今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:OH!あなたが眠る間に(오! 당신이 잠든 사이) 日時:2011年2月27日18:00-20:10 劇場:大学路・芸術マダン2館(대학로 예술마당 2관) 料金:4万KRW(約3100円) 座席:4列目中央 開演直前に劇場窓口で購入。満員。舞台と客席がすぐちかく。 小劇場で評判の良い「キムジョンウク探し」の作家が書いているという話を聞いて 期待していきました。 舞台は病室から始まりました。 突然失踪した患者を巡っての物語、キャラクターごとに回想で話を綴っていきます。 出演者は少人数で回想ごとに異なる役割で出演、レミゼ的といいますか。。。 ミュージカルに分類されているこの舞台、最初はほとんど台詞ばかり、そしてそれが がんがんうけていました。女優陣、みんなかわいい。 誰が主役ということもないのでしょうが、神父さんはかなりはじけてましたね。 皆身体表現がうまい、ダンスもうまい、タンゴもさまになっていました。 劇中で郵便配達人が観客から事前に受け付けたらしき手紙を配達していました。 手紙を読んで?客席に受けていました。処方箋も配ってました? 客席交流のタイミングが2度あって、舞台と客席の距離が やたら近く感じました。 クライマックスの父親と娘のエピソードはしんみり、ベッドから父親の出され なかった手紙が発見されたときには泣けました。 とても勢いがあるミュージカル、賞をとったのもうなずけますね。 言葉わからなくてもそれなりに筋書きがみえていっちゃいます。 日本の小劇場がもっと元気だった頃を思い出させました (もっとも私が元気なところに行かなくなっただけかもしれませんが>日本) 翻訳上演されないかなあ。 PR 題名:天国の涙( Tears of Heaven) 日時:2011年2月27日14:00-16:25(途中休憩あり) 劇場:国立劇場ヘオルム 料金:R席13万KRW 座席:1階B26(6列目左よりブロック) ひさびさに国立劇場にきました。かなりの人気公演らしく、今回のスケジュール ではこの日程しかチケットがありませんでした。まあ買えたからよし。 主演男優はトリプルキャストで大人気俳優の回はチケットが瞬間蒸発して しまったとか。もちろん私が見たのは他のキャストの回でした。 この日は激しい雨でした。この劇場、地下鉄の駅から相当遠いのです。 しかも延々と坂をのぼっていかねばなりません。 それで明洞からタクシーに乗ってしまいました。 片道5000KRW,雨に濡れることを考えると安いものです 客層はさほど年をとっていないみたい。20代から50代まだまんべんなくと いった感じでしょうか。 私の右隣は若い女性二人連れ、私の左隣は中年カップルでした。 韓国語上演ですが、舞台の左右に字幕付き。英語で話す時には韓国語の 字幕がついていました、字幕は舞台下の左右にもついていて舞台前方 の人にも見えるようになっています。 冒頭は現代、両親を知らないヒロインが韓国に戻ってきたシーンから回想が はじまりました。 物語はかなりシンプル。ベトナム戦争のとき、踊り子を取り合う米国人将校と 若い韓国人兵士、踊り子は兵士を選ぶが、、というボーイミーツガールをちょっと ひねったものです。当初踊り子は将校と婚約しますが、その部下である兵士 にエスコートされるうちに情にほだされて。。。怒った将校は兵士を最前線 に飛ばしてしまいます。戦争シーンはほとんどでてきません。 若い彼氏が死んだと踊り子仲間に嘘をつかれて将校と結婚して米国に渡航。 踊り子仲間は自分のビザが欲しいばかりに嘘をつき。。。 彼女の妊娠がばれると旦那は堕ろせといいますが、それに反発して逃げ出して 嘘つき踊り子仲間に会いにいきます。そこで子供を産んでそのまま死亡。敵とも いうべきおんなに子供を託してしまい、娘はすくすく育ってスターに、彼女は ステージママに。 そして現代に戻り、韓国公演のプロデューサがなんと実のお父さん! 出演しているキャストは皆歌がうまく、朗々と歌い上げます。オペラ座の 怪人のような、ジキルとハイドのようなオペラみたいな口調。 これで終わり?と思うようなシーンがあるとそこからまた続く、といった 感じでどうも物語にメリハリがありません。でもその分楽曲が力強いので それなりな雰囲気を醸し出しています。 物語をみるというよりキャストをみるというタイプの舞台でしたね。 題名:5月には結婚するわよ 日時:2011年2月26日18:00-19:50 劇場:ドンスンアートセンター5階小ホール 料金:25000KRW 座席:後方左より(自由席整理番号付き152番) 当日、劇場窓口で購入。場内満員。 期間限定公演だったはずがオープンランになってました。 舞台に対して左側に傾いて客席が設置されています。 体を右にひねってみる感じ。なんかちょっと微妙。 セットは下が居間で階段を上った2階が本棚。 壁から椅子や引き出しなどを引き出して場面転換していました。 舞台の右端は四角く切り取られた形状で、いったいなんだろう?と思っていたら なんとその四角く切り取られた部分の舞台上に人とセットが載って 舞台袖のカーテン裏から登場してくるのでした。テーブルと椅子と男がすっと はいってきてレストランに早変わり!とかね。 開演前には1階に黒板が出現していて数学の問題が書かれていました。なにやら 恋愛関係の問題がかかれているようですが、もちろんわかりません(^^;) この物語、皆でお金を積み立てて最初に結婚した者がそのお金を総取りする! という賭けを女子仲良し三人組で行ったところから始まります。 かなーりの年が経って賭け金が相当積み上がったところで、三人組のうちの ひとりが6月に結婚する!と宣言しました。後のふたりはさあたいへん。 舞台はもっぱら後のふたりが同居しているアパート、そのうちの一人の 婚活をメインに物語が進みます。 2階の本棚の一部をひっくり返すとデートの主題が現れます。服を着替えてGO! 最初はお金持ちでスノッブな相手、スープを飲むところを見とがめられ、作法が なってないということでお断り。 2番目の彼はフラワーチルドレン?ヒッピーのような風情でギターと歌、彼女は もちろんそれにあわせて、、でも彼は物を売りつけたかっただけなのね。 3番目に出た手段はリサイクル、ああ元彼なのね。でも彼女がいることがわかって没。 同居人同士で嘆いていると、最初に結婚宣言した彼女が破談になったとつたえてきて、、 元の状態にw ほんとに良くできた脚本です。言葉がわからなくても筋書きはばっちり。 キャラがたっていて、わかりやすく、みんないじらしく、かわいい。 しかも男の演技がすごい。彼氏3人と友達、結婚宣言した彼女の婚約相手の5役を 男ひとりで早変わりで演じ分けています。この変貌が素晴らしい。とてもひとり でやっているとは思えません。 最後に観客による公開プロポーズがありました。 彼氏から彼女へ花束を贈り、婚約指輪をはめてキス。 ケーキのろうそくを一緒に吹き消してみんなに祝福されてましたよ。 カップルでみるのも良いでしょうが、 デートに使うと、、結婚を意識するかも? これって翻訳上演してもかなりいけると思う。いやみてみたい。 題名:禿の女歌手(대머리 여가수) 日時:2011年2月26日15:00-16:40 劇場:大学路・SMアートホール(대학로 SM아트홀) 料金:TKTS 12000KRW 座席:前方左側 http://nana-kato.tea-nifty.com/nana/2011/02/ktheater1.html 不条理劇でかなり面白い、という話を聞いて見に行ってみました。 大学路のTKTSでは7割引でチケットを販売してましたよ。 開場が開演20分前、劇場にはいると、すでに舞台の上に黒服のおねえさんがたっています。 このおねえさん、かなりかわいい。 帽子もコートも黒の全身黒づくめで顔には張り付いた笑い、そういう三人がぼーっと 立っていたり舞台の上を行き来したりして、なんだかよくわからない不思議な雰囲気を 醸し出しています。最初舞台の上にセットはなく、床と壁にうねうねとうねる白線が 書かれているだけ。後ろの壁はいくつかのパネルが組み合わせてあり、左右に動きます。 その間から出入りするキャスト。 開演時には客席は満員となりました。 開演時間で、黒服のキャストがおじぎをして、となりに立ったキャストが拍手!という 格好をしました。当然観客は拍手を始めます、、がおじぎをしたキャストはそのまま 靴ひもを結びなおすのでした(^^;) きれいに脱力されましたね。 それからラップで前説、どうやら日頃劇場でだめなことはなんでもOKと言っている ようです。食べるのも写真も電話もオッケー、飴を客席に投げいれながらやってましたよ。 芝居をしている最中でもキャストにカメラを向けるとにっこり笑ってVサイン、いやー こんな雰囲気の芝居は初めてです。 若いカップルの会話、中年夫婦の会話、さすがに動きがないところの会話劇はついて いけませんOrz 中年の部屋に消防士がきて、実はそこのメイドと恋仲だったり、消防士がきたのに とつぜん芸能大会になったり、黒服が出て消えたり、筋書きを追ってはいけないのですね。 当然客いじりなどもいっぱい。 フィナーレ?は全員でラップを歌いながらヒップホップで大団円。。。 と思いきや、 突然天井が抜けてボールが滝のように落ちてきた!キャストがそのボールを拾って 客席へ向けて投げつける!客からキャストへ投げ返す。 消防士が客席にして水鉄砲でぴゅーぴゅー、客席はわーわーきゃーきゃー。 極めて祝祭的なおわりかたでした。 なんかいままだよくわかんないなーと思っていたのが物の見事にリセットされて しまいましたよ。 カーテンコールが終わった後に黒服フリーズ みんなで舞台に登って黒服と一緒に記念撮影してました もちろん私も1枚。。 題名:平成22年度「国際民俗芸能フェスティバル」 日時:2011年2月23日18:30-21:20(途中休憩あり 19時ごろからみました) 劇場:国立劇場台劇場 料金:無料(ただし事前申し込み) 座席:1階13列12番(後方花道すぐ左) 番組: 神奈川県湯河原町 「吉浜の鹿島踊」 吉浜鹿島踊保存会 東京都台東区 「浅草神社のびんざさら」 神事びんざさら会 モンゴル国 「モンゴルの歌と踊り」モンゴルの民族芸能団 モンゴリアン・メロディック・ライベーション 休憩 カンボジア王国 「カンボジアの宮廷舞踊」カンボジア王立芸術大学舞踊団 三重県桑名市 「伊勢太神楽」 伊勢大神楽講社・加藤菊太夫組 会議が長引いたおかげで鹿島踊見逃しました。サラリーマンはつらいよ。 客席は私が座った左側後方を除いてほぼ満席。客層は初老の方々が多いみたい。 私の職場を定年退職された大先輩にばったり会ってしまいました。その前会ったのは たしかモンゴル音楽ショーだったような。。 びんざさらはまず獅子舞から、雄は緑の顔、緑の胴体、1本角、メスは橙の顔で角なし。 雄雌ともモップのような尻尾つき。なんだかかわいい。 びんざさらは稲作の形態模写ですね。まずは種まき、びんざさらの上に扇2枚を重ねて 間から紙吹雪!田植えはびんざさらを左右に持っていかにもという風情。 次はモンゴルの歌と踊り、民族衣装で椅子に座って音楽を奏でます。 アルタイ賛歌というのは日本の民謡によく似てます。チンギスハン賛歌のホーミーは 素晴らしい。ぴしっぴしっと決めポーズをとりながら手のひらをくるくる返す踊りは かなり特徴的。 休憩が終わってこんどはカンボジア。しなやかな指の動きが特徴、動作には4500 もの形があり、ダンスで物語を語れるとか 伴奏には木琴もはいっており、聞いているとなにやらガムランのような、中国のよう ななにやら不思議な雰囲気。 ダンサーは皆美人でそのうえ動きがとてもしなやか。衣装も華麗でとにかくまぶしい。 夜叉も金色に輝いておりましたよ。ダンサーの頭上には二重の塔? 美人でしなやか動きで眩しい衣装、それにエキゾチックな音楽とかなり良いものを 見せてもらった気分。 伊勢太神楽(これがプログラムに書かれた表記)は花道を行列しての登場。 担いだ長持の上に小さな社、笛と太鼓と鉦で合奏。 最初は獅子も人型、後ろの人が胴体にはいらないで顔を出している! すごく軽やかな動き。次は「神来舞」と書いて「しぐるま」とよぶ舞、鉦と 御幣で祓い清めるかんじ。二頭でやるとかなりの迫力でした。 魁曲はこの舞台で最高の盛り上がり、肩の上にたってお化粧の仕草をすると 会場からどよめき、花魁道中は手拍子が起こりました。 魁曲は着物でぴしっと足元決めてしまうのでかなり危険な曲芸ですよねえ。 無料でこれだけおなかいっぱいになるとは文化庁もイキなことやってますねえ。 |
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