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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:Assassins
日時:2004年6月2日20:10-22:00
劇場:STUDIO54(NY)
料金:1階非テーブル席 76.25USD+Web予約手数料 3USD
座席:MORL F-19(中央通路後ろの二人がけシートブロック左端から5人目)
脚本:John Weidman
作詞・作曲:Stephen Sondheim
演出:Joe Mantello
出演:
Proprietor...Marc Kudisch
Leon Czolgosz...James Barbour
John Hinckley...Alexander Gemignani
Charles Guiteau...Denis O'Hare
Giuseppe Zangara...Jeffrey Kuhn
Samuel Byck...Mario Cantone
Lynette "Squeaky" Fromme...Mary Catherine Garrison
Sara Jane Moore...Becky Ann Baker
John Wilkes Booth...Michael Cerveris
Balladeer/Lee Harvey Oswald...Neil Patrick Harris
David Herold...Brandon Wardell
Emma Goldman...Anne L. Nathan
James Blaine/President General Ford...James Clow
President James Garfield...Eamon Foley
Billy...Eamon Foley
Emsemble...James Clow, Merwin Foard, Eamon Foley,
Kendra Kassebaum, Anne L. Nathan, Brandon Wardell

この劇場にはいるのは初めてです。BWではじめての劇場って久々の体験。
CABARETが移動した後で見にいってないもので。。
1階はほとんどがテーブル席で4人かけとなっております。
一段高くなっている後方との間に横に通路があり、その通路の後方、
高くなっている段に背中をあてるように二人がけのシートが並んでいます。
テーブル席は99USDするのでお買い得感あります。私の前は前方との通路で
舞台まで遮るものがないのでますますお買い得感。2階は通常の座席のはずです。
舞台の上は木材で組まれたセット。右手へ小さな階段があり、その階段を
あがりきったところから舞台後方を半円形に囲む通路、また上がりきった
ところからさらに舞台上方に消える螺旋階段があります。これが鉄製で回った
らラマンチャの男だよなあ。右手と左手の2階にバンドがあります。
いまスタッフがこの通路の客に向かって、後からはいってくる客のために
足を出来る限り投げ出しておかないようにという注意をしていきました。
投げ出すと楽なのに(^^;)
舞台上に "Shoot Win Prize" "Hit The Priz Win" という看板があります。
始まりのメインテーマソングは高らかな殺人の歌、これが聴きやすくて
きわめて能天気。歴史上の暗殺事件を短いシーンで次々と再現していきます。
弾が標的にあたるとあたりの音が出、はずれるとブブーー!
最後のシーンはJFK暗殺犯とされているオズワルド、彼はこのシーンまで
ナレーター役をやっています。いかにもうそ臭いアリバイを話しているのですが。。
全体を見終わって、きわめて興味深い作品と思えました。
おもしろい・おもしろくないという域を越えている気がします。
いっちゃった人たちを描くことで米国の病んでいるところを描き出そうと
いうところでしょうか。やってることが凄いのにそれがソンドハイムの美しい
旋律に載って歌われること自体が極めておもしろい状況を作り出していると
思います。これらって実際の事件を下敷きにしているんですよね。
私は燐光群のC.V.Rと相通じるところがあるような気がします。
米国の人たちがどのように感じているのか大変興味あり。
客席からは何度も笑いが起きていました。シリアスなのにへんな行動ばかり
なのでそれをめぐって笑いが起きてしまうのでしょうか。

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題名:Wicked
日時:2004年6月2日14:00-16:40(途中休憩あり)
劇場:GERSHWIN THEATRE(NY)
料金:ORCH 90USD + Ticketmaster手数料6.5USD
座席:ORCH EE-114(1階席4列目中央)
原作:オズの魔女記(WICKED The Life Times of the Wicked Witch of the West)
原作者:Gregory Maguire
出演:
Glinda...Kristin Chenoweth
Witch's Father...Sean McCourt
Witch's Mother...Cristy Candler
Midwife...Adinah Alexander
Elphaba...Idina Menzel
Nessarose...Michelle Federer
Boq...Christopher Fizgerald
Madame Morrible...Carole Shelley
Doctor Dillamond...William Youmans
Fiyero...Norbert Leo Butz
Ozian Official...Sean McCourt
The Wonderful Wizard of OZ...Joel Grey
Chistery...Manuel Herrera
Monkeys, Students, Denizens of the Emerald City, Palace Guards
and Other Citizens of
Oz
...Adinah Alexander, Ioana Alfonso, Ben Cameron, Cristy Candler,
Kristy Cates, Mellissa Bell Chait, Marcus Choi, Kristoffer Cusik,
Kathy Deitch, Melissa Fahn, Rhett G. George, Manuel Herrera,
Kisha Howards, LJ Jellison, Sean McCourt, Corinne McFadden,
Walter Winston Oneil, Andrew Palermo, Andy Pellick, Marty Thomas,
Lorna Ventura, Derrick Williams

OZの前日談をミュージカル化したこの作品、楽しみにしていました。
原作は読まずに舞台に挑みました。「オズの魔法使い」を西の悪い魔女エルファバ
の視点で描いた作品という知識だけは持っていました。
劇場前にはキャンセレーション待ちの長い列、Playbill によると客席充足率100%
だとか。客席にはやはり子供の姿が多いです。上演前はけっこううるさい;_;
今回の座席番号は事前にわかっていたのですが、実際に座席に座るまで4列目だと
いうことわかりませんでした。Web上にある劇場の座席表ではこの後のA列から
始まっていたのです(^^;;)
舞台上方にはドラゴンの飾り、左右には左右に枯れた蔦と大きな歯車、それに
怪しい建築物。ドラゴンの口が私のほぼ真上まで出っ張っていました。
単なる飾りかと思っていたドラゴンが、開演時には鼻から蒸気を出して動きだし
ました@_@ そして頭上からシャボン玉をばらまきながらグリンダの登場します。
物語はすべてグリンダの回想なのです。舞台の最後に最初のシーンへと戻ります。
この物語は後に西の悪い魔法使いになる、緑の肌を持ったエルファバが主役です。
良い魔法使いになるグリンダはいかにも作った笑顔できらきら光る感じ、お嬢様
が板についてます。エルファバとグリンダとは魔法学校の寄宿舎で同室。物語の
前半は学園青春ドラマ。Fiyeroとの三角関係とかいじめっこが改心していくとか。。
そうこうしている内にやぎのDillamond教授が動物だという理由で公職追放に
なってしまいます。魔法の力を見出されたエルファバはWizard of OZに呼び出され、
その際Wizard of OZ 自身が動物迫害を行っていることを見出します。手下になれ
というOZから魔法書を奪って逃げ出すエルファバ、グリンダにも一緒に逃げようと
誘うのですがグリンダは踏みとどまることを選んでしまいます。
逃げようと自らに羽根を生やそうとして失敗して空飛ぶ箒を作り上げてしまう
エルファバ、それに乗って逃げ出します。OZはデマを飛ばしてエフファバを
悪者にしたてあげてしまうのでした。この1幕最後の箒に乗って空を飛ぶ
Defying Gravity は聞いていて泣けます。エルファバは本当に良い声してます。
2幕はオズの魔法使いを裏から描いた形になっています。
エルファバはマンチキン国にいる自分の妹をこっそり訪ねます。今ごろなんで
来たの!と迫る妹にたいして「There's no place like home」
1幕で出てきた登場人物がいろんな経緯でオズの魔法使いの登場人物へとなって
いきます。臆病ライオンにブリキ男、案山子男、案山子男はFiyeroのなれの果て。
Fiyeroとエルファバは最後に大芝居を打ち、水で溶けて死んだと見せかけて
二人で手を取り合って逃げ出して行くのでした。
すごく内容が濃いというかジェットコースターストーリーとでもいうべき
細かな話が満載のストーリーでした。派手な演出、大掛かりな舞台装置、
迫力ある群舞、きれいな衣装、伸びる声と子供たちは大喜びの公演、でも
筋書き理解してる???筋書きとして詰め込みすぎて逆にメリハリが
ないような、、でも何度も見ているうちに味が出てくるかもしれません。
エルハバとグリンダのキャストですべてをおさえているようなできあがり、
ひとりだけ主演女優賞というのはなんだかなあ。

---これからは原作についてです---
この作品の原作は「オズの魔女記」というもので日本語翻訳があるのですが、
すでに絶版となっております。私は区立図書館相互貸借で他区から借りて
読むことができました。相当分厚い本です。
この原作は人間関係がどろどろしてお子様禁止の描写もあるうえに読後感は
すっきりしないものでした。
読んだ第一印象としては「よくこんなものをミュージカルにしたなあ」
ミュージカルの方は設定の一部だけ借りて一から作り直したと
思った方がいいでしょう。中身はこんな感じです。

グリンダは魔法を使えます。妹は足でなくて手が不自由です
エルファバは魔法が使えません。箒には元々魔法があって他人でも使えたのです。
マダムモリブルに3人が魔法をかけられたようですが、はっきりしません。
皆は学校を卒業して普通の生活にはいりましたが、エルファバは地下に潜って
革命に手を染めました。フィエロとエルファバが不倫関係になりました。
オズ大王への爆破、暗殺は失敗し、フィエロがとばっちりで秘密警察の手で
殺されました。エルファバは修道院で傷を癒しました。7年間修道女として
暮らした後、エルファバが意識不明だった
頃に生まれた小さな子と旅にでました。その子はエルファバの子?
その後フィエロの故郷にいって死に様を探しましたが、駄目。
しかしその場所で魔法書をみつけました。どうやら違う世界の言葉でかかれて
いるようですがよめます。そこで猿に言葉をおしえはじめました。
軍隊がその地を見張りにきました。オズも魔法書を探してました。
グリンダは金のためにお金持ちと結婚しました。
ドロシーが到着した場所に居続けると、ドロシーが独立運動のシンボルと
なりかねないのでグリンダが嘘をついてオズへ出しました。
靴も独立運動にシンボリックな威力があるので持たせていかせてしまった。
フィエロの故郷は軍隊で蹂躙されました。
ドロシーはエルファバを殺しました。で終わり、ドロシーは戻れたのでしょうか?

頑張って分厚い原作を読みましたが、気力がないと読み通せない内容、
絶版になってしまったのも無理もないと思われます。

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題名:The Boy From OZ
日時:2004年6月1日19:05-22:30(途中休憩あり)
劇場:Imperial Theatre(NY)
料金:ORCH 101.25USD
座席:ORCH K-108(11列目中央)
出演:
Peter Allen...Hugh Jackman
Boy(Young Peter)...Mitchel David Federan
George Woolnough...Matthew Stocke
Marion Woolnough...Beth Fowler
Dick Woolnough...Michael Mulheren
Chris Bell...Timothy A. Fiz-Gerald
Annnouncer...Josh Rhodes
Judy Garland...Isabel Keating
Mark Herron...Brad Anderson
Liza Minnelli...Stephanie J. Block
Trick...Josh Rodes
Girl...Roxane Barlow
Trio...Colleen Hawks, Tari Kelly, Heather Laws
Greg Connell...Jarrod Emick
Dee Anthony...Michael Mulheren
Alice the Rockette...Jennifer Savelli

昼間にTimes SQ の吉野家隣のLoew'sでHugh Jackman 主演の映画Van Helsing
をみました。これはバンパイアハンターのVan Helsingがドラキュラと戦うと
いうもので、最初はフランケンシュタイン博士とモンスターが出て、最後は
ドラキュラ対狼男(Van Helsing)の戦いになっちゃいます。痛快アクションも
のなので英語が聞き取れなくても筋書きはばっちりでしょう。映画でみた俳優
をその日のうちに舞台で見たのは初めての経験です。

さてこのチケットは前日に劇場窓口で購入しました。その際に次のような紙を
渡されました。

「As a result of heightened security in all public places, please avoid
bringing packages, luggage, backpacks, etc., to the theatre, as all
such packages are subject to inspection and must be checked. There will
be a $1.00 charge for each checked package. No bottled liquids will be
permitted into the theatre」

もちろん私は手ぶらで劇場へ。かばんを持っている人は普段より少ない
感じでしたがそれなりにいました。でもってかばんチェックの気配すらない!
うーむ、私も持ってくれば良かった。。

今回の座席は11列目の中央、今年の座席は真中にこだわってみました(^^)
席に座ると、左となりのおばさんが肘掛を越えて私の方まで進出。。。
単に横方向にチャレンジングなだけで普通に座っているのはわかるんだけど
もうちょい周りを気遣ってくれてもいいと思うんですが。。
舞台の上にはピアノが1台きり、そこにピンスポットで光があたっていました。
今回のチケットはなかなか買えなかったのです。前方センターブロックは
telecharge でプレミア席扱いでした。たしか2倍程度の価格がついていたかな。
今回買えたK列がプレミア扱いだったかどうかは定かでありません。
満員で立ち見もいました。
開演前の前説が受けてました。
「この劇場には Special Eject Seatがあります。携帯電話やポケベル。。」
さて開演!最初にPeter登場、自分の子供時代を語り始めます。
子供も登場、この子は歌はあまり旨くないのですが、まるまるとしていて
それでいてタップやダンスのノリが良い。決めポーズで大きな拍手!
前方の席で遅れてはいってきた客がありました。Hugh は彼らにピンスポを
あてさせると、なんで遅れて来たのか?大きなかばんはなんだ医者なのか?
とか客いじりはじめました。でもってここまでの粗筋を話してみせて
本来の筋書きに戻りました。この後も時々この客に話し掛けてました。
客いじりとしてはもう一組、最前列のお嬢ちゃんとそのお母さんに話し掛け
ました。ぐずぐず渋るお母さんを立たせて、舞台の上と下とで踊りあい(^^;)
この物語は、Peterがオーストラリアで生まれ、香港でJudy Garlandと出会い、
Judyの引きでNYに行き、そこでLizaと出会って結婚し、そして挫折し別れ、
今度はGreg と結婚し、復活し、コンサートを行っていく、というものです。
が、筋書きはどうでもいい?全編にわたり、Hugh Jackman 特別公演とでも
銘打って新宿コマ劇場でやっていてもおかしくないくらいのワンマンショー
でした。他のキャストはすべて引き立て役です。甘いマスクで客席全てに
視線を飛ばしていました。天性のショーマンなんでしょうねえ。ラジオシティ
ミュージックホールでロケットを演じるというシーンがありましたが、その
時の足が真正面の私に向かって差し出されてるような感じに思えましたよ。
ちなみにこのロケットの時、少人数のキャストで雰囲気を出すため鏡を使って
ダンサーを増殖させてました(^^;) 歌った後に歓声でショーストップになって
しまうこともやたら多くありました。LIZAはほんものに良く似た雰囲気作って
ましたね。
エンディングではピアノを模した階段が出て、その上を順にキャストが
降りてきてレビューの終了!ミュージカルという場を使ってHugh Jackman
の魅力を存分に楽しむという作品です。
Hughが降板したらこの公演は成立しなくなっちゃうでしょうね。

ところでタイトルのOZはオーストラリアをしめしてるんですよね?
Judyが出てきたから Wizard of OZ ともかけている?

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題名:Stars of the Alley
日時:2004年6月1日11:30-12:50
劇場:Shubert Alley(NY)
料金:無料
座席:群集のまんなか
番組:(曲名はわかったものだけ書いておきます)
42nd Street
Lullaby of Broadway
Phantom of the Opera
The Music of the Night
Mamma Mia!
Lion King
Bombay Dreams
Caroline, or Change
Washer/DryerScene
Little Shop of Horrors
Little Shop of Horrors
Beauty & the Beast
The Boy From OZ
Assassins
Everybody's Got the Right
Through the Modern Millie
Fiddler on the Roof
Matchmaker
Chicago
Wonderful Town
Avenue Q
Rent
Seasons of Love

トニー賞授賞式の寸前の水曜日昼にある無料コンサートです(たぶん)。
今回は45丁目を封鎖してそちらに舞台つくってありました。
小路がそのまま細長い観客席になっていました。前までのまんなかに
舞台があってなんとなく囲むほうが嬉しいかも。
「Assassins」と言ってるはずなのになんども「せさむ」に聞こえてました(^^;)
Assassinsはたぶんメインキャスト総出演。
Matchmaker, Calorineラジオ黒人娘3人組、 Little Shop 黒人娘三人組を
聞けたのが嬉しかったですね。
これで無料なんだから人が集まるわけです。

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題名:A Tribute to Balanchine: Repertory Program Two
日時:2004年5月31日20:00-22:35(途中休憩あり)
劇場:The Metropolitan Opera(NY)
料金:Total 90.5USD
座席:Grand Tier AA112(3階席最前列中央より)
劇団:ABT
番組/出演:
Theme and Variations
振付:George Balanchine
音楽:Peter Ilyitch Tchaikovsky
(Suite No. 3 for Orchestra, final
movement)Suite No. 3 for Orchestra, final movement)
衣装:Theoni V. Aldredge
照明:David K.H. Elliott
指揮:Charles Barker
出演:Michele Wiles, David Hallberg,
Carmen Corella, Anna Liceica, Maria Riccetto,
Angela Snow, Sascha Radestsky, Gennadi Saveliev,
Ricardo Torres, Eric Underwood

Tchaikovsky Pas de Deux
振付:George Balanchine
音楽:Peter Ilyitch Tchaikovsky
指揮:David LaMarche
出演:Ashley Tuttle, Herman Cornejo

Mozartiana
振付:George Balanchine
音楽:Peter Ilyitch Tchaikovsky(Suite No.4, Op.61)
衣装:Rouben Ter-Arutunian
照明:Mark Stanley
指揮:Charles Baker
出演:
Preghiera...Nina Ananiashvili
Gigue...Jesus Pastor
Theme at Variations...Nina Ananiashvili, Angel Corella

Ballet Imperial
振付:George Balanchine
音楽:Peter Ilyitch Tchaikovsky
(Concerto No.2 in G for Piano and Orchestra, Op44)
衣装:Rouben Ter-Arutunian
照明:Jennifer Tipton
指揮:David LaMarche
ピアノ:Barbara Bilach
出演:
Gillian Murphy, Carlos Molina, Monique Meunier
Anna Liceica, Maria Riccetto, David Hallberg,
Ricardo Torres

この日は雨、NYCBのチケットとABTのRaimondaを劇場窓口で購入しました。
Raimondaは座席が悪かったので悩んだけどまあ巡りあわせでしょう。
今回のチケットはABTのWWWで比較的早く取ったもの。ABTのシステムでは
取った時点で座席がわかりません。わかるのはORCHとか Grand Tierとかの
カテゴリだけです。チケットを実際に受け取るまでどきどき。。
今回はほぼベストに近い席でしょう。人気がないせいでしょうか(^^;;)
3F席のサイドブロックはがらがら、ORCHも後方に空きが見えます。
いつもはPC持参でくるのですが、雨だしいつもクローク預けになって
面倒なので手ぶらで来たら、今回はクローク強制預けがなし。
今回はかばんの中をチェックするだけでした。セキュリティどんどん
緩くなってますね。
私がバランシンの振付をまとめて見るのは初めて(のはず)です。
まずはTheme and Variations。
動きとして線対称が強調されているように思えました。統制が取れて美しい。
ひとりに注目して見ていると他が見えなくなってしまうのは情けない。
大人数による群舞に終わりは大拍手。全体として美しいのですが
アンサンブルの男性からどっこいしょの掛け声が聞こえてきそうな気が
したのはなぜだろう?
2番目はTchaikovsky Pas de Deux。睦まじいふたりが舞台に登場。
見た目には派手さに欠ける?止まっていれば地味に見えるのですが、
動き始めて評価が一変しました。とにかく速い、高い。目を吸い寄せられる
ジャンプに、目が離せないスピン。カーテンコールも長く、
客席からの歓声の上がり方が1幕とはまるで違いました。また見たい!
隣に座ったおばあさんもジャンプを見るたびに歓声を上げていました。
「男は若いね、99年にはいって03年にプリンシパル。
わたしがみたかったのはこれよ。この子は小さいころから凄かった。」
カーテンコール時に私をはさんで老人の昔話が始まってしまいました(^^;)
「バリシニコフのドンキホーテは凄かった。バリシニコフは」
天井を指差して
「あそこまで飛んだ。」
本当ですか?>おじいさん
3つめはMozartiana、振付はおもしろいのですが華がない作品?いやいや
Nina Ananiashviliが登場すると全てが変わりました。静かな動きから威厳と円熟
が感じられます。きれいにゆっくりスピン、優雅がコスチュームを着て
踊っているようです。他のダンサーとまったく別種のダンスをしているようです。
一挙手一投足にまったく無駄がなく、すべての動きが美しい。
まさしく見ていてうっとり。
カーテンコールではまた私を挟んで昔話に花が咲いてました(^^;;;)
最後はBallet Imperial、群舞が壁の花となっており、真ん中に立つ皇帝は優雅。
でもこれまで見てきたなかではなんだか物足りません。ちょっと退屈な振付。
次に見るRaimondaが楽しみです。

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