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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ミスサイゴン
日時:2004年9月25日12:30-3:20(途中休憩あり)
劇場:帝国劇場
料金:VISA 貸切S席12500円
座席:1階3列23番(1階客席中央ブロック通路際)
出演:
エンジニア: 別所哲也
キム: 松たか子
クリス: 石井一孝
ジョン: 今井清隆
エレン: 高橋由美子
トゥイ: tekkan
ジジ: 杵鞭麻衣
アンサンブル:
愛田芽久、浅野実奈子、荒木里佳、樺島麻美、香山ゆき、坂本法子、
史桜、中川菜緒子、藍澤幸頼、饗庭大輔、阿部よしつぐ、乾あきお、
織田和馬、小原和彦、KAZZ、小鈴まさ記、小西のりゆき、齋藤健二、
櫻井太郎、清水隆伍、神宮崇、杉山有大、清野秀美、附田政信、
中澤真太朗、日比野啓一、松村曜生、萬谷法英、村上幸央、森隆二

補助席は空席ありました。肉声が聞こえる位置で幸せ。
ミスサイゴンは、10年くらい前の日本版、これは本田美奈子のキムがとても
印象に残っています。そして数年前のブロードウェイ、これはレアサロンガの
キムが極めて強く印象に残っています。両方ともキムがポイントでしょうか(^^;;)

さて、松キムですが、予想していたのよりずっと唄えてました。高音はちょっと
つらいような気がしますが、迫力は満点。ただ逞しすぎて誰かに頼る必要などなさそう
に思われます。市村エンジニアはいやらしい、でもちょっと線が細い感じでしょうか。
ジョンはたくましくてぴったり。トゥイは神経症的な感じでこれまたぴったり?
ほえるような歌もよし。クリスはのびのびと唄っています。でもクリスはつくづく
ひどいやつですねえ。そりゃあ重婚してればうなされるわ。娼婦を買うよりひどいよね

ブイドイは泣けます。まあ実際にひどいことがあったんだろうなあ。
エレンはこれまた逞しい。しっかりと聞かせてもくれます。キムに対抗する悪役と
してこれまたぴたりの迫力。これならクリスは良いようにあつかわれちゃうだろうなあ

エレンとキムの出会いのシーンはまるでゴジラ対キングギドラのような迫力でした。
ドラゴンダンサーの振付が物足りなく感じたのは前日に東方歌舞団公演みたせいでしょ
うね。

この舞台を見ると、ミスサイゴンとは、
「戦争の悪夢で所謂男の自分勝手を自己憐憫する男(クリス)と
 戦争を食い物にしようとして失敗する男(エンジニア)の悲喜劇」
であるというイメージがわきました。
クリスとキムば結婚しようとしてしなかった、でいいのか?重婚ではない?
クリスはキムを妻と呼んでいるのですね。事実婚であったとしてもさしつかえ
ないでしょう。単なる婚約不履行と認知の問題ではないと思われます。
子供をバンコクにおいて養育すればよし?アメリカ市民権は?エンディングに
疑問はつきません。


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題名:東方歌舞団日本公演
日時:2004年9月24日18:30-20:40(途中休憩あり)
劇場:文京シビックセンター大ホール
料金:S席6500円
座席:1階19列42番(中央通路後方右端ブロック)

東方歌舞団は北京を本拠地として活動する歌&踊のグループで、前回の北京出張の
ときにスケジュールがかすって惜しいところで見れなかったと記憶してます。
ダンス中心なので軽業はほとんどなし。オープニングでひとりだけ舞台真中で
連続空中後転して受けをとってました。冒頭は孫悟空。

受けてたのは腹に水平に太鼓をつけて、バチとその柄の先の紐先の錘を使って鳴らす
演技。ほとんどポイでならす感じですね。どうやって鳴らしているのか良く見えないくらい
状態でした。
私が一番気に入ったのはハンカチ回し。多数の女性キャストが両手でハンカチを持っての
ダンスです。アナウンスではハンカチって言ってたけど重みと厚みがあったようです。
座布団回しに近いと思います。指先でくるくる回してそのまま跳ね上げたり、回転して
跳ね上げて両手を入れ替えたり、回転軸を重力と垂直にしたり(どうやって支えてるのだ?)
回転させたハンカチを投げ上げて、地面でごろりと転がる(芋虫ごろごろって感じ)
そして寝転んだ状態で受ける、後手に投げて投げた手の肩を越えて前方で取る、
ブーメランのように投げて手元に戻す、圧巻は三つを片手で同時にブーメランのように
なげてひとつは自分に残り二つは左右に並んだキャストの手元に届かせるというもので
した。いくつかはそのまま客席に投げ込み、それは客席へのプレゼントとなりました!
サイン入りだって。サインなくていいからあのハンカチほしい!
そいえばロビーにハンカチ売ってたなと思って終演後ロビーへ出向きました。だけど薄
手のものばかり、投げてたタイプはありません。あれば売れると思うんだけどなあ。
ハンカチ買えてたらDVDも買ってたと思う(^^;)

客席はほとんどが老人、中国人歌手が日本語の歌を歌うと拍手が大きくおきてました。
マーケットをつかんでますな>歌舞団。私はせっかく中国から来てるのだから日本の歌
など歌っている暇があるなら中国の歌聞かせてくれいと思うのですが、そういうのは
少数派なんだろうなあ。

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題名:谷山浩子・猫森集会2004Bプログラム
日時:2004年9月20日19:00-21:15
劇場:全労済ホール スペース・ゼロ
料金:6500円
座席:11列11番(正面後方最後列付近)
出演:谷山浩子、石井AQ(Syn.)、狩野泰一(篠笛他)
番組:
1 DOOR
2 神様
3 ひまわり
4 メリーメリーゴーラウンド
5 笛吹き
6 もみの木
7 ほおずきランプともして
8 かくしんぼ
9 鬼こごめ
10 やまわろ
11 冷たい水の中をきみと歩いていく
12 さかなの言葉
13 河のほとりに

14 風のたてがみ
15 風になれ 〜 みどりのために

16 ドッペル玄関

A 恋人に(正式タイトル不明、第七官界彷徨の劇中歌)

ゲストの篠笛がとてもよかった。またゲストによるドラムがはいった「風のたてがみ」が
すごい迫力。この構成でリミックスしてCDだしてくれないものでしょうか。
しかし笛吹きがはいっただけでどの曲も時代劇のテーマソングのような気がしてくるのはなぜ?
能管はすごくへんな音階。ゲストに翻弄されてしまった感じでしたね。よかった。

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題名:バーン・ザ・フロア 〜ダンス・エボリューション〜
日時:2004年9月19日17:00-19:15(途中休憩あり)
劇場:東京国際フォーラムA
料金:S席10500円
座席:1階28列38番(1階客席中央)
プロデューサー:Harley Medcalf
芸術監督・振付:Jason Gilkison
音楽プロデューサー:Charlie Hull
出演:
ダンサー:
Jason Gilkison and Peta Roby
Damon Sugden and Rebecca Sugden
David Watson and Malin Watson
Trent Whiddon and Peta Murgatroyd
Bojan Fesel and Gordana Grandosek
Robin Windsor and Jessica Raffa
Dannial Gosper and Ash-Leight Hunter
Scott Cleaver and Vanessa Polimeno
Hubert Pierzchalo and Magda Pozarsha
Hayden Escobar and Sarah West
Bjorn Bitcsch and Ashli Williamson
Tobias Karlsson and Vickie Jo Ringgaard
Stefano Olivieri and Melanie Sears
Jonathan Doone and Daniella Miller
Joseph Rossi and Coralie House
Greg Citko and Ewa Skoczen
Sasha Farber and Merete Larsen
Izuru Otsuka and Saori Anzai(大塚出 & 安齋沙織)
ボーカリスト:
Angela Teck

番組:
Act One
Wanna Dance?
Would you...Like to Dance With Me?(Lowe)
Rhythm Of The Night(Warren)
Wanna Dance(Hull/Gilkison)
Fantasy Waltz
Papillon(Lovland)
The Carousel Waltz(Rodgers)
Kisses of Fire
Industrial Latin(Brooker)
Tnguera(Mores)
Do You Wanna Dance?(Freedman)
Jump and Jive
In the Mood(Garland)
Jump, Jive An'Then You Wail(Prima)
Moonlight Serenade(Miller/Parish)
Bei Mir Bist Due Schon(Secunda/Cohn/Chaplin)
Too Darn Hot(Porter)
Sing Sing Sing(Prima)

Act Two
Sing Sing Sing-Reprise(Prima)
Let's Dance!
Enter'ate(Berlin)
Steppin'Out With My Baby(Berlin)
Let's Face The Music And Dance(Berlin)
The Continental(Magidson/Conrad)
Passionata
Caravan(Ellington/Tizol/Mills)
Karma Sutra(Danna)
Passion(Hull/Gilkison)
Le Serpent(Guem)
Passionata Parts 1 and 2 (Hull/Gilkison)
Malaguena(Lecuona)
Light My Fire(Morrison/Manzarek/Densmore/Krieger)
Hip Hop Hotter/Final
So Hot(Lowel/Lynch/Lancaster)
Would you...Like to Dance with Me?(Lowe)
Last Dance(Jabara)

いろんなダンスが見られるということで見にきました。
オープニングはキンキラキンミニスカートのコスチュームで客席通路における
ダンス!その後、仮面舞踏会、ディスコダンスなど、とにかく運動量が非常に
多い振付けの連続。群舞において全てのカップルが同じ振付けなのはお約束?
私の大好きな Sing Sing Sing は逆にスローな振付け。ちょっと物足りない。
幕間にはフィナーレの振付レッスン、うーん会場が冷えていて誰も踊ってません。
ちょっと可哀想。2幕はボールルームダンス一直線といった風情。
曰く言いがたいのですが、どうも振付けが単調な気がしてだんだん眠くなって、、
きたところで目が醒めました。Gilkisonペアの動きはは他のペアと比べてまるで違う!!
うまく表現できませんが、動くべきところで動いて、止まるべきところで止まっている
ダンス、このペアはもう一度見てみたいと思いましたね。後でプログラムをチェックしたら
このペアは何十年も常勝だったそうで、道理で世界が違うわけです。
ぴあでのベストになったそうですが、本当ですか?
ベストであれば再演が数日間なんていわずにもっと長い上演期間になっていたのでは?

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題名:ペレン、クチュルク、ステパノワとレニングラード国立バレエ 華麗なるクラシックバレエ・ハイライト
日時:2004年8月1日16:00-18:30(途中休憩あり)
劇場:文京シビックホール大ホール
料金:S席7500円
座席:2階9列32番(2階右ブロック最前列)
劇団:レニングラード国立バレエ
番組・出演:
  第一部
  「パキータ」より  
出演:ステパノワ、ルダチェンコ、レニングラード国立バレエ
音楽:L.ミンクス
振付:M.プティバ

  「パ・ド・カトル」
出演:ペレン、クチュルク、フォーキナ、コロチコワ
音楽:C.プーニ
振付:A.ドーリン

  第二部
  「白鳥の湖」第一幕より グラン・アダージョ
出演:コシュビラ、ヴェンシコフ、レニングラード国立バレエ
音楽:P.チャイコフスキー
振付:M.プティバ、L.イワノフ/N.ボヤルチコフ演出

  「カルメン」
出演:クチュルク、ミハリョフ
音楽:G.ビゼー
振付:Y.ペトゥホフ

  「白鳥の湖」第二幕より 黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥ
出演:ステパノワ、ミャスニコフ
音楽:P.チャイコフスキー
振付:M.プティバ、L.イワノフ/N.ボヤルチコフ演出

  「海賊」より
出演:ペレン、マスロボエフ
音楽:R.ドリゴ
振付:M.プティバ/N.ボヤルチコフ演出

  「ドン・キホーテ」より グラン・パ・ド・ドゥ
出演:クチュルク、ミハリョフ、レニングラード国立バレエ
音楽:L.ミンスク
振付:M.プティバ/N.ボヤルチコフ演出


当初は「ペレン、クチュルク、ハビブリナとレニングラード国立バレエ」とい
うタイトルでした。私のチケットの券面もそのようになっています。ところが
5月下旬にハビブリナの妊娠が判明し、来日不能となりました。それでタイトル
変更、出演演目も変更して上演されることとなったそうです。本日配られたプ
ログラム(1枚のプリントアウト)にそう書かれていました(^^;)まあ私は地元
でレニングラードバレエが見れるからと思ってチケットを取ったので、キャス
トが入れ替えになっても別にかまわないのですが、お目当ての人がいなくなっ
た場合は払い戻しがあるのでしょうか?
本郷の近江屋でケーキを食べて、大ホールの隣にある健康センターで一汗流して、
それからすぐにバレエを見ました。地元のほりでぃですね(^^)
1階席はほぼ満員。2階席は空席が目立ちました。群舞のあるバレエなら1階より
2階の方が見易いと思うんですけど。。。
「パキータ」はステパノワのスピンが圧巻、ゆっくり回っていても減速しません。
まるで摩擦係数0みたい。最後に非常に速い連続スピンで喝采を受けていました
が、私は遅いスピンに感銘を受けました。片足でジャンプしているのに他の部位
はまったく動かない、という不思議な動きにも拍手。ルダチェンコは一呼吸でス
テパノワを頭上までさしあげていました。腕の震えもなく見ていて気持ちよい。
ただ当人のジャンプがどうも重力に負けている感じでもうちょい。。
「パ・ド・カトル」は玄人好みなのでしょう。なんだか地味な振付で主役級がふ
たりも出てるなんてプログラムを読み直すまで気がつきませんでした。腰をずっ
と曲げたままの振付、手も下に下りていて一瞬怪談噺かと(^^;;)
2部はお待ちかねの「白鳥の湖」、白鳥多数登場。コシュビラスワンは恐ろしく細
い。そりゃあ軽々ともてるでしょうというような体型でなんかちょっと痛々しい。
体は素晴らしく柔軟だったのですが。。
「カルメン」になると舞台は赤いライトで照らされました。クチュルクの下にひ
れ伏すミハリョフ。ミハリョフのジャンプは他のキャストと一線を画すくらいに
高い。リフトも重力を意識させることなく行えていました。クチュルクを走って
ひきずる振付も軽々とこなしていました。重さを感じさせない動きは見ていて惚
れ惚れしますね。振付自体はなんだかフィギュアスケートを彷彿させるものでし
た。
「黒鳥」は若者を叔母様がリードするような風情、常に半歩遅れてる若者(^^;;)
さきほど素晴らしいスピンを見せてくれていたステパノワが、今度は軸が微妙に
ずれまくる、見てて気持ち悪い;_; 。サポートしている男性側の問題もあるので
しょうか?
「海賊」の男性キャストは上半身裸、背中の筋肉は素晴らしいものがありますが、
胸は比較的ついていません。リフトする時ふんばれるのだろうか?と思っていた
ら案の定持ち上げる最初と降ろす最後でもたついていました。上まで持ち上げて
しまえばきれいに決まってるですけどねえ。ペレンの足の上げ下げは、すごく美
しく感じました。
最後の「ドンキホーテ」はカルメンと同じキャスト、よく回る回る回る、二人と
も速いスピンです。アンサンブルも(バレエの場合なんというのでしょう?)カ
ラフルな衣装で目の保養になりました。
これだけ見せてくれれば満足です。でも当初のキャストだったらどうなっていた
のか興味は残ってしまいました。

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