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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ
日時:2008年7月26日14:00-16:35(途中休憩あり)
劇場:パルコ劇場
料金:10000円
座席:C列15番(6列目センター)
作曲・作詞:スティーヴン・ソンドハイム
台本:ジェームス・ラパイン
演出:宮本亜門
翻訳:常田景子
訳詞:中條純子
音楽監督:山下康介
歌唱指導:楊淑美
出演:
    ジョージ 石丸幹二
    ドット 戸田恵子
    老婦人 諏訪マリー
    ジュール 山路和弘
    イヴォンヌ 春風ひとみ
    フランツ 畠中洋
    ボート屋 野仲イサオ
    看護婦 花山佳子
    セレステ1 鈴木蘭々
    セレステ2 冨平安希子
    兵隊1 岸祐二
    兵隊2 石井一彰
    ミスター 岡田誠
    ミセス 南智子
    ルイ 中西勝之
    フリーダ 堂ノ脇恭子

ほぼ満員、最後列に少し空席があるくらいです。いつもより客層高め、おばあさんが
孫らしきお嬢さんに手を引かれて、という姿が目につきます。
舞台幕は例のジョージスーラの絵、幕が開くと真っ白な舞台に映像が投影されて
いきます。1幕目は社会的に駄目人間のジョージがぐずぐずするという物語。訳詞の
問題か、どうも情報量が落ちているような気がするのですが、ぜんぜん覚えていません。
いつものソンドハイムの不協和音が心地よい。キャストは中堅どころをおさえてますね。
でも堅い分地味?主役のジョージのダメっぷりが際だってます。しかしダメ過ぎて人間に
興味がなく、子供なんてつくらないような気が、、、ドットはもうちょいおバカなほうが良いかも。
1幕最後はキャスト総出で、日曜公園の絵をみんなで形作り、、たしかにBWで見たとき
は私も感動したのですが、今回はどうだろう?ちょっとインパクトが薄いような気がします。
2幕はジョージの曾孫の物語、ハイテクなアートを製作しては売り込むという、まるで映画
のプロデューサのような現代の芸術家の苦悩を描きます。今度はおばあちゃん役の戸田
さんのひっかきまわしっぷりが秀逸。最後はMove On でフィナーレ。
しかしMove On が「すすめー」だとどうもいまひとつですよね。訳詞の問題は大きいかも。
訳詞を除いてよくできているのですが、堅くて地味な舞台でした。

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題名:桜姫
日時:2009年7月12日12:00-15:05(途中休憩あり)
劇場:シアターコクーン
料金:一等席ベンチシート13500円
座席:Z-68(正面右端ブロック2列目、左側通路から2つめ)
原作:四世 鶴屋南北
演出:串田和美
美術:松井るみ
照明:齋藤茂男
出演:
    清玄阿闍梨:中村勘三郎
    釣鐘の権助 実は信夫の惚太:中村橋之助
    稚児白菊丸/桜姫:中村七之助
    見世物師因果勘六:笹野高史
    入間悪五郎:片岡亀蔵
    残月:坂東彌十郎
    長浦:中村扇雀

筋書き:(BUNKAMURAWebより)
高僧の清玄が出家を望む桜姫のために祈ると、これまで堅く閉じられていた桜姫の左手が
開きます。その左手にあったのは、若き日の清玄が稚児白菊丸に与えた香箱。じつは桜姫
は清玄が衆道(同性愛)の契りを交わした白菊丸の生まれ変わりだったのです。
一方、桜姫の前に現われた権助は、かつて桜姫の操を奪った男。人知れず権助の子を産
み、権助のことを思い続けていた桜姫は権助のために女郎にまで身を落とし...。
清玄、桜姫、そして権助を結びつける不思議な因縁と因果。またこの三人を取り巻くうごめく
人々。
(松竹Webより)
物語は、僧清玄(せいげん)と稚児(ちご)の白菊丸(しらぎくまる)による江の島での心中か
ら始まります。1人命を取り留め、17年後に高僧となった清玄は、出家を望んで寺にやってき
た吉田家の息女桜姫(さくらひめ)が、実は白菊丸の生まれ変わりだと知ります。桜姫は、強
盗に入った釣鐘権助(つりがねごんすけ)の子を生み、今でもその権助を忘れられない罪の
深さを償おうと、出家を思い立ち寺を訪れたのでした。しかし桜姫は、偶然桜谷の草庵で恋
しい権助と再会します。この後、桜姫に白菊丸の面影を追う清玄と、密通がばれて吉田家を
追われた桜姫が、めまぐるしく変転していきます。

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場内飲食可。場内満員立ち見。ロビーには登りや暖簾がかかっていつもと違う雰囲気、いつ
もと違うものもうってます。祝祭的な効果を出そうとしているのでしょう。舞台は四角く、周りを客
席がかこんでいます私は正面2列目右方ベンチシート。ベンチシートでも背もたれがあってか
なり楽です。ちゃんとした席だとは思ってませんでしたよ。舞台までとても近く、そばの通路も
役者が頻繁に出入りしていました。いつもなら舞台になっている向かい正面にも客席がありま
す。向かい正面の座席は一階分高くつくられており、その下に出入り口、奥に演奏者がいま
した。天井照明付近にはダミーの屋根がついています。


着物姿の方々もちらほらみられます。それにしても場内が暑いのは団扇を交わせる陰謀?
オープニングは向かい正面客席奥から僧清玄と白菊丸のカップル登場、客席前の柵をあげ
て白菊丸だけ飛び降りちゃいます。下は海に見立てた幕で覆われていました。清玄は高所
恐怖症なのかw腰が引けて逃げちゃいます。
その後も1幕は舞台上には大道具はほとんどなし。台の上に載った?人が遊園地のティー
カップのようにぐるぐる回ったり、台の上に役者が立ちその状態で黒子が台をずずーーっと
押して登場したり、なんだか見世物を見ている気分。
桜姫初めて見たのですが怪談噺なんですか?生まれ変わりとか、実は弟とか実は息子とか
ぐっちゃぐちゃな人間関係の中で因縁がいろいろ繋がります。今回は桜姫を中心にすえた
桜姫とその周りの男たちの物語という形です。桜姫はとてもきれい。濡れ場は様式的なの
にかなりエロい。釣鐘の権助はいきな悪ぶりがかっこいい。客席で芝居をする権助に対して
客席案内係登場、「お客様困ります」、そしたら権助が案内係に手を出し案内係は「人殺し!」
客席かなり受けてました。残月と長浦のカップルがまた濃くておもしろい。舞台を脇からがっ
ちり支えてます。因果勘六は狂言まわしとしても登場、見世物小屋の社中が場面転換時に
曲芸を披露。ばちの綾取りはかなりきれいに揃っていました。傘回しを模した?いろんなア
イテムがぶら下がった傘も回してました。ばちのスイング、ブラックライトを使った暗闇の中で
の皿回しも。見世物小屋に桜姫がでたわけじゃないのね。
2幕目は釣鐘の権助の家。筋書きだけ考えると凄惨な話ですよねえ。一度だけおそわれた
男が忘れられずに子供を産んだ上に入れ墨までして、押し掛け女房になったと思ったら女
郎に売られて、、で最後はハッピーエンド?
フィナーレはオペラがなって巨大ぼんぼり?登場。まるで野田芝居でした。

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題名:EVIL DEAD THE MUSICAL ~死霊のはらわた~
日時:2009年7月4日13:05-15:15(途中休憩あり)
劇場:池袋サンシャイン劇場
脚色:倉持裕
演出:河原雅彦
出演:
   Ash:諸星和己
   Cheryl:大和田美帆
   Scott:上山竜司(RUN&GUN)
   Jake/Prof. Knowby:右近健一(劇団☆新感線)
   Shelly/Annie:瀬戸カトリーヌ
   Ed:森本亮治
   Linda:高橋由美子
   Evil Force:齋藤久美子/関根あすか/吉浜愛梨

おばかな超B級ミュージカルです。ソウルで見て、これが2回目。
言葉がわかると細かなくすぐりがわかってうれしいですねえ。スーパーはDAIEIに
なってましたが、協賛にははいっていません。ASIANA航空が協賛はなぜ?
血糊がやはりとぶようで前方席にはビニール合羽を貸していました。
しかし、ソウルのように血糊まみれで客席に乱入というサービスはなし。
キャストがひとり二役、それにダンサー3人の合計10人でのミュージカル。全員汗
びっしょりの熱演です。右近さんがまともに演技ができるのにはびっくり、さすが役
者なんですねえ。瀬戸さんの二役も見事な演じわけ。大和田さんもゾンビ化した
後はじけてます。主役の諸星さん熱演、踊り足りない(劇中で踊ってるのはもっぱら
ゾンビなので、主役が踊るチャンスはほとんどない)とカーテンコールではがんがん
踊ります。でもこれマチソワでやるのは役者の体力的にかなり厳しいと思いますねえ。
ソウルでは血糊べったりもっとおどろおどろしくやっていたのですが、この舞台では
ホラー色は薄まり、カラッとした感じです。
これでもう少し小さい劇場でやってやすくなってくれれば人に強くお勧めするのですが。。。
半分のサイズの劇場で5000円でやれば小劇場ファンに大人気間違いなしでしょう。

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題名:짬뽕(チャンポン)
日時:2009年6月28日15:00-16:55
劇場:대학로 두레홀 1관 (ソウル、大学路トゥレホール1号館)
料金:15000ウォン
座席;2列目センター
出演 : 윤영걸, 채송화, 장재권, 강수영, 허동원 ..
Staff : 윤정환

東京で翻訳版を見ています。
豚三枚肉のお店の地下にこの劇場はありました。
このお店でご飯を食ったことがあるのですが、劇場があるとはまったく気づきませんでしたよ。



劇場入り口は地下へと降りる階段、その前にテーブルをだしてチケットを売っていました。入場は
開演10分前。劇場はかなりちいさく、片側が6人掛けのベンチシート、太い鉄パイプ背もたれつき
で、後ろが7列か8列程度。合計90人定員くらいでしょう。最前列はあけてありましたが、あけてある
理由は終演時にあきらかになりました。中央の通路にまで座布団を敷いて客をいれたくらいの満員。
私は前日にこの劇場でチケットを買いました。舞台は、こじんまりしており、お店の看板が右側、入り
口が右側奥の壁、左側が厨房への扉、入り口隣にはレジがあります。
後ほど厨房とレジの間の壁が右に動いて、アナウンサーがでてきました。
壁には料金表や国旗、扇などが飾ってあります。チャンポンは300ウォン、やすいなあ。
5分押して始まり?ました。写真撮影がはいるのでご了承を、でも君たちは撮らないでね、といってい
たような。ペク・マンシク妹恋人君がでてきて、クイズゲーム、手をあげるときは「チャンポン」と叫びま
しょう、といっているようです。最初にクイズに当たったかたにはJINROのボトル、次は何かのチケット、
かなり歓声があがっているところを聞くと良いものだったのでしょう。そして最後にチャンポンを食べ
たい人!カップルを指名すると、舞台の上にあげて真ん中のテーブルに座らせました。
そして厨房からでてくるのがジャジャ麺とチャンポン。このふたりが食べている最中に舞台は始まっ
たのです。カップルを中華料理屋の客と見立てて、おばかさんが客いじりをひとしきり。実際にはじ
まったのは15分すぎでしょうか。
始まった段階でもう劇場内があったまっている感じで、東京で見たときとは大違いの雰囲気。劇場が
小さいだけに、ジャジャ麺やチャンポンのおいしそうな匂いも漂ってきます。
ジャジャ麺の具が頭にべちゃっとくるのは匂いとあいまってかなりなインパクト。しかも日本よりずっと
よい人に見える僧侶(^^;)
シン・ジャンノは、日本よりより小市民でおどおどしていてぴったり。厨房は壁の後ろになって配膳口
しか見えないのですが、テーブル席の前で包丁さばきを披露しました。人差し指と中指で包丁の背を
掴んでくるくると回したかと思うと、超高速でまな板の上のキュウリを切って、包丁を一度投げあげた
後まな板に突き刺しました。場内拍手!ここで芸がみれるとは思いませんでしたよ。
アナウンサーの登場回数は日本版より少なく2度だけでした。最初は座って無表情でニュースを
語ります。それから立ち上がり軍歌みたいなものを歌いながら怪しい踊り、TVの音を消すと口をぱく
ぱくさせながら怪しい踊りの続き、いやー笑いました。
日本では金魚鉢に頭をつけた拷問シーンは裏から水のはいったバケツをもってきてつけていました。
拷問シーンもへんなダンスがはいるなど、笑いを少しずつとりながらからっとしあげています。
僧侶が公安になったときの狂気度は日本より高かったような気がします。
おばかさんがが僧侶の頭にパンの餡子ををなすりつけるシーンの手前に、持ってるパンを客席に
次々と投げるシーンがありました。袋にはいったままのあんぱんをポケットから出しては投げ、また
出してはなげ、、私の目の前にたって後ろになげていたのでああ縁がないなあとぼーっと思ってい
たら、最後の一個をオーバーハンドで後ろに投げつけるふりをしてアンダーハンドで私の腹へスト
ライク!ああびっくり。。。。(後ほど美味しく食べました。クリームパンでしたよ)
幕間?で、おばかさんが主人公と僧侶をゴムで結びつけて、ぱちーん!とやるシーンがあったので
すが、日本版でありましたか?
フィアンセが死んだところでは、キャストは入れこんでぼとぼと、私も思わずもらい泣き。皆が食堂の
外へ走り出して暗転し、ピクニックのシーン。そして記念撮影が葬式の写真になっておわりました。
そこでも泣けます。
最後の最後にキャストと客席の記念撮影がありました。客席1列目をあけておいた理由ですね。1列
目にキャストが座って舞台奥からチャンポン!私は兄とフィアンセのちょうど間に写っているはずです。

全般的に日本よりも笑いが多く説明が少ないのは事件を皆知っているということからくるのでしょう。
物語が言葉のみ、事件はほとんど外で起きているわけで、言葉がわからないと怖さは実感できません。
言葉がわかっても光州事件を体験していないと実感できないのかも。
韓国版は実質1時間40分、日本版は1時間55分。説明と最後の悲惨さをだすために手間がかかっ
たのでしょうか?私はソウルと東京の違いより、中劇場と小劇場の違いの方が大きくでている気が
します。東京の大きな舞台と客席に対応するために、大人数のキャストを使い大がかりな舞台崩し
を行ったのでしょう。それが私にちょっと無駄感を感じさせる元となっていたようです。
かなり濃い舞台、客席も暑かったのです。
終演後にJINROのミニボトルが客に配られました。JINROとタイアップ?
もらったパンとボトルです。




帰り際に劇場の近くでちゃんぽんを食べました。ホントに赤くて辛くて美味しかった。



ちゃんぽんのお店はここ。



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題名:창작뮤지컬 사춘기 (思春期)
劇場: 해치홀(HAECHI Hall)
日時:2009年7月27日19:00-20:40
料金:35000WON
出演 : 오승준, 에녹, 배승길, 임수연, 홍윤희 ..
Staff : 김운기, 이희준, 박정아, 오재익, 서정은

ttp://ticketimage.interpark.com/Play/image/etc/09/09003187-09.jpg
http://ticket.interpark.com/Ticket/Goods/GoodsInfo.asp?GoodsCode=09003187

明洞HAECHI HALL開館記念フェスティバル参加作品です。
「第3回ザ・ミュージカルアワーズ」で、「小劇場創作ミュージカル賞」を受賞しています。
このHAECHI HALLはミョンドンの真ん中に新しくできたビルM Plaza の5階にあります。
この下にDAISOやForever21などがはいっています。この舞台もこのホールのこけら落と
し公演の一環です。このホールは多目的で、今回は三方が客席というつくりでした。正
面は5列、側面は3列、私は正面3列目センター付近に座りました。床にはいくつか四角
いライトが埋め込んであります。閉じこめられ感などを表す時につかっているようです。
低い天井にライトの仕込みはいっぱい、背面は黒い壁で、ところどころスライドするよう
になっています。そこに写真や映像を投射して電車の乗降口やラブホテルの入り口など
に早変わり。
最初はいすがひとつだけぽつんと舞台におかれています。そこでパジャマ姿の彼がす
わり、医者と看護婦が周りに、物語は彼の診察からはじまりました。オープニングの次は
男子学生たちが椅子をもって登場、いかにも学校でありそうな、友人関係のもつれ、仲
間外れ、恋愛、親子関係、セックスへの憧れ、変態、酒、盛り場への出入り、ゲイ、ちん
ぴらとの軋轢?そして妊娠、などをオムニバスでつづっていきます。場面でキャストに連
続性はあるらしい。主たる人物以外は多役で色々な場面を作り上げています。大人チー
ムはおばさんひとりで頑張ってます。母親と飲み屋のマダムと春を売る系?なかなかうま
く舞台を締めています。明るくて楽しいトーン主流から、徐々に苦しいトーンが増えていく
のは春のめざめと似た感じですね。でもこちらの方が悲壮感が少ない気がします。
女子生徒の悩みのシーンでは大勢がチェックのスカートで女装。かなりインパクトあって
楽しい。唯一のリアル女の子wはかわいくて私好みなんですが、他のインパクトに負けて
ます。それ以外でも女装をし続けるキャストがいて受けてました。
キャストはみんな、非常によく体が動く上によく声がでています。楽曲の良さと相乗効果
で舞台を力強いものにしています。まあ少年少女の悩みは万国共通、ひとつふたつ見
ていて理解できないシーンがあったのですが、言葉がわからなくてもたのしめる舞台です。
最初と最後に主役と思われる少年がパジャマを着て医者や看護婦に付き添われるシー
ンがあります。この物語は彼の妄想なのか、はたまた回想なのか。。。最初と最後で看護
婦の年齢が違っていたのはご愛敬。
韓国の舞台は若いほど上手というイメージがあるのですが、これも期待に違わないものでした。

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