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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ロミオとジュリエット
日時:2004年12月16日18:30-21:35(途中休憩あり)
劇場:日生劇場
料金:A席7000円
座席:2階I列22番
演出:蜷川幸雄
作:W.シェイクスピア 
翻訳:松岡和子
出演:
    ロミオ:藤原竜也
    ジュリエット:鈴木杏
    
    壤晴彦 / 瑳川哲朗 / 立石凉子 / 梅沢昌代 / 高橋洋 / 妹尾正文
    スズキマリ / 横田栄司 / 月川勇気 / マメ山田 / 清家栄一 / 福田潔
    グレート義太夫 / 堀文明 / 新川将人 / 鈴木豊 / 高山春夫 / 田村真
    伊藤一樹/江間みずき/勝島乙江/名塚裕美/松岡さやか
    泉裕/井上顕/菊地康弘/原田琢磨/藤田俊太郎

壁面に顔写真がぺたぺた貼られた背景、そこに高い通路が三段に作られています。
ロミオとジュリエットっておこちゃま同士の恋愛だったのね。確かにそういわれると
すごくすんなり理解できます。とにかくロミオとジュリエットがかわいい。もっとも
ジュリエットは奇跡の人の野獣をほのかに思い出してしまいますが(^^;)
若くないと、あんな一途な恋・突っ走った行動はできないよねえ。
一幕は非常にテンポがよく、まるでジェットコースタームービーを見ているかのよう。
2幕は悲劇に向かって、じわりじわりと進んでいくかんじ。まあ悲劇に向かって
ジェットコースターってのよりまだましか。脇を固めるのも濃い人たちばかりでした。

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題名:鼓童十二月公演
日時:2004年12月12日15:00-16:40(途中休憩あり)
劇場:文京シビックホール
料金:S席6000円
座席:2階10列16番(実質2階2列目、左より)
劇団:鼓童
出演:藤本吉利、小島千絵子、藤本容子、齊藤栄一、見留知弘、新井武志、
   阿部一成、堀つばさ、船橋裕一郎、宮崎正美、渡辺薫、石塚充、
   砂畑好江、小田洋介
番組:
獅子の谷
響酔'04    
   はやて     
   千里馬
   For The World
   くゆらげ  
   あたってくだけろ 
   月夜野  
   三宅   
   大太鼓  
   さやぎ唄  
   屋台囃子


鼓童を見るのは初めて、文字通り太鼓を中心とした打楽器アンサンブルのコンサート。
大太鼓を叩く背中に表情があらわている感じでなかなか良い見ものでもあります。
背筋のみならず二頭筋の動き具合もけっこういけます。
なんでも叩くということでなにやらSTOMPみたいなテイストもありました。
ところでカネゴンが出てきたのはどういう関係があるのでしょうか?

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題名:An Evening of Balanchine's Works
日時:2004年11月28日20:00-22:00(途中休憩2回あり)
劇場:香港文化中心大劇院(HKG)
料金:480HKD
座席:2階E列左より(2階最前列)
劇団:National Ballet Of China
番組・出演:
   Serenade(30分)
Pas de Deux:Zhang Jian, Zhu Yan, Hao Bin, Hou Qingfeng
Solo(ballerina):Jin Jia, Lu Na
Hei Shen:Sun Jie, Huang Zhen
Solo(ballerina):Meng Ningning, Wang Qi
Corps de Ballet(ballerinas):Hu Tiantian, Song Xiaoxiao,
Zhang Man, Wu Shuming, Shang Jiaojiao, Wang Lei, Suo Pei,
Li Yiran, Wang Yitong, Wen Fang, Yang Chunhui, Deng Mi,
Ma Yini, Wang Bingjie, Wang Ye, Liu Qi, Yang Zi
Corps de Ballet(boys):Li Ke, Cui Kai, Zhang Kai, Yang Lei

The Four Temperaments(30分)
The first Pas de Deux: Jin Jia, Cui Kai
The second Pas de Deux:Zhang Jian, Huang Zheng
The third Pas de Deux:Wang Qi, Hou Qingfeng
The fourth Pas de Deux:Meng Ningning, Sun Jie
Solo(ballerina):Zhu Yan
Solo A(boy):Li Jun
Solo B(boy): Hao Bin
Corps de Ballet(ballerinas):Wang Yitong, Lu Na, Zhang Man,
Wu Shuming, Wang Lei, Deng Mi
Pas de Quarte A:Hu Tiantian, Song Xiaoxiao, Yang Chunbui,
Li Yiran
Pas de Quatre B:Shang Jiaojiao, Wang Ye, Ma Yini, Liu Yang

Theme and Variations(20分)
Pas de Deux:Zhu Yan, Zhang Jian, Han Po, Li Jun
4 Pas de Deux:Jin Jia, Lu Na, Deng Mi, Wang Yitong
Wu Yan, Hao Bin, Li Ke, Cui Kai
Corps de Ballet:Hu Tiantian, Song Xiaoxiao, Wang Lei,
Wang Bingjie, Liu Qi, Wang Ye, Suo Pei, Wang Qi,
Chen Xi, Du Jichao, Li Ming, Zhang Kai, Zhou Zhaohui,
Jian Wei, Li Nan, Hu Dayong

このバレエ団を見るのは北京に続いて2度目。
当日の昼に劇場窓口でチケット購入しました。
1階は比較的埋まっていたのに2階は最前列があったので、ためらうことなく
2階最前列をとりました。座席番号は1FはFから始まる、2FはEからはじまってました。
売店ではノベリティのTシャツ、ボールペン、DVDのセットで50HKD。
DVDだけ買うつもりだったのが思わずセットで購入。
客席内に客をいれたのがなんと開演10分前!当然開演時間になっても客の入場は
終了せず少々遅れて開演。うーん、何考えてるんでしょうねえ。
Serenadeってどこかの消費者金融のCMで使われている曲のような気がします。
同じ振り付けでずらりと並んでなんだかマスゲームみたい。音符が飛び跳ねる感じで
おもしろい。足首持ったリフトもあり、一瞬東方の白鳥か?と思う場面も。
2幕の Four Temperamentsが一番おもしろい。あらぬ方向に曲がる(といっても曲芸でなく)
といいましょうか、見たことのないパターンの動きが多数。エンディングの群舞も迫力満点。
2幕終わって私の隣に座っていた人々がずらりといなくなりました。
3幕目は真ん中までうつって鑑賞。やはり群舞の対称性などは真ん中の方がうれしい。
丸いスカートはいて、腕が隠れるコスチューム着て踊られると体の細かな動きが
見えなくて少々欲求不満。
大味な感じというか、おとなしく地味。2幕のインパクトと比べるとぼやけた感じ。
バランシンはNYで一度みてちょっと敬遠していたのですが、また見てもいいかもしれない
と思わせる出来でした。ただ、舞台として美しくまとまっているのですが、目がすいついて
離れない魅力を持つ人がいません。これは粒ぞろいと見るべきか、ツアーキャストで主力
不在と見るべきか。。。


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題名:Kiss Me Kate
日時:2004年11月27日14:30-17:00(途中休憩あり)
劇場:HONG KONG CITY HALL THEATRE(HKG)
料金:210HKD
座席:B-7
出演:
Fred Graham/Petruchio: Olivier De Molina
Lilli Vanessi/Kate Minola: Jo-anne Trevenna
Lois Lane/Bianca Minola: Kath Ryan
Bill Calhoun/Lucentio:Marc Cuthbert
Gangster: Alex Derbie, Tom Watson

この劇団はアマチュアでメインキャスト数人だけがプロのようです。
英語によるミュージカルを上演してもう長い年月が経っているのだとか。
いままでよく出会わなかったものです。簡単なプログラムがついてました。
開演5分前に開場でした。もうちょい早くいれてくれてもいいのにい。
舞台の上ではきゃストがウォーミングアップ中でした。
A列は視線が舞台床よりちょっと上程度。E列かF列がベストかな。
開演予定5分前から客入れしてれば、当然開演予定時間に幕を開けれるはずもなく
多少押してはじまりました。だいたい9割の入りといったところでしょうか。
PAはあまりよくなく、音が割れてました。
Fred Graham役だけやたら光っていました。この人だけならまた見てもいいかも。
ヒロインは可も不可もなしといったところ。悪役もなかなか良い感じでキャラがたって
ましたが、ミスサイゴンにおける筧エンジニアみたいな歌い方でした。でもそれはそれで
味あり。
それにしてもアマチュア劇団の常なのでしょうか?舞台に出てくるキャストが多すぎて
まともに振付されていない、その上音程もそろっていません。
客席の子供たちはむずがる、私の前席は寝てて後席は私の座席を蹴る。。。
まあこの劇団、よっぽど何かないとまた見に行こうとは。。

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題名:第11回神奈川国際芸術フェスティバルコンテンポラリー・アーツ・シリーズ 上海
歌舞団現代ダンス公演
日時:2004年11月21日17:00-19:00(途中休憩あり)
劇場:神奈川県民ホール 大ホール
料金:前売り4000円
座席:6列44番(通路すぐ後右より)
劇団:上海歌舞団
番組:
秦俑魂<チンヨンフン> (Soul of the Terracotta Warriors)
振付:陳維亜(Chen Weiya) 男性群舞
主演:黄豆豆(Huang Doudou)
旦角<ダンジュエ>(The girl in Beijing opera)
振付:楊月林 女性ソロ
主演:Wu Jiaqui
棋<チー> (Chinese Chess)
振付:黄豆豆 男女群舞
甲骨随想<ジアグゥスイシァン> (Caligraphy)
振付:黄豆豆 黄豆豆ソロ
上善如水<シャンシャンルーシュイ> (Like water)
新作
           振付:顔安(Yan An) 男女デュエット
           主演:Wu Juaqui, Jiang Pengtao
肚子餓了,肚子真的餓了!<トゥーズウーラ トゥーズジェンダウーラ> (腹が減った!と
にかく腹が減った!)
新作
振付:近藤良平 男性群舞
  剣似飛鳳<ジエンスーフェイホアン> (Sword looks like the Phoenix)
振付:馬愛国(Ma Aiguo) 女性群舞
黄土地<ファントゥディ> (Yellow Land)
振付:黄豆豆 男女群舞
音楽:潭盾(Tan Dun)
主演:Xu Xiaofei, Cheng Xiaolu

2階席・3階席は全て空席、両サイドのブロックも空席、残りが約8割の入りといったとこ
ろでしょうか。
冒頭の秦俑魂で黄豆豆が踊り始めた時に目が(・_・)になってしまいました。空気を切り裂
いて体が飛び、稲妻のように手が振るわれ、あらぬ方向に胴が蠢きます。きわめてシャー
プでやぼな動きはありません。他のダンサーも決して悪くないのですが、もう彼から目が
離せません。これとソロを踊った甲骨随想を観るだけで4000円の元はとれたと感じました
よ。 足を頭より上げてのスピンでも軸が全くぶれません。ロボットの動きで素早く動いて
ぴたっと止まる、ぐねぐね動く場合の軌跡も非常に美しい。軸を斜めにしたスピンてどう
なってるの?
棋<チー> はどうやら陰陽を描いているようです、白と黒?男と女?カンフーの対戦が
モチーフ、でもって碁が出てきたりします。
甲骨は骨文字からの踊り。美しい半裸、二の腕から肩、背中そして腹筋の陰影が美しい。
大きな速度をぴたりとめる動きが見ていて心地よい。
上善如水は夫婦喧嘩。犬も食わない夫婦のぐだぐだをダンスにした感じです。
腹減ったはコンドルズの近藤氏振付の作品。いかりや長介の「おーっす」という振りあり?
ぐねぐね脱力、コミカル系の動きでありながらWestSideStoryのような対決シーンもあり。
脱力・コミカル系のダンスをこういうひとたちが踊るとこうなるのねえ。 とても興味深い。
剣の舞は見ていて楽しいけど昔ながらの雰囲気、でも制作は2002年なのです。
黄土地は群舞、荒れた土地で頑張っていますから始まって物語があるようなのですが
いまひとつぴんときません。途中からダンスとしてのテンポがよくなりました。
演出のせいか、私にとっては番組ごとの出寄不出来の差が激しいものでした。
空席ばかりなのはきわめてもったいない。
それにしても神奈川県は太っ腹、立派なパンフレットも配るし、その中で中国まで出向い
てこの作品を作ったとありました。
それでいて今回と23日の2回しか公演しないんだもんなあ。
黄豆豆のダンスはぜひまた見てみたい。


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