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題名:鈴本演芸場3月下席夜の部寿真打昇進襲名披露興行
日時:2010年3月21日17:20-21:10(仲入りあり)
劇場:鈴本演芸場
料金:前売2200円
座席:に13(4列目センターブロック)

----<夜 の 部>----
5:20
落語  三遊亭金兵衛:寿限無
落語  柳家はん治:新作?
太神楽曲芸  鏡味仙三郎社中
:6:00
落語  桃月庵白酒:ざるや
落語  古今亭菊之丞:町内の若い衆
漫才 ┌昭和のいる、昭和こいる
落語  柳家さん喬:初天神(団子やまで)
7:00
落語  柳家小三治:(二人旅焼き豆腐まで)
落語  鈴々舎馬風;漫談
7:30 お仲入り
- 真 打 昇 進 襲 名 口 上 -
奇術  ダーク広和
落語  三遊亭圓歌:天覧落語の話
落語  柳亭市馬:山号寺号
紙切り  林家正楽
8:30
落語  柳家三之助:代わり目





開演1時間前に到着、すでに行列ができていました。三之助師匠は背広姿で
行列に並んでいる方々に挨拶。背広姿も貫禄出てきましたねえ。開場予定を
前倒しして入場。
幕が開くとご贔屓からのプレゼントが並んでいます。後ろ幕が駒沢ひろの亭、
ラッパ屋竹内義明氏からウクレレ!その他酒樽が並んでいました。
さて開口一番、ここからうきうきした感じです。
はん治さんの噺ははじめて聞きました。新作なのでしょうか?居酒屋にきて
ぼやく客、実はその客も居酒屋商売だったという。。
仙三郎社中は仙三郎親方と仙三さん。最初は仙三さんから傘回し、傘を閉じ
たまま鼻の下にたててそれから親指試し、とんとんときて骨試しから後光試
しへとつながりました。傘回しで使う鞠は多少大きめで、鞠の回しわけして
いる状態から後へ飛ばしヘッディングで戻す!面白いパターンですね。枡を
回すまでにちょっとした所作がはいりました。次は仙三郎親方による咥え撥
土瓶の曲。また仙三さんによる曲バチ、肩打ちの連続がきれい。最後には笊
の交換とり、5枚から6枚まで行いました。
ここから仲入りまでは軽い噺をとんとんと。小三治師匠は久々に聞きました。
ばあさんがいいですねえ。

さて仲入り後はお待ちかねの真打披露口上。さん喬、円歌、三之助、小三治、
馬風と並んでさん喬司会での口上です。
馬風師匠曰く「彼にはパソコンを直す特技があります。うちのパソコンが壊
れたとき、三之助を呼んで直させたのだが、そのPCにうちのかかあの●の写
真が入っていた。それを三之助にみられたのでとても他人とは思えない」
三之助師匠の師匠である小三治師匠「二つ目の時に名前を換えた。自分から
三之助という名前でどうでしょうと持ってきて、いいだろうと認めた。実は
異例の入門の仕方をしている。この男は手紙をだしてきた。弟子入りしよう
という者で手紙を書いてくるようなやつは相手にしないことにしているのだ
が、虫の居所がよくてあってみようかな、、で会ってみた。親を連れてらっ
しゃいといったら、おかあさんをつれてきた。この男が入門できたのはおか
あさんのおかげ。この男よりおかあさんを噺家にしたかった。弁舌がよく、
女っぷりがいい。これがちょっと良い女なんですな。入門した後もこの男と
お母さんを交換したかった。こいつには、人が生きるってのはコンピュータ
じゃないんだぞ、人間なんだぞ、という小言が多かった。3年くらい前から、
ひょっとすると使えるぞと思った。これからが噺家としてのスタートだ」
皆さん笑わせてくれてそれでいて三之助師匠への暖かい思いやりが伝わる楽
しい口上でした。三本締めで幕。

マジックはロケット団の代演なのだそうです。新聞紙を使った、グラスとビー
ル瓶のいれかえ、それからファンカード。肘までカードを並べて、一旦倒し
たら、そのまま肘を降ってカードを上方に飛ばし、もう片方の手でまとめて
キャッチ!これって種も仕掛けもないですよね。練習してみたいかも。。
円歌師匠は天皇陛下の前で落語を行ったときの話。この噺のタイトルはなん
とついているのでしょうか?昭和天皇が崩御された際に、喪に服して寄席に
あがるのを自粛する必要があったとは初めて聞きました。
山号寺号は、一瞬ですが 市馬山おんすてー寺w さんのすけ山いいかん寺、
えんか山けがだい寺、ばふう山えろおや寺、で締めました。
紙切りは、相合い傘 真打ち口上、花見。花見は桜と宴会で踊る姿を切り抜
いて見事。



さてとうとうトリの三之助師匠です。
かなり堂々としていて何年も前からトリをとっているような風格が感じられ
ましたよ。酒好きだという枕から替わり目へ。くすぐりでは一瞬某航空会社
の名前もwそういえば紋付きの紋をよく確認できなかったなあ(たしか飛行
機のはず)おかみさんがしゃきっとしていて、酔っぱらいの旦那がかわいい。
なべやきうどんのかけ声も当時の路地が目に浮かぶようでしたよ。目の前に
光景が広がるとてもきっちりとした、それでいて情感あふれる噺でした。
良い噺家になったものです。
ここがスタートライン、これからももっと面白い噺を聞かせてくださいね。


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