ずつおにいさんとおばさん、えーと後なんだっけ(^^;) もっともっと
いました。

冒頭でふたりはタクシーで乗りあわせます。
会社を首になった彼女はお父さんに結婚をするように命じられ、初恋の人をさが
しに初恋の人相談所を訪ねます。そこでふたりは再会、彼女の初恋の人探しに
彼は奔走することになります。インド行きの飛行機内で初恋の人と出会った彼女
はネパールで再会し、運命の人だと思います。でも帰国時に空港で再会するは
ずが帰国が遅れてそれっきり。。。
二人は初恋の人を探し回りますが、みつかりません。さがしているうちにふたりは
どんどんいい感じになってしまい、とうとうヒロインからキス。それからますますぎご
ちなくなり、、デッドラインが迫った日、実は彼女は初恋の人のIDを持っているこ
とが判明します。IDがありさえすればすぐに探せるのに?なにやら色々思うこと
があったようで。初恋の人に再会した彼女はさっぱりした顔で彼の前に現れます。
これから先何かが変わるような予感で終わり。
彼女の帰国が遅れたのは、彼にチケットを譲ってあげていたため、出会えなかっ
たのは彼のせいという落ちまでついてます。回想部分が時折はめこまれていました。

ヒロインかわいい、私好みです。彼もイケメン、というか皆かっこいい、その上皆歌
うまくてちゃんと演技してる。ボーイミーツガールをちょっとひねってあり、脇役が
良いアクセントになっています。
耳に心地よいメロディと歌唱力それにかっこいい、ということでかなり良い感じ。
このまま日本に持ってきても受けるでしょう。私がプロデューサならこの作品は
「買い」です。
この作品はキャストによってがらりと雰囲気が変わる可能性があるように思われ
した。次回きたときに暇があれば別キャストで見てみたい。
ところで日本人で上演するとしたらいったい誰ができるのかな?



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題名:뮤지컬 스프링 어웨이크닝(Spring Awakening)
日時:2009年11月21日15:00-17:20(途中休憩あり)
劇場:두산아트센터 연강홀(ツサンアートセンター)
料金:80000KRW
座席:Bブロック6-1(センターブロック6列目左端)
Staff:김민정, 던컨 스캇 세이크, 스티븐 세이터, 킴벌리 그렉스비
出演:
  Moritz: 조정석
Melchior:本来は 주원 だが代役



Wendla:김유영
大人の男:송영창
  大人の女:이미라

ほんとは翌日見るつもりでしたが、劇場窓口で当日券しか売らないと言われ
この日の観劇となりました。ここ1年くらいの間に改装したようで、なんだか不
思議なモニュメントがロビーにたっていました。





さほど大きくない劇場で、客席が扇型になっています。客席はそれなりに
傾斜があり、6列目の床は舞台の床とほぼ同じ高さで、比較的見やすい位置
です。舞台の天井は高く、舞台の両側には大きなディスプレイがありました。
客席両サイドの壁際は空いてましたが、ロングラン公演なのでまあこんなもの
でしょうか?ステージシートもありそこは満員。舞台奥には生バンド、生演奏
はほんとに良いものです。
さて舞台ですが、期待したとおり韓国の若者は元気です。がんがん歌い、
そして踊ってくれます。叫ぶように歌うところは本当にエネルギッシュ。ヒロイン
のベンドラは背が低く、顔が比較的大きいのでなんだかかなり幼く見えました。
その分、愛し合うシーンなどちょっと禁断の香りがするというか。。1幕おわりの
ベッドシーンで魅せたおっぱいはそれなりのものだったのですが。代役の
メルヒオールはかなり地味で、ヒロインばかり全面に出てる感じ。ちょっと残念
だったのは大人チーム、BWではキャラクタの演じ分けに感動したのですが、
この舞台では言葉がわからないせいもあるのでしょうが、もうちょっとメリハリが
あればなあと。キャスト全員にちょっとくたびれた感が感じられたのはロングラン
公演が終盤にさしかかっているためでしょう。あともうちょっと頑張れ!
もう少し早く見ればよかったかなとは思いますが、この作品は韓国のミュージカ
ル環境によくあっていると思われます。きっと再演もあるでしょう。

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題名:アジア演劇講座第三回タイ演劇まるごとツアー
日時:2009年11月18日19時-20時半
会場:東京芸術劇場中会議室
料金:500円
主催:東京芸術劇場(財団法人東京都歴史文化財団)
講座内容:バンコク・シアター・ネットワーク(BTN)のプロデューサーが最新の
タイ現代演劇事情をご案内します。演劇に関する一般的な情報から、公演
チケットの買い方、劇場への行き方、タイならではの観劇マナーなど、ここ
でしか聞けない情報満載の講座です。(日本語通訳付)

バンコクシアターネットワークプロデューサのインティープさん?による講義
でした。通訳付き。バックグラウンドビデオとしてバンコクシアターフェスティ
バル2006の様子が映し出されていました。ビデオにはダンス、マイム、ジャ
グリング(5バウンズのカップル)などなんでもありの風景が映っていました。

現代演劇はタイでは30年前に誕生した。私は伝統舞踊がすぐ近くにある環
境で育った。自宅の裏に有名な伝統舞踊の団体があり、メンバーたちは夕
方になるときれいないかっこうをして、当時もっとも高い建物だったところで
ダンスをしていた。その頃タイの伝統舞踊団体以外にも歌いながらお芝居を
する団体もあった。それらの舞台が演じられるのは夜の9時以降、働いてい
る大人が見に行っていた。子供や若者たちの娯楽は映画館。
1970年代にはいると海外でロシア人スタニスラフスキー、ドイツ人ベトロプリシ
といった先生たちに海外で習って、タイの大学や教育機関で現代演劇を
教える先生がたくさんでた。ただし、自分で脚本を書いて演劇を上演するこ
とはしなかった。上演するのはマイフェアレディ、ハムレットとか全て翻訳もの。
タイの東北地方の方言を使ったマイフェアレディがあった。
当時劇場がほとんどなく、上演できる場所は語学研修機関など一部に限られ
ていた。1973年頃にはタイでは学生運動が盛んな時期。タイの学生による日
本製品不買運動があった。米国に対する反対もあり、反政府の演劇もあった。

「ラコンジョーラユ」という演劇用語がある。即興のことで、何をするのか、誰が
どの役を演じるのかその場で決め、観客も巻き込むかたちで物語が進む。政
治に対する不満、政治情勢などが演じられた。タイの大衆演劇であるリケイも
ラコンジョーラユのひとつ。
他にもタイ南部地方にある代表的な伝統劇 マノーラ 旅芝居、北部地方 
ジョイントソー たき火を囲んでその場で話をする、等がある。噂話を交えて、
演劇風にいろいろやり、その場はコミュニティとして盛り上げる。
そうすることにより芝居をやる本人と社会との関わりをもつことができるようになる。

タイで行われる演劇の形はいろいろ。現代演劇をとりあげると、伝統舞踊を取り
いれているものや、リケイを盛り込まれているものもあり、自由自在にアレンジし
ている。演劇を通して、観客とのコミュニケーションをはかることができるかどうか
が一番大切、そしてどんなメッセージをこめるかどうか。
演劇することは人とのコミュニケーションをはかることである。

タイの演劇の歴史の中で重要なできごとがあった。
バンコクにあるモンティエンホテルに1980年当時は劇場があった。
この部屋の半分くらいの面積でとても小さい劇場だった。モンティエントン劇場で
お芝居をできる人は才能に優れていた。学生も参加していた。
朝かえりで劇場から出る、夕方になったら劇場、朝には学校へいく、夕方には
劇場で働く、ホテルで寝泊まり。何年間も泊まり込みで仕事していた。
タイの風習ではホテルに女性一人で止まることがないのでとても異例。
モンティエントン劇場は同一作品を最低3ヶ月上演しつづけていた。人気ある
作品だと1年間。チケットの販売もいまとちがう。チケット売るのではなく、ホテルで
ドリンクを買うと券が1枚ついてきた。1987年にこの劇場がなくなった。それはタイ
のTVドラマが普及したため。それまでのTVドラマはつまらないものだった。
大衆の興味は、TVドラマ、歌に移って行った。演劇の場の提供もすくなくなって
いった。場を提供していた、ドイツの語学研修機関も古くなって移転。
英語の研修機関においてももサポートなくなる。

1995年、当時はバブル崩壊のころ、タイ人はTVドラマにあきるようになった。
そして演劇がまた復活。1995-6 に演劇団体誕生、各劇団の交流ができる。
BBB、バンコク・バリ・ベルリン、三カ国の間で代表的な役者を呼んで舞台を
作るという活動があった。

1998年にはバンコクにある国際交流基金主催のプロジェクトで野田秀樹さん
がタイにきた。グループで赤鬼を手がける予定で、タイ人を2ー3人選ぶために
きた。結局、野田さんは14人選んで日本につれてきた。
オーディションをやるのが通常なのだけれど、各演劇団体に平等にチャンスを
与えるということで、ワークショップをやって各劇団から代表者がきて、野田さん
が選んだ。赤鬼という作品についてはバンコクで何度も上演されている。
1998年には野田さんら日本側との交流がふかまり、関係者が集まって、皆で
ネットワークを作りコミュニケーションをもっとはかりましょうよということで、バンコク
シアターネットワークが確立した。タイ演劇に関する関心を寄せてもらう、映画
スポーツコンサートに負けないくらい寄せてもらう、というのが設立の目的。

現在はタイでは主な演劇は3つのカテゴリに分けられる。
主流の演劇は1000ー1200収容の劇場で、人気の高い俳優や歌手を使う、
スポンサーもつく、チケットが高い。1枚2500バーツ。
主流の演劇は芸術性にすぐれたものではない。一般の人にうけるため、俳優に
金をかけている。
次がバンコクシアターを代表とするような500-700名の劇場における演劇。
芸術性にすぐれたものが多い。芸術性を売りにする俳優がよく出演している。
1枚1500バーツ程度。
最後がBTN(バンコクシアターネットワーク)に属する劇団、規模的に一番小さい。
ひとりで運営する劇団もいる。基準としては各劇団には少なくとも10-20名の
メンバー、毎年少なくとも一つの作品を上演。上演しない場合でも、1年演劇を
教えている、とか条件がある。本業を別に持っていて興味を持っているから通
常の仕事以外にもお芝居をやりたい、というときにお芝居をやるということも可能。
50くらいの劇団がある。赤鬼、農業少女は1枚500バーツ。それでも今までで
一番高かった。市場の中で劇場を作ってしまった例がある。芝居はやるたび赤字。
2階建てで、2階は劇場、1階はワッフルや、時々タイマッサージ。
小さな劇場なのだけれど、自分たちで自立できるように運営していこうという劇団
がいまのところ、4ー5つある。コミュニティにすんでいる近隣住民と交流できるの
がよいこと。それぞれの劇団が持っている劇場をレンタルする事もやっている。

バンコクシアターフェスティバルは毎年行われており、通常は11月。今年は早めで
10月にあった。一挙に60作品程度が上演。料金は見た後の寄付。フェスティバル
は発表の場、情報交換、相手の作品をみてがんばらなければならない、自分に
対する向上心を高める、など色々な効果がある。


☆質疑応答

2007年にBTFへ行って、30-40名で一杯になるような小さな劇場で演劇をみた
とき、必ず英語の字幕がついていた。中には日本語字幕までついていたものも
あった。BTFは常に字幕つきなのか?


タイで上演されるものはタイ語のみ。
外国人に見にきてほしいというものは英語字幕つけることがある。あるいは日本
語字幕。タイ人の観客の中には字幕に集中してしまうという声もある。
赤鬼は字幕がでる。農業少女はイヤホンガイド。
イヤホンガイドなしでも何か感じられるのか、試みてほしい。


500バーツは日本円でいくら?タイの方々の生活レベルからすると適正?
補填をしながらの500Bなのか?


1200円くらい。映画料金は120ー150バーツ。それに比べると500バーツは高い
印象があった。ただしなぜ500にしたかというと、話の内容は原作は日本人が書
いたものだからバンコクにすんでいる日本人に見に来てほしかった。いなくはな
かったが、かなり少なかった。一般のタイ人から受け入れられないだろうなあとい
うことがあった。
演劇に関する関心が薄いのか、タイ人の芸術鑑賞文化。映画館に行ったら何か
食べながら見る。夜上演するお芝居は、劇場内飲食禁止なのでおもしろくない。
リケイ、通常は切符うらない。おもしろいなあと感じられるとおひねりを出す。
10万バーツまでお捻りを出す。ベンツを買ってくれた人もいた。
前売り買ってもらうより、最後に帽子を回す方が効果的だった。
場合によってはお芝居の中に2万バーツくれた観客もいた。


前売り買ってきてみてくれる客層は?売り切れは?


前売り券ははっきりとはいえないが、まず売り切れの心配はない。
ちけっとぴあとか切符を買うよりも直接販売する人と電話をして電話予約。
毎回BTFを行うために、バンコク以外の劇団も参加、チェンマイとか、BTN
の運営に携わっているのがバンコクにいる人間に限られる。
タイ全国から参加してほしいと願っている。時々チェンマイでもフェスティバル
がある。


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