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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:Rigoletto
日時:2009年2月10日19:30-22:30(途中休憩2回あり)
劇場:Royal Opera House, Main Auditorium
料金:195GBP
座席:STALL Left H15(1階8列目ほぼセンター)
指揮:Daniel Oren
演出:David McVicar
リバイバル演出:Daniel Dooner
装置:Michael Vale
衣装:Tanya McCallin
照明:Paule Constable
出演:
  Duke of Mantua:Francesco Meli
Matteo Borsa(a courtier):Daniel Norman
Count Ceprano(a courtier):Vuyani Mlinde
Countess Ceprano: Louise Armit
Rigoletto(court jester):Leo Nucci
Marullo(court poet):Changhan Lim
Count Monterone:lain Paterson
Sparafucile(a professional assassin): Kurt Rydl
Gilda(Rigoletto's daughter):Ekaterina Siurina
Giovanna(GIlda's nurse):Elizabeth Sikora
Page: Deborah Peake Jones
Court Usher: Nigel Cliffe
maddalena(Sparafucile's sister): Sara Fulgoni

はじめてROHにはいりました。これまでのロンドン旅行では全く縁がなかった、というか
これまではオペラにもバレエにも興味がなかったのですね。コベントガーデンの中心に
位置するこのオペラハウス、舞台ファンなら一度は入ってみてもいいのではないでしょ
うか。重厚さと新しさを兼ね備えるなかなかいい感じの劇場です。
さて、本日はSOLDOUT公演です。一週間前にすごく良い席が出てきたので思わず買ってし
まいました。これは有名な作品ですが、私は見るのは初めてです。
さすがにミュージカルよりずっと年輩の方が多いですね。男性は大部分がジャケット姿、
女性はさまざまです。タキシード姿はありません。ひとり和服のおばさまを発見しました。
劇場内にはレストランやバーがいくつもあります。どこも満員。Webでレストラン予約で
きたりします。




字幕は舞台の遙か上にありました。
私が座った位置はベストポジションともいうべきところで、歌声が一直線に私にぶつかっ
てきましたよ。



舞台の上には斜めに立てかけられたブリキ色の壁、気分は廃墟なんですが、そこが公爵の
館になりました。オープニングは大人数の乱痴気騒ぎ。剣で尻をたたいていたり、くんず
ほぐれつ、まぐわっていたり、最後は全裸の男女出現、なにも遮るものがなく見えてしま
います。18禁なんですか?>りごれっと
そこに公爵登場、女はみんな俺のもの?「あれかこれか」がかなりよい。えげつない歌詞
ですねえ(字幕読んでるだけですが)しみわたるテナーです。リゴレットは想像よりかな
り男前、しかも公爵より厚みのあるよい声です。
舞台が90度回り、ブリキ板を横から見る形になるとそこは街頭、殺し屋のセールスの場に
なっちゃいます。もう90度回って最初の裏側になると今度はリゴレットの自宅、これもぼ
ろぼろです。娘ジルダはきれいなソプラノ。身分を偽った公爵と恋仲になっちゃうのです
が、公爵の部下たちにリゴレットの女と勘違いされて拐かされてしまいます。ここで1幕
おしまい、30分休憩。
ブリキ板の後ろに照明があたるとそこは地下の穴蔵の風情。手下に娘を拐かされたとは知
らない公爵は殊勝にも安否を気遣う歌を歌います。これもかなりよい。リゴレットが公爵
のところにきて娘を返してほしいと歌う「悪魔め、鬼め」は感動的、オペラで泣けるとは!
ここで拍手が巻き起こってショーストップでしたよ。
この作品は大人数での合唱が意外なほど少ない。そのためなんとなくこじんまりとした雰
囲気を感じさせます。そのかわり2ー3人での重唱が大部分で物語を進めていました。
3幕は私ですら知っている有名な「女心の歌」ではじまります。いやー公爵が羨ましい。
そんな公爵を一途に思うジルダがなんちゅーか。。。最後は身代わりで死亡という一応悲
劇なんですが、ダメンズ(よりはだいぶましか)にひっかかってしまったおばかさんとい
うのが正しい評価でしょう。
カーテンコールでは、公爵、リゴレット、ジルダが床を鳴らしての拍手でした。特にジル
ダがスゴい反響だったのですが、私としてはリゴレットが一番かな。今回の旅行の最後を
 飾るにふさわしい舞台でした。



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題名:Mouse Trap
日時:2009年2月10日15:00-17:10(途中休憩あり)
劇場:St Martins Theatre
料金:36GBP
座席:Stalls E15
出演:
Mollie Ralston: Vanessa Clarke
Giles Ralston: Simon Hepworth
Christopher Wren: Edward Grace
Mrs. Boyle: Bronwen Williams
Major Metcalf: Graeme Eton
Miss Casewell: Rebecca Reaney
Mr. Paravicini: Jim McMaus
DETECTIVE-SERGEANT TROTTER: Richard Brightiff

半世紀以上にわたるロングラン作品です。1952年11月25日が初演。
いつかはみるだろうと思ってずっと見てなかったのですが、さすがに今回見ないと
ともうみる機会がないかもと思って見てみました。
火曜日のマチネがある作品は少ないので客が集まるか?と思いきやそんなことは
ありませんでした。さすがに56年もロングランしてるだけのことはあります。
ロンドン中が見ていても驚きませんよ。
客席は1階が約1割の入り。私は劇場窓口で買ったのですが、1列3人しか座ってないのに
3人固まっているOrz 横方向へチャレンジングな方がすぐ隣だったので別の場所に逃げ
ました。開演直前には客席民族大移動、だってみんな端のチケットを持っているのです
もの。私はふたつさがって、通路後ろの足を伸ばせる席を確保G8番でした。
物語は原作がアガサクリスティ、半世紀もやっていたらロンドン中の人が一度は見たと
なっていてもおかしくありません。
舞台は大雪の中、ロンドン近くの山荘で始まります。居間に暖炉がありますが、だいぶ寒
そう。客は雪を払いながら三々五々きます。なんだかひとくせもふたくせもあるような
客ばかり。雪のおかげで交通が遮断され、そして電話線も切れてしまいます。
そこで殺人事件の調査に刑事がやってきて、、調査をするうちに新たな殺人が起きてし
まいます。調査のうちに複雑に絡み合った人間関係が明らかになってきて。。
舞台はずっと山荘の居間からかわりません。
良くできた原作なんでしょうが、英語が聞き取れない部分があるとかなりきびしいですね。
それでも結末にはびっくり、そうきたか!?という感じ。ミステリーなもので予習を
するというわけにもいかず。。
カーテンコールでは、「結末はあかさないでください」 えっと、ロンドン中の人が
皆結末を知っていたりしませんか?
それにしてもこの客の入りでよくロングランできてますね。夜だともっと入っているの
でしょうか?



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題名:Discover: Primary Classics [Macbeth]
日時:2009年2月10日10:40-11:55
劇場:Cottesloe Theatre(National Theatre)
料金:10GBP
座席:C10(右側客席なかほど)

子供のためのということで分かりやすいかと思ってきましたよ。案の定子供の団体でロビーは一杯。
一週間前から売り出しであなどっていたら全日程SOLDOUT! 当日朝にWeb上で販売再開されたのでチ
ケットを得ることができました。National Theatre のサイトで購入の場合、手数料がいらないのが
嬉しい。見ている子供たちは小学校高学年程度かな?子供たちは揃いのジャージ、赤と黄色を着て
います。色が違うのは別の団体でしょうか。そうこうするうちにジャージを着ていない集団がはいっ
てきて、床に座りました。これって詰めればまだまだはいるぞ、なぜSOLDOUT?子供9割というところ。
劇場の中央から長辺に平行して石畳がおいてあり。両端が玉座と、ちょっとした幕。その石畳の両
側に客席が配置されています。左右の客席は椅子が3列、その前に床座りになるという形態です。
この劇場は出し物によって客席の配置を換えてしまうようです。
幕の裏側で影絵で暗殺などが行われるのでした。始まる前からキャストが舞台上にでてなにやら
四方山話をしています。予言する魔女はおばさん3人でピクニックに来た風情、ひとりは編み物。
後でわかったのですが、おばさんなどではなくうら若き、しかも皆さんかなり美しいお嬢様。
男二人はバードウォッチングの格好。もう一組の男は刷毛を持ったおじさんとボードを持った
おじさん。でもこの持ち物に意味はなかったみたい。玉座の近くには枯れ木が何本か、もちろん
最後には森を動かすネタとなるのでした。
玉座の隣に太鼓がおかれて、子供にたたかせて、風の音を鳴らさせて始まり始まり。
おばさんたちがアカペラで歌を歌います。けっこういけます。
キャストたちが大道具の裏で音を出したり楽器を奏でたりしてBGMも担当していました。
マクベスはかなりいけてる浅黒いお兄さん、マクベス以外は皆さんひとり何役もやるのです。
布をたすきにかけるだけで戦士、毛布をマントにして頭にワッカをはめるだけで王になれる
のは不思議。大道具の裏にはいってちょっとだけ衣装を変えると顔まで変わって出てくるのは、
まあ役者として当たり前といえば当たり前なのですが、すごいよね。39STEPほどではないで
すが、早変わりの妙も楽しめます。
マクベスがかなりひっこみ思案で優柔不断、奥さんの尻に敷かれているのもよくわかります。
いい加減で曖昧な予言に振り回される情けないマクベス、悪女の妻、どつぼにはまっていく
姿が簡潔に描かれています。また歌をいれたり、演奏がはいったり、ベタなギャグがはいっ
たりして子供たちを飽きさせない工夫がなされています。でも30分をすぎたあたりから子供
たちはもぞもぞ。。役者がひとりで台詞を語るところなどでは、もう明らかに子供たちの集
中力が切れてます。でも場面がかわって大きな音が出たりするとまた復活。太鼓がたたかれ
ている間は子供たちも注目。剣戟の音は4人が四方で奏でる太鼓、その真ん中でひとりで切り
むすんでいるのですがこれでかなりの迫力があるから不思議です。
老婆の予言がうまく聞き取れなかったのは我ながら情けない。
しかし、これで10GBP(1400円)なんだから良いですねー。
こういうレベルのシリーズならまたみたいかも。短いというところもポイントでしょうね。


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題名:Sunset Boulbard
日時:2009年2月9日19:30-22:10(途中休憩あり)
劇場:Comedey Thatre
料金:TKTS 半額 30GBP
座席:Stall B7(最前列右より)
演出・振付:Craig Revel Horwood
Arrangements & Musical Supervisor Sarah Travis
Designer:Diego Pitarch
照明:Richard G Jones
出演:
Heather: Elisa Boyd
Artie Green: Tomm Coles
Sheldrake: Alexander Evans
Norma Desmond: Kathryn Evans
Mary: Kate Feldschreiber
Joe Gillis: Ben Goddard
Manfred: Sam Kenyon
Frank: Nick Lashbrook
Hog-Eye / Shadow MD: Tarek Merchant
Cecil B De Mille: Craig Pinder
Betty Schaefer: Laura Pitt-Pulford
Joanna: Helen Power
Max Von Meyerling: Dave Willetts



当日18時ごろにTKTSで購入。最前列がTKTSにでるのがロンドンの良いところ。
もっとも案の定床は目の高さより上にありますが。このコメディシアターはかつて
真夏の夜をみた劇場です。かなり規模が小さいのに客もはいってない感じです。
舞台上には左右に楽器それに少しの大道具。舞台中央奥にはコントラバスとソファ
キャットウォークに続く螺旋階段、それに金属質の椰子の木。
ピストルの音で公演開始。演奏もキャストが行っていました、
ビオラ、アコーディオン、トランペット、コントラバス、フルート、楽器を持ったまま
台詞をしゃべっているのです。楽器を持たないのはノーマくらい、Joeは
色んなものを持ち替えて演奏します。ピアノ弾いたりフルート吹いたり、バスを弾いたり
いそがしい。スイニートッドから始まったオケなし低予算演出の流れなんでしょうか。
曲調は同じなので物悲しい雰囲気が漂うのですが、それとともにどよよんとびんぼくさい
雰囲気も漂っちゃいます。場面転換も最小限の道具の移動で行われ、気分はもう小劇場。
ノーマの老醜は見事に描かれているというか、かなり怖いのです。にいちゃんが金や義理に
負けていって駄目になっていくのも良く雰囲気が出ています。
これならツアーに持って行きやすいし、こういう演出もありだと思いますが、私はサンセット
では派手なセットが見たいのです。客の入りもいまいちだし、さていつまで続くのか?

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題名:Thriller Live
日時:2009年2月8日19:30-22:05(途中休憩あり)
劇場:Lyric Theatre
料金:50.5GBP
座席:Dress Circle A8(2階席最前列右より)
演出・振付:Gary Lloyd
追加振付:Lavelle Smith Jnr. and Kerys Nathan
出演:
ボーカル
Ricko Baird, Ben Foster, John Moabi, Denise Pearson, Roger Wright
Kieran Alleyne?(マルチキャストなので自信なし)
Walking Cover for Lead Male vocalist: Earl Perkins
曲名:
Music and Me, I Want You Back, ABC, The Love You Save, I'll Be There, Ben,
Show You The Way to Go, Shake Your Body, Blame It On The Boogie,
She's Out of My Life, Off The Wall, Get On The Floor, Rock WIth You,
It's The Falling In Love, Don't Stop Till You Get Enough, Can You Feel It,
Wannabe Starin Something/P.Y.T, Beat It, The Way You Make Me Feel,
I Just Can't Stop Loving You, Smooth Criminal, Dirty Diana, Remember the Time,
Man In the Mirror, Dangerous, Earth Song, Heal The World, Billie Jean,
Thriller, Bad, Black Or White

開演20分前に劇場窓口で購入。TKTSに半額で出ていたのですが、日帰りツアーに行っていた私
には買えるタイミングがありませんでした。日曜の夜の公演自体が普通の舞台ではないものです。
1階席はほぼ満員。思ったより客層が若いのです。私より年上ばかりかと思っていました、。
舞台は左右に階段、上にキャットウォーク、背後にバンド。色とりどりの照明に背後に動画
の投影。最初は小さな子供入りでジャクソンファイブの曲ががんがん歌われました。
物まねコンサートというよりは、マイケルに捧げるコンサートといった風情。キャストがいれ
かわりたちかわり歌い踊るのです。バックダンサーもがんがん踊ります。客席のノリも良い感じ。
ただ、1幕で私が知っていた歌はABCくらい?
2幕からは知っている曲多数、ボーカルはボーカルで歌い、ダンスはダンスだけという分業、
Walking Cover というのは歩く専門ということなんでしょう。振付もだいたいオリジナルのまま。
Billie Jean が終わった段階でキャストの紹介をして、それ以降がアンコールの扱い。
Thriller ではメイクを変えるかわりに狼男のマスクをかぶったまま踊っていました。
私はSmooth Criminal のPVが大好きなので、いかにもというシーンには心が躍りました。
でもいまひとつ物足りないんですよねえ。まずはダンサーがスリムじゃない(^^;) 歌もダンス
も今ひとつなのです。あらためてマイケルの偉大さがわかるというか。。
翌日HMVでマイケルのPV集を買ってしまいました(^^;;;)
うーん、半額ならまあよかったかなあ。


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