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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:功夫傳奇(The Legend of Kungfu)
日時:2007年3月14日19:30-20:50
劇場:紅劇場(The Red Theatre, 北京)
料金:下から二番目のランクの席280元をJALカード割引で224元
座席:1階3列16番(3列目センターブロック右端)



開演15分前に劇場窓口で購入、JMBご優待というシールがはってあったので
JALカードを出してみたら見事に割引(^^)/
紅劇場は文字通り外側が真っ赤な照明で覆われています。見間違えようありません。
劇場ロビーでは僧侶姿の小さな子が淡々と木魚をたたいていました。
いい雰囲気ですねえ。客席にはいってびっくり。680元とかいうくそ高いVIP席
を除いてほとんど満員!、1階も2階もびっしり、しかも白人ばっかり、その上
英語話してない。どこの人たちなんだろう?日本語はほんのわずかだけ聞こえました。
劇場前にたくさんの大型バスがあったのはこの人たちを運送するためだったのね。
舞台上方に字幕があり、英語と中国語の説明が交互に流れます。英語の方が圧倒的に
簡単な内容しか書いてないのがちょっとおかしい。
開演時に劇場が暗くなって舞台が明るくなると、客席の前方および通路に僧侶姿多数。
全員で木魚をたたきながらカンフー、つかみはおっけー。おっけーすぎて舞台の上で
さりげなくフライングしているのを見逃しかけました(^^;)
物語は小さな子が母親の元を離れて師匠の下でカンフーの修行をする、煩悩に負けかけたり
通過儀礼に苦しんだりもするが最後には師匠の代替わりになる、というもの。
BGMのみで台詞は一切ありません。
最初に出てくるおかあさんがきれい、軟体がちょっと混じった感じのバレエを踊って
くれます。バレエシューズをはいていたキャストはこのお母さんを含めて3人だけでした。
もちろん最初は子役が活躍、子役が手を使わずに頭をついてバック転をすると大きな拍手。
大きくなると色々な拳を覚えます。蛙、蛇、猿、蠍、豹、蟷螂、家鴨?猿はもちろん棒
もって登場、蠍は四つんばいになって片足あげた構え。家鴨って拳法あるんですか?
修行の中では、喉に槍をさして力を入れて大きく槍を曲げるものや、矛の上に腹を載せて
その1点だけで支えるという曲芸あり。片手のポイ、両手のポイ、錨などの高速回転もあり。
修行中に煩悩に負けかけるシーンでは仙女が登場、天井から下がった布をひっかけて
空中をくるくると回るパターンを披露、ここで下からはスモーク、左右からはシャボン玉を
出すことで幻想的にみせています。シャボン玉の中を体が突っ切るのでどのような気流
が出来ているのか見えて趣向としてけっこうおもしろい。スモークの方は量が多すぎて
前方にいる私たちは煙い上に視界が遮られるOrz
懺悔のためにより厳しい修行ということで、刀を3本刃を上に設置したものの上に主人公が
横たわり、その上に上下に釘をたくさんうった板を置き、その上にまたひとり横たわり
その上に石を置いて上からハンマーでたたいて石を割るという荒行!
刀や釘はためし切り等をしてみせてくれた後で設置していました。
頭で細長い板を割るという芸もあり、割れる時にキーンという音がしていたので金属か陶器?
板を三枚重ねて頭で割るというのにはさすがに力がはいってました。
頭の上に棒を立ててその上に椅子をいくつも積んだ上に人が逆立ちというのも登場。
このくどいところが中国雑技ですね。
最後は卒業試験ということで派手な殺陣が連続、エピローグでは代替わりして幕。
閉演後にはロビーにキャストが出てきて、客と一緒に写真に写っていました。
カンフーと曲芸と一部ダンスで外国人向けに味付けされたショーという立ち位置を
見事に成功させていると言えましょう。しかし正規料金だと割高感があります。
なんらかの割引や安くなっている現地ツアーなどに参加して見たほうがよいでしょう

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題名:G-Live&Party2007 『GENERATIONS』 70’s Rock Soul Musical & Godspell
日時:2007年2月18日13:00-15:00
劇場:天王洲 銀河劇場
料金:e+得チケ4300円(正価S席7350円)
座席:1階N列8番

出演:
 石原慎一/伊東恵里/鈴木ほのか/高橋洋子/Tina/戸井勝海/中山眞美/
 新納慎也/野沢聡/花木佐千子/真織由季/宮川浩/山形ユキオ/結樺健/
構成:石原慎一 
訳詞:佐藤万里 
編曲:寺田鉄生 
演出:高野克己
照明:柏倉淳一 
音響:小幡享 
ステージコーディネート:二村周作
主催:オン・タイム

曲名:e+にあったものを修正、これで正しい?
HAIR(1968年)
1.Aquarious
2.Let The Sunshine In

JESUS CHRIST SPERSTAR(1971年)
1.I DON'T KNOW HOW TO LOVE HIM
2.Superstar

FAME(1980年)
1.Out Here On My Own
2.I Sing The Body Electric

LITTLE SHOP OF HORRORS(1982年)
1.Prologue(Little Shop Of Horrors)
2.Skid Row (DownTown)

天使にラブソングを(1990年)
1.Ain't no mountain high enough
2.I Will Follow Him

RENT(1996年)
1.Seasons Of Love
2.I'll Cover You(Reprise)

GODSPELLから
1.Prepare Ye
2.Save The People
3.Day by Day
4.Learn Your Lessons Well
5.Bless the Lord
6.All For The Best
7.All Good Gifts
8.Light Of The World
9.Turn Back, O Man
10.Alas for you
11.By My Side
12.Beautiful City
13.We beseech Thee
14.On the Willows

1階席は約9割の入り。昨日のヘドよりも女性率が高いような気がしましたね。
ステージ席ってなんだろう?と思っていたら、ほんとにステージの上手に客が座るのでした。そして一緒に歌う!事前に二度予行演習をしたそうで、私も座ってみたかったなー。マイクスタンドもおいてありました。さてほんとに音を拾っていたかは?
オープニングは全員によるAquarius, いやーこの歌ほんとにいいわ。
鈴木ほのかさんはジーンズの両サイドがファスナーで開くタイプのものをはいていて、ちらちら見える脚が悩ましい。
エヴァンゲリオンで有名な高橋洋子さんは「つちのこ歌手=めったにリアルで見られない」と呼ばれていたそうな。その高橋さんのDay By Day を聞けて満足。
新納さんはGodspell のオーディションの時にルパン三世のテーマを歌ってイエス役をゲットしたとか。すごいですねー。
トークコーナーがちょっと長くて(^^;) 1時間40分の予定が終わってみると2時間。
エンディングはJCSで総立ちでした。
まあ全部見たことがある演目ですから、曲が流れてくると脳内で場面が再生されることもあり、得チケで見るには十分良いクオリティだと思いましたよ。
でも次回見るならステージシートだな。

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題名:ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
日時:2007年2月17日18:05-19:45
劇場:新宿FACE
料金:7800円
座席:3列目12番(3列目センター)
作:ジョン・キャメロン・ミッチェル
作詞・作曲:スティーヴン・トラスク
上演台本・演出:鈴木勝秀
翻訳:北丸雄二
音楽監督:前嶋康明
美術:二村周作
照明:原田 保
音響:山本浩一
振付:夏貴陽子
衣裳:三浦将起
ヘアメイク:西岡和彦
演出助手:金子紘子
舞台監督:林 和宏
プロデューサー:村田篤史
出演:
  ヘドウィグ:山本耕史
  イツァーク:中村中 

会場は歌舞伎町のどまんなかのビル7階でそこにいくための
エレベータが長蛇の列。場内は満員。大部分が女性、20―50歳くらい?
満員のせいか息苦しい状態、しかも暑い。なんだか霧がかかっているような。。。
舞台は背景と天井に落書きのような図柄、背景の手前にメッシュ状の
電飾システムが配置されていました。これで歌の物語や歌詞などを
みせたのでした。
ヘドウィグは客席後方からマントを羽織った姿で登場。
マントの裏側には" Yankee Go Home With Me"
銀と青のラメ入りアイシャドーに真っ赤な口紅。
ポスターに登場している姿とほぼ同じ。
山本耕史さんをこれほど間近にみたのは初めて?
彼は目を見開くと三白眼になるんですね。知らなかった。
時々するヘニャヘニャな顔に凄い落差があっておもしろい。
凛々しい顔立ちでかっこよくロックしてくれます。
イツァークの中村中さんは初めて聞きましたが、とてもよい声。
二人のデュエットはなかなか素晴らしい。
しかし語りは日本語で歌は英語というのはちょっと中途半端な感じ。
英語の歌詞を背景に出すにいたってはますますなんだかなあと。
エンディング近くの彼氏との別れの回顧シーンではヘドウィグは泣いて
ました。山本ヘドウィグはなんだかいいところのお坊ちゃまがちょっと
やんちゃやってますという感じにみえちゃいました。どろどろしたところ
が少ないといいますか、まあこういうヘドもありなんだとおもいますが。
最後に脱いでしまってパンツとタイツのみになるんですが、山本耕史さん
て以前がもうちょい脂肪すくなかったような気が。。。肩から二の腕に
かけての筋肉はいい感じなんですが、全体的に丸くなってませんか?


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題名:煙が目にしみる
日時:2007年2月10日15:00-16:30
劇場:シアターサンモール
料金:4800円
座席:Q列13番(後から3列目通路側)
原案:鈴置洋孝  
作・演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)
出演:内海賢二 麻生美代子 駒塚由衣 和田太美夫 嵯峨周平 田中完 
    吉祥美玲恵  渡辺美佐 佐藤しのぶ 松井基展 相原美奈子 横塚進之介

ネタバレありです。

プロデューサの鈴置洋孝さんの追悼公演です。昨年末に逝去されました。
評判が良いので当日券で見てみました。40分前にいってキャンセル待ちで
ぎりぎり入れました。場内補助席を含めて満員。
オープニング場面は火葬場の待合室?窓の外から満開の桜が見えてます。
そこに白装束のふたりがくつろいでいます。どうやらこれから焼かれる死者
のようです。ふたつの葬儀がかさなっていたのでした。使者に脚袢つけるな
んて慣習初めて知りましたよ。片方の葬儀はふたりだけ、片方は親類縁者で
がやがや。片方は60歳でひとりぐらしで32歳年下の恋人の上で腹上死。片方
は高校野球の監督を行っていて、妻と大学生の長男、高校生の長女をおいて
くも膜下出血。若い恋人の腕に抱かれてぽっくりというのはある意味理想的
な死に方ですよねえ。周りにははた迷惑でしょうが、ちょっと憧れたりして。
呆けかけているおばあちゃんに死者が見えてしまいますが、周りからはまた
呆けてると思われてしまいます。
おばあちゃんと死者が会話することでドタバタになっていくのかと思いきや、
イタコのシーン?は非常に少なく、ポイントで死者からのメッセージが伝え
られるだけ。葬式でそれまでの色々な事情と人間関係が明らかになり、そこ
に死者から生者への思い、生者から死者への思いが語られます。
火葬場を舞台にしたコメディにしんみり泣ける場面が散りばめられていると
いう構成で、笑いながら泣き、泣きながら笑うというシーンの連続。題材の
わりにしんみりとしすぎず、愛が溢れているとでもいいましょうか。1時間半
という上演時間の短さもあり、泣いて笑ってしんみりして、最後はさっぱり。
生者たちが死者へ思いのたけをぶつけるシーンでは泣けました。先に逝って
しまうのを恨んでます!ばかやろー、は痛いですねえ。爺さんの若い恋人か
ら娘へビデオとプリントアウトの束を渡すシーンでも泣きました。プリント
アウトはホームページ掲示板への追悼の書き込み、ビデオは母親が1シーン
だけ写っているもの、葬式はそれまでに関係した皆のためのものである、と
いうおばあさんの言葉に心打たれました。実は私は、自分の葬式は出来る限
り簡素に安価に、墓は不要なので骨は火葬場で捨ててくれればよし、という
信条を持っています。墓はともかく、葬式は生者の気のすむようにしてもら
う方がいいのかもなあ。
追悼公演だけあってカーテンコールはしんみりとしたスピーチ、舞台上でも
客席でも涙。鈴置さんがそこらに缶チューハイを持っているのではないか、
目撃した方はぜひアンケートに書いてください、と言ってここでも泣きの中
で笑いを取っていました。舞台と現実が重なっているようでやるせないとい
うか、それだけに舞台と客席が一体となっているような気がしましたね。

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題名:マリオネット
日時:2007年2月4日15:00-16:45
劇場:忠武アートホール小劇場
料金:35000WON
座席:C-105(右側ブロックの最後列)

ticketparkに動画が載っていて面白そうだったので見に行ってみました。
忠武アートホールの地下二階にある劇場です。全体で300弱程度の定員
でしょうか。半円形の舞台に半円形の客席です。客席は両端をのぞいて
ほぼ埋まっていました。客の半数くらいは子供でした。
まあいろいろあって(^^;) この作品を紹介した英語雑誌とこの作品の
ポスター貰ってしまいました。
舞台の背景は、舞台を模した装飾に赤いカーテンが引いてありました。
カーテンの上にはキャットウォーク、人が立てるようになっており、
時折人形遣いがそこからダンサーを操っていました。
この作品の特徴はクラシックでブレイクダンスを踊っているということ。
そして「マリオネット」という名前が示す通り、ダンサーを操る人形遣
いが登場することでした。ブレイクダンスで人形ぶりをする、と思えば
いいでしょうか。
前説で赤い帽子を最前列の女性客にプレゼント。これが伏線となってま
した。オープニングはいくつもの操り人形が勝手に踊り始め、人形遣い
がきた途端にその人形遣いの操るままに踊るというもの。もちろん動き
はブレイクダンス。それからはオムニバスの形式でダンス等の場面が繋
がっていきます。黒子が人形を操るものとか、ブラックライトを活用し
ての闇のダンスもちょっと幻想的。マスクと手を光らせておいて数人が
普通に踊り、他の者は棒の先にマスクと手袋をつけておいて、あたかも
空中浮遊に見せかけるというシーンもあり。黒子が人形を操ってダンス
を見せるという場面もなかなかの力技。マイケルジャクソンのスリラー
やスムースクリミナルのパロディシーンもあり。
場面転換の間には舞台背景のカーテンが開き、その後のスクリーンにマ
リオネットと赤い帽子の女の子のストーリーが少しずつ流れていきまし
た。映像は紙芝居、字幕がハングルだけだったのは惜しい。他言語も入
れれば観光客に受けるでしょう。スクリーンを使っての影のダンスとか
影絵遊び(鰐の口)などもありました。最後には舞台に赤い帽子の女の
子が登場、そこでちょっと紙芝居と舞台が交差しました。
75分程度で本編は終わり、残り30分は事実上のカーテンコール?
ヒップホップの音楽に合わせてダンサーたちが生き生きと踊りまくりま
した。君たちこれがやりたくて仕方ないのね。技の全てを出しつくして、
体力の限界まで踊りまくるダンサーたちに客席は沸きました。挨拶をし
て幕が降りた、ようにみえてダンス再開(^^;) よくもまあ続けられるも
のです。手の長い女性ダンサーの動きがメリハリがあって素晴らしく、
目立っていました。
この作品は、発想自身はおもしろいし、ダンサーもよく動くので、非常
に興味深く見ることができました。惜しむらくは構成に改善の余地あり。
もっとダンスで物語を語ればよいのに、ほとんどボードビルと変わらな
い形となっていました。物語を構成するチームと縦横無尽にダンスする
チームにわけてもよかったかも、人形ぶりも、もうちょい同期が取れて
いれば見違えるように素晴らしいものになるでしょう。当人たちが得意
とするダンスを思いっきり(といっても、本編ではそれでも抑え気味な
わけですが)踊るのを、演出家がうまくコントロールしきれていないと
いう印象を持ちました。方向性としてはおもしろいので、改編か第二弾
を期待したいところです。
上演後に劇場ロビーにてキャストの写真撮影会がありました。

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