今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ストーリー・オブ・マイ・ライフ 劇場:よみうり大手町ホール 日時:2019年10月16日13:00-14:58(開演が少しおしていたかも?) 料金:9000円 座席:11列23番(客席中央右寄り) 作詞・作曲:ニール・バートラム 脚本:ブライアン・ヒル 演出:高橋正徳 (文学座) 翻訳・訳詞:保科由里子 出演:(役は上演回によって入れ替わり) ートーマス・ウィーヴァー:平方元基 名声を得たカリスマ作家。アルヴィンの生涯の親友。 ーアルヴィン・ケルビー:田代万里生 繊細で、自由奔放な男性。トーマスの生涯の親友。 ストーリー: 人気短編小説家のトーマスは、幼なじみのアルヴィンの突然の死に際し、弔辞を読むために故郷へ帰って来る。しかし、葬儀が始まるというのに、アルヴィンへ手向ける言葉が思い浮かばない。すると死んだはずのアルヴィンが目の前に現れ、トーマスを自らの心の奥深くへと導いていく。そこには延々と続く本棚があり、トーマスの思い出と積み重ねた人生の本当の物語を書いた原稿や本が存在していた。アルヴィンは、その中から弔辞に相応しい2人の物語を選び、トーマスの手助けを始める。しかし、トーマスはそれを拒み、助けを借りずに弔辞を書くと言い張るが、アルヴィンは気にもとめず、次々と物語を選び、語っていく。果たして、弔辞は完成するのか・・・。 いくつもの物語が語られるにつれ、2人の間に存在した数々の埋もれてしまっていた小さな結びつきが明らかになっていく。 アルヴィンとトーマスが子供時代に育んだ絆と生涯を通じて築き上げた友情の物語。 ネタバレあり。 千秋楽です。客席の圧倒的多数が女性、男性はほんとに数えるほど。 舞台は真ん中に机といす、後ろが大きな本棚、左側に本棚へかかるはしご、 後方には上がって下りる階段、その下が出入り口となっていました。 出演者はふたりだけ、左側にバンドが3人、生音ミュージカルです。 彼らは小さい頃から親友で、死んだらお互いの弔辞をを書き合う約束をします。 実際は生き残った方が先に死んだほうの弔辞を書くということ。アルヴィンが先に 死んだため、売れっ子作家になっていたトムが田舎に帰って弔辞を書こうとするの ですが、全然筆が進みません。 そこでアルヴィンの亡霊?があらわれて、二人の関わり合いを小さなころから再体験 することで弔辞を作らせようという趣向。時間線は時々行きつ戻りつ、というより 繰り返しがあるといったほうがいいでしょうね。確かに同じ演技なのですがそれまでの 物語によって違った意味にとれてくるというのが面白い。 アルヴィンは白い紙をどこかから取り出しては、ふたりのエピソードを読み上げます。 幼馴染が離れていくストーリーとしてはブラッドブラザーズがありますが、こちらの ほうがよりフラットな関係でその分もやもやがよじれているかんじです。アルヴィンは トムを愛しており、トムには女性の恋人がいて、それでも色々あって恋人とはわかれ ちゃう。でも相愛にはなりません。 物語が進むにつれて、トーマスの作品の基となるインスピレーションはアルヴィンが 与えていたということがわかってきます。アルヴィンの死の原因は最後まで明かされ ませんが、なんとなくふたりが和解して、弔辞を語るところで幕。楽曲もいいし、 演技も説得力があり、幕間がないこともあり、劇中で出てくる蝶すら羽ばたけないかも と思った濃密な雰囲気の舞台でした。ほんと見れて良かったです。 楽曲はかなりいいし、泣けるシーンもあるし、東京一週間じゃなくてもっと長期間して いてもよかったのではと思いましたよ。私も役替わり公演見たかったしね。 しかしこの作品、見ようによっては相手に明るく呪をかける話なのですね。呪を破るとか 折り合うとかで後日談できるかも。 この作品はブロードウェイ2008-2009シーズンに上演され、たった5公演で打ち切りに なったそうです。どこらへんが不人気だったのか知りたい。。 PR 題名:JJF2019 ゲストステージ 劇場:国立オリンピック記念青少年総合センターカルチャー棟大ホール 日時:2019年10月13日19:00-20:10 料金:2900円 座席:G列29番(客席まんなか右より) 団体:Jonglissimo 背景には巨大な白い段ボール箱が多数。この段ボールをスクリーンとして映像を 投影するのでした。右側にはピアノ。短い間ですが生演奏もあり。物語は段ボー ルを動かしたり、ねじ回し?したり、なにやらオフィスや工場といった風景から 始まります。どうやら1日が始まるようです。 そしてオフィスワーカーの生態をジャグリングクラブで実現!残念ながら段ボー ルジャグは無し。オフィスのジャグリング作品かと思ってわくわくしていると、 清掃係のお姉さんが眠ったとたんに妄想の世界へワープしちゃいます。 夢の中では七色に光るクラブが暗闇の中でバンバン投げられます。ものすごく正 確に投げられているので色の変化が美しく見えるのでしょう。様々なビジュアル エフェクトも出てきて、おもちゃ箱をひっくり返したみたいに面白い。 映像の中と生身のリングジャグリング対決が笑いを誘いました。 クラブを投げた軌跡が時系列で右側に投影されていくというのはかなり絵的にお もしろかった。後ろの投影がわけがわからない状態になっているかと思えば、前 でやってるパッシングも何がなんだか頭がついていかないようになっているのも とてもカオスでよかった。 最後は夢落ちで元のオフィス?工場に戻ってエンド。オフィス部分がもうちょっ と長いともっと良かったのですが。 客席の反応がやっぱり面白くて、演出ばっちりやってるところは静かなのですが、 ガツンガツン投げているところはどよめきの連続。みんながつがつが見たいのね。 高度なジャグリングと映像美の融合でおなかいっぱいの公演でしたよ。 劇場:オーチャードホール 日時:2019年10月6日14:00-16:20(休憩2回あり) 料金:S席8700円 座席:1階2列12番 劇団:トロカデロ・デ・モンテカルロバレエ団 演目:白鳥の湖/瀕死の白鳥 他小作品/パキータ 初めて来日の時は昭和の時代だったそうです。どういうわけか今まで未見。 白鳥の第1幕は白鳥。総勢10数名による白鳥の湖のチャンチャカチャンといったところ。 皆逞しい、そしてコケティッシュでコミカル。通常の振り付けとギャグをとりまぜて、緩急をつけた振り付けになっています。四羽の白鳥も、最初はそのまま?と思っていたら一人が崩れてきて、次第に皆がどんどん変になり、でもなんとなくそれっぽくて爆笑。ヒロイン?のピルエットも力強くて美しい。 リフトもスムーズ。やっぱり筋肉あるといいですねー。 スパニッシュの踊り小さなタンバリン?を持ってのダンス。 フィニッシュはニューヨークニューヨークでラインダンス! カーテンコールはソーラン節でした。しっかりご当地対応してましたね。 題名:頭と口×Defracto「妖怪ケマメ L’esprit des haricots poilus」 劇場:神奈川芸術劇場大スタジオ 日時:2019年10月5日17:00- 料金:割引2500円 座席:自由 作・出演:渡邉尚(頭と口)×ギヨーム・マルティネ(Defracto) 音楽・特別出演: 野村誠 音楽・装置: シルヴァン・ケモン 照明: アルリック・レノー 編み手・ボール製作・通訳: 儀保桜子 衣装: エヴ・ラゴン ドラマトゥルク: ジョアン・スワルトヴァゲール 舞台監督:岩谷ちなつ 技術監督:堀内真人 制作: 井上舞子、ロー・カイヤ、カミーユ・タルヴァ 制作統括:横山歩 舞台にはいろんな妖怪が出現しています。楽器のように見えたり、ボールのように見えたり、よくわからないものだったり。これが時々音をだしたりするのです。天井からは裸電球のような妖怪がいろんな高さに釣られており、それがまたぶらぶらゆれたり。 おもちゃのピアノ妖怪を弾いてのBGM、かなり興味深い音です。床に置かれているボールは特別に作られたもので角が生えてました。全て手作りで儀保さんが一人で作成したそうです。ロビーで一式販売していたのですが、3個揃いじゃなくなっていたので断念。 この不思議時空で二人がぐねぐねにょろにょろしながらボールを投げたり転がしたり、ふたりで遊んでいるようです。 逢魔が時にジャグリングで遊ぶ妖怪と出会った気分でした。 終演後には、舞台にはいって舞台装置の妖怪たちに触れられました。 よくぞここまで作りましたねえ。 題名:ミュージカル「ボディガード」来日公演 劇場:シアターオーブ 日時:2019年10月2日13:30-15:50(途中休憩あり) 料金:S席14000円 座席:1階7列6番(左端近く) 原作映画:ワーナー・ブラザース映画「ボディガード」 映画脚本:ローレンス・カスダン 脚本:アレクサンダー・ディネラリス 演出:テア・シャロック 出演: レイチェル・マロン役(Wキャスト):ジェンリー・シャロー フランク・ファーマー役:ブノワ・マレシャル STORY 人気絶頂の歌手レイチェル・マロンは、謎のストーカーに付きまとわれ、敏腕ボディガードのフランク・ファーマーが雇われた。レイチェルは、警備強化のため窮屈な生活を強いるフランクを疎ましく思うが、献身的な仕事ぶりに次第に心を開き、二人は互いに愛し合うようになる。常に行動を共にしてきた姉が殺されてしまうなど危険状況にあることを知りながら、アカデミー賞受賞式への出席を決意する。 狂気を増していくストーカー。歌手人生に命をかけるレイチェル。任務遂行に身を捧げるフランク。家族が、仲間たちが、愛情、友情、恐怖、嫉妬、欲望がうずまく複雑な感情に揺り動かされストーリーは進行していく。 コンサートウィズプレイといった感じの演出。 オープニングからガンガンコンサート気分にさせてくれます。 歌もダンスもパンチが効いていました。 男は渋くかっこいい、ヒロインの歌は素晴らしい。 これは主役が代わればがらりと変わってみえるでしょうね。 次の写真は終演後のキャストによるお見送り。 |
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