今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ながめくらしつ舞台公演 日時:2009年3月20日19:30- 劇場:門仲天井ホール 料金:前売2500円 座席:椅子席2列目中央 出演:目黒陽介(jug)、 松田昇(jug)、鈴木拓矢(jug)、小春(acc)、 長嶋岳人(sax) 場内満員、小さなホールに熱気がこもります。全編を通して曲と動きがシンクロしている 音ぴた強調のユーロピアンな舞台でした。 ほんとによいですよねえ、生演奏に音ぴたの ジャグリング。アコーディオンとサックスはもの悲しい世紀末を感じさせる音を出してい ます。私はこの音ピタスタイルが日本の大道芸の原型(といってもいつまで遡るのかがあ れですが)に近いのではないかと思っています。これに弁士がつくと最高なんだけどなあ。 オープニングは皆で顔見せ。のぼるさんのハイキック一閃が舞台にアクセントを付け加え ます。2番目はディアボロとおもちゃのピアノで不思議な雰囲気を作り上げていきます。 バケツカスケード、椅子上でのバランス、5バウンズと5カスケードの組み合わせ、二人が 上下になっての5バウンズ(下が床の代わりにキャッチとスロー)、バウンズのスチール、 リングマニピュレーション、クラブが心の中に留まりました。 最後はみんなで横に並んでボールのボックススチール?、ボックスで渡してジグザグに椅 子の上まで。人が横に並んでボックスで渡していくのはよくあるのですが、二人目が一人 目の端のボールが上に来た時を掴んで水平に投げて繋いで行くことにより、一人で一段ず つあがっていくというパターンが目を引きました。 高度な技術の裏付けがありながら、技術に走らずに舞台を作っている、というところでしょ うか。次回はどんなものがみれるのか楽しみです。私としては次は物語を入れるか、弁士を 入れることに挑戦してみてほしいなあ。 PR 題名:ゴーオンジャーショー素顔の戦士達 日時:2009年3月1日15:00-15:35 劇場:スカイシアター 料金:1500円 座席:左方中段 素顔の戦士7人揃い踏みということで見にいきました。あいにくの雨模様、上演されるかどうか不安、野外劇場の性ですね。 オープニングから素顔の戦士登場で客席もヒートアップ!シルバーかわいい!!!、寒いのに生足、これもきれい。イエローは黒いタイツ姿でした。ゴールドの兄ちゃんはかっこいい、殺陣もきれい。ゴーオンジャーの中ではがかなり人気、後ろに大きなおともだちのおねえさんたちが緑のジャケットを着て、 大きな声で続けざまにお叫びになっておりました。 敵方はドリルバンキにカガミバンキ、ああ ケガレシア様もTVの素顔だったらもっと 素晴らしかったのに。東京ドームのケガレシア様もずっと私がみた限り同じキャストでかなり雰囲気だしていました。激獣拳を使う青、やっぱり映画みとかなくちゃだめですか。 ヨゴシマクリシュタインに封印されるパワー、ガイアークの仲間割れにより、キタネイダスとケガレシアがやれられて、最後は力をあわせてラスボスを倒してエンド。 エンディングでは緑が中央になって登場、赤と揉めてました。カーテンコール後には 番組エンディングの歌とダンス、金の兄貴がブレイクダンスをそこで披露していました。ああもう彼らとは会えないのね ;_; 題名:夜の来訪者 日時:2009年2月28日18:30-20:30(途中休憩あり) 料金:6500円 座席:G列センターブロック右端 原作:J・B・プリーストリー 翻案:内村直也 演出:段田安則 出演: 警官・橋詰:段田安則 森永良三:岡本健一 秋吉千沙子:坂井真紀 秋吉兼郎:八嶋智人 秋吉兼路:高橋克実 女中ゆみ:梅沢昌代 秋吉和枝:渡辺えり ストーリー: 物語の舞台は、一代で財を成した実業家の邸宅。 応接間では、この家の娘と地元の有力者の子息との婚約を祝い、家族は喜びの絶頂 にいた。その一家団欒の席に、ある事件の報せをもって、一人の警官が訪れる。 警官は、婚約者を含む家族一人ずつに対し、その事件との関連性を問い質していくが、 誰一人、自分に何の関わりがあるのかさえわからない。 しかし、男が投じた一石は、次第に家族それぞれの心を大きく揺さぶり、 やがて、その言動は思いもよらない方向へと転じ、そして・・・・。 ネタバレはいってます。舞台を日本に変えた翻案ものです。 とても豪華なキャストなので見にきました。全公演売り切れになっています。客層は なんとなくまとまりがなく、各俳優のファンが混ざったという感じでしょうか。 舞台は昭和の映像から始まったそうです。1970年代前半を示唆してます? (この前の講演会が1時間も押してしまってでだしを見逃してしまいましたOrz) 舞台はあるお金持ちの居間、娘の婚約者を招いて夕食後の懇談をしている時に警官を 名乗るものが訪れてきます。ある女が自殺したのでその調査に来た、ということで 父親から順に話を聞いていきます。まぜ自殺で調査にきたのか言わずに尋問にはいる 警官かあなりあやしい。ひとりひとり別々にちらっと写真を見せると、皆からやましい思い 出が噴出。次々と女の歴史が紡ぎ出される、、のですが、事件ごとに女が名前を変えて いるのでそもそも事件ごとの女の同一性が全然見えてきません。しかも何のための尋問 なのかわからない。なぜ素直に対応するのかみえてきません。まあみなさんやましいとこ ろはあるんですけどね。 個別のシーンは迫力があるんですが、どうも本線としてうまくつながらない感じ。 翻案でどのようにかわっているのか、これから原作を呼んでみたいと思います。 2幕の冒頭には、1幕の最後のシーンから巻き戻されて始まっていて、最初はそれが理 解できずに?となりましたよ。どうやら、サスペンスの皮をかぶったイデオロギー小説だっ たようですね。金持ち階級と労働者階級の考え方の違いというか、もっと強者は弱者に 目を向けろというか。。。 この舞台、場面場面の力はあるので、俳優さんめあてできた場合は満足できるでしょう。 題名:ニクーリンサーカス 日時:2009年2月18日17:30-19:35(途中休憩あり) 劇場:JCBホール 料金:招待券です 座席:アリーナ8列51番(1階8列目左ブロック) 番組:(芸の名前、人名はプログラムより、代役があったかどうかは不明) ラート:Leonid Kaminskii 綱渡り:Valerii Svezhov, Ekaterina Maksimova トランポリン:?? ピエロ:Boris Oskotskii 愉快な犬たち:Asiyat Shyunkhait ジャグラー:Dmitrii Chernov 熊のサーカス:Nataliya & Igori Bogachev アクロバットデュオ:Aleksei Boljshakov, Evgeniya Avaseva シベリアの太陽:Sergei Rubtsov 指揮 ソロトラピース:Ekaterina Shavrina ロシアンバー:Svetlana Gvozdetskaya 指揮 空中ブランコ:Vladimir Gramov 指揮 JCBホールにはいること自体はじめて。東京ドームホテル側の入り口から地下深く もぐっていきます。3階席が地下一階、アリーナ席は地下階となります。 舞台はお約束の円形ですが、客席は舞台を取り囲む感じではなく、3方向から 見るというところでしょうか、まあ張り出し舞台だと思えばそんなもの。 オープニングは白いスーツとドレス姿の群舞、むー普通のサーカスと 違うわけ?と思ったらすぐに出演者の挨拶となりました。 番組はオーソドックスなもので、曲芸と動物芸の個人芸の合間に道化をはさむ というパターン。個々の技を楽しむという趣向ですね。 ラートはゆっくりした一人だけの演技でちょっとものたりないかも。。 つなぎはおねえさんたちのダンス、これはアラブ風?ダンスはともかく、みんな きれいなんですよお。でも場つなぎとしてはどうなんだろう? おねえさんたちはピエロと同じく何度も登場しました。最後は大きな羽をしょっ てましたっけ。 綱渡りは、長い棒を持つ、団扇を持つ、団扇にトゥーシューズ爪先立ち、 ジャンプして座る、一人が綱の上に寝そべってその上を踏んづけていく、等。 圧巻は女性が男性の上に載る(男性の頭と肩に女性が足を置く)状態で男性が わたるというのでしょうか。そして最後にはナナメに張った綱を男性だけであがって 行くのですが、途中で失敗(したようにみせかけて)して後に滑り落ちる、、 後にきれいにすべっていくのにはびっくり。転んですべり降りるとか、なんどか 失敗して場内を盛り上げて最後に成功!見事です。 トランポリンは3人によるもので、2回転2捻り程度までやっていたようですが、 目がおいついていきませんOrz ピエロは場面転換の際に何度かでてきて、ソロでマイム芸をみせてくれました。 最初はそこここにつくライトをハエ?と見立てたのろまのハエ取りとでもいう動き。 ジャグラーは腰の両側にひとつずつ、すねにひとつずつ、背中の両側にひとつずつ、 そして腰のうしろにひとつ、大きなポケットをつけた衣装で登場。そのなかに ステージボールらしきものがはいっているのです。かなり大きくて私だと 片手でひとつもつのでもせいいっぱいという感じ。直径15cmくらいでしょうか。 ポケットの中からひとつずつ取り出して投げ始めるというかんじ、ポケットには ストッパーもついていて余分なボールが落ちないようになっています。 最初は3ボール、あまり変わったパターンはしないのですがボールが大きい分派手です。 フォースのバウンズも少々。それから4ボール。5ボールで多少のサイトスワップ、 5ボールをなげておいて、すねのポケットから拾って投げて、落ちてくる ボールをすねのポケットでキャッチするというパターン(形の上では5カスケード) には感心しました。でもふつうのひとは5カスケードとの差もわからないんじゃない でしょうか。最後には1個ずつ取り出して7カスケードまで、そして一個ずつポケット にいれて終了。 アクロバットデュオはいわゆる Hand to Hand, これも上になるおねえさんがかわいい。 というか犬調教師のおばさん以外皆若くて美人。技はとてもきれいに決まっていました。 シベリアの太陽はなんといいましょうか、唯一の集団演技?何人ものおにいさんが 跳ね板を並べての三段跳び、跳ね板を犬に曳かせての跳躍、全員同時の跳躍、 ちょっとした犬の曲芸などが組み合わさっていました。 ソロトラピースは1つのブランコの上でのバランスなどの曲芸。きれいなのよね。 ロシアンバーは男女2人のジャンパーによる演技、中世男女の悲恋風なテイストをつけ ようとしてたみたいですが、もっとシンプルに見せてくれてもよかったかも。 バーは1本で、かなりの高さまであがっていました。 最後の空中ブランコは、キャッチャーがひとり、逆側に上下二段のブランコをつけて の演技。下段からふたりでこいで一人だけが飛び、キャッチャーに捕まえられたのは かなりの滞空時間がありましたよ。下の安全網でワンバウンドしたのちキャッチされた のはお見事でした。 そしてこの番組の中でもっとも迫力があったのは、動物たち。サーカスはこうでなく ちゃいけませんよね。犬は歩きます、ジャンプします、しかもすごくかわいい。 二匹の犬が立って前足同士を組んだところを別の犬がジャンプ!、そして前足組む 犬がどんどん増えていって、その上をひらりひらりとジャンプ!小さなお子さんを 客席からひとり連れてきて、彼女の足の上を犬はかろやかにジャンプしてました。 最大の迫力はくまさん、逆立ちします、でんぐり返りします、もちろん走ります、 片足でスクーターに乗ります、縄跳びをします、、、そして一番びっくりしたのは テーブルの上でブロックを重ねた上で逆立ちをして、その状態から自分でブロックを 一個ずつ外していって最後はテーブルの上の逆立ちになるのです。 熊が寝そべって、いわゆる足芸もありました。筒を器用にくるくるまわしちゃいます。 人間の足芸よりすごいかも。。 インターミッションには犬とおねえさんとの記念撮影、終演後には熊との記念撮影 がはやっておりました。1枚1200円。高い気がするけれど熊との記念撮影はなかなか とれないですからねえ。 ただ全般的にちょっとぬるい感じがしたのですよ。つなぎのせいかなあ。 題名:2008/2009 Season Contemporary DanceダンスプラネットNo.29「森山開次作品集」 日時:2009年2月14日15:00-17:15(途中休憩2回あり) 劇場:新国立劇場小劇場 料金:A席5250円 座席:D1列4番(1階後方左側) 番組:(公式Webより) 第一部「OKINA」 初演:2004年9月「DANCE EXHIBITION2004」 出演:森山開次、津村禮次郎 音楽:種子田郷 最古の能といわれる「翁」は、豊作を願う奉納の舞であり、祈りの舞として現代では神格化されているという。 その「翁」をモチーフに、全く新しく創作したコンテンポラリーダンス版「OKINA」。暗闇に浮かび上がる森山 開次と、能楽師・津村禮次郎。ふたりの関係は月と太陽、父親と息子、ぶつかりあうふたつの魂・・・さまざま に形をかえ、時空も超え、みているものをブラックホールの中にいるような不思議な感覚に誘っていく。 森山と津村が世代を超えた身体の可能性を、水墨画にたとえられる種子田郷の電子音響音楽で、究極な までにシンプルかつストイックに追求する作品。「森山開次が切り拓く地平」と評された、森山開次の出世作 であり代表作。 第二部「弱法師 花想観」 初演:2003年9月「舞姫と牧神たちの午後」 出演:森山開次、加賀谷香、津村禮次郎 音楽:笠松泰洋 フルート生演奏:木ノ脇道元 同名の下村観山の日本画にインスピレーションをうけ2003年に発表したコンテンポラリーダンス版「弱法師」 を改訂上演。難波の裏の春、むせるような梅の香がたちこめている。はじめての恋の喜びに酔いしれる盲目 の弱法師。しかし輝く時間ははかなくも終わりを告げる。鮮やかに夕陽が沈む中、父に連れられ弱法師は現 実世界へもどっていく・・・。 新演出にあたり、音楽を「笠松泰洋さんの旋律と木之脇道元さんのフルートが、はかなくも強い梅の花と法師 の揺れる心を紡いでくれるのでは」と森山より依頼。美しい恋のはじまりからやがて狂おしく終わっていくまで の時間がカラフルに彩られる作品。若き弱法師に森山開次、梅の精に加賀谷香、法師の父であり日想観の 象徴として津村禮次郎。 第三部新作「狂ひそうろふ(くるいそうろう)」 出演:森山開次 音楽・パーカッション:YAS-KAZ 声の出演:津村禮次郎 能で「狂ふ」とは、神がかり的になって、または何かを思いつめて舞や歌を行為することで、自ずと芸の限界 を披露することをあらわしているともいえる。よって、タイトル「狂ひそうろふ」とは、自ら観客にむかい「舞って 魅せましょう」と芸をみせることを意味する。本作上演にあたり、叩いて音を鳴らすことは踊りのはじまりと深い 関わりがあり、踊りの原点に立ち返るため音楽をYAS-KAZ氏に依頼。セネガル人ドラマー4名が紡ぎだす 原初の音の中で森山開次が今魅せる究極の舞とは。祝祭的印象色濃く華やかに、祭りのように艶やかに、 【音】そのものと共演する、ダンス作品の新しい可能性に挑む。 満員。当日券も完売でキャンセレーションの列ができていました。 一つ目はOKINA、真っ暗な舞台の中で弱いピンスポで肉体が浮かびあがり、、ゆっくり動きだします。かなりの 時間スローモーションで動くので時差ボケの私は睡魔に襲われ。。。はっと目が開いても前とほとんど動いてい ないのでした。ゆっくりきれいに動くのって難しそう。2本足から四つ足に、そして羽ばたいて行くパターンを見 て、獣身変化してるのかと思ってしまいましたよ。もうひとり登場し、ちょっとだけ動いて寝そべってしまいます。 その後は流れるような動き、上からのスポットライトなので筋肉の陰影が美しくでています。「OKINA」というタイ トルなので何かの祈りをしているようなのですが、うーん、イヤホンガイドがほしい気分でした。 筋肉美と動作の妙技は満喫できる舞台です 2幕目「弱法師 花想観」は男女のペアによるダンス+後見のように見えます。舞台上でのフルート生演奏付き。 二人の方が動きにバリエーションが増えて見ていておもしろい、のだけれど森山氏の動きが減ってしまうのは もったいないというか、難しいところですね。途中でいったん暗転して、女を抱き抱えている形で上から花びら が散ってきます。かなりきれいにまとまった感じです。 3幕目「狂ひそうろふ」は舞台の上に一段と高い木製の四角い床が登場。床の向こうには垂直に大きな赤い枠、 回廊ということなのでしょうか?森山氏は着物みたいなものを着て、仮面をかぶって客席後ろから出現しました。 私の席のすぐ近くも通ったのですが、いやあ足の指とか長いですねえ。赤い枠から木製舞台にあがると、仮面 を脱いで足を踏みならして踊り始めました。すごく優雅な土俵入りのような気分、神事芸能といっても通ると思い ましたよ。着物らしきものも脱いで上半身裸になって踊ります。このあたりで背中はもう汗びっしょり。黒人ドラマー が4人でてきて、舞台の四隅で床をたたき始めます。そしてそれにあわせてまた舞われます。その後ドラムにうつ り、森山氏も袴らしきものを脱いでステテコみたいなものひとつに。それから汗が飛び散る動きを満喫できました。 |
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