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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:NODA・MAP 第17回公演「エッグ」
劇場:東京芸術劇場プレイハウス
日時:2012年10月13日19:00-21:10
料金:S席 9,500円
座席:
劇団:野田地図
作・演出:野田 秀樹
出演:
秋草 瑠衣子/伊藤 昌子/大石 貴也/大石 将弘/大西 智子/川原田 樹/菊沢 将憲/木村 悟
久保田 武人/黒瀧 保士/河内 大和/後藤 剛範/後藤 陽子/近藤 彩香/佐藤 ばびぶべ/佐藤 悠玄
下司 尚実/白倉 裕二/竹内 宏樹/冨永 竜/永田 恵実/西田 夏奈子/野口 卓磨/萩原 亮介
深井 順子/的場 祐太/三明 真実/柳沢 友里亜
音楽:椎名 林檎
美術/堀尾幸男
照明/小川 幾雄
音響・効果/高都 幸男
振付/黒田 育世
映像/奥 秀太郎
美粧/柘植 伊佐夫

野田からのラブコールで椎名林檎が劇中歌を担当!
作詞:野田秀樹、作曲:椎名林檎、歌:深津絵里!
こんな贅沢な歌は、この舞台上にしか存在しない。

私は、林檎さんを個人的に知らない頃から、とびぬけた才能を持った人だと思っていました。もしかしたら、ありとあらゆる調べを紡げる人じゃないか。それは、様々な調べを必要とする舞台の音楽にもってこいの人でもあるということです。林檎さんの音楽という新しい風が、自分の芝居の中に流れ込むことで、違った色の作品になっていくことを今から楽しみにしています。思いっきり林檎色に染まりたいです。
客席を熱狂の渦に巻き込む3人の主人公。自由奔放なアスリートを演じる妻夫木聡、ストイックなベテラン選手に仲村トオル。深津絵里がシンガーソングライターを演じ、歌う!

妻夫木聡さんと仲村トオルさんは、「あるスポーツ」をやるアスリートです。妻夫木さんは、三回目で、仲村さんとは初めてです。でも、役柄は逆で、新人とベテラン選手をそれぞれにお願いします。妻夫木さんの持つ、あの憎めない軽薄すれすれの飄々とした軽さと仲村さんの眉間に隠された実直さとが、いい感じのコントラストになると信じています。その歌を主に歌ってもらうのは、深津絵里さんで、彼女とは今までたくさんの舞台を作ってきましたが、実は歌える役者さんであることを知っていたので、ひそかにいつか「歌手の役」をと思っていました。

野田秀樹

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東京芸術劇場の改装後の作品。
これは劇場の改装工事で発見された寺山修二の戯曲「エッグ」の物語。
エッグとはスポーツの名前、次の東京オリンピックでは正式種目に
なろうとしている。前半はスピード感あふれる展開な上に賑やかで
楽しい。そもそもエッグとは?というのが大きな謎。
「エッグ」についての詳細は明らかにされない。ロッカールームや
観客の会話から断片的な情報が入ってくるだけ。
粒来(つぶらい)や阿倍がオリンピックをめざしているというので
てっきり1964年のオリンピックだと思っていると、実は一回目の東京
オリンピックをさしていることがわかり。。この地は満州!
そして「エッグ」とは731部隊のワクチン製造のための卵黄と卵白を
分離する技能をスポーツとみたてたものであること明らかになり、、
映像の力でエッグが見事東京五輪の正式種目になったが、五輪その
ものが中止。。阿部は遺書を残して。。
そして後半はたたみかけるように鬱展開へ。
エッグの中身で騙され、東京オリンピックの時期で騙され、
そしていつも通りの多義な野田世界。でも今回はいつもよりストレート
に主張が書かれているように思えましたよ。
深津さんの劇中歌良かった!









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題名:K.ファウスト
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2012年10月13日13:00-15:50(途中休憩あり)
料金:8000円
座席:1階O列
作・演出・美術:串田和美
音楽:coba
出演:笹野高史、小日向文世、雛形あきこ、小西康久、さとうこうじ、
内田紳一郎、片岡正二郎、皆本麻帆、笹丘明里、広瀬斗史輝、
   近藤隼、佐藤卓、串田和美
サーカスアーティスト: ヴァネッサ・パウ、ヴァロンタン・ベロ、
   タンタン・オルゾニ、シャルロット・コリー、セシリア・マンフリーニ、ニコラ・ロングショー
ミュージシャン:coba、大熊ワタル、十亀正司、ギデオン・ジュークス、飯塚直子
解説:
21世紀のファウストを探して!
ファウストとはゲーテの戯曲が有名ですが、もともとは15、16世紀に
ドイツで実在したとされる人物。
錬金術の実験中に爆死した事で、悪魔と契約を交わしたファウスト博
士の伝説が生まれ、以降、民間伝承を通じて物語の題材となります。
クリストファー・マーロウ「フォースタス博士の悲劇」(16世紀)
ゲーテ「ファウスト」、トマス・マン「ファウストゥス博士」(19世
紀)手塚治虫「ネオ・ファウスト」(20世紀) etc…
串田和美は、人形劇や仕掛け花火の題材にもなり、様々な伝説が生ま
れた民衆本をもとに、21世紀の現代劇としての『ファウスト』を創作
しようと5年の歳月をかけ取り組んできました。自身が芸術監督を務
めるまつもと市民芸術館を拠点として、ワークショップを重ね、
2008年『ウル・ファウスト』(まつもと市民芸術館)
2010年『ファウスト イン茅野』(茅野市民館)
と、2年おきに上演しました。
この〈ファウストプロジェクト〉は様々な実験を重ね、サーカスアー
ティストと俳優、ミュージシャンたちとが融合した新しい世界――
まさに、見世物小屋的道化芝居を紡ぎだしてきました。
『ファウスト』を元にわたしたちのファウストを探す旅。この目に
映る世界の、脳髄の中を駆け巡る宇宙の、とりとめもない叙事詩の
ように。
ファウストとメフィストフェレスの架空の旅、なんともバロックな
彼らのロードムービー風の物語が始まります。
ストーリー:
ファウストという男がいた。彼は化学者であった。
だが彼が生きた時代、科学という概念は曖昧だったので、人々は彼
を錬金術師、占星術師、魔術師などと呼んだ。また彼の恩恵を受け
たことのない者たちは(ほとんどの人がそうだが)彼を大ボラ吹き、
ペテン師、詐欺師などと呼んでいた。
彼は星を見つめ宇宙の真理を知りたいと願った。生き物を見つめ生
命の神秘を知りたいと願った。物体を見つめ、新しい原子の誕生を
夢見た。だがそれらの欲望は渾然一体となって、彼を苦しめるばか
りであった。なにひとつわからない。なにひとつ理解することがで
きないということばかりがわかって来るのだった。
ある日ファウストは遊園地に迷い込む。
そこには賑わいの気配だけがあり、誰の姿も見えない。回転木馬の
ようなストリートオルガンの音楽。気がつくと袋のような仮面をか
ぶった人々に囲まれる。ああ、悪魔たちだなと、彼は直感する。こ
んな様子で彼はメフィストフェレスに出逢う――メフィストは曖昧
な謎のような言葉でファウストと契約をかわす。
24年間あらゆる欲望を満たすこと。若く精気に満ちた肉体。この世
の謎を解き明かすこと。24年間が過ぎたら、魂をメフィストに譲る
こと。――ファウストの掌から血が流れる。血の契約書。
メフィストとファウストがハイウェイの脇に、ヒッチハイカーのよ
うに立っている。
高速で通過する車の音。これが悪魔の旅か?どこが瞬間移動だ。
――ギリシア神話の絶世の美女ヘレナ、パルマ公国での狂宴、人工
生命体ホムンクルス、村娘マルガレーテとの出会い――
ファストとメフィストのロードムービー的旅は、時には物悲しく、
時には滑稽に続く。
そして、約束の時期が近づく――

--------------------------------------------

いかにも祝祭的な舞台。
ファウストとメフィストのロードムービーという感じでしょうか、
その合間合間に演奏と曲芸がはいります。
ファウストが笹野さん、メフィストが串田さん。笹野さん初めての
主演?オープニングシーンなどまるでお祭り。
バンドがでてて、ジャグリングをして、空中ではエアリアル。
ゴムを使ったブランコで足首をゴムにからめて客席めがけてダイブ
したときは客席からどよめき。途中で人形劇も登場。ドラゴンに乗
るところでは、後ろの幕をあけたら、巨大なドラゴンの鱗があって
びっくり。ま、筋書きは狂言回しのようなものであってもなくても、、
曲芸としては、ティッシュー、一丁ブランコ、フープ、クラブ、
ボール、鞭、フープのトス、ボール5個、芝居のキャストが3ボール
でパッシングを少し挑戦してました。
cobaさんの曲もよく、生演奏に芝居に曲芸と楽しいことを全部詰め
こんでパッケージにしてみました!というような舞台でしたね。
このような取組はもっともっと増えて欲しい。

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題名:ダメじゃん小出の黒く塗れ!vol.18
劇場:横浜にぎわい座(地下小ホール)
日時:2012年9月29日18:00-20:00
料金:1500円
座席:右方後ろの方
出演:ダメじゃん小出
番組:
  開口一番
  コント     ?
  ヴォードヴィル 起承転結
  ウクレレ漫談  しおこうじ
  演説      だめだひろし
  奇術      ドリーム蒲田
  トーク     ?
  落語      駄目之家小出し

この舞台を見るのは初めて。
ホールを演芸場(野毛シャーレ演芸場)と見立てての
1人寄席公演でした。高座にはめくりがあって番組
ごとに名前を変えて出てきていたようです。
コントは野田さんが健康診断の結果を聞きにくるところ。
ヴォードヴィルは四文字熟語。
演説は、横浜に北関東軍が攻めてくる!東横線-副都心線
トークは中国大使館前での抗議デモ見聞記、警官がとても
多くて封鎖されており、数人ずつ大使館前(といっても道路
を挟んで向こう側)に連れていかれてちょっと叫ぶだけ。。
落語は新作で、長屋で大家さんとのおはなし、ネタは
忘れてしまった(汗)
なんだかゆるーい寄席の雰囲気を共有できた感じでしたね。

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題名:KAATキッズ・プログラム2012 パワフル・スーパー・ミュージカル 「ウィズ~オズの魔法使い~」
劇場:KAAT神奈川芸術劇場 ホール
日時:2012年9月29日14:30-17:30(途中休憩あり)
料金:S席1万円
座席:1階 13列 18番(1階客席ほぼ中央)
原作/ライマン・フランク・ボーム『オズの魔法使い』
脚本/ウィリアム・F・ブラウン
作詞作曲/チャーリー・スモールズ
翻訳演出/宮本亜門
出演:
  増田有華(AKB48) ISSA 良知真次 エハラマサヒロ
  森公美子 小柳ゆき
  ジョンテモーニング
  瀬戸カトリーヌ 吉田メタル 丞威 永瀬匡 
  廻修平 丘山晴己 加賀谷真聡 泉野翔大
  DAICHI  U-YEAH YORI (DA PUMP) 
  森実友紀 MIHO BROWN エリアンナ
  KAE THE FUNK 今枝珠美 Medusa 矢野祐子
  陣内孝則
訳詞/森雪之丞
音楽監督・編曲/Nao‘ymt
振付/仲宗根梨乃
美術監修/増田セバスチャン
衣裳デザイン/岩谷俊和
ヘアメイク/川端富生
歌唱指導/ちあきしん
音楽助手・稽古ピアノ/中條純子
演出助手/河合範子
舞台監督/藤崎遊
企画製作/(株)パルコ
主催/KAAT神奈川芸術劇場
(指定管理者:公益財団法人神奈川芸術文化財団)



客席には子供がいつもより多く見られました。
舞台装置は3階たてのビル、そのまんなかに居間。赤い鏡台と
赤い熊のぬいぐるみ、客席も薄暗くて黄色の何か不思議な雰
囲気の照明、黄色だったり赤だったり、居間には食卓と椅子、
それにキッチンとオーブン。どうやらトトはいないもよう。
居間のTVの中に悪い魔女!そしてでかい鏡台が魔女をつぶした!
北の魔女、グリンダじゃない(?_?)部屋が二つにわれてぐる
ぐるぐるー竜巻の踊り、銀色竜巻。着いた場所では今度は
黄色の人についていきなさい!この人、ロッキーホラーに
でもでてきそうな雰囲気。ライトは7色、幻想的に。。
それにしてもここでOverthe Rainbow がないのはさびしい。
どろしいかわいい。おばさんが歌がうまい。
マンチキンは三輪車利用?まるまるとしているかんじ。
そして、人間回転舞台!ぐるぐる回って行く。ぶりきさん
油をいれると楽しい色。エメラルドシティの最初のダンスは
皆高慢というか見得を切っている感じ。
WIZはすぐに姿をみせるのね。影像を使って大道具を効果
的に使い、WIZの巨大顔像もあり。7色ライトで照らす客席。
森久美子さんがでてくるととたんに場面はミュージカル、
このパワーは半端じゃないです。
Wiz(陣内孝則)はいいひと。ベッドにピンアップガールをはって
いたりして。同じ町の出身で九州なまり?Wiz にはとてもすごく
説得力があります。セールスマン失敗したなんて嘘じゃないの。
Wiz登場した途端にストレートプレイ、すごい1人芝居を見ている
かのよう。最後はみんなを説得してかえってしまう。
イーストウィックの魔女を思い出しましたよ。いいところ1人で
持って行ってしまうというか。。。
最後にでました、グリンダ(小柳ゆき)きらきらスカート、
周りにおつきのものが裾をつかんで、すっくと超高い、まるで
defying gravity のような。。。歌い始めるとまた世界が一変。
最後の数曲だけなんてもったいない。もっと唄って欲しかった。
なんというか力強いキャストを何人かいれた少人数ミュージカル
にダンサーを加えた構成とでもいいましょうか、フレンチミュー
ジカルに近い演出だと思いましたね。
カーテンコールではドロシイ、北、よい魔女、悪い魔女、Wiz
の順に登場やっぱりWizの物語だったのですね。



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題名:GIFT of SMAP - Concert Tour' 2012-
劇場:東京ドーム
日時:2012年9月27日18:30-21:25(アンコールを聞かずに帰りました)
料金:8500円
座席:40ゲートスタンド1塁側1通路4列413番

ドームコンサートにくるのは10年ぶりでしょうか。
私がすわったのは1塁ポールそばの2階席、舞台をほぼ
真横からみる形になりました。外野に作られた舞台から
内野に向かってクワガタの角のように細長い通路が作ら
れています。そしてその先にちょっと広い舞台。
そことは全くべつにバックネット近くにも舞台あり
ドーム天井には垂れ幕のようなものがかかっています
正面舞台(私はよこからみてるのですが)には
大小あわせて5つのディスプレイ。
舞台の端から炎がぶわっ!小さな子がでてきてショー
の始まり!ダンサーは40人程度、舞台に埋め込まれた
リフトで床の一部がみるみる上にあがったかと思うと
SMAP登場!!
他にも同じようにくの字になるリフト2台。垂直にあが
るリフト5台が活躍していました。とにかく派手で、し
かもどこの客にも見えやすいように工夫されています。
次々と持ち歌を歌う、着替える、唄う、着替える、唄う、
合間にソロとトークがはいる。さかさまの空の後は梅
ちゃん先生の予告編が上映されましたよ。
タモリが映像で登場、皆の歌以外の芸の紹介、いやあ
あのひととあのひとがキスをするとは。
しょうわ時代の爺爺爺を生で見れたのは嬉しかった。
客席一面がペンライトの海で、ゆらゆら揺れるものだ
からみていると船酔いに近い状態になっていましたよ。
客の過半数が持っているんだろうなあ>ペンライト
ソロあり、立ち回りあり、ダンスあり、見応えのある
カトゥーンよりずっと客の年齢が高い、まざっていても
さほどアウェイ感ありません。見渡したところ平均年齢
40?
とにかく皆さん元気、観客がやさしい。長い間ファン
なんだなあという感じが伝わってくるコンサートでした。

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