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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:マリオネット
日時:2007年2月4日15:00-16:45
劇場:忠武アートホール小劇場
料金:35000WON
座席:C-105(右側ブロックの最後列)

ticketparkに動画が載っていて面白そうだったので見に行ってみました。
忠武アートホールの地下二階にある劇場です。全体で300弱程度の定員
でしょうか。半円形の舞台に半円形の客席です。客席は両端をのぞいて
ほぼ埋まっていました。客の半数くらいは子供でした。
まあいろいろあって(^^;) この作品を紹介した英語雑誌とこの作品の
ポスター貰ってしまいました。
舞台の背景は、舞台を模した装飾に赤いカーテンが引いてありました。
カーテンの上にはキャットウォーク、人が立てるようになっており、
時折人形遣いがそこからダンサーを操っていました。
この作品の特徴はクラシックでブレイクダンスを踊っているということ。
そして「マリオネット」という名前が示す通り、ダンサーを操る人形遣
いが登場することでした。ブレイクダンスで人形ぶりをする、と思えば
いいでしょうか。
前説で赤い帽子を最前列の女性客にプレゼント。これが伏線となってま
した。オープニングはいくつもの操り人形が勝手に踊り始め、人形遣い
がきた途端にその人形遣いの操るままに踊るというもの。もちろん動き
はブレイクダンス。それからはオムニバスの形式でダンス等の場面が繋
がっていきます。黒子が人形を操るものとか、ブラックライトを活用し
ての闇のダンスもちょっと幻想的。マスクと手を光らせておいて数人が
普通に踊り、他の者は棒の先にマスクと手袋をつけておいて、あたかも
空中浮遊に見せかけるというシーンもあり。黒子が人形を操ってダンス
を見せるという場面もなかなかの力技。マイケルジャクソンのスリラー
やスムースクリミナルのパロディシーンもあり。
場面転換の間には舞台背景のカーテンが開き、その後のスクリーンにマ
リオネットと赤い帽子の女の子のストーリーが少しずつ流れていきまし
た。映像は紙芝居、字幕がハングルだけだったのは惜しい。他言語も入
れれば観光客に受けるでしょう。スクリーンを使っての影のダンスとか
影絵遊び(鰐の口)などもありました。最後には舞台に赤い帽子の女の
子が登場、そこでちょっと紙芝居と舞台が交差しました。
75分程度で本編は終わり、残り30分は事実上のカーテンコール?
ヒップホップの音楽に合わせてダンサーたちが生き生きと踊りまくりま
した。君たちこれがやりたくて仕方ないのね。技の全てを出しつくして、
体力の限界まで踊りまくるダンサーたちに客席は沸きました。挨拶をし
て幕が降りた、ようにみえてダンス再開(^^;) よくもまあ続けられるも
のです。手の長い女性ダンサーの動きがメリハリがあって素晴らしく、
目立っていました。
この作品は、発想自身はおもしろいし、ダンサーもよく動くので、非常
に興味深く見ることができました。惜しむらくは構成に改善の余地あり。
もっとダンスで物語を語ればよいのに、ほとんどボードビルと変わらな
い形となっていました。物語を構成するチームと縦横無尽にダンスする
チームにわけてもよかったかも、人形ぶりも、もうちょい同期が取れて
いれば見違えるように素晴らしいものになるでしょう。当人たちが得意
とするダンスを思いっきり(といっても、本編ではそれでも抑え気味な
わけですが)踊るのを、演出家がうまくコントロールしきれていないと
いう印象を持ちました。方向性としてはおもしろいので、改編か第二弾
を期待したいところです。
上演後に劇場ロビーにてキャストの写真撮影会がありました。

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