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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:平成23年度文化庁芸術祭参加公演「BARBER」ーその床屋を待たせた客ー
日時:2011年10月23日17:00-18:10
劇場:アサヒアートスクエア
料金:当日5000円
座席:3列目中央
作・演出・振付:丸山和彰 
作曲・音楽監督:パトリス・ペリエラス
出演:CAVA(黒田高秋 藤代博之 細身慎之介 田中優希子 丸山和彰) 
演奏:Corydalis Trio(Patrice Peyrieras(ピアノ)、Sebastien Debard(バンドネオン・アコーディオン)、
Marc Michel Le Bevillon(ダブルベース))

なんとなく気になって当日思い立って見にきてみました。
舞台の真ん中にぽつんと椅子、左脇には等身大のコートハンガーと
そこに赤青白の理髪店のような旗?
幕が開き、照明が照らされると、舞台の後方にピアノ、アコーディ
オン、バンドネオン、ベースが見えました。演奏者は3人、アコーディ
オンとバンドネオンはひとりで切り替えて演奏。この方々の生伴奏で
物語が進むのです。
バンドネオンが奏でられると気分はもうヨーロッパ。なんででしょう
ねえ?

場所は床屋、客が椅子に座ると床屋の椅子が見事に再現されます。
床屋の鏡は輪になったゴム紐?これからデートに行くおじさんは念
入りに髪を整えてブーケをもってGO!
客がマイムに慣れた頃、物語は動き始めます。
かわいいお嬢さんが鞄をもってその床屋にはいります。床屋のマス
ターとなにやら曰くありげな態度。。
別室に行ったマスターとお嬢さんが何をしているのか妄想して演じる
客2人がおかしい。すごくふぇみにん。
同じシーンが方向を変えて再度演じられたり、時間軸上でいったりき
たりもするのですが、それがまた不思議な雰囲気を醸し出しているの
です。
ブーケもって出ていったおじさん、実は彼女とデートだったはず。彼
女を捜して床屋に戻って、いろいろありましたw
床屋用の白い布と椅子、コートハンガー、鞄、帽子だけを小道具と
して、ダンスとマイムによってまか不思議な世界をつくりあげていま
したよ。生演奏の魔力も大きく関与していたようです。
途中の光景として、おじさんと彼女のレストランシーン、唯我独尊で
おじさんいやなやつ。
マイムの技術がとてもしっかりしていて、マイム自身にあまり意識を
とめることなく舞台構成の一つとして見えてきたのもすごかったです
ね。マイムの舞台はえてして途中で飽きがくるのですが、この作品は
ダレ場もなく最後まで集中が途切れませんでした。
ダンスとマイムと演劇と生音楽の見事な融合により、異次元空間を
醸し出していました。
28日まで上演していますので、マイムや生音演技に興味がある方は是非!

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題名:新宿狂言Vol.16 森羅万象ーぼくらはみんな生きている
日時:2011年10月22日19:00-21:00(途中休憩あり)
料金:6000円(招待券でみました)
座席:11列15番
解説:深田博治
番組:
『川上』
[盲目の夫] 野村萬斎(21日・22日) / 野村万作(23日)
[妻] 高野和憲(21日・22日) / 石田幸雄(23日)
あらすじ:盲目の男が川上というところの霊験あらたかな地蔵に参詣し願をかけます。
めでたく願いがかなって目が見えるようになりますが、それには条件が…。
狂言屈指の名曲が配役の妙と新宿狂言ならではの舞台効果で再生します。

『茸』
[山伏] 石田幸雄(21日・22日) / 野村萬斎(23日)
[何某] 深田博治
[茸] 月崎晴夫 内藤連 村井一之 竹山悠樹 中村修一 岡聡史 高野和憲
[鬼茸] 野村萬斎(21日・22日) / 石田幸雄(23日)
あらすじ:家の庭に人間ほどの大きさのキノコが生えてしまい、男は山伏に退治の祈祷を頼みます。
法力自慢の山伏はもったいをつけながら祈り始めますが、祈れば祈るほど…。
スラップスティック狂言の代表作。
伝説的アートスフィア森羅万象ヴァージョン改定版。

ポストパフォーマンストーク「新宿狂言を語る」
司会: 西山秀樹(全労済ホール/スペース・ゼロ支配人)
・10月21日(金)
 野村萬斎
 小美濃利明(舞台監督)
 束原 繁(舞台美術家/スペース・ゼロ)
・10月22日(土)
 野村萬斎
 崎山敦彦(神奈川芸術劇場事業課課長/プロデューサー)
・10月23日(日)
 野村萬斎
 野田 学(明治大学文学部教授)


開演前にまず前説、今までの新宿狂言の歴史とこの公演の注意を
語りました。後ろには字幕、2幕目で活躍するそうです。そして
客席には紙製の笠、これも2幕で活躍予定。
新宿狂言はこれで中締めなのだそうで、なんとなく寂しい。

「川上」は2000年に一度上演されているそうです。
登場人物がふたり。
盲目の男が神様に目が見えるように願を掛けにいきます。
見事成就!ただし条件は長年連れ添った妻と離縁すること。妻と
は悪縁が。。。
神様に願をかけて、他の参拝者と語るところはまさに一人芝居、
たくさんの参拝客がいるかのよう。
行きと違って帰りは杖を投げ捨てて、明るい気分で下山。
目が開いた男をみて喜んだ妻は願の条件を聞いて反発、まあそ
うでしょうねえ。別れるくらいならば目が見えなくてもかまわ
ない、、、説得された男はわかれないことに決めたらとたんに
また目が見えなくなり、、妻に手を引かれて退場。。
これも狂言なのですか!あまりにも演劇的な作品で、見ていて
どよーーーっとした気分になりましたよ。

次は「茸」、これは観客参加型の番組でした。
いかにもウルトラQなBGMが鳴ってぐるぐると絵が回ると「茸」
の文字。
茸が生えて困るといううちへ山伏が法力で茸を退治する、、茸
は中腰でテクテク歩いてきてかわいい。山伏が印を結んでなに
やら唱えると増殖!もう一回唱えるともっと増殖!そこで字幕
君の合図で客席みんなが笠をかぶって茸に早変わりっ!上から
番傘は落ちてくるし、毒毒しい茸まで登場、山伏は負けて退散
していしまいます。スラプスティックコメディをみている気分
でしたよ。
ひょっとしてこの作品にいんすぱいあされてマタンゴ生まれて
ませんか?






さて最後はポストパフォーマンストーク。

適当にメモをとっていたので話者などがごっちゃになっています


アートスフィアでやっているときに電工掲示狂言をおこなった。
新宿狂言と違いを出したい、ということでまずは電光掲示板に
興味があってそれを使いたかった。昔は電光掲示板が太くてま
るで柱のよう。そこで電光掲示板で広い舞台を仕切って狂言の
舞台を作った。舞台の進行を電光掲示板でやった。
みんなをのせたり拍手!などやって煽ったりした。

NHKホールは3500人、狂言が何人のキャパシティに耐えうる
かという挑戦でもあった。NHKホールのせり上がりを使って狂言
を演出。でもせり上がった後はふつうの狂言を上演。上から出
現したこともあった。座席についたことが宇宙船にのった。
これからこの宇宙船はXX行きですというアナウンスをして
このときは客に猿になってもらった。配った面をかぶっても
らってライブカメラに写した。猿しかいないということを舞台
からみられるのがうれしかった。

落語のように狂言を語ったこともあった。客を立たせたことも
あった。映像を舞台上に用いた時は鏡の中にマイクロカメラを
仕込んで無線でとばした。電波の状態で半分くらいは映らなかった。

14回目は電光掲示君を呼んだ。ブルーマンで電光掲示板が喋って
いるのをみて、同じことをしたいと思った。人のものを見て
やってみたい、と思うことをここでやってみた。水を使う、火を
使う、煙を使う、、はやった。氷を使う、はまだやってない。。

ひらめきを大事にしていた。ひらめきを加えても狂言は揺るがな
いという確信があった。でも節度はあり、狂言の最中は解説をし
ており、盛り上げるところだけい字幕がしゃしゃりでていた。
ひとことしゃべると周りのスタッフが考える。
全く見たことがないものを見れるのがスタッフも楽しかった
アイディアの出所があるにしても、狂言とつきあわせることで
また違ったものになっていった。







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題名:流山児★事務所座・高円寺 秋の劇場14『ユーリンタウン』-URINETOWN The Musical-
日時:2011年10月16日14:00-16:45(途中休憩あり)
劇場:座・高円寺
料金:4800円
座席:C14(中央3列目)
脚本・詞:グレッグ・コティス
音楽・詞:マーク・ホルマン
翻訳・起案・上演権獲得交渉:吉原豊司
台本:坂手洋二
演出:流山児祥
音楽監督:荻野清子
訳詞・歌唱指導:浅井さやか
振付:前田清実
殺陣:岡本隆
美術:水谷雄司
照明:沖野隆一
音響:島猛
出演:
ロックストック(ロクスッポ):別所哲也
リトルサリー(ちびサリ):坂井香奈美
パレル(パレパレ):清水宏
ペネロプ・ペニーワイズ(ペニペニ):伊藤弘子
ボビーストロング(ビンボー・スットボケ):今村洋一
コードウェルクラッドウェル(冷血クラウド):塩野谷正幸
ホープ・クラッドウェル(ホッピー・クラウド):関谷春子
フィリップ上議員議員(ヒップご意見番):三ツ矢雄二
ミスターマックイーン(マッキッキ):栗原茂
ミセス・ミレニアム(センメンキ・センネンキ夫人):柏倉太郎
ピロー博士(ピロピロ博士):甲津拓平



久々の座高円寺です。
客席案内係はキャストが行っており、全員警官の扮装。
婦人警官は胸が大きく上着にショートパンツ、それにガーターという出で立ち、
色っぽいです。私が座ったのは3列目で舞台の床とほぼ同じ高さ。
真ん中に URINE UCCという塔があって上には煙突。これが裏返ると公衆トイレNo.9
になるのです。舞台の左側にバンド。
まずは前説、行うは清水宏扮するパレパレ、やたらテンションが高い。
ミュージカルの雰囲気を作るということで、拍手や喜んだり怒ったりする練習。
オープニングはキャスト総出(たぶん)、さほど広くない舞台になんと44人!
キャストが足を踏みならすと仮設の客席はぶるぶると揺れるのです。
キャストには「ロクスッポ」や「ビンボースットボケ」といった二つ名がつけら
れていました。名前が違うと舞台全体の印象もまるで違います。ネーミングって
本当に魔力があるんですね。ブロードウェイミュージカルが見事にアングラ演劇
へと変わっていました。もっともこの作品はオフブロードウェイからあがってき
たもので、もともとかなりシニカルに世の中やミュージカルを見据えたものなの
ですが。。振り付けもオリジナルとはだいぶ異なりました。



幕間ではびらくばり、そしてビラ取り締まりの警官。
プレイとしてみると迫力満点なのですが、歌唱力が弱いのが残念。だってミュージ
カルですもの、というミュージカルのパロディ的な面が薄くなっていました。
Run Freedom Run くらいはのせてほしかった。。。
しかしアングラ芝居モードでみていると、いまの反格差デモを先取りしていたか
のように見えてきました。さて現実社会もこのミュージカルのエンディングのよ
うに革命成功、そして。。。
クライマックスでばらまいていた金が私の足元にまで。。。。

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題名:rakugoオルタナティブvol.7「柳家と立川2」
日時:2011年9月24日13:00-15:20(仲入りあり)
劇場:よみうりホール
料金:3500円
座席:1階E列9番
番組:
  立川こしら  時そば
  柳家喬太郎  ほんとのこというと  
  立川談笑   粗忽長屋
   仲入り
  立川談笑   イラサリマケー
  柳家喬太郎  道灌
   座談    ぴあ戸塚、喬太郎、談生
  
満員です。撮影用カメラがはいっていました。
こしらさんは野末陳平さんとの交友関係を枕に時そばにはいりました。ぜんぜん
つながりないですw 威勢の良い時そばでしたね。
喬太郎師匠がでてくると、「待ってました!」というかけ声。「待たれるの嫌なん
です」で爆笑。
撮影がはいると、言葉を選ばなくちゃならないので気を使う。たとえばXXXXと
か言えないし。。で、なにを考えたのかほんとのこというと、にはいりました。こ
れって麻薬やデリヘルがでてくる
のですが。。。ちょっとした仕草で客席はどっかんどっかん受けてましたね。
談笑師匠が出てきて開口一番「私は待たれないんですねえ。」で場内爆笑。
粗忽長屋をさほどかえることなく、他の落語の状況を少しくすぐりに入れるなどし
て落ちへ、、と思いきや他人だと気づいてしまって続き、実は他の奴が本人。。
仲入り後、談生師匠が登場すると「待ってました」、談笑師匠答えて「待たれるの
嫌なんです」場内どっと受けました。その後やはり待たれるのは良いものですねと
語っておられましたね。
そして、、放送できない落語ならば俺のほうが強いぞ、と噺にはいりました。
新宿西口の飲み屋に一人ではいっていくところから始まりました。
「いらさりまけ」でよびこまれると、どうも店員皆浅黒い人たちで日本語が不自由
なようです。生ビールを注文しようとすると、だいなまいと、ちゅうなまいと、
こなまいとのどれにするか聞かれます。ビールをもてきて「おまたけしました」
徳利を頼むときには、おおどくいり、ちゅうどくいりのどちらにしますか?
店員に酌を頼むと「こみあいますのでご自分でなぐさめてください」
つまみを頼もうとすると「きょうのおすめすえろえろ」(お勧めが色々)
メニューは
ねこみいまだめゆびくらいてさばきおちんこなめあげおめこなめおろしいかないとしろうとたいかい
これが実は、(うろ覚え箇所あり)
煮込み枝豆エビフライ手羽先おしんこ厚揚げなめこおろしシロ鯛貝
もう言葉遊びだけで笑いに次ぐ笑いでした。
最後はぴあの戸塚さん司会で演者ふたりでの座談。
でもまるで喬太郎師匠が司会、ぐずぐずになりながらも爆笑の連続。
喬太郎師匠の芝浜三分でやる方法というのが秀逸、
ブルーライトヨコハマの替え歌で見事に芝浜の筋書きを語ってしまいました。
喬太郎師匠が芝浜の改作をするとなると「芝カマ」だそうで、二人の愛情を
よりピュアに表現できるだろうとのこと。でも残念なことに喬太郎師匠は
芝浜を演目として持っていないのだそうです。。
「いらさりまけ」は談志家元に「リズムとメロディでやるのが受ける」
と教わって作った作品だそうです。たしかにぽんぽんとばかばかしく
笑えてお気に入りになってしまいました。またおふたりの噺を聞きたい。
それにしても放送禁止用語の連発で録画したものはどうやって使うんでしょうね?

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題名:真っ昼間のセクシーサーカス
日時:2011年9月23日12:00-13:40
劇場:下北沢 CABE BE
料金:1000円(2ドリンク付き)
座席:後方右端
出演:
  セクシーDAVINCI
  ハードパンチャーしんのすけ
  チャランポランタン
チャタ 
  
真昼の12時開演です。場内ほぼ満員。今日はしんのすけさんのお誕生日!
1000円で2ドリンク付きはやたらやすい!と思っていたら案の定1ドリンク
だったはずがスタッフの思いこみで2ドリンクになっちゃったそうです(^^;;)
かわいそなのでフードも購入。



冒頭はセクシーさん、なんでも早くあがって酒を飲みたくてトップバッター
になったそうです。リボンを回してハットを回してポイを回して、すごーく
地味なそれで音ぴたの3ボール。なにをやっても腰つきがエロい。



バトンを持ったとたん世界が変わりました。突然加速装置入り!高速で難し
そうな技がびゅんびゅん、しばしの間目がテンになりましたよ。最後は歌!
ほんともう真夜中の気分。セクシーな独特の世界を作っています。
2番手はしんのすけさん。シェイカー、スローイングナイフ、ときてデビル
スティック!帽子をハンドスティックで回転させるパターンははじめてみま
したがおもしろい。帽子掛けをセンタースティックとしての各種トリックは
動きな派手なだけにとてもわかりやすい。



チャランポランタンはアコーディオンとボーカルのユニットなのですが、ア
コーディオンを弾き始めたとたんになんだかユーロピアンな世界に突入した
かのよう。ケセラセラの替え歌で不倫を歌ったのにはくすり。



最後はチャタさんのマイム?にリンボーダンス、リンボーダンスの最後の段
でパンツひとつになってくぐり抜け、その格好で客席へ投げ銭を受け取りに、
パンツに千円札をはさむひと多数。投げ銭受け取る際のコスチュームってと
ても大切ですねw



真っ昼間から酒を飲んでショーを見て深夜の気分になれるのってなかなか良
いです。また暇があればこよう。

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