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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:十戒
日時:2005年3月4日19:00-21:30(途中休憩あり)
劇場:国立代々木競技場第一体育館
料金:招待券でみました(S席13500円)
座席:アリーナ席Pブロック9列目4番(アリーナ席左端最後列)
出演:
モーゼ:Sergio Moschetto
 ラムセス:Ahmed Mouici
 ネフェルタリ:Ginie Line
 ヨケベッド:Anne Warin
 ヨシュア:Pablo Villafranca
アロン:Fabian Richard
 セフォラ:Clarisse Lavanant
ビティア:Lidia Malgieri
 ミリアム:Anissa Stilli

TV局の招待券で見ました。受付にあった招待券のリストはすごく厚く、
少なくとも数百枚がでていたようです。本日東京初日。
私が座った席はアリーナ席の最後列の左端で舞台中央奥見切れでした。
でもS席。これをS席といって金出してたら怒るだろうなあ。
私たちが座ったところより2階のほうが見やすいと思います。

こんなミュージカルはじめて、字幕で物語が進みます。それもがんがん。
粗筋は全て字幕。ト書きですな。舞台では物語が進みません。
どうもミュージカルより筋書きがあるコンサートといった風情です。
もちろん物語に感動はありません。終わりのほうは筋が破綻してましたが、
えーとほんとの筋は脱走した奴隷をおっかけてエジプト軍がせめてくるのを
海割って逃げ切る、そいで海が戻ってエジプト軍沈没でしたね?
それがファラオとモーゼが抱き合ってしまい、それを軍と民が後からひっぱって
分かつというもの。
海が割れたのはいつのタイミングかよくわかりませんでした。
海はすごくたくさんのスモークで表現しておりました。
ダンサーとシンガーがしっかり分かれています。ダンサーはそれなりに
動けるのに、、すごくぬるい振付。そろってもいません。ただいちばん
バルクアップされている兄さんたちの筋肉はなかなかよかったので双眼鏡
で見てました。アクロバティックな動きの方がとくいなのかも。トランポリン
を使ってがんがん飛び跳ねていました。
シンガーは遠目からでは唄っているかどうかわかりません。双眼鏡でようやく
誰が口を開けているかわかる程度。皆口パクじゃないかなあ。ダンサーも
シンガーも美形。なんか流れていってしまう
曲ばかりで、お尻まで響く重低音が鳴ってるにも関わらず聞いていて眠く
なりました。キャストは50人くらいいるのにたくさん出ているという感じが
しません。大勢の乱闘シーンでも20−30人位しか舞台に出てません。
40m*12mの巨大な舞台とうたっていますが、でかくする必然性はほとんど
ありません。ちょっと演出かえるだけで普通の劇場で十分可能でしょう。

ミュージカルというよりコンサートを皆が良く知っている筋書きでやってる
と思った方がいいでしょう。聖書なんて読んだことない連中がほとんどの日本で
やるのは無理な内容かもしれません。
カーテンコールは無理やり立たせて舞台の前方に集めて1曲歌いました。最後に
日本人歌手がスペシャルゲストとして出てきて唄ったのがいちばんまともでした。
えーと誰だっけ?

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題名:スクエア第16回公演「ラブコメ」
日時:2005年2月20日14:00-16:25
劇場:中野ポケット
料金:シアターガイド当日割引2500円
座席:O-6(最後列壁の前まんなか)
劇団:スクエア
出演:
ムーミン浜岡:上田一軒
猫戸ひるね:楠見薫
天草ヒロミ:森澤匡晴
一美カオルコ:後藤はっち
武田誠之助:奈須崇
ポコちゃん:本多真理
浅野優:北村守

劇中劇:劇団とびっきり☆ドリーマーVOL16 ラブ☆レジスタンス〜星の内側から流れるメロディ〜



ほぼ満員。客席の段差が急で座った位置では頭の上がすぐに天井。
全部で150人程度?シアターガイド当日割引が一番お得でした。
基本的にショーマストゴーオン物語なのですが、ぼろぼろな稽古に
どろどろしたキャスト間の人間模様を勘違い笑いこってりで見せてくれます。
ウエルメイド感はないですが、なかなか楽しめる作品です。
劇中劇も最後にはまともになりました。

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題名:Faust
日時:2005年2月16日19:30-23:15(途中2回休憩あり)
劇場:Opernhaus, Grosser Saal(FRA)
料金:最高値の席 55EUR
座席:Parkett links Reihe2 Platz 9 (1階席2列目左より)
URL:www.oper-frankfurt.de
出演:
Dr. Faust: Andrew Richards
Mephistopheles: Mark S.Doss
Valentine, ein Soldat: Zeljko Lucic
Marguerite, seine Schwester: Nina Stemme
Siebel, ihr Verlobter: Jenny Carlstedt
Marthe Schwerdtlein: Elzbieta Ardam
Wagner, ein Soldat: Florian Plock

当日券での観劇。当日券は開演1時間前から販売されます。
開演前のロビーには制服をきた若い集団がたむろしていました。
バックコーラスでしょうか。でもがんがんタバコすってました。
私以外にも当日券購入に劇場の扉が開く前から何人か待っていました。
観客はお年寄りがほとんどですね。大部分が男女のカップル。
男性は大部分がジャケット着用、ノーネクタイの人が
ちらほら、セーターの人がもっと少なくてちょっとだけといった感じ。
女性は皆さん着飾ってます。でもドレスというわけではありません。
服装の色は圧倒的に黒、日本なら葬式か?と思うような色合いです。
プログラムは4EUR、これを買わないとキャスト表がありません。
まああらすじは知っているのでいいと言えばいいんですが、
とおもったら大間違い。でもあらすじもドイツ語なのです。。
プログラム買わないとキャスト表がないようだ。
オーケストラピットは広い。2列目に座ったのに舞台が遠い。
ファウストは原作本を翻訳で読んでいます。あのくそ長いものをよく
舞台にまとめたなーと思っていたら、ぜんぜん違う物語にまとめられていました。
主人公はヒロインなのね。ファウストに誘惑されて子供を作り、子殺しを
して処刑されてしまう、、最後は神に救われるがすっごく暗い物語。

舞台は病院からはじまります。ぼろぼろのパジャマとガウンによれよれの顔。
車椅子や歩行器でようやく動くひとびと。この中からファウストがメフィストを
呼びます。白塗り、赤いビロードの服に長い角がある帽子のメフィスト。
ファウストは契約で悩みますが、マルグリットを目にして決断。契約すると
皮ジャンパーのの良い男に変身。ここでのファウストのテナーはすばらしい。
場所は酒場に変わってアンサンブルによる合唱。
二幕のファウストはマルグリットを落とすことにせいいっぱいです。
最後はとうとう強行手段で押し倒した?このマルグリットはこぶとり、
もうちょい腰の辺りがくびれてればなあ。
色の浅黒いメフィストフェレスに対して細面のファウスト。
マルグリッドはファウストの子供を宿すがファウストに捨てられて未婚の母に?
ぷっつんきたマルグリッドは子供を押しつぶして殺してしまったようです。
葬式にはキャスト全員黒服黒帽子、なんだかフィリップジャンティみたい。
ここらへんから不条理劇?場面は学校の講堂、男性生徒が合唱をし、
女生徒が耳をすましています。
舞台はまた病院、簡易ベッドに横たわって点滴を打たれるマルグリッド、
ここで痴話喧嘩が起きる?ばったり倒れるファウストにベッドに倒れるマルグリッド。
そうすると突然明るくなって神様?登場、マルグリッドは神に祝福されたようです。
これって不条理劇?はたまたラブストーリー?
作者らしき人が出てきて拍手を受けてましたが、3幕はなんとなくやけくそ
になって作った風情。下北沢とか大学路で演じられているのであれば
わかる気はするのですが。。
なんかすごく不思議なものを見た気分です。

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題名:両国寄席「近日真打三人会」
日時:2005年2月9日18:00-20:45(途中休憩あり)(18:30ごろから聞きました)
劇場:お江戸両国亭
料金:当日1500円
座席:最前列左端
番組:
 三遊亭楽之助 一つ目国(この途中から聞きました)
 三遊亭円之助 雑俳
 五街道喜助   錦の袈裟
 三遊亭遊史郎  看板のピン
 三遊亭円之助  転宅

 五街道喜助   壷算
 鏡味菊仙・花仙  江戸大神楽
 三遊亭遊史郎  七段目

看板に鳳楽さん休みで楽之助さん代演と出ていました。
両国寄席にくるのは初めて。駅から多少歩きますが、大通りの
わかりやすい通りにあります。
ここはかわら版を持ってくれば割引になるのですねー。知らなかった。
当日券料金を払う人には逆にかわら版がもらえるそうです。
三か月定期5000円というのもあるとか。5回通えば元がとれます。
自宅が近くだったら思わず買ってしまう価格設定です。
料金を払ってふりむくとそこにはパイプ椅子と高座、ビルのフロアを
そのまま使っているような感じでした。観客は20ー30人といったところでしょうか。
両国亭では円楽党の定席をやっています。円楽党はほとんど聞いたことが
ありません。
喜助さんを見るのは本当に久々。記録をひっくりかえしたら以前に見たのは
1999年。。うーん、見ないうちにすごく貫禄がついて。。。
喜助さん以外の出演者は全員高座で見るのは初めてです。
よたろうがなかなか良い味だしてます。私も吉原にあがって殿様と間違われて
みたいものだわ。
転宅はお妾さんのコケティッシュな感じと泥棒の最後の情けない顔がいい。
壷算は、店のおやじのやたらハイテンションな感じがおもしろい。
今まで聞いた壷算の中で一番面白かったかもしれません。
さて膝代わりは江戸大神楽。高座を半分後ろに片付けて立ち技のスペースを
作りました。けっこう狭い空間。
菊仙・花仙コンビは両国亭初出演なのだそうです。
花仙さんは高座初出演。ふたりとも緊張しているのが客席にまで伝わってきて、
それを受けて客席もなんだか異常なテンション。
最初は菊仙さんによる五階茶碗、茶碗と板と房を顎にたてた棒の上に積み重ねて
いきます。積み終ると棒の下に鞠を入れてその鞠をまた別の棒で支えます。
茶碗群ー棒ー鞠ー棒ー口と縦に並びました。鞠をはずして棒に糸を巻き付けて
糸これを最前列で見るのはけっこう
スリリング(^^;;) 最後に茶碗が1つ落ちた!と思いきや一段下に積んであった
茶碗の中にすっぽり!!見事なリカバリでした。
バランス芸の後は傘回し。鞠、金輪、茶碗、桝、客による投げ込み、
乱回しやジャンプなどを見せてくれました。
終ると拍手、握りしめた拳を開くと手に汗が、まさしく手に汗握らせる熱演でした。
私の後ろに座っていたおじさんが一人言で「今まで曲芸を見た中で一番緊張した」
まさしくその通り。初高座の成功おめでとうございます。
トリは歌舞伎もの。遊史郎さんのやさ男ぶりが道楽若旦那の雰囲気にぴったり
ですね。
最近別の趣味に時間がとられてなかなか寄席通いできないのですが、
また暇を作って行きたいものです。

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題名:野田地図第十回公演走れメルス 少女の唇からはダイナマイト
日時:2005年1月28日19:00-
劇場:シアターコクーン
料金:S席9000円
座席:?
劇団:野田地図
作・演出:野田秀樹
出演 こちら側/向う側
 久留米のスルメ    :段田安則   中村勘太郎
  /メルス・ノメルク :上杉祥三   河原雅彦
 芙蓉         :山下容里枝  深津絵里
  /零子       :円城寺あや* 小西真奈美
            (*途中病気降板・野田秀樹代役)

 大地主 /芦田刑事  :松澤一之   古田新太[劇団☆新感線]
 百太郎 /太股田刑事 :佐戸井けん太 小松和重[サモ・ アリナンズ]
 城代家老/脇田刑事  :羽場裕一   浅野和之[シスカンパニー]
 勘定奉行/尻田刑事  :上田信良   松村 武[カムカムミニキーナ]

 大奥様 /桐島洋子  :田山涼成   野田秀樹
 女学生1/桐島年江  :竹下明子   峯村リエ[ナイロン100℃]
 女学生2/桐島歌江  :川俣しのぷ  濱田マリ
 女学生3/桐島花江  :松浦佐知子  池谷のぶえ

 小作人  /踵田刑事 :石井洋祐   腹筋善之介[Piper]
 三匹の侍1/臑毛田刑事:門間利夫   六角慎司
 三匹の侍2/膝小僧田刑事:小松正一  櫻井章喜[文学座]
 三匹の侍3      :杉田秀之   --

物語は鏡のこちら側と向こう側、岸のこちら岸と向こう岸を往復しながら進んで
いきます。鏡の向こうとこちらで対応する人物あり。
こちら岸では下着泥棒のスルメと憧れの少女芙蓉がおり、向こう岸では人気スター
メルスメルクがゲストで出演した披露宴から花嫁零子と逃亡。それを7人の刑事
が追跡。いつの間にかそのふたつの世界は、、、
とにかく濃い役者さんばかり、虚実、表裏がめまぐるしく入れ替わり、言葉遊び
と相まって異次元空間を作り上げていました。
ずっとテンションが高いまま行くので、見るとかなり疲れました。

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