今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ねじまき鳥クロニクル 劇場:東京芸術劇場プレイハウス 日時:2020年2月11日15:00-18:00(途中休憩あり) 料金:S席11000円 座席:1階E席24番 <演じる・歌う・踊る> 成河/渡辺大知:岡田トオル役 門脇麦:笠原メイ役 大貫勇輔:綿谷ノボル役 徳永えり:加納クレタ/マルタ役 松岡広大:赤坂シナモン役 成田亜佑美:岡田クミコ役 さとうこうじ:牛河役 吹越満:間宮中尉役 銀粉蝶:赤坂ナツメグ役 <特に踊る> 大宮大奨、加賀谷一肇、川合ロン、笹本龍史 東海林靖志、鈴木美奈子、西山友貴、皆川まゆむ (50音順) <演奏> 大友良英、イトケン、江川良子 スタッフ 原作:村上春樹 演出・振付・美術:インバル・ピント 脚本・演出:アミール・クリガー 脚本・演出:藤田貴大 音楽:大友良英 照明:ヨアン・ティボリ 音響:井上正弘 ヘアメイク:宮内宏明 通訳:鈴木なお 美術助手:大島広子 振付助手:皆川まゆむ 演出助手:西祐子 舞台監督:足立充章 劇団: 作・演出: 出演: ストーリー: 岡田トオルは妻のクミコとともに平穏な日々を過ごしていたが、猫の失踪や謎の女からの電話をきっかけに、奇妙な出来事に巻き込まれ、思いもよらない戦いの当事者となっていく――。 トオルは、姿を消した猫を探しにいった近所の空き地で、女子高生の笠原メイと出会う。トオルを“ねじまき鳥さん”と呼ぶ少女と主人公の間には不思議な絆が生まれていく。 そんな最中、トオルの妻のクミコが忽然と姿を消してしまう。クミコの兄・綿谷ノボルから連絡があり、クミコと離婚するよう一方的に告げられる。クミコに戻る意思はないと。 だが自らを“水の霊媒師”と称する加納マルタ、その妹クレタとの出会いによって、クミコ失踪の影にはノボルが関わっているという疑念は確信に変わる。そしてトオルは、もっと大きな何かに巻き込まれていることにも気づきはじめる。 何かに導かれるようにトオルは隣家の枯れた井戸にもぐり、クミコの意識に手をのばそうとする。クミコを取り戻す戦いは、いつしか、時代や場所を超越して、“悪”と対峙してきた“ねじまき鳥”たちの戦いとシンクロする。暴力とエロスの予感が世界をつつみ、探索の年代記が始まる。 “ねじまき鳥”はねじを巻き、世界のゆがみを正すことができるのか? トオルはクミコをとり戻すことができるのか―――。 初日、生バンド付き。当日券ありですが、だいたい席は埋まっていました。 幕開けは、舞台の真ん中に穴、そして上に家。 男と少女の出会い、そして歌とダンス、物語は断片的、登場人物はさほどいません。 物語を包み込むようにダンス、大人数で環境を作るような雰囲気。 ひとりの人間の動きを描くように複数の人間が動くことも。主役と同じコスチューム で様々な動きをするので、可能な時間線をすべて見せているように見えるときもありました。 主役のトオルは二人一役、交互に出たり、同時に出たり、変幻自在、同じコスチュームの ダンサー多数のところもあり、万華鏡の世界。 トオルが二人ででて交互に独り言を言いながら組体操!あわせてひとりなのね。 そして時々歌。歌でこれまた場面がかわります。 間宮中尉の中国で、日本兵として蒙古に潜入した時の一人語りは、聞いているだけで 情景が浮かんでくるようだった。そして中尉を持ち上げていじりまわすダンスがこれまたすごい。 1幕最後では綿谷が客で加納が娼婦のシーン、このダンスがものすごくエロい。 綿谷はとことんヒールになってます。かっこいい。 2幕は井戸に潜って、この世ではない世界でいろんなことがおきる。 ホテルカウンターが出てきたとたんに現実感あふれたのは銀粉蝶さんの凄さでしたね。 さまざまな場面が交差し、それを形作るダンスがこれでもかというくらいにあらわれます。 ダンサーが集合体として連携して蠢くときはアメーバのよう。そしてメイが時々かわいい。 ほんとにコンテンポラリーダンス凄かった。歌とストーリーでダンスを魅せているといっても 過言ではないでしょう。 もう一回見たい。 PR 題名:リアルファイティング「はじめの一歩」 The Glorious Stage!! 劇場:品川プリンスホテル ステラボール 日時:2020年2月8日13:00-15:50(途中休憩あり、16:10までトークショー) 料金:8000円 座席:1階Eブロック1列12番(客席右側リングサイド右端近く) 原作:森川ジョージ「はじめの一歩」(講談社「週刊少年マガジン」連載) 作・演出:喜安浩平 音楽: 和田俊輔 振付: HIDALI ファイトコーデイネイト:冨田昌則 美術: 長田佳代子 照明: 斎藤真一郎 音響: 水越佳一 映像: 荒川ヒロキ 衣裳: 小林菜摘(ダダグラム) ヘアメイク: 馮 啓孝/松下よし子(アトリエレオパード) ボクシング指導: 松土 翼 演出助手: 溝端理恵子 舞台監督: 田中 翼(capital inc.) 宣伝美術: 清水みちる(礼泉堂) 宣伝写真: 設楽光徳 票券協力: サンライズプロモーション東京 制作: ネルケプランニング プロデューサー: 藤井一佑希 エグゼクティブプロデューサー: 野上祥子 出演: 幕之内一歩:後藤恭路 宮田一郎:滝澤諒 千堂武士:松田凌 鷹村守:滝川広大 伊達英二:松本寛也 間柴了:岡本悠紀 青木勝:塩田康平 木村達也:高橋奎仁 速水龍一:橋本真一 冴木卓麻:山口大地 ヴォルグ・ザンギエフ:才川コージ 梅沢正彦:神坂優心 間柴久美:未来 幕之内寛子:久下恵美 鴨川源二:高木渉 キャストトークショー登壇者:松本寛也、橋本真一、山口大地、才川コージ 舞台は特設、いつもは舞台となっているところの前にリングを設置し、 その外側三方が客席となっています。私は右側リングサイド。 リングと言っても視界を遮るロープはなく、四隅のポールも2本だけ。 そしてリングがぐるぐる回転するのです。試合をしている最中にまわる ことで雰囲気を作ると同時にいろんな方向から見えやすくしているのでしょう。 ただオープニングのキャスト紹介やダンスは前方固定でした。残念。 はじめの一歩の原作の最初からしっかり描いているようです。 私は少年マガジンをずっと読み続けていますので、最初を読んだのは30年前、 もうあらすじレベルでも忘却の彼方でした。 登場人物はほとんど男性、みんな腹筋割れてます。最初どんくさくみえた一歩は 原作の雰囲気をよくだしてました。ほんとに漫画から出てきたようなのが鷹村。 見かけといい、動きといいそのまんま。間柴もかなり似てましたね。 進行を加速するため、ボクシングシーンをはしょるために登場するお人形もかわいい。 実際のボクシングシーンも実際に近接して打ち合っているところと、離れあって 様式美?で打ち合っているように見せる場面が混在、リングサイドにいたので皆の 汗が飛び散るのを間近に見れました。実際に殴り合ってなくてもすごい運動量でしょう。 これを昼夜公演やるのですから、キャストの方々の体力は計り知れません。 後ほどのトークで、背中をつけてダウンしたところは、汗でスリップするので大変! と言っていましたが、ほんとに水浸しになっていることでしょう。 原作の雰囲気をうまく生かした、男臭くて暑苦しい2.5次元の世界を堪能しました。 明日が千秋楽、終演後のリピーターチケット購入に行列できてました。 キャストトークショー 速水ガールズの回。速水ガールズとは速水選手の後ろで応援するチアガールズのこと。 皆さん男性が扮していたわけです。 橋本さん曰く「速水のこと大好きで応援してくれてるはずなのだけど後ろ見てると 誰も俺の事みてない。皆おもしろやろうとやってる。お客さんみても俺見てないもん」 とにかくはじけてくれということでどこまでやったら怒られるかな?と突き進んで いるのだけど、一向に怒られないため 応援しようという意識でどこまでやったら怒られるかな、一向に怒られないためだいぶ 遠くまできてしまったそうです。 最後速水が倒れて女性たちが泣き、速水が手を挙げるシーンの芝居がめちゃくちゃ変わった そうで、稽古場の時のと、今のバージョンをやり比べてくれました。確かに違う! いまの方がヒーローショーっぽくなっているそうです。ステップがかわいいし、派手! 客席の反応具合も初日と今では全然違うそうです。リピーターも多いようですね。 初めて見る人!と客席で手を挙げさせたらさほどいなかったのにはびっくり。 才川さんは尊敬している尊敬している俳優はなかやまきんに君と武井壮さんだそうで、 がんがんトンボを切ってみせてました。 最後の皆さんのコメントは次の通り。 松本 だんだん熱量があがってくるなか、舞台がおわってしまう 散りゆく桜が美しい、明日はまだ舞台あります 橋本 日々熱量があがっている、客席側からの熱量もあがっている 明日千秋楽どんな景色がみえるのか楽しみになっている この作品を最後まで盛り上げていい作品にできたらいいな 才川 僕たちが筋肉で皆さんがタンパク質。タンパク質がないと筋肉が育たない。 相互関係、太陽と月。 関係性を大切にするので、きてください、タンパク質たち 山口 日を追うごとにリングの熱もあがってきている 見にきたという感じと。演劇を披露するというのが当然なのだが お客様のコールがお互いの熱をあげていった 初日はコールなかった。皆さんとの熱のわたしあいとか、新しい演劇の形だな 一緒に作品をつくっているのだなと思っている。 皆さんにとって何か次の一歩につながるといいなと思っています 題名:デスノート THE MUSICAL 劇場:東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場) 日時:2020年2月5日13:00-16:00 料金:13500円 座席:1階Q列29番 音楽:フランク・ワイルドホーン 演出:栗山民也 歌詞:ジャック・マーフィー 脚本:アイヴァン・メンチェル 翻訳:徐賀世子 訳詞:高橋亜子 音楽監督・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド 音楽監督:塩田明弘 美術:二村周作 照明:勝柴次朗 音響:山本浩一 衣裳:有村淳 ヘアメイク:鎌田直樹 映像:上田大樹 振付:田井中智子 歌唱指導:ちあきしん 演出補:豊田めぐみ 舞台監督:加藤高 出演: 村井良大 夜神月:甲斐翔真(Wキャスト) エル: 髙橋颯 弥海砂:吉柳咲良 夜神粧裕:西田ひらり レム:パク・ヘナ リューク:横田栄司 夜神総一郎:今井清隆 川口竜也 小原悠輝 金子大介 鎌田誠樹 上條駿 長尾哲平 廣瀬真平 藤田宏樹 本多釈人 松谷嵐 渡辺崇人 石丸椎菜 大内唯 コリ伽路 華花 濵平奈津美 妃白ゆあ 町屋美咲 湊陽奈 森莉那 ストーリー: 成績優秀な高校生・夜神 月(やがみライト)は、ある日、一冊のノートを拾う。ノートには、「このノートに名前を書かれた人間は40秒で死ぬ」とあった。それは、死神が退屈しのぎに地上に落とした“死のノート”(デスノート)であった。犯罪者を裁ききれない法律に、限界を感じていたライトは、ある日、テレビで幼稚園に立てこもる誘拐犯の名前をデスノートに書いてみる。すると、誘拐犯は突然、心臓発作で息絶えた。 「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る“新世界の神”だ」と、ライトはデスノートを使い、犯罪者の粛清を始めていく。世界中で犯罪者が不可解な死を遂げていく事件が相次ぐ中、インターネット上ではその犯人を「キラ」と呼び、称賛しはじめる。犯罪の数が激減する中、警察は犯人の手掛かりさえつかめないでいた。そこへ、これまであらゆる難事件を解決してきた謎の名探偵L(エル)が事件を解決すべく、捜査を開始する。 ーーーーーーーーーーー この劇場は初めて、入り口をはいると劇場入り口の2階への広い階段!だけど2階の入り口は隘路となっており、大人数で出入りする役に立たない模様。劇場入り口から1階席までは片方向エスカレータと階段が各1つ。ここで火災にあったら死ねるかも。 客席は最前列がE列、最後列がU列。Q列でもそんなに後方には感じられないこじんまりした作り。銀橋になるのでしょうか、オケピをかこんで舞台、今回は指揮者の後ろが空いてますが、蓋がしまるのだと思われます。オケピ潰したら最前列がAになるのでしょうね。客席はこじんまりとした雰囲気、はいってしまえばどこからでも見えそう。銀橋の上に開演前から赤いリンゴがおいてありました。 さて、開演。オープニングは授業の風景。 そして銀橋の上で死神が退屈でゴロゴロしたあげく、デスノートをぽたり。 この死神リュークが暇で死にそうな雰囲気を漂わさせていてかなりいいかんじ。友だちになりたい。キラは厨2臭漂わせていてぴったり。キラ妹はかわいい、惚れました。Lはヒリヒリして何しだすかわからない、そして力強く歌い上げてくれて◎。刑事の大人チームも捜査陣に残るかどうか悩むシーンで聞かせてくれました。キラお父さんも、一徹な雰囲気だしています。 2幕ではキラとエルのテニス試合、まるでテニミュを見てるよう、ものすごく盛り上がりました。 長い物語をよくぞ3時間にきれいにまとめていますよね。 それにしてもLがよかった。 題名:CHESS THE MUSICAL 劇場:東京国際フォーラム ホールC 日時:2020年2月2日12:30-14:55(途中休憩あり) 料金:注釈付きS席13500円 座席:1階9列5番(左端ブロック通路側) 作曲:ベニー・アンダーソン / ビョルン・ウルヴァース 原案・作詞:ティム・ライス 演出・振付:ニック・ウィンストン 出演: アナトリ―:ラミン・カリムルー フローレンス:サマンサ・バークス フレディ:ルーク・ウォルシュ アービター:佐藤隆紀(LE VELVETS) エリアンナ 増原英也 飯野めぐみ 伊藤広祥 大塚たかし 岡本華奈 河野陽介 柴原直樹 仙名立宗 染谷洸太 菜々香 二宮 愛 則松亜海 原田真絢 武藤 寛 森山大輔 綿引さやか 和田清香 URL:https://www.youtube.com/watch?v=yU-ST2O6h7c 舞台一段上にバンド、そして舞台全体後方が黒い階段、左右上に張り出し。 物語はだいたい階段の手前で進むのです。 オープニングは冷戦を示すTIMEの表紙の映像。 大道具はほとんどなく、舞台上にテーブルをおくくらい、そして後方に映像で書割。 バックダンサーはだいたい階段の上で踊ります。階段もダンサーも黒い。 米国チャンピオンへのマスコミによる嫌がらせから始まりました。まー切れるよね! というくらい説得力のあるマスコミ嫌がらせ。ソビエト側はセコンドが政治工作で 勝ちを万全にしたくて、、チャンピオンは家庭の問題でトラウマ、米側セコンドは ハンガリー人だけど父親がソ連へ連行、という皆が問題を抱えている状況。 アービターは審判?立会人?響く声できかせてくれます。 その中でチェスをするのだけれど、チャンピオンが突然いなくなる!さあどうなる? アナトリー役のラミンはもちろん良い、そしてそれを上回ってよかったのが 米側セコンドのフローレンス役のサマンサパークス。私は誰の味方でもない、を歌い あげたときに大拍手!いやー聞きほれました。昨年のPretty Woman よりよかった。 ソ連が勝つけど、アナとリーはフローレンスと手を取り合って亡命、そして国内には 家族を残して、というめんどくさい状況で一幕終了。 二幕は翌年のバンコク、デフェンディングチャンピオンのアナトリ―は今度は西側 として出場、ソ連は倒すためにあの手この手、アナトリーの奥さん連れてきて 説得させたり、フローレンスの父親がまだ生きているという情報を流してみたり、、 TV解説者へ転身していたフレディは、フローレンスに未練があるのでこれまた アナトリーの足をひっぱり、バンコクでまたどろどろした状況が、、それを かっこいい音楽と美しい歌声で歌い上げるのでした。どの曲もほんとによくて 朗々と歌い上げるかと思えば、不協和音でいたたまれなくさせてくれたり。 東西冷戦と痴話喧嘩が入り乱れる物語を美しく力強い楽曲でみせてくれました。 劇場:日生劇場 日時:2020年1月29日13:00-16:00(途中休憩あり) 料金:S席13500円 座席:1階J列7番 URL:https://www.youtube.com/watch?v=2IA60ZVclDk 【ビクター・フランケンシュタイン/ジャック】(Wキャスト):柿澤勇人 【アンリ・デュプレ/怪物】(Wキャスト):小西遼生 【ジュリア/カトリーヌ】:音月 桂 【ルンゲ/イゴール】:鈴木壮麻 【ステファン/フェルナンド】相島一之 【エレン/エヴァ】露崎春女 朝隈濯朗,新井俊一,岩橋 大,宇部洋之,後藤晋彦,白石拓也,当銀大輔,丸山泰右,安福 毅 江見ひかる,門田奈菜,木村晶子,栗山絵美,水野貴以,宮田佳奈 ,望月ちほ,山田裕美子 吉井乃歌 【リトル・ビクター】(Wキャスト)大矢 臣 【リトル・ジュリア】(Wキャスト)山口 陽愛 音楽:イ・ソンジュン 脚本 / 歌詞:ワン・ヨンボム 潤色/演出:板垣恭一 訳詞:森雪之丞 音楽監督:島 健 振付:黒田育世 美術:乘峯雅寛 照明:高見和義 音響:佐藤日出夫 衣裳:十川ヒロコ ヘアメイク:宮内宏明 擬闘:渥美 博 ステージング:当銀大輔 歌唱指導:福井小百合 指揮:八木淳太 オーケストラ・コーディネイト:東宝ミュージック 舞台監督:廣田 進 / 松井啓悟 演出助手:長町多寿子 プロデューサー:篠﨑勇己(東宝)/ 住田絵里紗(ホリプロ) Art Direction:小倉利光(YELLOWNOTES) Photographer:HIRO KIMURA (W) ストーリー: 19世紀ヨーロッパ。科学者ビクター・フランケンシュタインが戦場でアンリ・デュプレの命を救ったことで、二人は固い友情で結ばれた。“生命創造”に挑むビクターに感銘を受けたアンリは研究を手伝うが、殺人事件に巻き込まれたビクターを救うため、無実の罪で命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと、アンリの亡き骸に自らの研究の成果を注ぎ込む。しかし誕生したのは、アンリの記憶を失った“怪物”だった。そして“怪物”は自らのおぞましい姿を恨み、ビクターに復讐を誓うのだった…。 満員、明日が千秋楽。 どろどろ暗いオープニング、稲妻によってモンスターが命を吹き込まれる姿は真に迫る?印象的なシーン。戦争中の豊富なリソースを活用したマッドサイエンティスト研究所のダンスシーンも とても人間とは思えない異様な雰囲気を醸し出していました。 フランケンシュタインはあくまでマッド、でも友は大切。アンリはどこまでもフを慕うビクターけなげな姿(生前)が印象的。過去に戻ったリトルビクターも良かった。かわいくて伸びやかな声、そして小さなころからマッドサイエンティストの萌芽を持ってます。 アンリは、ビクターがかっとなって行った殺人の身代わりとなってギロチン刑に。 ビクターが裁判でほんとのことを証言しますが、叔父さんの力で心神耗弱ということでなかったことに。。そして1幕最後にオープニングのシーンに戻ってきて、モンスターの賦活。もーずっと暗い、暗い物語。 2幕はモンスターが逃げて捕まった先の物語。人間じゃないことがわかって、金になる!と思われました。これから見世物興行!?と思いきや、格闘戦の興行に出ることに。興行主はモンスターという大切な商品を殴る蹴るするという、商売人の風上にも置けない行い(怒)、儲けたいという心はあるが実行が伴わない興行主に捕まったモンスターの不幸に 泣けました。勝てなくなったら返品するとか言ってて商品価値の見る目がなさすぎ。 人間より良心があるが、やっぱりあらあらしいモンスターを好演。言葉が出はじめるところではWATER を思い出しましたよ。このあたりは劇中劇といった風情で、モンスター以外のキャストが別の役を演じています。キャストに過酷な演出ですよね。 これで人間嫌いになったモンスターは闘技場に火をつけて逃走。そして造物主であるビクターの周辺を襲います。が、まーこれって逆恨みですよねえ。襲うなら興行主とか毒を飲ませた金貸しとか。。 ビクターの周りの人たちから順繰りに殺していく様は、めっちゃ知能犯の様相。ビクターの怪物 創造は見事な成功と言えるでしょう。そしてビクターだけをいかして、北極へ行くといい捨てて去るモンスター。最後は北極で出会ってけりがつきました。 原作のすごい換骨奪胎なわけですが、突っ込みどころが多いわりにそれに目をつぶらせるだけのパワーがちょっと?アンリもビクターもジュリアもステファンも皆よかったのに少し残念。 人間以上のパワーと凶悪な犯罪を成し遂げる頭脳を持った怪物が、変にこじらせた物語という ところでしょうか。ビクターが実はミッション成功してたということはわかりましたね。 |
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