今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:House Number 1-28, Cha-sook's (1洞28番地、チャスクの家) 日時:2012年2月14日20:00-22:00 劇場:KAAT神奈川芸術劇場大ホール 料金:TPAM1week券事前割引7500円利用 座席:自由席 1階10列20番(センターブロック中央通路すぐ後ろ) 劇団:劇団ノルタン(Theatre Nolddang) 脚本・演出:Zina Choi 出演:Deokho Shin,Sanghwa Yoon, Kiman Park,Jihyun Lee, Youngjun Kim, Yoonjae Min,Jungho Ha 解説: 家そのものがこの舞台の主役です。実際に家が舞台上に建てられ、観 客は、土、水、風、時間、アイデアを組み合わせるという意味を持つ 「建てる」という言葉が、「解体」という言葉と同義になるというこ とを真に知ることになります。そしてその解体のプロセスを通して、 ばらばらになった私たちの心の破片が見いだされていきます。このパ ズルを私たちは「再構築」あるいは「家を建てる」と呼ぶのです。こ の作品はデサン文学賞最優秀戯曲賞、「今年の最優秀戯曲7本」、ドン ア演劇賞最優秀戯曲賞を2010年に受賞しています。(韓国語上演、日 本語・英語字幕つき) 解説(InnoLifeより) 地方のある田舎。チャスクん家が昔の家を壊してその場所に新しい家 を作っている。家の基礎工事が仕上げられる頃、チャスクの長男が基 礎がゆがんでいるのを発見する。工事は中断されて土地を正そうとす る中、チャスクん家の三兄妹は昔の家が宅地でなく農地の上に許可な く作った家で、亡くなった父が郡庁に内緒で家を増築して住んでいた という話を聞く。これからまた新しい家をきちんと直して作ろうとし てるのに三番目の娘が異議を提起する。新しい家をゆがんだまま作ろ うというのだ。家に対する意味と価値が各違う三兄妹と母チャスクは 会議をする。家が色々な意見と選択の中で順次形を整えていく間、チャ スクは体の具合が悪くなって病院に運ばれ、家を作っていた三兄妹は 家をそのまま作るべきか中止するべきか悩む。人夫たちは半分ぐらい 建てられた家を眺めて次の段階を待っていて、主人を失った家は風と 日光を受けて立っている。 チェ・ジナ: 演出家。俳優として活動を開始。劇団ノルタンを2004年に設立以来、 劇作と演出を担当。演劇独自の表現を一貫して追求し、舞台を俳優の 生き生きとしたエネルギーで満たし、「日常生活をリアルでフレッシュ でユニークな視点で描く」と評価されている。 -------------------- 開演20分前にはいったら、30人程度しか客がいませんでした。みなさん 上層階でやっていたオープニングレセプションに行っていたのね。 舞台の上に小さな模型の家、その横におもちゃのショベルカー、それに ピンスポットがあたっています。手前には砂とか石とか。背後には建 築用足場みたいなもの。左側にカレンダー。字幕はちょっと出ますが、 舞台の理解を助けるというもので逐語訳ではありませんでした。 舞台では家を建てる過程を、一家、大工、ご近所さんたちが色々絡み 合って見せて行きます。本当に次々といろんなことが起きてその度に これからいったいどうなるのか?といってもすごくテンションが高い というわけでもなく、ゆったりとそしてテンポ良く物語が進んでいく のです。緩急と間が素晴らしい。この作品は言葉がわかればもっと面 白いのだと思うとちょっと悔しい。 PR 題名:金閣寺 日時:2012年2月12日13:00-16:00(途中休憩あり) 劇場:赤坂ACTシアター 料金:S席10000円 座席:2階C列42番(3列目右端) 久々の赤坂ACTシアター、劇場前にはアイススケートリンクが ファミリーで賑わっていました。 赤坂ACTにきたのはひさびさ。2階は傾斜がかなり急で見やす いのですが、舞台から遠い。。 この右端席だと舞台右奥は見切れてしまいます。 舞台は木製の長いすといす奥には上下移動する黒板、もの入れ、 自転車、そして真っ白な軍服らしきものが壁にかけられています。 ミニマル風な舞台、テーブルやいすを組み立てて階段や通路を 作ります。 ドモリの主人公が鹿苑寺に預けられて、ぐずぐずうじうじ どろどろしたあげくに、金閣に放火してしまうという認識でOK? このぐずぐず度合いが凄くて、たしかに濃い舞台でした。 周りを固める人間もみなキャラが経ちまくり。 足が不自由なのを逆手にとって女に辣腕の友人や管長も良い。 くるくる回る舞台に美しい照明でなにやら能を見てみるよう。 火災の時には全面真っ赤でした。 題名:パルレ(洗濯) 劇場:三越劇場 日時:2012年2月8日18:30-21:05(途中休憩あり) 料金:おけぴ割引3000円 座席:15列6番(後方から3列目左ブロック通路側) 出演: ナヨン:木村花代 ソロンゴ:LEN ヒジョンママ、フィリピン人ダンサー、運転手、妊婦等:川島なお美 大家さん等:大鳥れい 社長、バン等:三波豊和 その他:安福毅、上田亜希子、奈良坂潤紀、 韓国でロングラン公演している作品の日本語翻訳バージョン です。ソウルで見てとても面白かったので見にきてみました。 ほぼ満員。意外?とチケットが売れていてびっくり。 三越劇場にはいったのは10年ぶりくらい?三越本店の6階に ありますが、全体がなにやらレトロな感じ。こぎれいだし大 理石の壁もぴかぴかなのになぜ古色蒼然たる感があるの? 主役はふたりとも日替わりです。今回はLENさんの最初の公演、 ファンが客席に多数いそう。LENさんはイケメンでかっこいい のですが、上品すぎてどこかの御曹司に見えてしまいます。 オーバーステイ労働者の役はちょっときびしかったかも。 最初のハングルを教えるシーン(日本語翻訳)はやっぱり 微妙になっちゃいます。 ヒロインは貫禄の迫力、でももうちょい神経衰弱ぎりぎりの 感があってもよかったかも。 日本語で聞くと噺のディテールがわかってよいですね。 不当解雇されたと思っていたのが、実は恣意的な配転による 倉庫での労働だったり、最後に家を追い出される理由が息子 夫婦が転がり込んできたからだったりは今回聞いて初めて かりました。言葉がわかるとぐさぐさつきささる歌詞もあり、 1幕最後の雨降りの歌とか痛いことだらけ、言葉に棘があり まくり、理解できる言語での上演ならではのありがたさを しみじみ感じましたよ。でも粗筋追うだけなら言葉がなく ても大丈夫ですね。 今回の上演は韓国公演を見るための予行演習としてなかなか 良い感じだったのですが、ちょっと残念だったのは劇場が 広かったこと。韓国では小劇場で上演されているものを、 それなりの広さの三越劇場で演じているために、パワーがど こかに抜けていく感じがしてしまいます。客席も広い分 なかなか熱くなってくれません。 下北沢の小さな劇場でやればもっとおもしろかったでしょう。 2幕最初にファンクラブ?による舞台上のサイン会、その間 歌がはいりました。これって私も並んで良かったの? というか並んでみればよかった。 さてオーバーステイの彼と一緒になった彼女は今後どうなっ て行くのでしょうか?一見ハッピーエンドでいて、その中に も棘があるような。。。 皆さん、この舞台で予習して韓国版を見に行きましょう!
題名:Cirque Vivant!
劇場:あうるすぽっと 日時:2012年2月4日15:00-16:10 料金:えびす講割引4400円 座席:G16(センターブロック通路すぐ手前左より) 劇団:Le Carré Curieux ほぼ満員。なんだか不思議な客層、明らかに演劇とは違う、 かといってサーカスというわけでもない。お年寄りと若者 が大半で、それにファミリーが少々。子供と中年層が薄い 感じです。「サーカス」と名付けられている公演の観客は 通常もっと若いでしょう。この違いは広告のうちかたや口 コミの広がり方からきているような気もします。 舞台右手の上方空中にブラインドがかかっています。きっ と後ろはハンモック。時々そこから手がでるのです。左手 にはソファ、真ん中にはテント。 テントから人が出てきて、ブラインドへと延びる紐にコー ヒーポットを括り付けて始まり始まり。コーヒーポットは 上まであがったかと思うと今度は紐にぶら下がって斜めに 動いてソファまで。。そしてまた上にあがって行って、、 今度は上からぼとぼとボール。3人で4個、4人で5個・ 7個、最後はひとりで7ボール。それからボールが床に たくさん! タオルの犬が出てきて笑いを取る。ポールが出てきてすわ バランス芸か?と思いきや、片方に円盤状の土台みたいな のをつけてごろごろ転がす、重そう。。それからポールを たてて見得を切る!ポールダンス?(なんていうんですか )は形を決めた段階で見得を切った感じで拍手がでやすい のですね。一番拍手がでてました。それからポールを色々 な方向に倒してキャッチ、最後は横にして綱渡り。 次に出てきたのは紙飛行機、紙を折るとすーーーっと飛ん で誰かの手の中へ。紙飛行機を投げあい、今度はポールを 土台だったところを上にして立てて、バランスしてその上 に立って紙飛行機をぴゅーーー。かなりな拍手。この紙飛 行機の作り方ほしい。 さてそこからディアボロ登場、このディアボロはちょっと 特殊で軸が延びていて独楽のように回ります。また軸の端 に紐をひっかけてのトリックもあり、普通と違うパターン を味わえました。もっとも違ったのは客席に出して放り投 げたディアボロが戻っていく!天井から糸で吊していたよ うです。 最後は上半身裸でスカート下の一輪車?背の高さが段々に なっており、笑いを誘っていました。 ジャグリングとアクロバット、それにちょっとした物語で えも言われぬ雰囲気を形作るというところ? この最後のちょっとした物語で面白くするというのが、な かなかありそうでありません。 New York で子供向け舞台を多くかけている New Victory Theater の番組としてもおかしくないですね。 こういう舞台をもっと見てみたい。 http://www.youtube.com/watch?v=t7Df4KnOnIA - 題名:ラ・カージュ・オ・フォール 劇場:日生劇場 日時:2012年1月29日12:30-15:35(カーテンコール終了15:48)(途中休憩あり) 料金:S席12600円 座席:GC階A列36番(中二回1列目センター) 出演: 鹿賀丈史/ジョルジュ 市村正親/ザザことアルバン 原田優一/ジャン・ミッシェル 愛原実花/アンヌ 香寿たつき/ジャクリーヌ 真島茂樹/ハンナ(カジェル) 新納慎也/シャンタル(カジェル) 今井清隆/ダンドン議員(アンナの父) 森公美子/ダンドン議員妻(アンナの母) 花井京乃助/ジャコブ(ザザの侍女) 林アキラ/ルノー(カフェの主人) 日比野啓一/フランシス(舞台監督) 園山晴子/ルノー婦人(カフェの女将) 大塚雅夫/石丸貴紫/美濃良/香取新一/水野栄治/富山忠/附田政信/佐々木誠/杉山有大/ 小野寺創/栗林昌輝/白石拓也/鯛中卓也/高木裕和/土器屋利行/福山健介/村上聖/山本真広/ 髙橋桂/多岐川装子/浅野実奈子/首藤萌美 作詞・作曲:ジェリー・ハーマン 脚本:ハーベイ・ファイアスティン 原作:ジャン・ポワレ 翻訳:丹野郁弓 訳詞:岩谷時子・滝弘太郎・青井陽治 演出:山田和也 オリジナル振付:スコット・サーモン 音楽監督・編曲:八幡茂 音楽監督・指揮:塩田明弘 装置:田中直樹 衣裳:セオニイ・アルドリッチ 衣裳:小峯リリー 照明:沢田祐二 音響:山本浩一 振付:真島茂樹 声楽指導:北川潤 ヘアメイク:宮内宏明 演出助手:落石明憲 舞台監督:二瓶剛雄 東京千秋楽です。満員御礼。日生劇場のGC階センターブロックに座ったのは久々、 本当にショーレストランでステージを見ている気分。 前奏曲から客席で手拍子、冒頭の劇中ショーでキャストが挨拶するたびに大きな 拍手。客席は熱く、それに呼応してか舞台の上もヒートアップ!ザザのオーバー ぎみの演技がどっかんどっかん受けてました。千秋楽専用演出だったのでしょう か?そしてカツラの上には「祝千穐楽」という幟。 1幕のエンディングは申し分なく楽しい。ダンスもかなりはじけています。アクロ バットも豪快、鞭でもクラッキングをパンパン。指揮者も音楽に合わせて踊りは ねてました。そしてザザの歌I Am What I Am で泣けます。このゲイ夫婦キャスト の組み合わせいいですねえ。息子カップルもかわいい。夫婦の愛、子供への愛が ひしひしと感じられるようです。 レストランの熱唱シーン The Best of Times で泣けて、ジャンミッシェルがザ ザに謝るところでまた泣けましたよ。議員妻は徹底的にくさいくらいコミカル、 ひっくりかえったらパンツの前面に「金」の文字!ダンドン議員は個性満点の キャストに囲まれて影が薄かったような。。 カーテンコールは客席総立ち、スタンディングオベーションでした。ひさびさに しっかり泣ける芝居を見ましたね。 |
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