忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
[214] [208] [243] [250] [242] [236] [209] [206] [207] [205] [204]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



題名:狂言「寝音曲」
日時:2006年12月31日23:00-23:20
劇場:金沢市民芸術村Pit3
料金:無料
座席:最前列センター
出演:
  太郎冠者:野村祐丞
  主人:炭哲男
  後見:鍋島憲
あらすじ:(ちらしより)
主人に、自分の前で謡いを謡うように命じられた
太郎冠者は今後、たびたび謡わさられては困ると考え、
「酒を飲まないと謡えない」と断ります。それならばと
主人は酒を飲ませますが、今度は「妻の膝枕で寝ながら
でないと声がでない」と嘘を言います。どうしても謡い
を聴きたい主人は自分の膝を貸すことにします。太郎冠
者は謡いはじめますが、寝ているときは謡えるのに、起
きると声がでなくなるようなふりをします。主人が何度
も起こしたり膝枕におろしたりするうちに、太郎冠者は
取り違えて起こした時に声を出してしまい。結局見破ら
れてしまいます。

金沢市民芸術村10周年記念オールナイトイベントの一環です。
22時頃に会場につくとまだほとんど人がおらず、そこにいる
スタッフらしき方と目があったら「狂言ですか?」と聞かれ、
「はい」と応えると「ではご案内します」。ええ、ここじゃ
ないの?と思いつつ会場を出てついていくと「富山の方も
こられています」。えーとえーと、よく確認したら出演者
と勘違いされたのでした。22時に出演者と待ち合わせして
いたのだそうです(^^;) 炭さんと間違われたの??
狂言の前には餅つきイベントがありました。もちろん
私も餅をつきました。ついた餅を客席後方で配っている
状況での上演開始、客席のざわつきが全然収まる気配が
ありません。これは番組構成のミスでしょう。狂言の次が
サクソホン四重奏、こちらを前にもってくればざわつきも
おさまりやすかったでしょうに。
最初の笑いは太郎冠者が酒をせびるところ、もう一杯、もう
一杯とどちらが主人なのかわからないふてぶてしさで酌を
要求します。ちょっと情けない主人に厚顔な太郎冠者の対比が
おもしろい。客席全体から笑いが起こったのがクライマックス?
の、寝てると声が出るのに起きると声が出ない、、はずが何度も
寝たり起こしたりしている間に起きていて声を出すようになり、
それどころか立ちあがって謡いながら舞ってしまうという
シーン。所作と声の良さの妙がなかなかよいものでした。
こういうのが無料で見られるのって金沢の良いところですよね。
2月11日にも能樂堂で無料公演があるそうです。暇があれば
見に行きたいものです。

拍手[0回]

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析