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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ウィーン・フィルハーモニーウィークインジャパン2004 ワレリー・ゲルギエフ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
日時:2004年11月19日19:00-(途中休憩あり)
劇場:サントリーホール大ホール
料金:招待券
座席:2階P7列8番(オーケストラ裏側最上方近く)
指揮:Valery Gergiev
楽団:Wiener Philharmonyker
番組:
    ラマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調op.30
        ピアノ:イェフィム・ブロンフマン
    チャイコフスキー:交響曲第4番へ短調op.36

アンコール曲
       シューマン:ウィーンの謝肉祭騒ぎ
              「幻想的情景」作品26から間奏曲
       ヨハン・シュトラウスI:アンネンポルカ


劇場の前にチケットを求める人が立っていました。
場内に空席が目立ちました。ああ、もったいない;_; 関係者ばかりなのか
ファッションもいかにも会社からまっすぐ来ましたいう野良着ばかり。
せめてポケットチーフくらいの心遣いが欲しいものです。
私は夜ならタキシード、、と思ったのですが、目立つのは避けて欲しいと
招待券をくれた友人に止められてしまいました。
オーケストラのちょうど裏の席だったので、指揮者の顔の変化などをたっぷり
楽しめました。ピアニストはプログラムの写真よりずっと横に拡張されてました(^^;;
その体からたたき出される音は凄い。ピアノとオーケストラ全体が対等なんですね。
交響曲は楽しかったり、眠かったり(^^;;;) クラシックを楽しく聞きつづけるには
まだまだ修行が必要なようです。

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題名:歌綴りぶんざ
日時:2004年11月18日18:30-21:30(途中休憩あり)
劇場:紀伊国屋サザンシアター
料金:6000円(招待券でみさせていただきました)
座席:5列19番(右側通路のすぐ右)
出演:
文平・紀伊国屋文左衛門:中西保志(ポップス)
綾乃・几帳太夫:伊東恵理(ミュージカル)
トメ吉・長兵衛:星野勇人(民謡)
松木屋新左衛門:東音野口悦至(長唄)
文六・紀伊国屋六衛門:高橋孝(民謡)
熊野屋の妻お清:澤孝子(浪曲)
船頭角太夫・茶屋の老女:東家浦太郎(浪曲)
藤並河内守:山下晴楓(琵琶歌)
熊野屋権之介:岩崎玄龍(琵琶歌)
奈良屋茂左衛門:大至(甚句)
奈良屋番頭十左:村松直則(民謡)
川村屋瑞賢:園岡新太郎(ミュージカル)
冬木屋五右衛門:宮下弘二(ジャズ)
勘定奉行荻原重秀:玉川福太郎(浪曲)
三浦屋女主人おたか:酒井俊(ヴォーカリスト)

いろいろなジャンルの歌手が集まって和のテイストで行うミュージカルと聞いて
見に行きました。舞台は客席に向かって傾いた板張り、後にバンドが控えます。
障子のような幕で暗転で舞台がかわっていきます。和服コスチュームですが
カツラはありません。客席は6割の入り。普通発売するようなきれいなパンフレット付。
冒頭を聞いてちょっと危惧が。。どうも全般的にメロディに歌詞が載っていません。
歌い方の問題もあるのかもしれませんが、構成上に少々無理があったような気がします。
長唄、民謡の人たちは良い喉を披露してくれるのですが、琵琶、浪曲ははらはら。ポップスも
話す感じで歌うところはつらかったのですが、歌い上げるシーンでは見事でした。
音楽も太鼓は響くが、盛り上げるところでちょっと足りないものでした。
正直、最初は途中でかえろうかとおもったのですが(^^;)熊野屋とバトルして
飛び出すあたりからよくなりました。全般的に若手が良くて年寄りがもうちょいという感じ。
琵琶は弾いている時はめちゃかっこいい。
後半は安心して聞けました。悪者3人の談合がおもしろい。川村屋はいかにも響く声。
奈良屋がいちばん良い、登場しただけで笑いがもれる体型でキャラもいかにも悪者それも
ちょっと抜けてる系。奈良屋の番頭も動きがひょうきん、歌が軽妙で笑わせます。
この奈良屋と番頭のかけあいはおもしろい。なかなか笑えました。
トメ吉文六のコンビの歌もなかなか聞かせてくれました。
しかし全体を通して金を払って見たいかといわれると微妙。興行的にはどうだったのでしょうか?



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題名:オペラ座の怪人ケン・ヒル版
日時:2004年11月14日13:00-15:30(途中休憩あり)
劇場:東京厚生年金会館
料金:S席10000円
座席:2階11列35番(2階席後方中央)

広い舞台の左右を黒壁でつぶして半分のサイズにしての上演でした。
黒壁の前は桟敷席という見立て。シャンデリアは上方にぶらさがっています。
もうひとまわり小さい劇場でやってほしいものです。
ひとけのない劇場に薔薇の花が投げ込まれるところから物語が始まります。
クリスティーヌとラウルは最初から恋仲でした。
新しいオーナーへの歓迎の歌、なんとなくごちゃごちゃといった感じ、
それでいてキャストは少ないのです。
オペラ座は地下五階、その下に湖あり。怪人は両目が隠れるマスクでした。
怪人は「Ghost」字幕は「幽霊」となっていました。
カルロッタの声がでないので口パクをやるクリスティーヌ、
その時に揺れる天井のシャンデリア、でも落ちてきたのは舞台の上にあった
小さなシャンデリアでした。うーむ、ツアーだからこういう構成なのか?
地下5階にアフリカの森という鉄で出来た拷問部屋があるのです。
実は怪人は手品のエキスパートでしかも王に従って拷問部屋をつくっている
のでした。
死体にあった紙を読もうとして「Silk 100%」服のラベルを読んでしまう、
お茶卦いをすると言っているのにお茶葉まで飲んでしまう、オケ指揮者に
話かける、などという小さなギャグが随所に見られました。
ギャグというかくすぐり多用しているというのがこの演出の特徴でしょう。
悲惨さというより滑稽さが前面にでてきた感じでしょうか。
だから人死に多数あるのになんだかあっけらかんとしてます。
ガスに火をつけて焼死させようと、でも元栓を締めたので大丈夫って、、、
死んだはずの秘書が登場、実はこいつの心臓は右側にあるので生き延びた、、
えーとこれってべたなコメディですか。これは大脱力。

いやー微妙な作品です。ミュージカルファン、とくにオペラ座の怪人を
愛している人なら演出と曲の違いでこれほど違うものだと言うことを観て
もらうために観るのをお勧めします。でもたまにミュージカルを見に行く
という人に行きなさいとは言えないなあ。
たぶんこの演出が原作の雰囲気にもっとも近いでしょう。
おどろおどろしく滑稽で、ストーカーの末路といった雰囲気です。
怪人は徹底的に悪人、ラウルはおばかさん、たくましいのはクリスチーヌだけ。
いたるところに演出としてくすぐりが埋め込まれており、人が死んでも
あっけらかん。クライマックスでも大脱力ネタが、、
私はコピト版の前奏曲を能天気と書きましたが、能天気は
この舞台のためにとっておくべき言葉でした。もうちょい濃くお笑いネタを
突っ込めばもっとおもしろくなってかなあとおもいます。
キャストは皆まともに唄えます。気になったのは怪人くらい、かすれてました。
オペラの楽曲を用いて朗々とコミカルに歌い上げているのでなんだか
フォアビドンブロードウェイを観てる気分にもなりました。荘厳なメロディーに
焼け死んじゃうーとかいう歌詞が唄われているのですね。
ちなみにキャストが総勢13名、本来の舞台が広すぎるので大道具で覆って
半分くらいのスペースにして演じてました。この劇場はこの演出で上演する
にはどう考えても広すぎです。観るからには前方の中央で見ましょうね。

ちなみにALW(BW),コピト(宝塚)、ケンヒル(今回)の私の評価です。

楽曲
ALW>コピト>ケンヒル

物語の整合性
ケンヒル>ALW>コピト

舞台演出の豪華さ
コピト>ALW>ケンヒル

総合
ALW>ケンヒル>コピト

もちろん噺に筋が通っているからといっておもしろいというわけではなく、、、
まあ観てみてください。
ALWは四季版も二度ほどみてるはずなんですが、全然記憶にありません。


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題名:ナイン the musical
日時:2004年11月06日13:00-15:20(途中休憩あり)
劇場:アートスフィア
料金:S席12000円
座席:1階K列24番(客席中央センターブロック右端)
出演:
グイード/福井貴一
リトル・グイード/永嶋柊吾
ルイ-ザ/高橋 桂
カーラ/池田有希子
レナータ/鈴木智香子
ママ/花山佳子
ネクロフォラス/安奈 淳
ダイアナ/岡田 静
オルガ/江川真理子
マリア/麻生かほ里
リナ/高塚いおり
ソフィア/高汐 巴
サラギーナ/田中利花
ジュリエット/山田ぶんぶん
アナべラ/井料瑠美
クラウディア/純名りさ
スパのマドンナ/剱持たまき
リリアン/大浦みずき

ブロードウェイでヒットした公演の日本版。
悪くないんだけれど女性の魅力がブロードウェイに比べてちょっと。。。
これって私が金髪碧眼が好きだってこと?
リリアンはもうちょい年増な方が演じられる方がいいかもしれません。

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題名:萬勝劇場大型藝術雑技晩會
日時:2004年11月3日19:15?-20:45(19:30から見ました。途中休憩あり)
劇場:萬勝劇場(Wang Sheng Theatre, PEK)
料金:最前方ブロック120元
座席:中ほど中央
番組:(途中から)
    皿回しとジャグリング
    4人軟体
    皿回し
    巨大旗振り
    綱渡り
    ディアボロ
    2人軟体
    紐による空中飛行
    棒の飛び移り

タクシーの運転手がこの劇場の場所を知らず迷って開演時間に間に合いません
でした ;_; 劇場チラシがあった上にホテルのドアボーイに説明してもらったのにい。
ようやく探し当てた劇場は入り口が道路と反対側。入るのにも迷った。。
最前列ブロックが120元、その後ろのVIPブロックが150元だったので、迷わず私は
最前列。でもチケットを見せて案内された席はVIPブロックでした(^^;;) VIPブロック
は手すりつきのソファ、VIPでないところは古めの映画館の座席のような雰囲気。
劇場内は最前列と最後列だけ客がつめておりました。最前列ブロックはどういうわけか
満員だったのでVIPブロックに案内されてしまったのかもしれません。
入ったときは軟体の演技の最後でした。次が皿回し。キッチンという想定でしょうか、
各種の台所用品が並んでいました。1ダースほど立てた軸に二人で順に皿を回していき、
その後テーブルにおいた皿もくるくると。ぎりぎりのタイミングで全ての皿が同時に回る!
その他鍋、ボール、おたまのジャグリングなどもありました。
次は4人軟体、ひとりが中心になり、ぐねぐねした上にグラス+板+グラス+板+グラス 
というのを積み上げて行きました。
次は再度皿回し、今度は片手に4本持ってトンボをきったり逆立ちをしたり。。
その後は巨大な旗を持ってのバランス技。片手でのバランス、足バランス、顎バランス、
そして投げて背中キャッチ。前後に一列に並び、旗を頭に乗せてバランスしておいて、
頭突きで後ろへ順繰りに渡して行くのは迫力がありました。旗持ったままトンボを切る
というシーンもあり。
次は、綱渡り、綱は床から斜めが1本と天井近くに段違いに水平に2本張られていました。
演者は最初傘をもって斜め上にあがっていきました。天井綱にきたら水平に移り、
綱から綱へ飛び移り!!でも飛ぶたびにバランス崩しておりました。最後は斜めの
綱を筒のようなものに乗って上からすべりおりていきました。
ディアボロはかわいい子が4人、基本的にはひとり1個を用いてトンボを切ったりして
いました。きれいだなと思えたのが、駒を投げ上げておいて後ろへトンボを切った人の
背中へ後ろからもう一人が駆け上ってその上で駒をキャッチ!
体を高速スピンさせながら1点に留まった駒を回すのもなかなか見事でした。
次は力技の軟体、細い女性と逞しい女性が出てきて、たくましい女性が抱える形
で細い女性がいろいろな形をなすというもの。逞しい女性の力強さが光っておりました。
紐による空中飛行はシルクドソレイユでも見たことがあるパターンで、幅広の紐に
いろいろな形で包まって空中を回転するというもの。
最後は棒を2本立ててその間を飛び移ったり、見得を切ったりするというもの。
ジャンプして回転しながら隣の棒に移るのは見事。
フィナーレはキャスト総ぞろえ、どうやらナイフ、スタッフ、ハンカチ回しも
あったようです。
売店でハンカチ回し用のハンカチを討っていたので買ってきました。
買ってきてから指がちゃんとひっかかるところがあるのとないのと2
種類あったことに気がつきました。うーむ、ぜんぜん区別して売られてなかったぞ。
なんか全般的に場末の雰囲気がする劇場でしたね。それはそれで一興です。


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