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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:LIDO
日時:2008年8月11日21:30-23:15
劇場:LIDO(パリ)
料金:100EUR(1EUR=170JPY)(シャンパンハーフボトル付)
座席:前方右端店員出入り口前

LIDOのWebサイトから予約。でもそんなことする奴はいないようです。
予約番号を持っていったらちょっと待て、、となってしまいました。
それにJCBプラザ経由で予約すれば12%オフになるとこちらに来てから
知りましたよ。(涙)もう泣きたくなるくらいのEUR高ですよね。
くそ高い価格で有名なラスベガスのショーとほぼ等価になってます。
LIDOの入り口はシャンゼリゼ通りに面していて、メトロのGeorgeV
の目の前です。



私が座ったのは店員の出入り口でざわざわしてます。が、まー他の
人は平気で座っているのでよしとしましょう。実は端っこや通路側
は姿勢を自由にできるのでさほどきらいではありません。客席は楕
円形でどこに座っても舞台からはさほど遠くありません。場内ほぼ
満員。空席は私よりも前の端の列くらいしかみえません。
21時に入場するとバンド演奏で歌が歌われていました。客席真ん中の
四角い空間でお客様がダンスをしています。ディナーを食べた人た
ちでしょうね。
そしてこの空間がせり上がって舞台となるのでした。私の席からは
この張り出し舞台の最前列をちょうど横からみるような角度となり
ました。舞台からは意外と近いです。天井は高くありません。高そ
うな照明装置が天井や床でくるくる回ってます。
ショー料金に含まれているシャンペンのラベルは「LIDO」となってました。



さて開演、昨日と同じように歌姫がブランコにのって降りてきました。
ただし、羽がついてかなり豪華!キャストの衣装も人数も昨日とは
比べ物にならないスケールです。出演キャストの総数は30人を超えて
います。出演者は当然女性の方が多く、男女比は1:2くらいです。
歌姫がしょっている羽は真っ白、その他は孔雀の羽、まるで宝塚を
見ているみたい、、ってどこが本家なんですか?>羽を背負って登場。
ここでも女性はダンスチームとおっぱいチームにわかれていますが、
見てると棲み分けがいまひとつ。ダンスチームでも乗り切らない人
がいるし、おっぱいちーむでもたいしたことない人もいるし。。。
次のシーンでは両手にボンボンを持って、ネクタイとパンツ姿での
ダンス。もちろんおっぱいでてます。
バイク乗りと歌手の絡み、男は白のピシッとしたスーツ、女は淑女
の帽子をかぶりそしておっぱい丸出しで優雅にダンスというふうに
続きます。
ここで色物登場。全身白塗りのスタチューです。まったく動かない
かと思ったら、右手も白塗りの顔、その顔だけがなにやら別の生き物
のように動いています。だんだん本体も動き始めて漫才の様相に。
持っている杖も使って右手の顔は自在に動き回ります。そして、
最後はブラックライトにして、本体の首から上が消えている!
右手の顔を本体の顔にはめて終了。なかなかきれいなパターンでした。
次はホテルの屋上が舞台、出るのはみんな猫です。もろCATS。
でも猫は黒、白、茶の三種類しかいないのでした。
歌やダンスがいくつかあって、またもや色物、今度は男同士の金粉
ショーです。金色に塗りたくった体でのハンドトゥーハンドでした。
もっぱら上になるキャストの動きはほぼ完璧なんですが、土台の方が
かなりぶれています。同じ大きさの体型でやっているのに若干無理が
あるのではないかなあ。それでも観客からは大拍手!ドイツ人に限らず
フランス人も組み体操が好き?
今度は舞台が競りあがったところから新たにピラミッドみたいなもの
があがってきました。三段になっており、上二段は完全な飾り、下一段
の飾りは生身で踊りだす、という趣向。これはかなり大掛かりな仕掛け。
今度は阿修羅登場、と思ったら象顔したキャスト集団に、ニセモノ象が
登場。もろヒンドゥーの世界を模してますね。棒術の殺陣(但しちょっ
とのろい)もあり。後ろの舞台で本水のシャワーが出てきたかと思うと、
張り出し舞台では巨大な蓮の花が開いて噴水が多数、池になっちゃいま
した。いやーすごい力技ですねえ。
それから張り出し舞台の前方からたらした布を使っての男のバランス技。
布に包まるだけで、ぐるぐるまわったりはしません。観客大拍手、やっ
ぱり体操系が好き?>フランス人
シルクハットにステッキにおっぱいのシーンがあったと思いきや、
今度は本当の馬が舞台に登場してきました。これで舞台が丸くて芸を
したらサーカスになりますな。
最後の最後に一番びっくりしたのはなんと張り出し舞台がアイスリンクに
なってしまったこと!!狭いリンクの中をペアですべり、スピンやリフト
を見せてくれます。男がたくましくて、片手でリフトしたときもまるで
姿勢がくずれません。片手でリフトしてのスピンがきれい。そして男が
女の片足を持っての振り回しは迫力満点。しかも途中から回転面が斜めに
なり女の頭がリンクすれすれに。。いやあ間近でいいもの見せてもらい
ました。ただ座っているとスケーティングしている面が見えないんです。
舞台から見て私の後ろは壁なのを良いことに、スケートの間はずっと
たって見ていました。観客の中で私が一番よくスケートが見えたこと
でしょう。
最後は大階段で羽背負ってフィナーレ。いやほんとに金のかかった
舞台です。ユーロ高さえなければなあ、レビューとしてみるとラスベガス
の方が安くて派手なのですよ。


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題名:PARADIS LATIN Cabaret
日時:2008年8月10日21:30-23:00
劇場:PARADIS LATIN Cabaret(パリ)
料金:82EUR(1EUR=170JPY)(シャンパンハーフボトル付)
座席:最後列センターテーブル

パリに到着当日夜なので近場のショーを探して見にきました。
地球の歩き方に載っているキャバレーです。
ホテルから歩いていけるところだったので、開演2時間前に一応現地で
予約をいれました。そしたら最後列のはしっこ、トイレの前(涙)
でも最後列センターにいたカップルがちょうど端の方ですが前方に
動いていったため、私も比較的見やすいこの席を確保。
場内はほとんどたいらで、最後列と右端、左端の席だけが一段高くなって
います。いずれのテーブルも舞台に横向きで、座ると舞台は横を見る形と
なります。右端と左端の席だけが舞台に対して向いて座れてますね。
客席は8割がた埋まっています。天井は意外と高くて、どうやらコの字形に
2階席もあるみたい。客席内に2階を支える柱がいくつかあり、さすがに
その後ろは見にくそう。ディナーをとることもでき、その場合は117EURから、、
その場合は20時からディナーを食べることになります。有名どころのキャバ
レーより安価なディナーですが、それでも5000JPYだと思うとひとりで食べる
気にならず、飲み物だけということで。



客の服装はくだけたものが多く、少しおめかししたという人がちらほら
いる程度です。お子様連れもかなりあり。料金に含まれているシャンパン
はCanard Duchene(最初のeに山形記号)。
オープニングは練習風景のビデオ映像からはじまりました。コーラスライン
でも始まるような雰囲気、それから楽屋の映像になり、楽屋で準備していた
ひとたちが舞台にでてショーの開始!オープニングはダンス、やっぱり
こういうシーンではダンスチームとおっぱいチームがわかれているんですね。
天井からブランコに載ってMCと歌姫がおりてきました。そしてどうやらショー
一番のダンサーが最後に登場。もう明らかに他より足が長い!
それから男性歌手と一緒に給仕たちが舞台にあがって合唱。
次は映像で1920,1945,1970,2000年を表示して、その年のダンスを踊るというもの。
映像を出している最中に場面転換するのですね。チャールストン、ジャズ、
ゴーゴー?、2000年は??。2000年ではブラックライトを使っての骨人形ダン
スもあり。また天井からブランコがおりてきて、今度は下から筋骨たくましいお
兄さんが綱を伝わってあがっていきます。まずはブランコの上でのバランス芸、
綱を絡めたり、背中でブランコにバランスして乗り、足の甲だけでブランコにぶら
下がったり、ブランコの回りを一回転したり。一応命綱らしきものはつけていると
いうものの、真下は観客の海、通常の曲芸とは違った難しさがあると思われます。
そこから紐で引っ張る助手の力を借りてブランコをこぎ始めました。手前にこぐ
と2階席の天井で見えない!まさか私の座っている席で見切れが起きようとはね。
ちょっと前の方まで出て通路にしゃがみこんで上を眺めていましたよ。
やっていることは比較的シンプルで、揺れているブランコに足の甲だけでぶら
下がっている状態で大拍手。最後には後ろにあるブランコに飛び移るという大技、
えーとここで失敗すると落ちるの?前のブランコをこいで、後ろのブランコに移って、
それを飛び越し、というかブランコを踏み超えて、手首に繋がったゴムでびよよーんと
ぶら下がりました。後ろのブランコはニセモノというか、飛び移る目標に過ぎない
のですね。踏み越えた段階で梯子が壊れてました。手首のゴムは飛び移る前から
つけられているので、客の上に落ちる心配はありません。よくできたものです。
それからどうやらサロメらしいヌードダンス。他のキャストももちろんシースルー。
今度は舞台上に車がでてきました。そして映像上で道路を暴走。映像はスリル満点。
ダンスにかわり、雨に歌えばの一シーンのような、足の先に帽子をひっかけて踊る
ところあり。それから天井から宇宙船、宇宙人が降りてきて地球人を侵略、女性を全て
宇宙人化してしまうというダンスネタ。他に歌とダンスがいくつかあって、最後には
カンカンで締め。やっぱりカンカンはチラリズムの極致いってますねえ。
フィナーレは大階段が出てきてそこでカーテンコール。
かなり興味深くみることができましたが、現在の為替レートでは日本人には高すぎる
ないようですね。せめて1EUR 100円になってくれればなあ。
ところでお子さん多数いるのにおっぱいいいんですか?

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題名:EJC2008 Galashow
日時:2008年8月9日20:30-23:30(途中休憩あり)
劇場:the Brahmssaal in the Karlsruher Stadthalle(カールスルーエ、ドイツ)
料金:EJC2008通し料金120EURの中に含まれる
座席:劇場中央(たぶん12列目)

私のガラショーのチケットは8時半からのものです。
7時にはシャトルバスに乗ってガラショーの会場に到着!
会場は市の中央にある多目的ホールで、会場名は
the Brahmssaal in the Karlsruher Stadthalle
収容人数1700名という大きなホール。これを3回まわさないと
さばききれないのですから、EJCの規模がわかるというもの。
しかし見事な読みですね>3回
ガラショーの料金はEJC通し参加費用 120EURに含まれていました。
会場に着いても開場は7時45分、中にはいれません。扉の前で
座って待ちます。人々がたくさん集まってくると、じきに
誰かが膨らましたバルーンがそこここで飛んでました。
開場は結局8時、そこで客席までかけあがり、、、客席にはいる
扉の前でまた10分ほど待ちぼうけ、ようやくはいれたのは開演
20分前でした。皆ダッシュしている割には混乱はまったくなく、
客入れはすんなり。やっぱりなんとなくの仲間意識が利いてい
るのでしょうね。この劇場は全体が扇型になっており、真ん中
10列目程度までは客席の傾斜がなく平らです。11列目からは
なだらかな階段状、通路をはさんで奥は角度が急な階段状の
全体としてすり鉢を半分に割ったような客席です。椅子の背に
は引き出し型の机がありました。開演前には舞台に今回のEJCの
様子を写したスライドが次々と映し出されていました。本当に
皆楽しそう。



さて開演、MCはなんと「手」、右手さんと左手さんが舞台の上に
あわられて会話を始めました。その後番組のあいだにギャグを
とばしたり、影絵で登場したりと大活躍でしたよ>「手」
最初はチリからきたクラブパッシング2人組、一人がかなり
遠距離からキックアップしたクラブをもう一人がキャッチして
始める5クラブ、5クラブの丸ごと背中への投げわたし、1カウント
の鉞?私はクラブパッシングをあまり見慣れていないので、
初めて見るパターンが多かったので楽しめました。
次はロシアからきたボール使い、5ボールのマルチ、3ボール高速、
最後は両手に4個づつもって1個キックアップしての9ボール
フラッシュ(だよね)でした。
その次はピアノ+ディアボロ、トレスパスです。グランドピアノ
が舞台中央に設置され、弾き始められました。ピアノの中から
出てくるディアボロ(^^;) 弾き手とは別に、雰囲気のある男女が
グランドピアノの「上」で1個のディアボロを使って演技を始めます。
生音と相まって、曲芸を見ていると言うよりダンス鑑賞をしている
気分。これはこれで素晴らしい。後半は二人で2個または3個の
ディアボロを使っての激しい演技、グランドピアノ上という狭い
空間でよくも見事にぶつからずに技を繰り出せるものだと感心
するばかりです。難易度はかなりのものでしょう。それを優雅に
見せるのですから素晴らしい。これはまた見たい。。
次はまたロシアから来た足芸のおねえさん。まず寝転がって、
両足をぐにゃっと絡ませます。まるで関節が余分にあるみたい。
4リングを両手両足でジャグる姿が印象的、巨大なリング(でも
さほど幅はない)を色々な方向に回転させるのがきれい、これは
昔の日本でも樽でやってた芸なんだろうなあと思いましたよ。
最後は細長い円筒を縦方向に蹴ってまわす芸で拍手!
次はUSのクラブ・リング。すごく確実な芸です。
それからトレスパス再登場、今度はディアボロがピアノの上で
回ってます。軸に仕掛けがしてあって、曲独楽のように回り
続けるのです。色んなところに立てたり、糸渡りをしたりまさしく
曲独楽!
1幕の最後はスイスからきた3人組による曲にあわせた無言どた
ばたコメディショー。かなり身軽なのですが、アクロバットを
するわけではなく、形態模写やどつきのタイミングで笑わせて
いました。わからないネタがいくつもあったのはちょっと残念。
客席にはとても受けていたので地元民向け番組なんでしょうか。

さて15分の幕間、客席ではクラブパスやってる人たちもいます。
でも誰も気にしません、いやーいい雰囲気だなあ。
1幕間の後がすごかった。原始人のようなかっこうの3人組
がでてきて、クラブを2本もってリズムを取り始めます。場内も
あわせて手拍子、そして、、トランポリンを使って、真ん中で
飛び跳ねながらパッシングや手渡し!空中回転してパスした時
は見てて目が点になりましたよ。飛び跳ねた下をパスや、人の
高速回転、跳んでいるメンバーを含んだパスパターンなどもあり、
本当に体を張った曲芸を見ているんだなあとしみじみ感心しま
した。私はこの番組が今回の芸の中で一番好きです。この番組
なら日本に呼んでもかなり受けるでしょうね。
次はドイツ地元のトーマスディーツ、サラリーマンからスーパー
マンへ変身して、ばりばり投げます。7ボールからピルエット
はすごい、そしてdb97531を2度目で成功!ボールが空中できれ
いに並ぶのですねえ。
次はスイスから来たハット使い。ハットを使ってトス系の技を
かなりきれいに行っていました。最大5ハット。
次はカナダからきた、組体操のペア、掌の上での人間スピンが
きれい。
さあこのあたりになるともうおなか一杯で何がなにやらという
感じになってきました(汗)
次はカンフーというか義経と牛若丸を模した?シューズ強盗と
取られまいとする男の対決。クラブ2本ずつ持って、まるで殺陣を
見ているような動きでのパス、本当に素晴らしいタイミングで
流れるように動いてパスを繰り出します。これは絵になります。
次はロシアのリング使い。リングってあらゆる方向に回転させ
られるのね、ということを認識させられる芸でした。この人は
体育館の練習においても遠くからでもはっきりとわかる違いを
見せ付けてましたよ。
最後は台湾からきたディアボロで締め!
幕間含めての3時間はあっという間だったような気もしました。
あまりに詰め込みすぎて消化までに時間がかかりそうです。



番組内容は後でボードに張られました。

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題名:Circus Roncalli
日時:2008年8月1日20:00-22:40(途中休憩あり)
劇場:Messplatz 特設会場(Karlsruhe ドイツ)
料金:Parkett 44EURO(1EURO=172JPY)
座席:Parkett Platz95(舞台真正面3列目)
番組:(覚えているものだけ、順番はだいたいこのとおり)
   清掃夫登場
   プロローグ(キャスト総出演で清掃夫をクラウンへ変身)
   馬と犬の曲芸
   座布団回しフットジャグリング
   巨大ゴム風船の中に人がはいる
   シャボン玉作成
   3人による軟体
   観客による素人楽器演奏(もちろん客いじり)
   衣装早変わり
   Hand to Hand
ひとりラート
   ロープ1本を使った空中回転
   バウンズジャグリング
   ハンドバランス
   カーテンコール
   エピローグ(クラウンから清掃夫姿へ逆戻り)

Karlsruhe にはEJC参加のためにきたのですが、駅からホテルの途上でこのサーカス
のポスターを見て興味を惹かれました。
荷物をおいた後に、駅前のインフォメーションに戻ってサーカスの場所を聞いてGO!
路面電車に乗っていけと助言されたのですが、すごく遠いわけではないと思って
歩き始めて、、負けました。やっぱり旅の初日では無理しちゃいかんですね。
この路面電車、市の中心部ではすぐ動いては止まり、という駅間の短さだったので、
サーカステントが見えてから次の駅でおりればいいや、と思っていたら、、、テントが
見えた後にぐーんと加速して地下に潜り、地上にあがって止まったのは遥か先でしたよOrz
そこは主要道路との立体交差のために軌道が地下に潜っているようでした。


サーカステントの前には入場のために長蛇の列。さっそく劇場窓口へ行くと、、
COMPLETELY SOLDOUT! がーん、歩かずにまっすぐ電車に乗ればよかった。まあ乗った
からといってあったとは限りませんが。ここまできて、見れないのは悔しい!
というわけで世界中どこでも通用する?紙に「I NEED TICKET!」と書いて作戦開始。
まずは長蛇の列をそれを持って歩いてみました。ちらちら見てくれるのですが、
誰も反応なし。あるおじさんから、ここに並んでいるのはもうチケットを持っている
ものばかりだよ、キャッシャー(劇場窓口)に行った方がよい、と助言を受けて
再度劇場窓口へ。もってたったらすぐに、声がかかりました!、でも1枚あまったと
思っていたのは間違いだったようで、駄目Orz 3人の家族連れが私たちもチケット
必要なのと話しかけてきました。待つこと数分、あるおじさんがその家族連れの方に
話しかけました。1枚しか余ってないということだったので、私を紹介してくれて
無事に譲りうけることができました。家族連れのおじさんは私の紙をほしいという
ので喜んで渡してきました。おじさんはうれしそうに紙を広げて立っていたのですが、果たしてチケットを入手できたでしょうか?

入場すると、そこは異世界の入り口、紙ふぶきを撒いたり、バンドが演奏したり、
ハートマークの判子をほっぺにおしてくれたり、私は鼻の頭に朱をつけてもらいました。

次の写真のおじさんは後ほど箒をジャグってみせたクラウンです。かなりうまかった。

テントにはいってみてびっくり、私が譲り受けたチケットは本当にセンターもセンター
中央入り口隣という真正面の席、しかも前が通路というこれ以上みやすい席はないと
思われる席でした。譲ってくれた方々は私の隣に座っておりました。
後ろの方のブロック指定らしき席は長いす形式になっており、スタッフの掛け声で
膝送りをやってました。
舞台の形状は伝統的なサーカスの様式で、丸い舞台に周りをぐるりと取り囲む
客席がしつらえてありました。舞台の床は土、番組に応じて絨毯を引いたり
パネルを引いたりして色々変えていました。音楽は生バンドで、舞台の後方2階に
客から見える形で演奏していました。
開演前の舞台の風景です。



さてオープニングは清掃夫姿のおじさんたちが登場、長い柄の箒を足の甲にたてたり、
頭上にたてたり、そこからもっと偉そうなおじさんがでてきて、箒を上から下に
落としたり、前に突き出したりするのですが、横で一緒にやってるおじさんたちは
下から上にあがったり、箒がびよよーーんと前に伸びていったりで客席を暖かく
してくれます。プロローグはその清掃夫のおじさんをクラウンにするということで、
舞台の真ん中に化粧台が登場、おじさんがメイクをしていくのですが、そのアイテム
をキャストがひとつずつ持ってきて挨拶とともにおじさんへとす。
最後はだぶだぶのズボンの中にテーブルの上からジャンプ!そしてクラウンの完成!
最初は人と、人*2の馬によるギャグ、この舞台はギャグがかなりの量で曲芸の間に
はさまっており、緩急の切り替えや舞台設営の間をとっていました。客いじりも多数。
クラウンはメイン以外にも3人、柄の短い箒3本できれいなジャグリングをみせて
くれる場面もあり。箒のダブルスピンのバッククロスって意外?と美しい。
まずは犬が2匹飛び出してきて、前足を円形舞台の端(でっぱっている)に載せて
立ってヨチヨチ歩きのような状態で一周、馬は音楽にあわせて足をあげたり、早歩き
をしたり、馬上から出した輪を犬がくぐるなんて芸もあり。一人乗り馬車も後で
登場し、馬2頭でシンクロして動くという場面も、でもまあジンガロを思い出しては
いけません。
座布団回しは中国雑技などでよく見られるサイズより一回り大きい座布団を利用。
両手で廻す場合はぶつからないように、肘をまげてなくてはなりません。
二人が並んで横たわり、両手両足を使って座布団を回します。最初は2個ずつで
パッシングあり、最後は4個ずつまでいって自分の中で手→手→足→足→手という
ループでまわしたり、手から手へと足から足を同時にやるパッシングなども。
中国人より体が大きく、そして座布団が大きいので見栄えがします。
一旦演技を終了した後、一人分の装置を撤去して、残りの一人分で一人が寝転がり
両足を上げたその上にもう一人が肩を載せて逆立ちしました。そして下で両手、上で
両足でまわし始めたかと思うと、肩を支えていた足を1本はずし、その上でも座布団!
上も両手で足をつかんでいたのを片手にして、もう片手でも座布団!これには場内
大拍手でした。
巨大風船男は最初頭に巨大風船をかぶった形で登場、そこから顔をいれてしまって、
肩、腹、足と全て風船の中へ!ごろっと風船が転がると、今度は風船の穴から顔が
出てきました。片手だけ出して鳥?、片足だけ出して立ったり色々なパターンを
やっていきます。最後は風船を破って終了、いやーこれは体張った曲芸ですねえ。
かなり危険なにおいがしましたよ。
次はターバン巻いた男が登場、マジックでもするのかと思いきや、眼鏡を石鹸液に
漬けて風船を飛ばしはじめました。もっぱら手で作る、手に乗るシャボン玉系の技で、
たくさんとばしたり、手で二つに割ってみたり、中に粉を吹き込んでみたり。。
3人軟体は体が大きいのが2人、それより頭一つ小さいのが一人、それで小さい人を
上に色々なポーズをとります。Hand to Hand といってもいいでしょう。小さい人の
肩の筋肉が盛り上がっているのが印象的でした。

衣装はや代わりは、人がすぽっと隠れるような袋に一瞬はいったかと思うと別の衣装に
変身しているというもの。とにかく数多く変身するのでそれだけでかなりの迫力です。
大きな扇で隠したかとおもうと変身していたり、銀色のチャフで満載された傘を開いて
チャフが落ちている間に変わっていたりと、隠すのも色々工夫をこらしていました。
この後はクラウンがやはり袋にはいったかと思うと、バレエのチュチュ姿に早変わり(^^;)
そのかっこうでスカーフ3枚を使ったジャグリングをおもしろく見せていました。
スカーフ投げておいてピルエットなんてもね。
Hand To Hand は3人軟体より力技が多数、最後は一人を逆さまに頭上に乗せておいて、
普通の梯子を立ててその上を上って、上まで行って逆から降りてくるという力とバランス
の両方が必要な技を見せていました。
ラートは、中に人が入れる大きさのラートなんですが、客席ぎりぎりまで舞台を使う
のがすごい。最前列に座っている人はかなりの威圧感を覚えると思います。私が座って
いても怖いと思うかも。
さてバウンズジャグリングはアランシュルツ!幕間にバウンズの台を舞台にもってきて
水平を見ながら調整していました。ボール3つから、5,6、7,8まで!生で
アランシュルツ氏を見るのは初めてだったのですが、いやーほんとに足がよく動きますね。
5個でバウンズからトスへの切り替えが非常にスムーズできれいでした。
ハンドバランスのフィニッシュはシガーみたいな箱をいっぱい積み上げてその上で逆立ちし
箱を左右に崩したかと思うとその下の柄を見事キャッチ!そして超長い柄の上で片手バランス!
全員によるカーテンコールの後は、今度はクラウンのメイクおとしを舞台の上で行いました。
客が徐々にはけるようにという思いも伝わってきてましたが、客はほぼ全員メイク落とす
までみてましたよ。

いやーほんとにトラディショナルなサーカスを見たという気分になりました。
帰途についてのは夜の22時40分、この時間でも路面電車が動いているのはありがたい!
しかもどの路線が何分後にくるのかという掲示が出るので待っていても安心でした。


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題名:アメリカン・バレエ・シアター「海賊」
日時:2008年7月21日13:00-15:45(途中休憩2回あり)
劇場:東京文化会館
料金:S席割引15000円+手数料315円
座席:1階21列4番(後方左端近く)
演目:「海賊」(全3幕)
振付:コンスタンチン・セルゲーエフ
出演:
  メドーラ(ギリシャの娘):ジリアン・マーフィー (GILLIAN MURPHY)
  コンラッド(海賊の首領):ゲンナジー・サヴェリエフ(GENNADI SAVELIEV)
  アリ(コンラッドの奴隷):エルマン・コルネホ(HERMAN CORNEJO)
  ギュリナーラ(パシャの奴隷):マリア・リチェット(MARIA RICCETTO)
  ランケデム(市場の元締め):サーシャ・ラデッキー(SASCHA RADETSKY)
  ビルバント(コンラッドの友人):ミハイル・イリイン(MIKHAIL ILYIN)
セイード・パシャ(コス島の総督):ロマン・ズービン(ROMAN ZHURBIN)
演奏:東京ニューシティ管弦楽団



海賊は一部だけがガラでよく上演されるそうですが、私は全くの初見。
冒頭は海賊船のシーンから。えーと難破したんですか?すぐに市場のシーンになったような。
市場ではランケデムの腕力に惚れました。まるで糸操りのようにスムーズにリフトします。
パシャがこれまたかわいい。舞台上でひとりだけ演技してましたね。魅力にあてられて
卒倒するところとかキュートでしたね。コンラッドは余裕をもったシャープなジャンプを
します。半裸のアリはより躍動的、ダンサーには珍しく胸筋がついてます。肩から三頭筋の
盛り上がり方も素晴らしい。身体にばねがはいってるみたいに飛びます。でも着地音がかなり。。
メドーラは優雅、綺麗なピルエットです。
第二場は一番の迫力、アリがジャンプしてゆっくりピルエットしたかと思ったら着地寸前に
もう一回転、おもわず目を疑っちゃいました。コンラッドはジャンプして小さく足を回したか
と思いきや、次の脚で頭上の空気を切り裂きました。どよめく客席。まるで脚がのびたみたい。
メドーラもフェッテで続けざまに回っている最中にピルエット、多分三回以上。軸足もほとんど
ぶれません。しかしコンラッドがメドーラを持ち上げる時はどっこいしょなんだよなあ。
三幕は群舞主体なんですが、なんというかとってつけたような感じでした。エンディングの
難破は最もとってつけた感じ、冒頭に戻るということを意図したのだとは思いますが、
まあ筋書き考えたら負け、という作品ですね。
たぶん二幕だけ上演されているのだろうなあ。



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