今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:説経「愛護の若」より 「恋に狂ひて」 劇場:横浜ボートシアター 日時:2015年4月11日14:00-16:40(途中休憩あり) 料金:前売り4000円 座席:左側2列目 劇団:横浜ボートシアター 脚本・演出・人形・仮面:遠藤啄郎 節付け・弾き語り:説教節政太夫 演奏:松本利洋 村上洋司 リアルマッスル泉 出演:玉寄長政 吉岡紗矢 近藤春菜 綾香詳三 柿澤あゆみ 奥本聡 物語: 平安時代、嵯峨天皇の御世。公家二条蔵人清平の一人息子「愛護の若」 は、母の命と引き換えに授かった観音の申し子であった。しかし継母 「雲居の前」に懸想せられ、父親からもうとまれ、霧降の滝に入水自 殺してしまう。雲居の前も愛護の若の父に簀巻きにされ滝に入水。 後に龍の姿となり「愛護の若」の死骸を頭上に載せ現れる。そして、 愛護の若に関わった人々108人すべてが霧降の滝に身を投げ、果てるの であった。 鋼鉄の船内に作られた金と黒の空間。 そこに登場する数々の動かない依り代としての人形達。 その人形に語りかけ、ともに踊り嘆く演者達。 船内に今浮かびあがる中世絵巻。 再演には新たに森田守恒の振付けが加わり、 より険しい山や森、風となる演者達の体。 又、音楽も初演にくらべ、より過去・現在・未来とが激しく交差し、 美しい十五才の少年の悲劇をうたいあげます。 進化し続ける横浜ボートシアターの舞台に是非お出掛け下さい。 心よりお待ちしております。 劇場の位置は内緒、ある駅前で集合した後20分ほど歩いて劇場まで たどり着きました。そこは海の上、ボートの中!靴を脱いでボートに はいって鑑賞です。トイレはボートの中にはなく、埠頭をずーーと 歩いていきます。トイレまで車での送迎もありました。 奥に長い舞台、後ろが一段高くなっていてバンド。右手に説教師、 左手にはドラムとかエレキがいるようだが私からは見えません。 前説では、説教はわからないではなく感じで聞き取ってください 説教は大道で語っていました、庶民が聞いていました 気にしないで聞いてください、体で感じてください。 動かない50cmの人形(背中に取ってつき)をもって語りはじめ ました。厚紙で作った円錐形の胴体の人形です。見ていると船は 微妙にうねります。物語は息子に横恋慕した継母が逆恨みをする、 恋に狂った女のおかげで愛護の若は苦渋の旅を強いられる、 というもの。操る人も表情みせて演技しています。 宝比べから子比べにいって、クライマックスでは108人の身投げ!! 説教節とあいまってすごい世界です。 カーテンコールでは人形が並べられ、近寄ってみることができました とても興味深い体験でした。 PR |
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