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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:とおくはちかい(reprise)
劇場:こまばアゴラ劇場
日時:2020年7月23日13:00-14:30
料金:支援会員特典(前売3500円)
座席:最前列左寄り
劇団:屋根裏ハイツ
出演:三浦碧至、渡邉悠生(仙台シアターラボ)
作・演出・音響・照明オペ:中村大地
舞台監督・照明プラン:山澤和幸
舞台美術:大沢佐智子
演出助手:宮﨑玲奈(ムニ/青年団)
衣装:佐藤立樹
制作統括:河野遥(ヌトミック)
現地制作:沢大洋(京都)
デザイン:渡邉時生(屋根裏ハイツ)
映像記録:小森はるか

ソーシャルディスタンスな客席、そして舞台との間も2m以上あいてます。
受付で名前をいうと番号のラベルを渡されて椅子に貼るように言われました。
クラスターが発生した場合にどこに座っていたかを確認するためだそうです。
もちろん検温、除菌もばっちり、スタッフはマスクとフェイスシールド着用。
観客もマスク必須で、希望するひとにはフェイスシールドを配っていました。
私はフェイスシールドもらって試してみましたが、見づらいことはあまり
ありませんでしたよ。

物語は東北のどこか、震災後の仮設住宅に住んでいる男の元に男の友達が
訪ねてくるところから始まりました。BGMはないのでとても静かな舞台。
なんだかまるでドキュメンタリーを見ているみたい。直接被災した彼と
そうでない彼の微妙な立ち位置の差とか何やら曰く言い難いものを感じます。
それから何年かたって今度は復興住宅に移った彼に訪れる友達、ちょっと
ずつ通常に戻っていくものの、何かが根底に横たわっている感じ?
後半で、なぜか存在した鍋掴み、が出てきましたが、「そこにある」という
謎は解けませんでした。これも震災が残したものなのでしょう。
本当に久々に静かな演劇を見た気分。
客席は全部で30程度、満員でしたが、これでは運営は困難ですよね。がんばれ。

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題名:SHOW-ISMS DRAMATICA/ROMANTICA Version
劇場:シアタークリエ
日時:2020年7月22日13:00-15:10
料金:11000円
座席:21列22番(最後列通路側)
出演:
  DRAMATICA/ROMANTICA
   彩吹真央、JKim、知念里奈、新妻聖子、井上芳雄
  マトリョーシカ
   美弥るりか、平方元基、夢咲ねね、樋口麻美、下村実生、今拓哉、保坂知寿
内容:
  DRAMATICA/ROMANTICAキャストによるコンサート
  新作ミュージカルスケッチ「マトリョーシカ」楽曲のショー
  トークタイム
  出演者全員による歌唱


満員、市松模様の客席。舞台の上の小道具は椅子だけ。
映像を併用したコンサートスタイルでソーシャルディスタンスな演出。
DRMATICA/ROMANTICA はメドレーが楽しい。ライオンキングがインパクトあり!
意外と知らない歌が多いのは私がまだまだ修行がたりないのだなあと。
昔の公演の映像が時々挟まれました。
ユイットは不老不死の人たちの中に飛び込んだ普通人、ということでかなり面白そう。
再演があったら見てみたい。予告編を見てる感じですね。
マトリョーシカは4曲だけ披露。これこそ予告編。
夜間高校に通うおじさんおばさんの物語、最後の「翼をください」で泣かされてしまい
ました。ちゃんと本編見たい。
エンディングは漕げよマイケルの替え歌で大団円。

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題名:ドロステのはてで僕ら
劇場:TOHOシネマズ日比谷スクリーン7
日時:2020年7月22日9:55-
料金:シニア1200円
座席:F-12
劇団:ヨーロッパ企画
原案・脚本:上田誠 MAKOTO UEDA
監督・撮影・編集:山口淳太 JUNTA YAMAGUCHI
出演:
URL:http://www.europe-kikaku.com/droste/
https://www.youtube.com/watch?v=O5Ci7yGyciE
ストーリー:
とある雑居ビルの2階。カトウがギターを弾こうとしていると、テレビの中から声がする。
見ると、画面には自分の顔。しかもこちらに向かって話しかけている。
「オレは、未来のオレ。2分後のオレ」。
どうやらカトウのいる2階の部屋と1階のカフェが、2分の時差で繋がっているらしい。
“タイムテレビ”の存在を知り、テレビとテレビを向かい合わせて、もっと先の未来を知ろうと躍起になるカフェの常連たち。さらに隣人の理容師メグミや5階に事務所を構えるヤミ金業者、カフェに訪れた謎の2人組も巻き込み、「時間的ハウリング」は加速度的に事態をややこしくしていく……。
襲いかかる未来、抗えない整合性。ドロステのはてで僕らは ――。

-----------

まるでヨーロッパ企画の舞台をみているかのような作品。上映時間70分。
パズルの断片をあつめて映画にするにはさぞかし大変な労力だったでしょう。
未来と過去の辻褄合わせが本当に見事です。未来に起きるであろうことを
なぞらないといけない、というところがちょっと?になりますが、(予定調和?)
それをおいておけば素晴らしいジグゾーパズルです。
ただ、最初に思ったこと、2分の未来がわかればFXで一晩で大富豪!
まあそれは言いっこなしですよね、きっと。そしてヒロインかわいい。


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題名:パブリック 図書館の奇跡
劇場:T・ジョイ横浜 シアター2
日時:2020年7月18日13:05-
料金:シニア1200円
座席:C-16 (3列目右端)
製作・監督・脚本・主演:エミリオ・エステベス
出演:アレック・ボールドウィン、ジェナ・マローン、テイラー・シリング、クリスチャン・スレイター他
URL:https://youtu.be/JnKVKkYCbus
ストーリー:
米オハイオ州シンシナティの公共図書館で、実直な図書館員スチュアート(エミリオ・エステベス)が常連の利用者であるホームレスから思わぬことを告げられる。「今夜は帰らない。ここを占拠する」。大寒波の影響により路上で凍死者が続出しているのに、市の緊急シェルターが満杯で、行き場がないというのがその理由だった。
約70人のホームレスの苦境を察したスチュアートは、3階に立てこもった彼らと行動を共にし、出入り口を封鎖する。それは“代わりの避難場所”を求める平和的なデモだったが、政治的なイメージアップをもくろむ検察官の偏った主張やメディアのセンセーショナルな報道によって、スチュアートは心に問題を抱えた“アブない容疑者”に仕立てられてしまう。やがて警察の機動隊が出動し、追いつめられたスチュアートとホームレスたちが決断した驚愕の行動とは……。

ーーー

図書館だけが舞台の作品、低予算かと思いきやキャストは豪華。
悪役は市長選候補の検事。
寒さに耐えかねたホームレスが図書館を占拠するのに巻き込まれたスチュアート、
いつの間にか首謀者とされてしまい。。。ホームレス問題と図書館の立ち位置が
伝わる社会派ドラマ。「怒りの葡萄」の使い方もうまい、ちょっと泣けた。
図書館は自由を守るためにいる!人生やりなおしがきく、そのための支援も必要、
ということでしょうか。
これどうやって結末を迎えるのか???でしたが、ああなるほどというオチでしたね。

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題名:大地(Social Distancing Version)
劇場:PARCO劇場
日時:2020年7月17日18:00-21:00(途中休憩あり)
料金:12000円
座席:P-15 (後方センターブロック)
作・演出:三谷幸喜
出演:
チャペック:大泉洋
ツルハ:相島一之
ドランスキー:小澤雄太
バチェク:辻萬長
  ブロツキー:山本耕史
  プルーハ:浅野和之
  ピンカス:藤井隆
  ツベルチェク:竜星涼
  ミミンコ:濱田龍臣
  ズデンガ:まりゑ
  指導員ホデク:栗原英雄   
  政府役員ドランスキー:小澤雄太
ストーリー:
   とある共産主義国家。独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容された施設があった。強制的に集められた彼らは、政府の監視下の下、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をした。過酷な生活の中で、なにより彼らを苦しめたのは、「演じる」行為を禁じられたことだった。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇の幕が上がる!

ーーーーー
客席では私語するなということでほんとに静かに開演を待っていました。
開演前の騒めきも楽しさを増していたのだなあとしみじみ。私はかなり
後方の席ですが、ここから後ろはいくつも空席が見えました。完売のはず
なのですが。。。

ところはある独裁政権の国、広い大地の中の強制収容所が舞台。
井桁の木の通路に間にベッド、左右に扉。
キャストは通路とベッドを行き来して、ほとんど接触しません。
ここには反社会的と烙印が押された演劇人、映画人が集められています。
やっていることは豚の飼育と豚のエサのとうもろこしの栽培。
収容されているのは、舞台座長、映画俳優、女形、大道芸人(ジャグラー)、
パントマイマー、そして裏方兼エキストラ、それに学生。
チャペックは元裏方で、こちらでも場を仕切っています。
この棟の管理官が芝居バカなおかげで、少々緩い規律で許してもらえて
います。そして管理官が、自分で脚色したトンデモ脚本を皆で上演する
ように皆に持ち掛けるところから物語が動きました。もとはシェイクスピア
なんですが、まーすごい。皆がやむをえず参加する芝居で起きるドタバタと
口惜しさ、そしてどんな状況でもいいので演劇をしたいという演劇への愛。
各人が持ち芸を披露する機会があって、ほんとに宛書きなんだなあと。
インパクトがあったのはやはりマイマー。ほんとに風で飛ばされてるみたい。
そしてブロツキーは筋肉を魅せるのですw
一幕最後はエア宴会、マイムによる飲食した振り宴会で大盛り上がり!
二幕では学生の逢引を成功させるため、ドランスキーを騙すべくスパイ
大作戦もどきのスリリングな展開、まさにショーマストゴーオン。
でも悪事?は結局ばれてひとりだけ罪を背負わされるのはチャペック!
いままで指導員にいっぱい取り入っていたのに。。
そしてこの面子で将来は劇団、、といってハッピーエンドへ突き進むかと
思っていたらどんでん返しで、まあそうなるよねえ、という結末。
芸達者な人たちばかりあつめて、シリアスとコミカルが入り混じって
ほんとすごく目まぐるしい、とても贅沢な舞台でしたね。

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