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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:「Stoik」TACT/FESTIVAL2016 カンパニー・レ・ギューム「ストイック」
劇場:東京芸術劇場 シアターウエスト
日時:2016年5月8日16:00-16:50
料金:3演目セット券4800円(1枚1600円)
座席:A-13(最前列センター)
劇団:Cie Les Gums
Conception et jeu: Clemence Rouzier et Brian Hennninot
Mise en scène : Johan Lescop
出演:Brian Henninot,Clémence Rouzier
URL:http://cielesgums.wix.com/cie-les-gums#!stok/c4pv

これはもう、見た目からオカシい。神経質そうな大男と、やたらと動きのヘンテコな小さい女……その身長差たるや、男の脇の下を女が普通に歩けてしまうほどだ。
舞台上には鞄や机、椅子といった日用品があるのだが、これまたちょっとおかしな使われ方をする。二人のマジメでコミカルなやりとりが続くものの、重要なのは、あくまでも身体性である。卓球もやるし棒の上でバランスも取るし、歌だって歌ってしまう。
だが絶えず心のどこかで相方のことを気にしているのだ。そう。ドタバタに見えるすべてのことは、相手を理解するためのレッスンなのである。でかい男も、小さい女も、ぶっきらぼうだが愛らしい。互いに信頼し合う、その関係性が見る者の胸をほっこりさせるのである。
Text by 乗越たかお Norikoshi Takao

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大小コンビの素晴らしい身体性。
小道具は鞄や机、いす、それを使ってとにかく変な動きをする。
全編ドタバタコメディといってもいいのですが、全然飽きない。

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題名:「Camping Royale」TACT/FESTIVAL2016
劇団コープス 「キャンプしましょう!おひめさま」
劇場:東京芸術劇場ロワー広場
日時:2016年5月8日14:45-15:30
料金:無料
座席:向かって右手側はし
劇団:Corpus(カナダ)
Concept by Carolin Lindner
Co-directed by David Danzon and Carolin Lindner
URL:http://www.corpus.ca/docsEn/creation-camping-royale.html
解説:
A twisted fairytale for young & old children.
Two queens from a different time go on an absurd camping trip, far away from court. Without servants, they will have to use their creativity to survive in the wild. Their castle is reduced to basic tents, royal dances have to be executed on grass, one needs to fish for lunch and cope with the unpredictable whims of mother nature... A charming and interactive adventure for all ages.
殿から飛び出した二人のおひめさまたちが、やってきたのは、何とキャンプ!
テントのドレスを身にまとったおひめさまたちは芝生の上の舞踏会で華麗に踊ります。
豪華な宮殿ではなく、質素なキャンプ生活に戸惑うおひめさまたちに注目。
東京芸術劇場に初めて登場するこどもから大人まで楽しめるコメディをお楽しみください。

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ひつじで有名なコープスの新作品。
お姫様がキャンプをしたときのドタバタコメディ。
それなりにインパクトはあるのだけど、ひつじのほうが面白いかな。

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題名:「Men with Soles of Wind」TACT/FESTIVAL2016
ソラス・デ・ヴェント「空飛ぶ男たち」
劇場:東京芸術劇場シアターイースト
日時:2016年5月8日13:30-14:40
料金:3演目セット券4800円(1枚1600円)
座席:A14(最前列ちょっと右より)
劇団:Solas de Vento(ブラジル)
URL:http://solasdevento.com.br/en/men-with-soles-of-wind/
Created and Performed : Bruno Rudolf and Ricardo Rodrigues
Direction : Rodrigo Matheus
Original Music : Marcelo Lujan
Lighting : Douglas Valiense and Maria Druck
Design Consultant : Luciana Bueno
Circus Consultant : Erica Stoppel
Set Design Consultant : Adriana Grecchi
Technical Consultant : Alex Marinho
Photography: Mariana Chama
解説:
Two travellers, retained at customs at an airport, are forced to live in limbo, suspended in the air. While they wait to be able to continue their journey, each has to try to create some personal space, with only a suitcase. Two foreigners placed face to face come together, confront each other and, perhaps, meet in the middle.
空港の入国審査で止められてしまったブラジル人とフランス人の男性二人。交渉に手を尽くすが埒が明かず、スーツケースを抱えたまま空港に寝泊まりすることになる。イライラをつのらせる二人は、互いに八つ当たりして険悪なムードが漂う。そしてハンモックやらロープを駆使して作る彼らの居場所は、彼らの状況同様「宙ぶらりん」な状態で話が進んでいくのだ。
ここで彼らの「空中でのパフォーマンス技」は、ひけらかすためではなく、物語を推し進めるために使われるのがニクい。しかも不本意なはずの滞在場所が、どんどん居心地よくなってしまう。次第に打ち解け合う二人には、さらなる展開が待っている…… 楽しくも深い心の交流を描いた作品だ。
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物語バレエならぬ「物語エアリアル」。
ブランコやロープ、かばん屋や小物各種による宙ぶらりんな状態での
パントマイム芸といっても良いでしょう。
話がちゃんとすすんでいくのがすごい。
またみてみたい。

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題名:「Linéa」TACT/FESTIVAL2016 カンパニー・ドゥッシュドゥッスゥ「Linea(リネア)- ダンシングロープ!」
劇場:東京芸術劇場シアターウエスト
日時:2016年5月8日11:00-11:50(11:50-12:10 ワークショップ)
料金:3演目セット券4800円(1枚 1600円)
座席:A-13(最前列センター)
劇団:Cie Sens Dessus Dessous(フランス)
作・演出: Jive Faury and Kim Huynh
出演: Jive Faury and Kim Huynh
URL:http://www.sensdessusdessous.fr/

EJCでもみたダンシングロープ。ものすごく不思議な動きをするのでとても好きで再会
しました。しかし、、、最前列だと床に置いたロープが見えない部分がある!
フラストレーションちょっとたまりました。
まるで生きているかのようなロープを堪能。

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題名:KAAT×地点共同制作作品第6弾 地点『スポーツ劇』
劇場:KAAT神奈川芸術劇場
日時:2016年3月19日 19:00-21:00
料金:一般3500円
座席:最前列中央ブロック右端
出演:
【作】エルフリーデ・イェリネク【翻訳】津崎正行
【演出】三浦基
【音楽監督】三輪眞弘
【出演】
安部聡子 石田大 小河原康二 窪田史恵 河野早紀 小林洋平 田中祐気
【合唱隊】
朝日山裕子、礒﨑祥吾、宇澤とも子、大畑和樹、大道朋奈、後藤天、鈴木修平、相馬陽一郎、田嶋奈々子、野澤美希、圜羽山圜、村田結、柳内佑介、米津知実
舞台美術:木津潤平
衣裳:コレット・ウシャール
照明:大石真一郎
音響:徳久礼子
舞台監督:小金井伸一
プロダクション・マネージャー:山本園子
技術監督:堀内真人
宣伝美術:松本久木
制作:伊藤文一 小森あや 田嶋結菜

解説:
母親によって殺された父の復讐を誓い、弟のオレステスと母殺しを実行する、エレクトラ。
恋人アキレスを虐殺し、自身も命を絶つ女権国家アマゾンの女戦士、ペンテジレーア。
オーストリア出身で“アーニー”の愛称で本国でも親しまれる、アーノルド・シュワルツェネッガー。
彼に憧れ、筋肉増強剤の過剰摂取で死亡したボディビルダー、“アンディ”ことアンドレアス・ムンツァー。
精神病院で死んだ父、母との緊張関係、自らの生をも題材としてきた作家、エルフリーデ・イェリネク。
古代ギリシアの復讐の物語に登場するヒロインたちをモチーフに、
メディアによって翻弄される現代人の姿、戦争の代替としてのスポーツ、身体から逃れられない人間の宿命について、イェリネクは自らを媒体として語り続ける。
パパ ママ イエス 違う
沈黙から沈黙までの長広舌。
圧倒的な集中とイメージの乱高下。
『光のない。』(2012年初演)に続く、地点によるイェリネク作品第2弾!
膨大なモノローグの応酬によって構成されるこの戯曲では、戦争の代替としてのスポーツについて繰り返し語られ、スポーツ観戦に耽る大衆と戦争を黙認する国民が重ねて描かれます。 全編に渡って溢れるスポーツのイメージ。随所に散りばめられる、ギリシア悲劇の引用、実在のスポーツ選手やスター俳優、そして著者自身のエピソード。 理性的にスポーツ批判が展開される一方で、雑多なイメージのひしめく異常なエネルギーと集中力。 イェリネクが差し出す、新たな「語り」の可能性に応えるべく、地点は「決して黙らない演劇」をつくります。


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なんかすごいが、うまく言い表せない。ほぼ満席。
舞台の上には人工芝らしきものが前方から舞台奥に向かって急速にせりあがる形で
敷かれていました。後ろに行くと坂を駆け上っていく形になります。
そして最後は重力に負けてごろごろごろと前へ。
舞台前方にはバレーボールより大きいネットが張り巡らされていました。
そしてそこには0-60までのカウントダウン、カウントアップを
繰り返す映像が開演前に流れていました。0になるたびにホイッスル!
左右の頭上には黒尽くめのコスチュームの楽団?が音色が異なる棒を持って
体をたたいて合奏。合奏のパターンが劇場チラシに記述されてましたよ。

そしてほとんどがモノローグで進みます。
ちょっと運動のかっこうをすることもあるけれど、一番多いのは
反復横とびしながらのせりふ。これはすごい運動量。
そして坂に駆け上がっては滑り落ちる。
台詞は反戦、スポーツ、戦争の代替品としてのスポーツ、
ママ、ターミネイター、死、蘇生、イエス、、、、
ずっと誰かが動きながら話し、話し終わると倒れたり立ち止まったり、
後半になると皆が同時に動き始めました。なんとなく物語があるようなないような。。。
こういうものを公共劇場で普通に上演できる!ということがすでに現代劇なのかもしれません。

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