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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:第19回神奈川国際芸術フェスティバル「マダムバタフライX」プッチーニのオペラ「蝶々夫人」より
劇場:神奈川芸術劇場ホール
日時:2012年11月17日15:00-17:15(途中休憩あり)
料金:S席8500円(招待券)
座席:2階席A2-16番(2列目センターブロック)
出演:
▼歌手キャスト
蝶々夫人:嘉目真木子(ソプラノ)
ピンカートン:与儀巧(テノール)
スズキ:田村由貴絵(メゾソプラノ)
シャープレス:大沼徹(バリトン)
ケイト:鈴木純子(ソプラノ)
ゴロー:吉田伸昭 (テノール)
▼アクターキャスト
内田淳子
神農直隆
兼松若人
柳橋朋典
池袋遥輝(子役)
▼演奏キャスト
ピアノ/小林隆一、八木淳太
ヴァイオリン/吉田翔平
トロンボーン/山城純子
パーカッション/藤井珠緒
作曲/ジャコモ・プッチーニ
編曲/山下康介
構成・演出/宮本亜門
美術/伊藤雅子
照明/橋野明智
映像/栗山聡之
映像制作/泰永優子
衣裳/山下和美
ヘアメイク/川端富生
稽古ピアノ/瀧田亮子、古瀬安子、高木由雅、田島葉子
副指揮/小崎雅弘
演出助手/澤田康子、安尾絵美
舞台監督/安田武司(KAAT)


緑色の舞台、上方には大きなスクリーン、舞台の左にはオケ、右側には
スタッフ控え室のようなもの。劇中劇としてオペラが演じられるのでした。
エンジェルに対してプレゼンをするための舞台、ビデオカメラで撮影し
いるのです。そしてスクリーンにはクロマキーによるはめ込み映像でキャ
ストと背景が。背景をキッチュにしているのはお伽噺であることを強調?
イスや机などのちょっとした小道具以外の背景はイラストで映像の中に
現れるのでした。舞台と1階客席の高さが一緒。
これは上の方が見やすい?
外側の物語として、狂言まわしで、プロデューサやディレクターがいます。
こういう劇中劇の階層構造をみるとラマンチャの男思い出しますね。
女にとってかなり不幸な結婚を現代の日本の男女不平等に関係づけて語ろ
うというディレクター。そのディレクターは離婚騒動の渦中で子の親権を
争っているのです。元ネタが差別的なストーリーなだけに、それを緩和す
るためにもうひとつの枠組みを作ったと考えられなくもないですが。。
ピンカートンは代役という扱いでキャスト全員が日本人でした。
蝶々夫人は素晴らしい、演技も歌もよい上に美貌。見ていて感じいりま
した。2幕の夫を待つ雰囲気が壮絶。眼福というものでしょう、
ピンカートンは調子のいいやつで、誰にでもいい顔をするダメンズ、
でも誰も憎めない、なのだと思うのですが、今回はちょっと弱かった
かも。

ピンカートンは米軍将校なわけで、日本にきて、日本の掟を守らず好き
勝手やったあげくに本国に帰っちゃう、というのは現代の沖縄における
米軍犯罪と重なり合う部分があるのかも、と思わせたり。
生演奏によるオペラの短縮版をちょっと風変わりなフレーバーで見させ
ていただいたという感じでしたね。

この公演後にKAATの賛助会員の交流会がありました。そこに主役の方々
がきてくださって記念撮影!嘉目さんと直接お話しできたのが嬉しかっ
た。

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