今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:オペラ座の怪人ケン・ヒル版
日時:2004年11月14日13:00-15:30(途中休憩あり) 劇場:東京厚生年金会館 料金:S席10000円 座席:2階11列35番(2階席後方中央) 広い舞台の左右を黒壁でつぶして半分のサイズにしての上演でした。 黒壁の前は桟敷席という見立て。シャンデリアは上方にぶらさがっています。 もうひとまわり小さい劇場でやってほしいものです。 ひとけのない劇場に薔薇の花が投げ込まれるところから物語が始まります。 クリスティーヌとラウルは最初から恋仲でした。 新しいオーナーへの歓迎の歌、なんとなくごちゃごちゃといった感じ、 それでいてキャストは少ないのです。 オペラ座は地下五階、その下に湖あり。怪人は両目が隠れるマスクでした。 怪人は「Ghost」字幕は「幽霊」となっていました。 カルロッタの声がでないので口パクをやるクリスティーヌ、 その時に揺れる天井のシャンデリア、でも落ちてきたのは舞台の上にあった 小さなシャンデリアでした。うーむ、ツアーだからこういう構成なのか? 地下5階にアフリカの森という鉄で出来た拷問部屋があるのです。 実は怪人は手品のエキスパートでしかも王に従って拷問部屋をつくっている のでした。 死体にあった紙を読もうとして「Silk 100%」服のラベルを読んでしまう、 お茶卦いをすると言っているのにお茶葉まで飲んでしまう、オケ指揮者に 話かける、などという小さなギャグが随所に見られました。 ギャグというかくすぐり多用しているというのがこの演出の特徴でしょう。 悲惨さというより滑稽さが前面にでてきた感じでしょうか。 だから人死に多数あるのになんだかあっけらかんとしてます。 ガスに火をつけて焼死させようと、でも元栓を締めたので大丈夫って、、、 死んだはずの秘書が登場、実はこいつの心臓は右側にあるので生き延びた、、 えーとこれってべたなコメディですか。これは大脱力。 いやー微妙な作品です。ミュージカルファン、とくにオペラ座の怪人を 愛している人なら演出と曲の違いでこれほど違うものだと言うことを観て もらうために観るのをお勧めします。でもたまにミュージカルを見に行く という人に行きなさいとは言えないなあ。 たぶんこの演出が原作の雰囲気にもっとも近いでしょう。 おどろおどろしく滑稽で、ストーカーの末路といった雰囲気です。 怪人は徹底的に悪人、ラウルはおばかさん、たくましいのはクリスチーヌだけ。 いたるところに演出としてくすぐりが埋め込まれており、人が死んでも あっけらかん。クライマックスでも大脱力ネタが、、 私はコピト版の前奏曲を能天気と書きましたが、能天気は この舞台のためにとっておくべき言葉でした。もうちょい濃くお笑いネタを 突っ込めばもっとおもしろくなってかなあとおもいます。 キャストは皆まともに唄えます。気になったのは怪人くらい、かすれてました。 オペラの楽曲を用いて朗々とコミカルに歌い上げているのでなんだか フォアビドンブロードウェイを観てる気分にもなりました。荘厳なメロディーに 焼け死んじゃうーとかいう歌詞が唄われているのですね。 ちなみにキャストが総勢13名、本来の舞台が広すぎるので大道具で覆って 半分くらいのスペースにして演じてました。この劇場はこの演出で上演する にはどう考えても広すぎです。観るからには前方の中央で見ましょうね。 ちなみにALW(BW),コピト(宝塚)、ケンヒル(今回)の私の評価です。 楽曲 ALW>コピト>ケンヒル 物語の整合性 ケンヒル>ALW>コピト 舞台演出の豪華さ コピト>ALW>ケンヒル 総合 ALW>ケンヒル>コピト もちろん噺に筋が通っているからといっておもしろいというわけではなく、、、 まあ観てみてください。 ALWは四季版も二度ほどみてるはずなんですが、全然記憶にありません。 PR |
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