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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:第11回神奈川国際芸術フェスティバルコンテンポラリー・アーツ・シリーズ 上海
歌舞団現代ダンス公演
日時:2004年11月21日17:00-19:00(途中休憩あり)
劇場:神奈川県民ホール 大ホール
料金:前売り4000円
座席:6列44番(通路すぐ後右より)
劇団:上海歌舞団
番組:
秦俑魂<チンヨンフン> (Soul of the Terracotta Warriors)
振付:陳維亜(Chen Weiya) 男性群舞
主演:黄豆豆(Huang Doudou)
旦角<ダンジュエ>(The girl in Beijing opera)
振付:楊月林 女性ソロ
主演:Wu Jiaqui
棋<チー> (Chinese Chess)
振付:黄豆豆 男女群舞
甲骨随想<ジアグゥスイシァン> (Caligraphy)
振付:黄豆豆 黄豆豆ソロ
上善如水<シャンシャンルーシュイ> (Like water)
新作
           振付:顔安(Yan An) 男女デュエット
           主演:Wu Juaqui, Jiang Pengtao
肚子餓了,肚子真的餓了!<トゥーズウーラ トゥーズジェンダウーラ> (腹が減った!と
にかく腹が減った!)
新作
振付:近藤良平 男性群舞
  剣似飛鳳<ジエンスーフェイホアン> (Sword looks like the Phoenix)
振付:馬愛国(Ma Aiguo) 女性群舞
黄土地<ファントゥディ> (Yellow Land)
振付:黄豆豆 男女群舞
音楽:潭盾(Tan Dun)
主演:Xu Xiaofei, Cheng Xiaolu

2階席・3階席は全て空席、両サイドのブロックも空席、残りが約8割の入りといったとこ
ろでしょうか。
冒頭の秦俑魂で黄豆豆が踊り始めた時に目が(・_・)になってしまいました。空気を切り裂
いて体が飛び、稲妻のように手が振るわれ、あらぬ方向に胴が蠢きます。きわめてシャー
プでやぼな動きはありません。他のダンサーも決して悪くないのですが、もう彼から目が
離せません。これとソロを踊った甲骨随想を観るだけで4000円の元はとれたと感じました
よ。 足を頭より上げてのスピンでも軸が全くぶれません。ロボットの動きで素早く動いて
ぴたっと止まる、ぐねぐね動く場合の軌跡も非常に美しい。軸を斜めにしたスピンてどう
なってるの?
棋<チー> はどうやら陰陽を描いているようです、白と黒?男と女?カンフーの対戦が
モチーフ、でもって碁が出てきたりします。
甲骨は骨文字からの踊り。美しい半裸、二の腕から肩、背中そして腹筋の陰影が美しい。
大きな速度をぴたりとめる動きが見ていて心地よい。
上善如水は夫婦喧嘩。犬も食わない夫婦のぐだぐだをダンスにした感じです。
腹減ったはコンドルズの近藤氏振付の作品。いかりや長介の「おーっす」という振りあり?
ぐねぐね脱力、コミカル系の動きでありながらWestSideStoryのような対決シーンもあり。
脱力・コミカル系のダンスをこういうひとたちが踊るとこうなるのねえ。 とても興味深い。
剣の舞は見ていて楽しいけど昔ながらの雰囲気、でも制作は2002年なのです。
黄土地は群舞、荒れた土地で頑張っていますから始まって物語があるようなのですが
いまひとつぴんときません。途中からダンスとしてのテンポがよくなりました。
演出のせいか、私にとっては番組ごとの出寄不出来の差が激しいものでした。
空席ばかりなのはきわめてもったいない。
それにしても神奈川県は太っ腹、立派なパンフレットも配るし、その中で中国まで出向い
てこの作品を作ったとありました。
それでいて今回と23日の2回しか公演しないんだもんなあ。
黄豆豆のダンスはぜひまた見てみたい。


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