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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース「ゴドーを待ちながら」昭和・平成バージョン
劇場:KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ
日時:2019年6月22日18:00-20:10
料金:全席自由当日一般5000円
座席:左側入り口はいってすぐ右4列目
劇団:KAAT神奈川芸術劇場プロデュース
原作:サミュエル・ベケット 
翻訳:岡室美奈子 (白水社「新訳ベケット戯曲全集1」) 
演出:多田淳之介
出演:
大高洋夫  小宮孝泰 【昭和・平成ver.】  
永井秀樹  猪股俊明  木村風太

大スタジオはいつもは、奥に舞台+階段型の客席なのですが、今回はスタジオの真ん中に
舞台、それを取り囲む形に客席が配置してありました。
舞台は真ん中が円筒形にちょっと高くなっていました。
開演二分前に劇場に飛び込んだら、すでにエストラゴンが舞台にたっておりました。
客席はほぼ満席、劇場スタッフは他のお客さんを案内していて不在で、その場で動くのを
ためらっていたら、エストラゴンから、早く席選んで座れ!と説教されてしまいました(汗)
舞台の周りには、緑色の公衆電話、コーラの自動販売機、銀色のハチ公、ベンチ、枯れ木、
そして床にはCDプレイヤーとかフロッピーディスク、扇のようなものが散乱。
公衆電話とかハチ公とかが昭和なんでしょうか?令和との差が気になります。
ウラジミールもエストラゴンも服はぼろぼろ、でもそんなに年寄な雰囲気ではありません。
どちらかというと年齢不詳。
そして待っていたり、帰ろうとしたり、わかれようとしたり、やっぱり一緒になったり。
1幕?(休憩ないんですけど、1日の終わりというべきか)の終わりには、テクノな音楽が
かかってハチ公がミラーボールと化しました。真ん中にはライトで赤い日の丸。
そして2日目にはいろいろなことが微妙に違って繰り返され、やっぱり今日も待っている
のでした。何年かまえに見たバージョンよりわかりやすくなっているような気がしましたね。
今回のステージの2日目を見ていて、あーみんな認知症なのね、と思ってしまいました。
昨日のことを覚えておらず、そして毎日新鮮に今日を待ち続ける、ということは認知症なら
十分ありうる話です、というかよくある風景。そうなら全然不条理でもなんでもないなあと、、
見終わって、私ももう50年くらいゴドーを待ち続けているような気分になりましたよ。
それにしても令和verとの差が気になりました。

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