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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:スーパー歌舞伎II(セカンド)空ヲ刻ム者── 若き仏師の物語 ──
劇場:新橋演舞場
日時:2014年3月21日16:30-20:50(途中休憩2回あり)
料金:1等A席15000円
座席:1階 18列 17番
劇団:
作・演出:
出演:
十和  市川 猿之助
長邦  市川 門之助
双葉  市川 笑  也
菖蒲  市川 笑三郎
興隆  市川 寿  猿
喜市  市川 弘太郎
時子  市川 春  猿
吾平  市川 猿  弥
九龍  市川 右  近
伊吹  福士 誠  治
鳴子  浅野 和  之
一馬  佐々木蔵之介

解説:
四代目市川猿之助によるスーパー歌舞伎IIがついに始動!
ここにあらたな伝説が生まれる――
 2014年、四代目市川猿之助がかつてない演劇空間ぬ
を目指し、ついに始動! その名はスーパー歌舞伎II(セカンド)!!
 三代目市川猿之助(現猿翁)によって創造されたスーパー歌舞伎。
そのスピリットを継承した四代目市川猿之助が、現代の縁が機会を代
表する才能たちとともにまったく新しい舞台空間を創造します。
 共演はスーパー歌舞伎を彩った歌舞伎俳優とともに、佐々木蔵之介
をはじめとする現代劇俳優たち。そして作・演出は新進気鋭の劇作家・
前川知大。最高のキャスト、スタッフを得て、スーパー歌舞伎II は
あらたなる旅立ちを迎えます!

 舞台はいにしえの日本。
 ある山間の村に、十和(とわ 市川猿之助)という才能に恵まれた
若い仏師がいた。しかし彼は、村人たちの暮らしも病床の母親も救う
ことのできない仏教に苛立ちを募らせていた。
 十和の幼なじみの一馬(かずま 佐々木蔵之介)も不作に苦しむ村
人たちを憂い、彼らの暮らしをよくするため、都に出て官吏の道を選
ぶ。一方、母の死と都から来た役人との争いから十和も村を出なけれ
ばならなくなる。その後、牢に入れられ、盗賊と交わりながら成長す
る十和。かたや都に出たものの下級役人として無力感を募らせる一馬。
それぞれの思いを胸に別々の道を歩んだ十和と一馬。一度は分かれた
二人の道は、やがてまた交わる日を迎えるのだが…。


オープニングは裃を着て勢揃いでの口上。ワクワク感が高まります。
その中で浅野さんひとりだけまともに口上しない、、
口上が終わると浅野さんは舞台上に取り残され、場面転換の作業では
邪魔物扱いされるのでした。
真っ白な衣装でで光輝くばかりの十和、かっこいい。
幼馴染みの一馬は十和と違ってまともな発想で役人になる。。
ここまでは現代劇を見ているよう。
笑也さんあっという間に死んでしまってもったいない
二幕は都、盗賊になって仏像を壊しまくる十和と役人になって出世の
ため汚れ役をする一馬。蔵之介さんの烏帽子姿が凛々しい。
盗賊団見てるとなにやら新感線のような気がしてきます。
鳴子はずっと狂言回し、語りで物語がすすむ。。とちりも笑いに変え
てます。
一旦仏師を廃業した十和が仏師として復活!木を彫ったら全て木屑に
ばけた!ということで紙吹雪が客席までずずんととんできました。
素晴らしい迫力!
どうやって空を飛ぶかと思ったら、不動明王が生身ででてきてびっ
くり。そして後ろの模様が開く!
そしてタケコプターのかわりにどっこしょ、二人で手を繋いで宙乗り!
残る二人はえいっ!と唸って箒にのる?奈落へ消えていきましたよ。
クライマックスは、朱雀門ではでな立ち回り、大人数でエンターテイン
メントな活劇。
戸板をゆらゆら揺れる柱にのせてそれが潰れるのに対応して舞台へ
飛び移るとか、逆に戸板ですいっともちあがるとか工夫こらしてます。
2幕最後は皆で見栄、二人はらぶらぶ?
しかしなんで一馬は心変わりをするのか。。
この作品は主役が自分探しをする物語だったのですねえ。
これは見終わったら語らずにはおられない作品です。

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題名:ドン・キホーテ
劇場:東京文化会館
日時:2014年3月14日18:30-21:10(途中2回休憩あり)
料金:S席25000円
座席:1階18列12番(ちょっと後方通路側)
劇団:パリオペラ座バレエ団
振付・演出:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ版による)
衣装:エレナ・リヴキナ
指揮:ケヴィン・ローズ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
出演:キトリ:マチルド・フルステー
   バジル:マチアス・エイマン
エスパーダ:ヴァンサン・シャイエ
   町の踊り子:サブリナ・マレム
   ドン・キホーテ:ギョーム・シャルロー
   サンチョ・パンサ:シモン・ヴァラストロ
   ガマーシュ、キトリの求婚者:シリル・ミティリアン
   ロレンツォ、キトリの父:アレクシス・サラミット



バジルがとてもいい、凄く高く飛び、リフトが非常にスムーズ。
片手リフトもたくましく感じる。女性ダンサーも男性ダンサーも足が印象的、
重力が無いかのように上がる。ジプシー男たちも目にとまる。
やっぱりドンキホーテちいさいよね。風車の戦いとってつけた感じ。
結婚式ではフラメンコ派手、そして妙にドンキホーテが活躍。
フィナーレは全員で楽しくくるくる回る、、
まるで「いつもより余計にまわっております!」

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題名:ジャグリングの集団創作によるスタジオショーイング
劇場:北千住・日の出町団地スタジオ
日時:2014年3月9日18:00-18:50
料金:予約1000円
座席:右端椅子
演出:全員
構成:宮野玲
出演:板津大吾/櫻井祐介/佐々木隼人/そいそい/田中信太郎 & 倉沢英治 /関矢昌宏/宮野玲


ジャグリングによる創作のショーケース、いろんなアイディアが詰まっている感じ。
こたつらしきものとみかん、リングがシガーにはさまれてたてられえる、
リングでツイスターゲーム、7人がぐねぐね、
シガーを二人で手渡し、床に並べる、タオル投げる、外側のぴざまわし
100円傘でスタッフ、バランス、空気椅子 90度、寝そべる
ボールを投げて転がして真似っこ、重力の方向が違うので真似られない
ボール1個ずつもって+1をなげまくる、並んで走ってちょっとポーズをとって、、
最後はボールを投げまくって幕。
50分という時間をうまく使いましたね。これからもがんばってほしい。

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題名:神なき国の騎士―あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2014年3月8日14:00-15:45(アフタートーク終了16:20)
料金:S席7,000円
座席:1階J列5番
作:川村毅
演出:野村萬斎
出演:野村萬斎/馬渕英俚可/木村了/深谷美歩
     谷川昭一朗/村木仁/中村まこと
     [大駱駝艦]我妻恵美子/松田篤史/高桑晶子/塩谷智司
          奥山ばらば/鉾久奈緒美/小田直哉/齋門由奈0308

ジャングルジムのようなセット。
オープニングは普通のドンキホーテの物語。
真ん中に大きなスクリーン、影絵で風車と戦います。馬は首だけもつ形式。
戦いの後、でくわした世界はネオンサインで明るい夜!
ソープランドにきゃばくら、キャバクラ嬢さんをドルシネアと思います。
羊の群れと思ったのがデモ隊、白塗り大駱駝艦の肉体表現で巨人の顔、
段ボールハウスが城。敵の城(国会議事堂?)に魔法使いがいるという
ことで突っ込んでいったら大衆に大人気!!大統領に祭り上げられて
しまいます。このあたりはスラプスティックなコメディ、ドリフ!って感じ。
ごたごたがあって、大統領から転げ落ち、留置場のお世話。
そして、ごみの町に舞台がかわるのです。ここは外から封鎖されているらしい。
見捨てられた町、そしてそこで暮らす獣たち、白塗りが背景となったり、
群衆となったり、不思議な雰囲気を醸し出す
座頭市・子連れ狼・木枯し紋次郎の小ネタ、、ほんとにドリフのノリ。
ここは世界の終わり、この先は有害、、原爆?と思ったら原発だったようです。
2幕は1幕と違ってどよどよな展開。
最後は殺陣、狂言と舞踏がいいもっとみていたい
エンディングは後ろまで開いて不思議なおぶじぇ。
ただだらだらみているとおいていかれる感じでした。


トーク

最初わからないようにはじまってわかりやすーく提示した。
書き下ろしてもらった作品を演出、出演。
今回はかきおろしであまりのわかりにくさにびっくり。
1章はどりふか、徹底的にうそくさい人物たちがいっぱ出でる。
誇張された記号的なキャラクターがでる。
新宿の繁華街を連想するような町並みから始まりそれを支配するのは誰か、

ドンキホーテはボケているのか本気なのか、曖昧なまま
わかりやすさをはずれながらすすんでいくうちにくらーい闇の世界。
そこからきたひとが人じゃなかった。
人に見えたのは擬人化された動物たち
実はバリケードの中のはなしというどんでん返し。
人と動物が同居しているが、そのまま演じているのがややこしくも動物たちの心情が見える
輝く闇、言葉ってやつは素敵であり書くやつは勝手だなあ

闇が見えちゃうのはなんだろう、白塗りのからだが必要なのではないか
輝かせるために大駱駝館のかたがたに全身しろぬり、ツン1で芝居をするかどうか、
皆さん白いシャツとヒーテックみたいなのをはいてもらって練習していた
ドレスリハーサル、きゃばじょうとかやくざとか、、
福島の20k圏内にかこまれたものはどうだろう?
そこでしろぬりしてもらった、人の形をした生き物にみえる、抽象性と具体性を兼ね
備えた存在に見える。
巨人にみえました?
ジャングルジムに載った巨人。それが国会議事堂だったりする
風車の胴体がうごめいて巨人、そこから光が炸裂してふっとんだ。
町中水浸しになって人々が去っていったということを見せた
うってかわって分かりやすいネオン看板が降りてくる
交番の前から始めようかと思った。
おお客さんここをうつしておいて、交番前でサンチョパンサと私がうろうろしている。
撮影ですか、許可とっていますかといながら西友の脇をにげていく
わかりにくいところをやっと台本を読みといて
わかりやすくしたところをわかりにくくやる
それでもわからせねばならない
三章まできたときにここは楽園かというのはナンセンス
闇が光を逆照射するということがおきた
公共劇場だからできた作品。民間ではむり。
ああ楽しかった、駅の改札を通る頃には忘れてしまうのがいいんだという巨匠もいる。
その場でカタルシスというのもありかたでしょう
ある種の問題提起であったり、ひとつの場として共有するのが公共劇場の役割でしょう
3。11をふまえて、福島だけをとらえるのではなく、電力すらもいろんなものを
今後どうしていくのかというのを何となく意識していくということを感じていただくの
をわかっていただければと思う

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題名:ブラボーカンパニープロデュース 天晴お気楽事務所 第35回公演「サンダーバードでぶっとばせ!!」
劇場:中野・テアトルBONBON
日時:2014年3月2日14:00-16:10頃(16:45までカーテンコール)
料金:当日4300円
座席:3列目中央
劇団:ブラボーカンパニープロデュース 天晴お気楽事務所
作・演出:福田雄一
出演:野村啓介、山本泰弘、佐藤正和、金子伸哉、鎌倉太郎、太田恭輔、上地春奈
舞台監督:野口研一郎(オフィス ダミアン)
照明:高野由美絵
音響:井川佳代
美術:大島広子
衣装:外山文子
衣装アドバイザー:神波憲人
衣装協力:正田 淳・大東駿介・塚本雅哉・Edge・END・NATAL DESIGN・Haoming・PUNK DRUNKERS・THUNDERBOX・SMITH LAB
舞台進行:保坂 聡
振付:大川惠子
宣伝美術・映像:加藤和博
制作:一瀬江身・高橋ひろみ
協力:(株)ホリプロ・(株)フレグランスプロダクション・
    浅津明子・勝田香子・唐沢由美子・坂田繭子・ 杉山麻衣子・豊川誠子・伊藤新
企画製作:ブラボーカンパニー

<ストーリー>(初演のストーリー公式サイトより、今回はちょっと違いました)
 夜道を走る1台の車。6人の男たちは目的地の銀行にたどりつくと、全員不気味な
マスクをかぶり、一斉に銃を振り上げ、段取り通りにガードマンたちを押さえ込む。
すべてはうまくいくかに思えたが、一発の銃声が・・・
 話は1月前にさかのぼり、銀行からほど近いクレープ屋。
栗栖[クルス]と橋野はここから地下を掘り進めて銀行の金庫室に侵入する計画を立
てる。集められたのは、栗栖の知人で栃木なまりの甲斐、寡黙な野呂、イラン人の
ヤンパ、引きこもりの堀田。
 穴堀り作業は挫折し、栗栖たちは強盗作戦に切り替え予行演習を繰り返す。だが、
遠く離れた場所でふとした事から事件を予知した心理学者の通報で警察が動き出す。
さらに作戦当日は、金にこまった別の3人組とヤクザも現場に登場、混沌とした中、
事件は思わぬ展開に・・・。

<解説>(初演の解説、やはりちょっと違いました)
 メインストーリーはクレープ屋を隠れみのにした6人組だが、作戦当日の1月前
からさかのぼる間にいくつかのサブストーリーが組み込まれている。
 デビルマンやシャアなど人気アニメの悪役キャラたちが勢ぞろい、最も悪い奴
を指摘し合う「徹底討論いい奴か悪い奴か」、おバカなヤクザ3人組がハチャメチ
ャな地上げ戦を展開する「ヤクザの場合」、捜査一課の刑事たちがやたら全員で
こける「新喜劇デカ」の他、予知能力を持つ少年が見るくだらない夢の世界を描
く「超能力少年オサム」など。
 これらのストーリーは全て最後は不思議な糸で操られ、一つの結末に向かう。
 この作品では、オープニングの乱闘シーンなどでブラボー史上初めて5人もの客
演が登場し、かつてない迫力ある殺陣が実現。 とても関係あるとは思えない各シ
ーンの繋がりがエンディングに向けて次第に明らかになる構成とともに、好評を頂
きました。

ーーー

クレープ屋から穴掘って強盗というメインストーリーの間に各種のコント、コント
が伏線になっており、すべての伏線が回収されて大団円になるというとんでもない
枠組みの物語(ほめてます)
個々のコントが面白い上に、それがうまくはまっていくんですから脚本の力はすごい。
突然始まる、徹底討論いい奴か悪いやつか!キャストがボヤッキー
シャア、サザエさん、お蝶夫人、デビルマン、ブラックジャック、妖怪人間ベロ。
脚本家は私と同じ世代ですねw
再演されたらまた見たい!

最後は小道具の譲り手探し!!大きなメキシコ帽ほしかったんだけどなあ、
でもきっともって帰ってももてあますだけだという理性が働いてとるのをやめました。



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