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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ファラオの娘全三幕
日時:2006年5月12日18:30-21:05(途中休憩2回あり)
劇場:東京文化会館 大ホール
料金:E席5000円
座席:5階L2列24番
劇団:ロシア国立ボリショイバレエ団
台本:ピエール・ラコット
演出・振付:ピエール・ラコット(マリウス・プティパによる1862年の同名作をモチーフとする)
音楽:チェーザレ・プーニ
指揮:パーヴェル・クリニチェフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
協力:東京バレエ学校
出演:
アスピシア(ファラオの娘):マリーヤ・アレクサンドロワ
ウィルソン卿/タオール:セルゲイ・フィーリン
ラムゼ:アナスタシア・ヤーツェンコ
ジョン・ブル/パッシフォンテ:デニス・メドヴェージャフ
漁師:ユーリー・バラーノフ
漁師の妻:エカテリーナ・シプリナ
パ・ダクシオン
第一ヴァリエーション(女性):ナターリヤ・オシポワ
第二ヴァリエーション(女性):アンナ・レベツカヤ、
ダリア・グレーヴィチ、アリョーシャ・ボイコ
第一ヴァリエーション(男性):ヤン・ゴドフスキー
第二ヴァリエーション(男性):アンドレイ・ボロティン
二人の騎士:ゲオルギー・ゲラスキン、エゴール・クロムシン

第一の川ーグァダルキヴィル:エカテリーナ・クリサノワ
第二の川ーコンゴ:アンナ・ニクーリナ
第三の川ーネヴァ:エレーナ・アンドリエンコ
ファラオ:アンドレイ・スィトニコフ
ヌビア王:アンドレイ・メラーニン
猿:岩田守弘
ナイル川の神:ゲオルギー・ゲラスキン
ナイル川の神の召使:エゴール・クロムシン、アルテム・ヴァフティン、
ヴィクトル・アリョーヒン、キリール・ニキーチン
女人像柱:ヴィクトリア・オシポワ、アンナ・ニクーリナ、
アンナ・バルコワ、クセーニャ・ソローキナ
高僧:アレクセイ・ロパレヴィチ
黒人の奴隷:アレクサンドル・ペトゥホフ

eplusで購入。チケットを購入した晩に半額セールのお知らせがきてしおしおに
なってました。結果からいうと5000円で思ったよりちゃんと舞台が見れてよかった。
意外にしっかり見えます>5階。でも座席は2列しかなくて、後列はすごく高く
なっており足置きつき椅子に乗ってる状態で、しかも前の壁が低い。
高所恐怖症の者には座っているだけでとてもきついです。
よっぽどのことがない限り5階席はもう買わないでしょう。

オープニングは薄い幕を張った状態で始まりました、幕の向こうにはピラミッド。
ピラミッドの前でアラブ商人たちと出会うイギリス人、そこで巻き起こる強風。
人々はピラミッドの中に避難してしまいます。この場面を見たとき、インディジョーンズ
が始まったのかと思いましたよ(^^;) 墓の中で眠ると?タイムスリップすると?
墓の中からミイラ復活、なんだかAIDAみたい(この作品とどっちが先か知りませんが)
アスピシア登場してイギリス人に手をあてると、エジプト人に変身!!
ふたりが追いかけるとアスピシアは霧の中へ。。。
ここまでの場面はブロードウェイミュージカルでやったほうがずっと楽しいものになりそう。
導入部は確かにエキゾチックなのですが、舞台としてはだいぶ手抜きじゃないですか。
アスピシアを追っていって見つけるともう相思相愛、まあそれはいいとしてその後の猟
シーンが最初の大きな見せ場でした。非常にカラフルな大人数の群舞です。弓と矢、槍を
持ってエキゾチックな動きを次々と見せてくれます。まるでマスゲームを見ているみたい。
ライオン(はりぼて)、馬(本物)、猿(着ぐるみ)もスパイスになってました。猿は
唯一の日本人キャスト、猿のダンスは大うけでした。このあたりの大人数の振付は一階席
から見てると欲求不満になってしまうかもしれません。ライオンを狩ろうとしていたら、
ライオンがアスピシアを襲おうとするのですが、タオールが未然に防ぎます。そこで
ますますホットな状態に。群舞の間にプリンシパルのソロもあって魅せてくれます。
タオールたくましい。リフトをしてもあまり力を込めた感じになりません。ラムゼは
かわいくぴょんぴょん飛んでます。飛ぶまでの準備動作があまり見えないのでたってい
る状態から一瞬にして跳躍するように見えます。スピンはタオール、がんがん回ってく
れるのです。実は筋肉が一番美しく見えたのはアスピシア、男よりたくましいかも。
最初のうちはいまひとつのたのたした感じで決まらないように思えたのですが、舞台の
後半になるにつれて、すごく大きくみえてきました。ダンスが他のキャストより一回り
大きいのですね。華があるのでしょうか、押し出しがすごい。
ファラオが出てきて娘にちょっかい出してるタオールを捕まえようとしますが、娘の
鶴の一声で釈放、恩人として宮殿に連れて行くことに。ここの宮殿のシーンがすごい
神官・奴隷・子供・侍女・兵士などが入れ替わり立ち代り入場行進、150人?
早代わりしてコスチュームを着替えている?それとも150人キャストがいる?
とにかく豪華絢爛な場面です。しかもこのコスチュームがきらびやかなんですよねえ。
ああ、見にきてよかったと思う一瞬でした。その後ヌピア王が登場、ファラオの娘に求婚し、
ファラオは承諾。もちろん恋人たちは駆け落ち!ふたりはナイル河のほとりの漁師小屋
に隠れます。ここで漁師たちの群舞、漁師は漁師らしく?たくましい踊り。ここのソロ
も力強くて見ごたえあり。タオールが小屋を離れた隙にファラオがやってきます。
つかまるよりはとアスピシアはナイル河に身投げ。河底のシーンに変わるとアスピシア
が天井からするすると降りてきました。最初は本人が吊られている?と思ったのです
が、どうやら人形のようでした。ここからが竜宮城ならぬナイル河底のナイル河
神の宮殿?妖精たちがエレガントに舞います。いままでと違った正統派?のダンス?
水の中ということで今までより優雅な振付になっているようです。
妖精たちの舞い踊りを見ていたアスピシアは地上へ帰りたいと願い出てそれがかなえられます。
また天井へ吊られていくアスピシア。
地上に出るとファラオがタオールにアスピシアの居場所を吐くように迫っています。
アスピシアが戻りヌビア王に脅されたことをファラオに告げると、ファラオは婚約を破棄し、
ヌビア王を追い出します。でもファラオは駆け落ちしたタオールを許さないのです。タオールが
死ぬなら私も死ぬとアスピシア蛇に咬まれようとすることでファラオが折れました。
大団円のフィナーレ。万事めでたしめでたし。
とおもったらウィルソンの目が覚めてしまいましたとさ。今までのは全部夢?

とにかく大人数、カラフルで大人数の群舞好きの私としてはおなかいっぱい。
ところで冒頭と最後を切ってしまってもいいと思うんですが、なんでわざわざ夢落ちなんかに
したんだろう。

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