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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:아타미 살인사건 (熱海殺人事件)
日時:2008年11月23日16:00-17:30
劇場:상명아트홀 2관(サンミョンアートホール)(大学路、SEL)
料金:15000ウォン+予約2000ウォン
座席:最前列左より
出演:
  木村:오의택,
  刑事:김주후,
  花子:박아인,
  犯人:문원주
  
階段を下りると、すごく小さな劇場。客席は11人*5列という狭いものです。
自由席で適当に着席。最初はすいていましたが、最終的にはほぼ満席、
舞台の左右に赤い文字で熱海殺人事件というライトがついてました。
すごく薄暗い雰囲気、舞台の真ん中に幅が広い机といす。机上には
「刑事部長 木村綜志」という名札。でんべえじゃないのね。基本的には
全てダブルキャスト。タキシードにワイングラスを持って部長刑事登場。
BGMはもちろんチャイコフスキー。熊田はどうやら朝鮮人のキムになっているらしい。
花子は、大きなマスクに帽子コートで登場。後ほど脱ぎ捨てて、ミニスカート
網タイツに変身。そしてキューティハニーの曲で踊るのです。
部長刑事がかなり弱い雰囲気なんですが、がそういうキャラでしたっけ?
ミニスカのおねえさんが、偉そうでいて実は助手の花子。犯人は、カツラ、
サングラス、皮ジャンパでふてぶてしい。犯人は手に持った花を客席の
私に渡し、、、一瞬花に触ったかと思うタイミングですっと手を引いちゃい
ました。そしてほかの客のお姉さまに花を渡してます。刑事たちはキャバレーで
客に応対するかのように犯人に接し、メニューで有罪無罪選ばせたりします。熊田
と花子が恋仲?花子があいこになって、ふたりで現場再現したりします。
エンディングは有名な?花束で殴るシーン、私の座った最前列まで花のにおいがぷーん。
ハングルの台詞に混じって断片的に日本語の単語が混じっていました。台詞で受けを
とっていましたから、ハングルがわかるとかなりおもしろいのかもしれません。
日本語の歌もいくつかはいりました。熱海のいろんなバージョンをいいとこどりしよ
うとしてる演出に思えます。何となく統一感がない感じ、、とはいえ、私はひとつ
しかみてないのです。
この舞台にでてきた、花子役の女優はけっこう私好みでした。スタイルいいし、
いかにもつか芝居にでてくるような味わいです。
なかなかよい感じの舞台でしたね。

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題名:ダイワハウス presents ロッシーニ・オペラ・フェスティバル日本公演 マホメット2世(Maometto II)
日時:2008年11月18日18:00-21:30(途中休憩あり)
劇場:Bunkamura オーチャードホール
料金:S席39000円(招待券でみさせていただきました)
座席:1階30列23番(1階かなり後方センターブロック)
指揮:アルベルト・ゼッダ(Alberto Zedda)
演出:ミヒャエル・ハンペ(Michael Hampe)
出演:
マホメット2世(バス)・・・ロレンツォ・レガッツォ(Lorenzo Regazzo)
アンナ(ソプラノ)・・・マリーナ・レベカ(Marina Rebeka)
パオロ・エリッソ(テノール)・・・フランチェスコ・メーリ(Francesco Meli)
カルボ(メゾ・ソプラノ)・・・アーダー・アレヴィ (Hadar Halevy)
コンドゥルミエーロ(テノール)・・・エンリーコ・イヴィッリア(Enrico Lviglia)
セリモ(テノール)(テノール)・・・コジモ・パノッツオ(Cosimo Panozzo)
合唱:プラハ室内合唱団(Coro da Camera di Praga)
管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ(Orchestra Haydn di Bolzano e Trento)


劇場内ほぼ満員。後方センターブロックの座席で声も舞台も比較的見やすいのですが、30列目はさすがに遠い。
舞台照明がくらいのと相まって、キャストの顔を見るためには双眼鏡が必須でした。1階客の平均年齢は60歳くらい?
私より若そうな者は数えるくらいしかいません。この日は公演初日なせいかVIPがこられているようです。小泉元首相が
1階席の真ん中に座っておられました。小泉元首相を生で拝見したのは初めて、なるほど華がありますね。役者デビュー
しても受けるでしょう。
さて開演です。舞台装置は比較的シンプル、男性が30にん、女性が20人といったところでしょうか。
主要キャスト以外はほとんど動かず、装置の一部と化していました。これを絵画的な構図で美しいと思うか、たってるだ
けで何もしてないのでつまらないと思うか、意見がわかれるところでしょうね。殺陣もダンスもそもそも人の動きがほとん
どありません。
この作品は城壁都市を攻め落とそうとして、ほとんど成功していたのに女に目がくらんで墓穴を掘った男と、惚れられた
のをよいことにやりたい放題やって鼻をあかした悪女の物語でした。なんかイスラムへの偏見はいりまくりな脚本に見え
ますが、まあ攻められた側のイタリア歌劇ならやむを得ないというところでしょうか。パオロが都市の総督、パオロの娘
がアンナ、アンナの許婿がカルボ、アンナに惚れたのがマホメット2世という関係です。アンナは姿を偽って偵察していた
マホメット2世と相思相愛の仲だったのに、正体が明かされると一転して拒絶、そこで結婚すれば全員助かり、みんな
ハッピーという筋書きだと思うんですが。。。
パオロのテナーは空気を切り裂くような鋭さで、聞いていて心地よく大変素晴らしい。許婿は最初ミスターレディなの
かと思いましたよ(汗)ヒロインのソプラノは、出だしの寝室で嘆いているところはこれからどうなるんだろう?という感じだっ
たのですけれど、後半にいくにつれて尻上がりに迫力がでてきました。この声もすごいです。
イスラム軍のきらきらしたコスチュームと三日月刀はなかなかかっこいい。マホメット2世はバスでどうも演奏に負けてい
る感じがして、カリスマ性が見えなかったのは残念。砦が陥落してヒロインが捕まるところで1幕が終わり。
2幕はハーレムの中から始まりました。ハーレムの衣装はきれいなんだけど大道具はなんだかしょぼいです。引っ越し
公演はいつもこんなものなのでしょうか?マホメット2世はアンナを口説こうとして、とうとう王と同じ権限をもつ指輪を
アンナに貸し与えてしまいます。そしてもちろんばっちり裏切られて権利を濫用されてしまうわけですね。
墓場で父と会ったアンナは、墓場で許婿と結婚させてもらった上に、例の指輪を渡して皆を逃がしてしまいます。そし
て自分は自殺。マホメットはいいとこなしw大勢がでてくる場面の合唱はさすがに迫力満点でした。
本拠地でみると装置はもっと豪華になるのでしょうか?ちょっと行ってみたい気も。。


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題名:江戸太神楽の若者達其の14
日時:2008年11月13日19:00-20:30
劇場:文京シビックホール小ホール
料金:2000円(招待券で見せていただきました)
座席:最前列右端近く
出演:丸一仙翁社中
番組:(順不同)
  獅子舞:花仙
  曲鞠:仙次
  ジャグリング:斎藤
  花籠鞠:仙丸
  日舞:菊仙
  茶番:仙若、仙虎
  高足:ゲスト(名前失念)
  曲撥:仙達
  皿の取り分け:仙星
  一つ鞠:花仙
  曲独楽:朱仙
  撥の組取り:仙翁、菊仙、花仙
  傘回し:全員



仙翁社中の年に1度の自主公演です。
オープニングはめでたい獅子舞からはじまりました。
最後の傘回しと組取りをのぞきお弟子さんたちが
一芸を披露するという感じでしょうか。
仙丸さんのピンでの花籠鞠ははじめて、こんなふうに
緩急をつけるのですね。菊仙さんの日舞姿かっこいい。
ちょっと日舞やってみたくなりました。
茶番は不思議な雰囲気がでていて、なんだか化けそう。
今回の一番の迫力はなんといっても高足でしょう。
夫婦での高足、奥さんはかつて仙翁親方のお弟子さん
ということで世界初の高足での傘回しを披露!



旦那さんはホール客席の後から階段をすいすいと
おりてきて舞台の上で高足で軟体(@_@)
演技が終わって小さな出入り口をさりげなくひょいっと
潜り抜けるのにもびっくり。
仙星さんはセラミックの皿を使ってどきどきの演技。
無事落とさずに演技終了。箒と塵取も脇に待機していましたw
花仙さんは一つ鞠を通いの鞠まで。かなりかっちり
できていました。
朱仙さんは前回成功しなかった、投げ出して扇の要に
止める技をぴたりと成功!
最後は傘回しでめでたくお開き。
客席から出るときに獅子に頭を噛んで貰いました。

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題名:通し狂言 仮名手本忠臣蔵 Aプログラム 大序/三段目/四段目
日時:2008年10月26日11:00-15:00(途中休憩2回あり)
劇場:平成中村座
料金:竹席14700円
座席:1階右1列13
番組:
 大序 鶴ヶ岡社頭兜改めの場
 三段目 足利館表門進物の場、同松の間刃傷の場、同裏門の場
 四段目 扇ヶ谷塩谷判官切腹の場、同表門城明渡しの場
出演:
 勘三郎:塩冶判官
 橋之助:高師直
 孝太郎:顔世御前
 勘太郎:桃井若狭之助、早野勘平
 七之助:足利直義、おかる
 新悟 :大星力弥
 亀蔵 :薬師寺次郎左衛門
 彌十郎:石堂右馬之丞
 仁左衛門:大星由良之助
物語:(公式Webより)
  物語の発端であり、儀式的な要素の色濃い「大序」から、殿中での刃傷を描いた「三段目」、大星
  由良之助が名残惜しげに館を立ち去る「四段目」までを上演します。また今回の公演ではおかると
  勘平が山崎へと落ちて行く様子を原作どおり、裏門の場で見せるのが話題のひとつとなっています。
  定評ある勘三郎の塩冶判官に、ともに初役となる橋之助の高師直と、孝太郎の顔世御前。また勘太
  郎、七之助による早野勘平とおかる。そして仁左衛門の大星由良之助という魅力ある配役でご覧い
  ただきます。

桜席が舞台の内側のサイドに設定されています。幕が閉まっても準備の光景は見えるのでしょう。あ
そこにすわってみたいものです。お大尽席が舞台の正面にゆったりとしつらえてあるのが見えます。
かなーり高いのにばっちり埋まってます。至れり尽くせり(のはず)のお大尽席、いつかはその席料
が気にならないくらいのお金持ちになって座ってみたいものです。
最初は人形による口上。59分に飛びこんだらすでにはじまっていました。舞台の上にある登場人物全
員静止状態で開始。もともとが人形浄瑠璃で行われたものを人間で行ったという演出らしいです。
ひとりずつ動き始め、なんとなく人形ふりのような雰囲気も。高師直は黒、狭之助は水色、判官は黄
色。黒と水がバトル、黄色がなだめにはいっているという色とキャラのたちかたでとても分かりやす
い舞台でした。水色は若気の至り?でぷっつんして、黒とバトルになる。黄色は常になだめ役、後で
黒と黄色で刃傷沙汰になるとは思えない雰囲気。人妻に横恋慕する高師直、いかにも悪いエロ爺とい
う雰囲気がただよいまくりで見事な演技です。物語は事の発端から切腹まで、家臣たちの口惜しさが
伝わってきます。でもやっぱり判官がなぜそこでぷっつん?というのは解せませんね。切腹の場面に
間に合った由良之助は客を泣かせました。みんなほんとにかっこいい。
思わず終演後にソワレの当日券にならんでしまいました。Dプロで討ち入りが入っている回です。で
も残念ながら行列がながすぎて断念。立ち見ならあったかもしれませんが、体力持ちません。



 

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題名;銀ちゃんの恋
日時:2008年10月23日18:00-20:50(途中休憩あり)
劇場:日本青年館
劇団:宝塚歌劇花組
料金:B席5000円
座席;2階G列1番(後ろから2列目の左端)

初演を見てます。もう12年前かあ。
http://homepage3.nifty.com/k/96review.html#36B

今日はどなたかのファンクラブの総見ですか?
銀ちゃんの声の調子がいまひとつだった(負担かけすぎ?)全般的に
おとなしく、つか芝居の血管ぶちきれる感が少ないことを除けば
かなりよいできの舞台に仕上がっています。
デブノートにはじまるメタボ三部作ネタではじまったときは、演出
かえてくるのか?と思いましたが、細かなくすぐりはいじれども骨格は
初演と同じ感じでしたね。(でも記憶が。。。)
こなつは貫禄あり、いじましいやすがまたいい。銀ちゃんは華がある。
田舎へいっておかあさんと対峙したとき、一幕終わりで銀ちゃんの
プロポーズを断るとき、夫婦喧嘩をしてやすが熊を抱いていじけるとき、
に泣けました。
映画のカメラがビデオカメラになっていて、後ろのスクリーンに
銀ちゃんアップの映像がうつるのは新しい演出、目立ちたい銀ちゃん
が如実にでていておもしろい。
「スターへのプレゼントは現金で!」というシーンで客電がついたのは
リアルにかぶせた感じでうけちゃいました。初演はすき焼き、今回は
焼肉でしたねー>食事。
一瞬映画「卒業」のシーンのオマージュもありましたが、初演でありました?
階段落ちはストロボライトで小道具をうまくカモフラージュしていてグッド。
初演のときは、宝塚でこれをやるか!?という衝撃がとにかく強い舞台でし
たが、10年の歳月を経て作り手も受け手もいろいろ消化できた感が
ありますね。その分破天荒さが減って、こじんまりとしてしまった気もします。
まあ初演はすごかったのよ。
歌削って完全なストレートプレイでやってもよかったような。。
銀ちゃんがクライマックスで棺おけから電飾で出てきたときはカタルシス
を感じましたよ。銀ちゃん最高!

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