今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:新宿末広亭3月下席夜の部三遊亭楽太郎改メ円楽襲名披露興行 日時;2010年3月29日17:00-21:00(18:40ごろから見ました、仲入りあり) 劇場:新宿末広亭 料金:当日3000円 座席:正面後方立ち見 番組 交替出演 柳亭小痴楽 滝川鯉斗 漫談 ぴろき 落語交替出演 桂枝太郎 三遊亭円丸 漫才 Wモアモア 交替出演 春風亭昇太 桂歌春 落語 三笑亭夢之助 奇術 北見伸・スティファニー(ここからみました) 落語 三遊亭好楽 紙屑屋 落語 桂歌丸 つる -お仲入り- 襲名披露口上 バイオリン漫談 マグナム小林 落語 三遊亭小遊三 ん回し 落語 桂米助 猫と金魚 曲芸 ボンボンブラザース 主任 三遊亭円楽 お血脈 特別興行はかわら版割引がないのですねOrz 立ち見と言われて場内にはいる とすでに両サイドの通路には2列にわたってひとがびっちり立っていました。 正面立ち見はまだ2列だったのですが、口上の時には4列にまで膨れ上がって いました。月曜なら大丈夫だろうと円楽師匠の人気をあなどっておりました。 スティファニーさんはチャイニーズリングで見立て芸、造形と口上の美です ね。伸さんは、テーブル浮遊に、帽子からの取り出し芸。 好楽師匠の噺ははじめてききました。若旦那のアルバイトに、紙屑の分別作 業をするというもの。がらくたや古書でいろんなものがはめ込めるので噺が 長くも短くも自在にできそうです。都々逸と歌舞伎台詞がおもしろかった。 歌丸師匠は開口一番「まだ生きてます」これで場内爆笑。それから軽くつる。 今回は笑点の出演者のみなさんばかりですが、とにかくつかみが早い、枕で あっというまに場内を笑わせてしまうのがすごい。 口上は歌丸、好楽、円楽、小遊三、歌春、米助師匠の方々、笑点のメンツ 揃い。米助師匠がXXXXこと誰それ、と二つ名をつけて全員を紹介w、でたら めなネーミングにあわせて話し始めるのがおもしろい。最近笑点見てないの ですが、TVでも同じ名前なのでしょうか? 皆さんの口上もしゃれが利いている上に暖かくてとても楽しいものでした。 次は東京ボーイズの代演でマグナム小林さん、コンビニのドアの音は何度聞 いても逸品だと思います。今回はタップシューズと床を持ってきて、タップ を踏みながらのバイオリン演奏。暴れん坊将軍の馬の足音をタップで!確か に雰囲気がでてます。そして天国と地獄はお見事。 小遊三師匠は先代円馬師匠の亡くなるときのドタバタはなしから軽くん回し。 米助師匠は、月曜はプロ野球がないので安心して高座に上がれるという枕か ら長島氏の思い出。 ボンボンブラザースは、リングパッシング、卵入れ、紙テープバランス、ク ラブパッシング、バランス。あの高い高座から紙テープたてたままで降りる のだからすごい。この紙テープ芸なんど見てもおもしろいんです。まだ見た ことがないかたは是非ご覧になってください トリはもちろん円楽師匠、枕でいろいろ寄り道しながら軽くお血脈を演じま した。新宿二丁目とスパイ大作戦ネタがはいってましたね。明日は人情噺を たっぷりやるので明日もきてねー、とおっしゃってましたが、さて千秋楽で はなにを演じたのでしょうか? 小さかったころによく見ていた笑点、最近はご無沙汰なのですが、また見な くちゃなあと思わせる雰囲気でした。 大勢の立ち見客の皆さんお疲れさまでした。 PR 題名:演劇集団キャラメルボックス25th ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー『クロノス・ジョウンターの伝説』~『ミス・ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』~ 劇場:2010年3月22日 14:00-15:00, 15:30-16:30 料金:4000円*2 座席:19列右側、17列左側(前日予約) 劇団:演劇集団キャラメルボックス 原作:梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』(発行・朝日新聞社 発売・朝日新聞出版) 脚本・演出 成井豊 ミス・ダンデライオン 出演: 岡田達也、岡田さつき、西川浩幸、前田綾、筒井俊作、石原善暢 阿部丈二、小林千恵、稲野杏那 ストーリー: 横浜大学付属病院で働く医師・鈴谷樹里(すずたにじゅり)は、11歳の頃、小児性結 核で入院していた。その時、同じく入院していた作家志望の青年・青木比呂志(あお きひろし)と出会い、「ヒー兄ちゃん」と呼んで慕うようになる。ヒー兄ちゃんは、 幼い樹里に楽しいお話をたくさん聞かせてくれていた。しかし、ヒー兄ちゃんはチャ ナ症候群という難病のため、亡くなってしまう。19年後、樹里は、チャナ症候群に劇 的な効果をもたらす新薬を手に入れる。ヒー兄ちゃんを救うため、樹里はクロノス・ ジョウンターに乗り込み、19年前の過去へと飛ぶ。 南十字星(サザンクロス)駅で ■CAST 西川浩幸、坂口理恵、岡内美喜子、畑中智行、三浦剛、左東広之 渡邊安理、多田直人、原田樹里 ■ストーリー 元エンジニア・野方耕市(のがたこういち)は、79歳。ある日、熊本の科幻博物館か ら、収蔵品の修理を依頼される。それは、43年前に自分が開発した、クロノス・ジョ ウンターだった。修理するうち、野方の脳裏に青年時代の記憶が蘇る。大学4年の夏、 野方は親友を失った。名前は萩塚敏也(はぎづかとしや)。萩塚は屋久島で沢登りし ている最中、鉄砲水に流されて亡くなったのだ。萩塚に屋久島行きを勧めたのは、野 方だった……。萩塚と最後に会った日に、もう一度行こう。野方はクロノス・ジョウ ンターに乗り込み、57年前の過去へと飛ぶ。 前日予約でチケット確保。ロビーでPCを使っていたら、制作の加藤さんから無線LAN のESSIDとキーをいただきました。先週からロビーで無線LANを使えるようにしたそう です。。こういうサービスはつぶやいている私たちにはありがたい。。1階席と2階席 の間の階段で記念写真展を行っています。ロビーにはクロノスジョウンター写真撮影 コーナーがあり、クロノスジョウンターに載った気分で記念撮影が行えます。 さて、客席に入ると開演前に前座でペリグリーズ登場!なんと歌による前説。観劇の 際の注意を歌いあげ、、、でも本来の注意事項は歌にはいってなくて、歌の後紙を読 み上げたのでしたwデビューミニアルバムのサイン会をするという宣伝もあり。最後 に、オチが「ミス、なんでライオン?」というダジャレで「ミスダンデライオン」を 紹介して開演。 私は両作品とも初見です。ミスダンデライオンは冒頭から泣ける泣ける。。樹里のす くっと立った姿がよい。ばりばりやるキャリアウーマンとけなげな少女を同居させて いる感じ。オープニングの新旧?ヒロイン同士の会話でもう泣けました。たぶん原作 読んでいるせいですが(汗)物語はとんとんと進み、過不足なく見事に1時間強にお さめてます。クライマックスになると客席の周りからすすり泣きが、もちろん私も ティッシュを出してぐしゅぐしゅ。そして最後が爽やかなエンディング。ラブストー リーのハッピーエンドはかくあるべし!という終わり方ですよね。日頃芝居を見に行 くことがない人にも安心して薦められる出来だと思います。 さて、南十字星です。これはクロノスジョウンターシリーズの最後を飾る物語なので す。クロノスジョウンターの発明者野方耕市がとうとう自ら過去へ飛んでしまいます。 西川さんの老け役がいい。この物語で特筆すべきはシャーペンでしょう。片思いの彼 女の持ち物という舞台のみの設定だったものが、なんと原作に反映されてしまった! この二つの舞台をみた後、梶尾さんの「クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニ ティ」を読み返しました。原作が両方とも収録されています。ミスダンデライオンは 舞台の方、南十字星は原作の方が私は好きですね。 できれば終わりなどといわずに梶尾さんに続きを書いてもらって、キャラメルに舞台 化してほしいものです。 題名:鈴本演芸場3月下席夜の部寿真打昇進襲名披露興行 日時:2010年3月21日17:20-21:10(仲入りあり) 劇場:鈴本演芸場 料金:前売2200円 座席:に13(4列目センターブロック) ----<夜 の 部>---- 5:20 落語 三遊亭金兵衛:寿限無 落語 柳家はん治:新作? 太神楽曲芸 鏡味仙三郎社中 :6:00 落語 桃月庵白酒:ざるや 落語 古今亭菊之丞:町内の若い衆 漫才 ┌昭和のいる、昭和こいる 落語 柳家さん喬:初天神(団子やまで) 7:00 落語 柳家小三治:(二人旅焼き豆腐まで) 落語 鈴々舎馬風;漫談 7:30 お仲入り - 真 打 昇 進 襲 名 口 上 - 奇術 ダーク広和 落語 三遊亭圓歌:天覧落語の話 落語 柳亭市馬:山号寺号 紙切り 林家正楽 8:30 落語 柳家三之助:代わり目 開演1時間前に到着、すでに行列ができていました。三之助師匠は背広姿で 行列に並んでいる方々に挨拶。背広姿も貫禄出てきましたねえ。開場予定を 前倒しして入場。 幕が開くとご贔屓からのプレゼントが並んでいます。後ろ幕が駒沢ひろの亭、 ラッパ屋竹内義明氏からウクレレ!その他酒樽が並んでいました。 さて開口一番、ここからうきうきした感じです。 はん治さんの噺ははじめて聞きました。新作なのでしょうか?居酒屋にきて ぼやく客、実はその客も居酒屋商売だったという。。 仙三郎社中は仙三郎親方と仙三さん。最初は仙三さんから傘回し、傘を閉じ たまま鼻の下にたててそれから親指試し、とんとんときて骨試しから後光試 しへとつながりました。傘回しで使う鞠は多少大きめで、鞠の回しわけして いる状態から後へ飛ばしヘッディングで戻す!面白いパターンですね。枡を 回すまでにちょっとした所作がはいりました。次は仙三郎親方による咥え撥 土瓶の曲。また仙三さんによる曲バチ、肩打ちの連続がきれい。最後には笊 の交換とり、5枚から6枚まで行いました。 ここから仲入りまでは軽い噺をとんとんと。小三治師匠は久々に聞きました。 ばあさんがいいですねえ。 さて仲入り後はお待ちかねの真打披露口上。さん喬、円歌、三之助、小三治、 馬風と並んでさん喬司会での口上です。 馬風師匠曰く「彼にはパソコンを直す特技があります。うちのパソコンが壊 れたとき、三之助を呼んで直させたのだが、そのPCにうちのかかあの●の写 真が入っていた。それを三之助にみられたのでとても他人とは思えない」 三之助師匠の師匠である小三治師匠「二つ目の時に名前を換えた。自分から 三之助という名前でどうでしょうと持ってきて、いいだろうと認めた。実は 異例の入門の仕方をしている。この男は手紙をだしてきた。弟子入りしよう という者で手紙を書いてくるようなやつは相手にしないことにしているのだ が、虫の居所がよくてあってみようかな、、で会ってみた。親を連れてらっ しゃいといったら、おかあさんをつれてきた。この男が入門できたのはおか あさんのおかげ。この男よりおかあさんを噺家にしたかった。弁舌がよく、 女っぷりがいい。これがちょっと良い女なんですな。入門した後もこの男と お母さんを交換したかった。こいつには、人が生きるってのはコンピュータ じゃないんだぞ、人間なんだぞ、という小言が多かった。3年くらい前から、 ひょっとすると使えるぞと思った。これからが噺家としてのスタートだ」 皆さん笑わせてくれてそれでいて三之助師匠への暖かい思いやりが伝わる楽 しい口上でした。三本締めで幕。 マジックはロケット団の代演なのだそうです。新聞紙を使った、グラスとビー ル瓶のいれかえ、それからファンカード。肘までカードを並べて、一旦倒し たら、そのまま肘を降ってカードを上方に飛ばし、もう片方の手でまとめて キャッチ!これって種も仕掛けもないですよね。練習してみたいかも。。 円歌師匠は天皇陛下の前で落語を行ったときの話。この噺のタイトルはなん とついているのでしょうか?昭和天皇が崩御された際に、喪に服して寄席に あがるのを自粛する必要があったとは初めて聞きました。 山号寺号は、一瞬ですが 市馬山おんすてー寺w さんのすけ山いいかん寺、 えんか山けがだい寺、ばふう山えろおや寺、で締めました。 紙切りは、相合い傘 真打ち口上、花見。花見は桜と宴会で踊る姿を切り抜 いて見事。 さてとうとうトリの三之助師匠です。 かなり堂々としていて何年も前からトリをとっているような風格が感じられ ましたよ。酒好きだという枕から替わり目へ。くすぐりでは一瞬某航空会社 の名前もwそういえば紋付きの紋をよく確認できなかったなあ(たしか飛行 機のはず)おかみさんがしゃきっとしていて、酔っぱらいの旦那がかわいい。 なべやきうどんのかけ声も当時の路地が目に浮かぶようでしたよ。目の前に 光景が広がるとてもきっちりとした、それでいて情感あふれる噺でした。 良い噺家になったものです。 ここがスタートライン、これからももっと面白い噺を聞かせてくださいね。 題名:若手演出家コンクール2008 最優秀賞受賞記念公演「オーライオーライ ~僕なら大丈夫。~」 日時:2010年3月12日20:00-21:30 劇場:下北沢「劇」小劇場 料金:前売2500円 座席:2列目センター 演出・振付:智春 作:すがの公(ハムプロジェクト) 出演:DAIKI、cheeky☆、NoB、堀口和也、森田智博、 境野智美、中川真希(劇団ドロブラ) 舞台監督:坂野早織 照明:有岡幸子 音響:小町香織 宣伝美術:松本麻実(GROSVENOR design.) WEB製作:しゅうちょう(P-JAM STYLE株式会社) 制作:渡辺舞衣 企画・製作:奥村優子 ストーリー: 猪口乙女は緒突猛進、すぐに恋に落ち、失恋する。幼馴染の田中太郎はひそかに彼 女を愛しているが、内気な彼は言い出せないままだ。そんな事をツユとも知らぬ彼 女は、今日もまた乙女は感持ち・綾野小路信長にフラれ、太郎に泣きつきヤケ酒を つきあわされる。とうとう彼女は公務員・片倉聡明と結婚を決めた。絶望した彼は 空港に来た。渡せなかったラブレターをキャリーバッグに詰め込んで傷心旅行に旅 立つ。謎の芸術家・神風マーリーが彼に不思議なクスリを渡す。。。 劇小劇場にきたのは何年ぶりでしょうか。客席はそこそこいっぱいになっています。 女性が多いのですが、いつもの劇場とは違う雰囲気です。いわゆる大道芸ファン? 大道と舞台のクロスオーバーはどんどん行って欲しいものです。 舞台左端にはPCとコート、棚にはリングと皿、右には椅子と箱。 全体として期待していた以上におもしろかった。元々はせりふ劇だったのを曲芸に よる身体的表現に変えた作品なのでしょう。ラブストーリーには組体操がマッチし ているかも。ジャグラーだけだとこうはいかない。軟体芸があるだけでだいぶ違う。 ジャグリングらしいジャグリングはオープニングのみ。リングを用いたダンスから パッシング。リング1個のマニピュレーション的なダンスは楽しい。オープニング 以外でほとんどじゃぐらないのはよくぞ我慢したといいますか。 あの梁でブランコ(エアリアルフープ?)ができるとは思いませんでしたよ。 残りは皿を投げたり、組み体操をしたり、ジーンズのパッシング。。ジーンズで洗 濯ものの山はお金持ちの設定だとつらくないですかw 森田さんが携帯を鼻でたて てそれから会話はすんなり。DAIKIさんが一輪車をふっているとだんだん車輪が回 るというのはおもしろい。これってコリオリ力?森田さんが頬を打たれた際に、見 事に2回転したところもきれい。 物語は、失恋した彼が不思議なクスリにより時間を巻き戻して奮闘するというリプ レイもの。クスリを飲んだ者の希望のところまで巻き戻り再度時間が進みます。こ の巻き戻しのマイムがきれい。一回目の巻き戻しは何か冗長な気がしたのですが、 次からはトントンと進み、彼は彼女を手に入れるというより彼女を助けるために時 間の巻き戻しをつかってしまいます。なんとなくほろ苦いそれでいてハッピーエン ドのような渋い結末。元の台詞劇も見てみたくなりましたよ。脚本の力がかなり大 きいですね。 人と人が関係する芝居には組体操なら比較的すんなりはめ込めるのですが、トスジャ グリングはやっぱりつらいかも。一輪車はハワイでバイクで乱入するとかもうちょっ と使って欲しかった。 とにかくおもしろかったし、かなり興味深い組み合わせでした。クロスオーバーな 舞台をつくると大道芸ファンと演劇ファンが日頃のテリトリーを越えて見識を深め る可能性があるので、こういう試みはとてもありがたく思います。 題名:TPAM(東京芸術見本市)2010/インターナショナル・ショーケース 日時:2010年3月3日19:00-21:30(途中休憩あり) 劇場:東京芸術劇場・中ホール 料金:無料(事前予約) 座席:最前列センター 主催:文化庁 共催:東京芸術劇場(財団法人東京都歴史文化財団) 企画・制作:国際舞台芸術交流センター 番組は次の3つ 題名:フィンランド・ダンス情報センター・ショーケース(フィンランド)カルットゥネン・コレクティブ (Karttunen Kollektiv)『デジタル・デュエンデ』 振付:Jyrki Karttunen 出演:Jyrki Karttunen/Eero Vesterrinen・Teemu Kyytinen テクニカル・ディレクター:William Iles 照明・セット・音響デザイナー:Kimmo Karjinen カメラマン・グラフィックデザイナー:Ninna Lindstrom マネージングディレクター:Satu Immonen 共催:フィンランド・ダンス情報センター カルットゥネン・コレクティブ オフィシャルHP http://www.karttunenkollektiv.fi/ 振付家・ダンサーのJyrki Karttunen率いるコンテンポラリー・ダンスのカンパニー。ダンスを 最も重層的な哲学的表現であると同時に重要な社会貢献とみなし、常軌を逸した人間の動 きの表現と伝統的なダンスの手法と融合させた作品を制作。ほぼ一年に一本のペースで 作を発表、国内外でツアーも行なっている。 題名:インドネシア舞台芸術見本市ショーケース(インドネシア)ナン・ジョンバン・ダンス・カンパニー (Nan Jombang Dance Company)『Rantau Berbisik』 振付・作曲:エリ・メフリ(Ery Mefri) 出演:Angga Mefri/Rio Mefri/Geby Mefri/Intan Mefri/Ririn Mefri 照明デザイン:Tria Vita Hendra Djaja 制作:Nan Jombang Dance Company-Padang 協力:IPAM(インドネシア舞台芸術見本市:Indonesia Performing Arts Mart) 983 年に振付家エリ・メフリによって設立され、スマトラを拠点に活動。ミナンカバウ文化の 豊かさを広める事を目的として、国内外で公演を行なっている。伝統舞踊の起源にさかのぼ りつつ現代的な様式を構築しているダンスは、子供と大人がともに楽しめる優れた作品を作 り出し、米国のアメリカン・ダンス・フェスティバルやオーストラリアのクイーンズランド音楽フェ スティバルなど国内外で活躍している。 題名:CINARSショーケース(カナダ)カ・ピュブリック(Cas Public)『スイート・クルエル[残酷組曲]、あるいは悪魔は細部に宿る』 振付:Helene Blackburn リハーサル・ディレクター:Nathalie Blanchet 出演:Roxane Duchesne-Roy/Kyra Jean Green/Merryn Kritzinger/Rocky Leduc Gagne/ Pierre Lecours/Susan Paulson/Michel Spinnhirny/Georges-Nicolas Tremblay ピアノ演奏:Laurier Rajotte/Adam Johnson ドラムス演奏:Roxane Duchesne-Roy 照明:Andreanne Deschenes 音響:Samuel Theriault 衣装:Annie Gelinas 衣装仕立て:Annie Gelinas and Marie-Andree de Courval 映像:LEMM(Martin Lemieux) 調髪:Martin Morissette(Salon Lutece) シューズ:Luigi Luzio(Angelo Luzio) 共催:CINARS カ・ピュブリック オフィシャルHP: http://www.caspublic.com/ 1989年に、すでに振付家・ダンサーとして地位を確立していたHelene Blackburnが、集団的 創作の可能性を追求するため設立。コンテンポラリー・ダンスを刷新するため振付のリサーチ を行ない、ケベックを拠点としながらも、『Bluebeard』のパリ・オペラ座での公演が成功をおさめ るなど国際的に評価されている。近年では、コンテンポラリー・ダンスの普及のため、子供を対 象にした作品も多数制作している。 無料の公演です。オープニングは客席は2割程度、最後でも半分程度?けっこうおもしろいのに かなりもったいない。 ・フィンランド 舞台の真ん中に赤いカーペット、周りに細い枝のみの鉢植え、それにライトが横についてい ます。カーペットの真ん中に懐中電灯がひとつ。ワンベルの時に姿格好が同じようなお兄さん が舞台に上がってストレッチをはじめました。 はじめはご挨拶、髭がないお兄さんが振り付け師。最初はライトが完全に消されました。そし て懐中電灯で木々を照らしていって、木についたライトをオン!それからなんとなく動き始め、 肘から先の手踊り、歩くとぶつかって転げる、くなくなと倒れる。でんぐり返る。後で気がついた のですが糸の切れたマリオネットのようだったのですね。曲がかわるとくねくねとたこ踊り? 曲がフラメンコにかわると力強くそれでいてどちらかというと過剰。2人がシンクロしている部分 は力強い。 全体としてはなま暖かいコンテンポラリー、でもほとばしる汗。最後は元に戻って懐中電灯のみ で手踊り。元のマリオネットに戻ったようです。私はけっこうすきです ・インドネシア 木のテーブル、倒れた椅子、食器だなと食器、民家の中という雰囲気です。 テーブルの上で軟体もどきのダンスから始まりました。後ろでは食器棚の皿を 叩いてリズム、机も叩く、その音で机の上のダンサーが踊っていたかと思うと、後ろで皿を叩いて いたキャストも踊り始めました。しかも皿とスプーンを重ねて持って。皿とスプーンをうちあわせ て音を出しながらのダンスはすごい。皿を持った手がが自在に動いてそれでいてリズムも刻まれて います。スプーンなしで皿だけ持ったキャストはもっと大胆なダンス、大神楽の皿の芸よりずっと 激しい動きです。後半になって歌手も登場。かなり良い声で、なんとなく不思議な空間を醸し出し ています。歌とダンスと曲芸がまざったようなステージでした。 もしロングバージョンがあるのだったらもう一回見てみたい。 ・カナダ セックスとバイオレンスな言葉をつぶやきながらはじまりました。 大人数でいかにもこんてんぽらりーな感じ。はげしい一見不規則な動き。 タイトル通りのあくが強いステージでした。 |
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