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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:帝国劇場100周年記念公演「レ・ミゼラブル」プレビュー公演
日時:2011年4月9日13:00-16:10(途中休憩あり)
劇場:帝国劇場
料金:プレビューB席3500円
座席:2階L列19番(2階最後列センターブロック)
ジャン・バルジャン:吉原 光夫
ジャベール:石川 禅
エポニーヌ:平田 愛咲
ファンテーヌ:和音 美桜
コゼット:稲田みづ紀
マリウス:原田 優一
テナルディエ:三波 豊和
テナルディエの妻:阿知波悟美
アンジョルラス 阿部よしつぐ







正式オープンは4月12日、まだオープンに向けて助走中のプレビュー公演を見にきました。
劇場ロビーには100周年記念の花のアーチ。
ロビーにキャストたちのメッセージが張られていました。
この席は後ろが壁なので、後ろに気兼ねすることなくゆっくり舞台を楽しむことができます。
けっこう好きなポジションです。久々に2階席からみたのですが、舞台の後方での演技がよく
見えます。ああこんなことしてたのねーと感心。

レ・ミゼラブルは私が大好きな作品です。
今回もまず司教が燭台を渡すシーンでほろり。バルジャンが燭台を見ながら悩むシーンで
ほろり。吉原バルジャンは今回初めて見ますが、けっこう好きなタイプでした。悩むとこ
ぶしがちょっと入っているところが好きなのかも。若々しいというか初々しい?
それに比べてジャベールはいつもの通りの貫禄。ファンティーヌもDream a dream で泣け
ましたよ。テナルディエ夫婦はちょっと淡々としている感じ。もうちょっと粘着の方がす
きかも。アンジョルラスはちょっと線が細くてアジテータとしてはもう少しがんばりましょ
うという感じ、マリウスの方が貫禄ありましたね(^^;)
テナルディエ夫妻はまだまだ淡泊な感じでこれからどんどん変化しそう。
エポニーヌかわいい、かなり好きな声なのです。今回はじめてOn my own で泣きました。
実はどうも今まで感情移入できなかったのです。けっこうこのエポニーヌ好きかも。
後半ではTake him home,それにクライマックスでぼろぼろ、客席からもすすり泣き多数。
やっぱりレミゼは泣きにくるんですよね。
プレビュー公演なので、オープンした後が楽しみです。
テナルディエ夫妻はもうちょいアクがあったほうがいいかも。
それにしてもキャストがやたら若く感じられます。。私が歳をとったせいかも。。。


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題名:桂吉弥独演会
日時:2011年3月27日17:30-20:00(中入りあり)
劇場:国立演芸場
料金:前売3000円
座席:3列5番
番組:
  桂雀五郎  みかん屋
  桂まん我  花見の仇討
  桂吉弥   愛宕山
   中入り
  桂吉弥   地獄八景亡者戯

ちらしと共に米朝事務所、桂吉弥師匠からのメッセージがありました。
米朝事務所のメッセージには「私たちに今できることを精一杯行うことで、
少しでも皆様に元気を得て頂くことができればと考え、開催にいたりました」
国立演芸場の定席が中止になっているなかでの開催は悩んだことでしょう。
私は開催してくれてよかったと思います。

みかん屋は、抜けたみかん屋がいいかんじ。
花見の仇討は今の季節にぴったり、私も早くわーっと花見をしたいものです。
愛宕山は音曲がはいって京都の春の風景が見えるようです。
一八さんのぼやきがすてき。これだけみっちり愛宕山を聞いたのは初めての
ような気がします。
中入り後は地獄八景、なんと途中で、マイクがあがってきて、漫才!
いとしこいしでございました。
米朝・吉朝と継承された大王の顔には笑いましたよ。
この一席で70分でした。ちょっとあっさり風味。米朝師匠は90分あったそうですね。
そういえば、地獄を歩き回るメンツの中に「まついせんすい」という人が
いました。この人、職業が歯抜きで独楽まわし、、、これって松井源水そのもの
ですよねえ。こんなところで曲芸していたとは知りませんでしたよ。

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題名:キャラメルボックス2011スプリングツアー『夏への扉』
日時:2011年3月20日14:00-16:20
劇場:ル テアトル銀座
料金:定価6500円のところハーフプライス
座席:最後列から3列目中央付近
劇団:演劇集団キャラメルボックス
原作:ロバート・A・ハインライン
翻訳:福島正実(ハヤカワ文庫刊)
脚本・演出:成井豊+真柴あずき
出演:畑中智行、西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、大内厚雄
   筒井俊作、實川貴美子、渡邊安理、多田直人、稲野杏那
   林貴子、森めぐみ、小笠原利弥

この作品はハインラインの懐かしい名作SFを原作としています。マイSFベスト10
にはいるくらいに好きな原作が、世界初の舞台化ということで楽しみにしていました。
原作は猫とタイムトラベルで有名ですね。
当初は3月12日のソワレに行く予定でしたが、東日本大震災のために休演。
再度都合をつけて一週間後の観劇です。
客席ほぼ満員、当日券で座った私は後ろから4列目くらいで舞台からかなり遠いのですが、
舞台全面が見えてそれなりにみやすい。
なにはともあれ、まず満員だったことがうれしい。皆舞台を見にきているのね。

前説に制作の加藤さんが出てきてまず地震が起きた場合の注意事項の説明。

舞台の上の照明機材が音を立てて揺れた場合、即座に進行を止めるのだそうです。
これがだいたい震度3。その場合、荷物やコートなどで頭をカバーしてその場を
動かない。震源や規模が確認された場合、続行か中止か決める。
先週の地震でも落下など機材の損害はなかったとか。前方黒い客席、おけぴの
ひとたち、舞台の振動が伝わるけれど地震と勘違いしないように。
緊急地震速報を受け取るモードだとマナーモードでも鳴ってしまう
周囲のお客さんの不安をあおってしまうので切ることをお願いします。


背景は2階立てのたくさんの扉。13くらいありました?
ベンチャー企業でばりばりロボットの発明をしているエンジニアが主人公、もう
ひとり(1匹)の主役がそのエンジニアの飼い猫。(この猫をちょっと太めの
お兄さんが演じています。かなりずるい演出です、これだけで笑えてしまう)
そのエンジニアが共同経営者と婚約者に裏切られて経営権をとられてしまいます。
共同経営者の娘、11歳のリッキーは、主人公が大好きで猫も好き。主人公は
コールドスリープで逃避しようと一旦は決意するのですが、正面からぶつかろう
と二人組に会いに行って返り討ちにあってしまうのです。
タイムラインを進むときはコールドスリープ、戻る時はタイムトラベル、そして
いつも猫が一緒。主人公が開発したのはロボット、悪人は元婚約者だけ、最後は
泣かせるハッピーエンドという分かりやすい物語です。
猫役を俳優が行い、少ないキャストでたくさんの場面と登場人物をこなすため、
くどく見える演技をしているところもあります。
スピーディ(というか原作長いので)な進行に笑いを散りばめてたよりない主人公、
ちょっと重い猫、少女リッキーを劇団の古参メンバーが支える姿はこれからもキャラメルは安泰だろうと思わせます。
リッキーかわいい。猫ふてぶてしい、主人公見事に頼りないw

カーテンコールは節電で一度だけ、そのかわり客席から退場するサービスでした。
一気呵成に進んだ舞台でしたが、休憩なしの2時間20分はちょっと疲れましたよ



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題名:ロミオとジュリエット
日時:2011年3月12日16時ー19時
料金:A席5500円
座席:2階9列54番 右手入り口すぐひだり
劇団:宝塚歌劇雪組
原作:ウィリアム・シェイクスピア
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
潤色・演出:小池修一郎
音楽監督・編曲:太田 健

主な配役 出演者 新人公演
ロミオ 音月 桂
ジュリエット 夢華 あみ
*~*~*
キャピュレット卿 一樹 千尋
モンタギュー卿 飛鳥 裕
モンタギュー夫人 麻樹 ゆめみ
ベンヴォーリオ 未涼 亜希
ロレンス神父 奏乃 はると
パリス 彩那 音
ティボルト 緒月 遠麻
マーキューシオ 早霧 せいな
キャピュレット夫人 晴華 みどり
乳母 沙央 くらま
ヴェローナ大公 大凪 真生
愛 大湖 せしる
ピーター 詩風翠
ジョン 央雅 光希
死 彩風 咲奈




オープニングは色彩豊かな群舞。若さがはちきれる感じてつかみはOK
冒頭は男女ペアによるダンスがかなりしっかり。
色がわかれると、、赤と青(緑)で対立する一族になっていくのですね。
フラストレーションがたまって爆発寸前なのが自然に描かれています
ロミオとジュリエットはふたりともオクテないいひと、ロミオかっこ
いいなあ。
いろいろある群舞はどれもはじけてなかなかよい。楽曲も聞きやすく
耳にすっとはいってきます。そしてこれだけロミオがかっこよくて
ジュリエットがかわいければ舞台は成功したも同然でしょう。
宝塚歌劇のレパートリーの中でキャストの雰囲気がかなりしっくり
きているほうだと思うのはやはり若者中心の物語と言うことでしょうか。
そしてその若者の物語を、乳母さんと太閤が締めていました。。
最後までテンポよく駆け抜けた感があります。
カーテンコールではなんとこの作品の作者(シェイクスピアにあらず)
が舞台を見にきているというアナウンスがありました。場内大拍手。
かなりよくできたプロダクションだと思います。
これは男女でやっても受けるでしょう。

ところで、黒天使みたいなのが出現したのだけれど死神?
片割れは愛の女神?


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題名:国民の映画
日時:2011年3月8日19:00-22:00(途中休憩あり)
劇場:パルコ劇場
料金:9000円
座席:Z列中央付近
作・演出 三谷幸喜
出演 小日向文世 段田安則 白井晃 石田ゆり子
シルビア・グラブ 新妻聖子 今井朋彦 小林隆
平岳大 吉田羊 小林勝也 風間杜夫


初日に見にきました。
出演者と脚本家の両方とも興味津津。
舞台はナチス時代のドイツ、ゲッペルスの家です。
ゲッペルスは大の映画好き、自宅で映画人を
集めてパーティを開くのです。
登場人物はひとくせもふたくせもある大物俳優ばかり。
パーティにばらばらと遅れてやってきては一人ずつ
見得を切るのでした。もうリアルでも大物俳優ばかり
で舞台のどこを見てよいのやらわかりません。
物語後半は映画から離れてユダヤ人差別へと。。
なんだかちょっと消化不良といいますか、
新番組の第一回をみてる気分でした。
重厚な舞台であることは間違いありません。

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