忍者ブログ
今までに見た舞台の感想をつづってあります。
[145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。



題名:浅草見世物 奥山の風景
日時:2009年10月4日14:00-17:05(途中休憩あり)
会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール
料金:無料(事前予約)
座席:最前列センター右より
主催:国際浅草学プロジェクト実行委員会(台東区・明治大学)
協賛:財団法人台東区芸術文化財団/下町風俗資料館
企画・構成 : 上島敏昭(浅草雑芸団)
舞台監督・照明 : 斉藤正雄
企画協力 : (社)全日本郷土芸能協会
映像協力 : ヴィジュアルフォークロア、 北村皆雄
司会 : 原健太郎(国際浅草学プロジェクトメンバー)
説明:(公式Webより)
<浅草見世物>
 江戸時代の浅草奥山は,見世物や大道芸が集まり,一般大衆の娯楽の場として栄えました。
その後見世物は区画整理により日本の芸能の中心となった「浅草六区」に移転し,所々に見
世物小屋が立ち並び,歓楽街の景観を形成しました。
 今回の国際浅草学プロジェクトでは,かっての奥山の風景を再現させるべく,当時と関係の
深い講演・実演を豪華に織り込み,皆様に披露いたします。
番組:
~第1部 「講演」~
【記念講演】 
「浅草と見世物、大道芸」
   川添 裕 皇學館大学 文学部 教授
【講   演】 
「紙芝居と街路の文化様式-その広がりと日韓比較-」
   姜 竣 城西国際大学 国際人文学部 准教授
~第2部 「実演」
1 最後の見世物・人間ポンプ(映像と安田春子氏へのインタビュー)
最後の見世物芸人と呼ばれた故・安田里美氏の「人間ポンプ」を映像でお楽しみ
 いただきます。また安田春子夫人に当時の見世物小屋についてお話をいただきます。
2 「ろくろ首」(浅草雑芸団)
全国で公園を繰り広げている浅草雑芸団(坂野比呂志大道芸塾)により江戸時代の見
  世物小屋の定番であった「ろくろ首」を披露いたします。
3 日本手品「蝶のたはむれ」「金輪の曲」(東京イリュージョン・藤山新太郎)
国際的に活躍している藤山新太郎師により日本古来の手品の最高傑作「蝶のたはむれ」
 長らく途絶えていた日本独自の手品を復活させてた「金輪の曲」を披露します。
~展示・実演~
ミレニアムホールホワイエにて開演前および休憩時間に行います。 絵看板
安田里美興行社所蔵の見世物小屋の絵看板を展示し,昔の奥山の風景を再現します。
竹田からくり人形(桐生からくり人形芝居)
江戸の風情を受け継ぐ桐生からくり人形芝居により「義士討入」を実演いたします。
21世紀のからくり人形「踊る!和ボット」(舞台芸術21ネットワーク・和のメソッド)
古来の日本伝統文化と現在のハイテクノロジーが融合したロボットが日本伝統を舞います。

----------------------------------
【記念講演】 
「浅草と見世物、大道芸-浅草奥山を中心に。」
   川添 裕 皇學館大学 文学部 教授
見世物研究の第一人者、見世物文化研究所の所長

江戸時代の盛り場はふたつ、浅草と両国。浅草の方が格が上。
浅草は徳川幕府が開封して50年くらいで盛り場になっている。
両国は振り袖火事の後にできた盛り場。明治以降の近代化で展開の仕方が違う。
浅草は盛り場として栄えているが、両国は相撲ががんばっているだけ。
浅草は江戸時代から通して考えると一番の盛り場。
江戸時代の盛り場中心は浅草奥山。これは浅草寺の本道の大まかに後ろ側。
金竜山の奥なので奥山。現在奥山というと本道の奥から西の位置をいうが、
元来は本堂の後ろの広い場所をさしていた。
本堂の西北のエリアがだいたい盛り場として盛んだった。見世物小屋、矢場、
大道芸、土産物屋、茶屋、など。近世後期の流行する見世物小屋は非常に
大きなもの、文政二年、浅草籠細工で18間。
竹の籠の目を大きくしていって、高さ7mの像が作られたこともある。
江戸版のテーマパークみたいなもので三国志の世界をテーマパークとして
籠でつくりあげた。口上話芸のキャストがついて演じていた。
50日、興行延長で計100日、入場料が32文、800ー1000円程度。
100日で2200両ー2500両、40ー50万人はいったことになる。
このころの都市の人口の3人に1人がみた勘定になる。
奥山にかならずあったのが大道芸でふたつかみっつ。
水からくりは夏の時期にやっていた。見せ物小屋は一個だけもあるし、
いくつもでている場合もあった。暖房がないので、見せ物小屋は2月ー10月
がシーズン。子供芝居、講釈の小屋、などもあった。
矢場、弓矢を射ることがかならずしも目的ではなくて、きれいなおねえさんが
いるということが目的だったりして。
浅草奥山の奥深さはこのエリアがここだけで完結しているわけではなく、
この奥が吉原、天保年間から猿若町、浅草の東北にあった。
奥山がなんとなくあって、本来は仏様の尊い施設なのだけれど、別の意味
での弁天様が向こうにいたりして、奥深い構造をしていた。
明治以降の近代は西側、花やしき、六区がひらけてきた。
浅草という場所が二重三重に奥深い展開であった

【講   演】 
「紙芝居と街路の文化様式-その広がりと日韓比較-」
   姜 竣 城西国際大学 国際人文学部 准教授

修士論文ではじめて日本の紙芝居に出会って以来調査研究をしている。
紙芝居は路地裏、原っぱで水飴やソース煎餅などを売り、いくつか物語を
語って聞かせる商売。主に戦前の紙芝居、昭和5年くらいに東京かその周辺、
世界的に不況で無宿がいたので、無宿者の商売としてまたたくまにひろがった
都新聞に紙芝居の話が昭和6年11月ー12月にかけて18回連載された。
紙芝居を貸し出す団体が22箇所、商売人が800人。
昭和7年東京市が郡部をいれて20区になる。浅草区の中に紙芝居はひとつもない。
その周りに紙芝居を作り貸し出す団体があった。下谷区、日暮里・三河島・南千住に密集。


紙芝居のはじまり
  紙芝居はもともと紙人形芝居のことを言っていた。
  紙の裏表に人物背景をかく。それを串に刺して舞台にいれて見せる
  紙人形の芝居だった。明治20年ごろに絵双紙、駄菓子屋で売られていた。
  ろくろ首の見世物市が目をつけて縁日で小屋掛けで興行。この当時は写し絵。
  明治30年ごろまで徒弟制度でやっていた。絵を寝かして鏡に映してみせる。
  もともとの紙芝居は芸能として熟練しないとできなかった。
  熟練を必要としなくなると大正の終わりに貸し料をとって貸し出しをするようになった。
  小屋をはってやる見世物芸だったものが、どんどん日常にはいってきた
  団体が分裂していくなかで、昭和5年映画のカットに似た絵を引き抜く形として
  高瀬画劇協会を脱退した田中次郎たちが蟻友会として黄金バットを作った。
  紙芝居が盛んだった下谷竜泉寺町はたけくらべによれば、吉原に通う一能一芸
  の民が住んでいた。下谷万年町(もと下谷山崎町)は黒桑者の拝領地、強胸の住所。
  江戸後期から明治には願人坊主が集住。飢饉がおきて農村部が人が集まってくると
  人があぶれるので台帳作って移住させられていた。このあたりは、生活費がやすい。
  万年町は近世後期ー近代初期の江戸東京4大スラムのひとつ、屑もの拾いなどを
  職業とする。明治後期ー大正初期に営業取り締まられて日暮里三河島へ移住。
  万年町を中心に芸能の中心とともにスラムだった地域が、近代化される過程で郊外
  へ追い立てられていくのだが、これが日暮里・三河島だった。
  昭和6年に京成青砥-日暮里開通、戦後の紙芝居は鉄道ルートに沿って北部へ。


韓国の民族芸能
朝鮮時代のサブカルチャーは日本より圧倒的に少ない。
  絵的なものが非常に少なく、韓国の伝統芸能には声の文化が多い
  「風の丘を越えて」(1993)が韓国の民族芸能を描いた映画として有名。
  おちぶれたパンソリの旅芸人の市場で大道芸をやるが、ちんどんやの音
  にパンソリの音がかきけされる。世界で韓国をうるためには韓国にしかないもの
  それはパンソリ、しかし声を映像でみせるのは非常に難しい、あえてそこを
  映像化しようとした。
  韓国の大道芸では声が多い。日本のサブカルチャーは非常に絵的なものがおおい。


~第2部 「実演」
1 最後の見世物・人間ポンプ(映像と安田春子氏へのインタビュー)

映像は1994年見世物小屋での興行の最後。
吉本、松竹でもポンプだけはどうしてもできない
因果ものは今は上演することが困難、身障者の方々が出演できない。
蛸娘、かに男、など身体障害で他に仕事がない方々がこれでかつては稼いでいた。
現在は作りもので対処している。福祉でよくなったものもあるが。。。


人間ポンプがここで上映、いやー凄いです。ライブで見てみたかった。
なんであんなことができるんだろう?碁石呑んでおいて、好きな色を口から出すって何?
泣き啖呵を安田氏が実演、これまたすごいです。縁日のわくわく気分が湧き上がりました。
これもめったに聞けないかと思うとさびしい。

2 「ろくろ首」(浅草雑芸団)

太鼓、三味線の生演奏付で登場、ろくろ首はむしろの後に隠されていました。
絵看板付がいい。そこで、表に出ている語り部?がトーク。

ろくろっくびとはなんですか?と新聞社から質問がきた。新聞記者までわからなく
なっている。新明解で「ろくろ首」は「首が長くのいたりちぢんだりする化け物
またその見世物」。見世物研究にも載っていない。調べてみると、
武江年表に幕末に桜田久保町でろくろ首見世物の記載があった。
偽りと知りながら見る人多し。のぞきカラクリのごとくに箱をつくり、覗かせていた。
変態見世物市みたいなものですね。
こころをこめてお送りします。一瞬で終わります!

むしろがあがって、絵看板そっくりのろくろ首出現!

一瞬で終わりました。いやーいいです。これ、飲みながら見てみたい。


3 日本手品「蝶のたはむれ」「金輪の曲」(東京イリュージョン・藤山新太郎)

まずは紙片の曲から。紙テープをちぎってひとつにし、ちぎった紙を扇の上で
はずませていると繭にばけて最後は卵になりました。
次は手妻の説明、そして座敷手妻ークローズアップマジックということで
藤山晃太郎氏と掛け合いでお椀と玉。 手さばきがとても美しい。リンゴを
おいてバナナはどこ?というべたなギャグにも笑わされました。最後にはあんぱん
が出現していっそうびっくり!ちゃんと割ってあんぱんだと確認。物欲しそうに
していたのがわかったのか、舞台から呼ばれてそのあんパンをもらってしまいました。
本当に甘かったのです。ああ手妻を見て甘いものをいただけるなんてなんて幸せ。。

次は金輪の曲、チャイニーズリングと呼ばれていますが、日本では見立て芸だとのこと。
口上がつく芸なのですね。机、轡、星兜、ツタの紋所、茶釜、蓮華のつぼみ、蓮華の花、
牡丹灯籠等々、言われると確かにそれらしく見えてきます。見立ての一覧希望!
こういう見せ方だとマジックの要素より見立ての要素の方が強くアピールしますね。

次は蝶のたはむれ。手妻は、不思議をストーリーで包み込む不思議を強調しないのが特徴、
この蝶のたわむれは手妻を哲学とし、1枚の紙で一生を見せる哲学を語る、日本の芸能は
芸をしながら背後を語ろうとする、のだそうです。
形だけ真似てやることはできてもそれではまだ完成にはほど遠いとか。
蝶のたはむれは初めてライブでみたのですが、いやーほんとに蝶が生きているみたい。
これはまた見てみたい。


~展示・実演~



竹田からくり人形(桐生からくり人形芝居)
 倉から人形が発見されたのを契機に、もてる技術と知恵をを出し合って、つかいかたを探り、
 新しい人形を作っていったのだそうです。40体がオリジナル、35体がレプリカ。
 見てるとなんだか昔懐かしい気分になれます。



21世紀のからくり人形「踊る!和ボット」(舞台芸術21ネットワーク・和のメソッド)

  伝統芸能の普及にロボットを活用。
  関節をふやすことで、踊りや見得ができないか、文楽人形国宝にまでお願いに
  いったそうです。
  歌舞伎の前宣伝をロボットを使ってやっているとのこと。
  健康体操や踊りを披露しましたが、確かにうまく動きます。


 
これが無料のイベントなのですから、太っ腹ですよねー。
来年もセミナーに参加したいと思いましたよ。

拍手[0回]

PR


題名:-no shoes mime works vol.2- 「らせんの彼方」
日時:2009年10月3日14:00-15:50(途中休憩あり)
劇場:シアターイワト
座席:2列目センター
料金:当日4000円
作・演出:林佳
出演:
   ぜんぜんもどらない女:ズッカーマンあきこ
   ちっとも動じない女:三郎丸美星
   いつもいつもゆらぐ女:木全悦子
   なんにも知らない男:青木俊輔
   ずいぶん遅れて来た男:酒井哲哉
   いっぱい想い綴る女:北島華子(ゲスト)
   どこからか落ちてきた男:林佳
番組:
序曲「彷徨い人」
1幕「みえない入口」
 1ひびく足音
 2出発の時間
 3届かない場所
 4聖者の行進
2幕「くるクル来る狂」
 1黄色い時間
 2ずれた時間とはき違えた靴
 3フィボナッチの呪い
 4彼方からの声
終曲「らせんの彼方・・・行き」
内容:(パンフレットより)
こつこつこつと響く足音
それはくる・クル・狂と回りながら
私はらせんの中腹でただじっと待っている
らせんの彼方には何があるのだろうか?
螺旋模様に刻まれた深刻の時の中に
私はそっと身をよせている
こつこつこつと響く足音を聞きながら

----

劇場は牛込神楽坂出てすぐの場所。階段状の客席でどこで見ても
見やすいでしょう。スタジオを変形してつくられたものかな?
スタジオを適当に変更した感じです。左側に梯子、左奥にドラム缶と蓋、
右に木製のベンチ、奥に37とかかれた扉。
前説で次のようなお願いがありました。
・パントマイムを楽しむ前にパンフレットを読んでほしい
・リラックスしてみてほしい
・心をゆるゆるにして舞台を楽しんでいけば一層楽しめる
リラックスするために一杯飲みたいところですが、とりあえず緊張をほぐして
ゆるゆる。
オープニングは全員で螺旋階段のぼり、そしてアコーディオンと歌。
1幕目はなんとなく物語がつながってます?梯子で一人芝居からはじまり
バス停持ってきて、トランクの奪い合い、列のつつきあい、途中から雨が
ふってきます。ひとりでぐるぐるは、旋回舞踊のよう。
全体的にマイムこてこてではなく、無言劇をみている気分。随所にマイム
がはいっています。
マイムが前面に押し出されていない分、見ていてくどくなく、いい感じです。
小劇場のナンセンスコメディをみてる気分ですね。
2幕目はよりマイムの色彩が強くなってマイムの公演といった雰囲気になってきました。
1幕より物語の背景が見えるようになりましたね。ゆるゆると物語に浸っている気分です。
そいえばフィボナッチは数字に捕らわれてしまうという話だそうで。
ゲストのアコーディオン奏者・シンガーはかなりよい澄んだ声で聞きほれちゃいました。
おしむらくは歌をバックにしたマイムがあまりなかったこと。観客の気持ちがマイムと歌
で割かれてしまうのかなあ。
ゆるーくていい感覚の舞台でした。

拍手[0回]



題名:ブラッド・ブラザース
日時:2009年9月21日17:30-20:20(途中休憩あり)
劇場:シアタークリエ
料金:S11000,A8500円
座席:16列2番(後方左端近く)
出演:、
    ミッキー:藤岡正明
    エディ:田代万里生
    リンダ:鈴木亜美
    ミセス・ジョンストン: 金志賢
    ミセス・ライオンズ:久世星佳
    ミスター・ライオンズ:金澤博
    サミー:伊藤明賢
    ナレーター:下村尊則
ストーリー:(公式Webより)
イギリスの港町、リヴァプール。子沢山のジョンストン家に双子が生まれた。ミセス・ジョンストン
(金志賢、TSUKASAのWキャスト)は、裕福だが子供に恵まれないライオンズ家(ミセス:久
世星佳、ミスター:金澤博)に、双子の一人を金と引き換えでさしだす。ライオンズ家にもらわれ
たその子は、エドワード(エディ)。一方貧しいジョンストンの子は、マイケル(ミッキー)を名づけ
られる。ナレーター(下村尊則)は迷信の類を語る。ミッキーとエディ、ミセス・ジョンストン、ライン
オズ家の不吉な未来・・・。
はなればなれの双子は、運命のいたずらに導かれるように出会う。生まれた日も同じ二人は意
気投合、友情が芽生え親友となる。時が過ぎ二人は14歳になった。ミッキーのガールフレンドで
あるリンダ(鈴木亜美)と二人は、10代の多感な数年を仲良く過ごす。不器用なミッキーは幼な
じみのリンダに恋の告白ができない。大学進学を控えたエディは町を去る前に、二人のキュー
ピットを演じる。ミッキーとエディは18歳になっていた。
ミッキーは、稼ぎのために嫌な仕事を続けている。エディは裕福な家庭の子息のお決まりで、大
学生活を満喫していた。突然襲った不況でミッキーは職を失う。兄サミー(伊藤明賢)にそそのか
されて、強盗一味の片棒を担がされたミッキーは、警察に捕まってしまう。心身ともに荒んでしまっ
たミッキーを社会復帰させるために、リンダは社会的な地位を得たエディに窮状を訴え、援助を
求める。ミッキーはエディとリンダの仲を疑い逆上したミッキーは拳銃を持って、エディの演説会
場に乗り込む。その時ミセス・ジョンストンが会場に現れる。血を分けた実の兄弟― ミッキーとエ
ディの運命は・・・。

---
 
左側にミッキーの家、右側にエディの家、舞台上右端にバンドがいます。舞台は右から左にかけ
てなだらかに降りる傾斜がついていました。エディの家から左の方へ細いキャットウォーク。
ナレーターは濃い感じでまずまず、ただ後半部分で息切れしたのは残念。
ジョンストン夫人はたくましい&迷信深いを熱演、物語の柱となってました。
エディはかわいい顔で甘い声、こりゃ女性がほっておきませんね。ミッキーは汚れ役を熱演。
リンダはきゃしゃでかわいい。ミセスライオンズは久世さんだとはキャスト表見るまで気がつきません
でしたよ。自業自得とは言え、気を病んでしまった奥様を好演。
しかし、ブラッドブラザーズって元々小さな劇場でやるミュージカルじゃないですか?
舞台の広さでエネルギーが逃げているように思われます。舞台の照明が総じて暗く、私が座って
いる席が舞台から遠いのでキャストの顔がよく見えませんOrz
もうちょいテンポよくぽんぽんぽんと話が進む方が好きかも、2幕目は比較的話が進んでいるよう
に思えるのですが、どうも起伏がたりない演出のように思われます。ジェットコースターストーリー
なんですけどねえ。

拍手[0回]



題名:大相撲
日時:2009年9月21日朝-18時(13時ごろから見ました)
劇場:両国国技館
料金:桝席B 10300円+飲み食いおみやげ代
座席:桝席B西9側24
取組結果:相撲協会Webサイトから十両以上
西幕1 蒼国来 2勝3敗 ○ 寄り切り ● 徳真鵬 3勝6敗 西十12
東十11 海鵬 4勝5敗 ○ 上手投げ ● 豊桜 7勝2敗 東十13
行司:木村堅治郎 呼出:光昭
東十12 星風 3勝6敗 ● 寄り切り ○ 双大竜 4勝5敗 西十10
東十9 土佐ノ海 5勝4敗 ● 叩き込み ○ 境澤 6勝3敗 東十14
行司:式守慎之助 呼出:利樹之丞
西十9 清瀬海 5勝4敗 ○ 上手出し投げ ● 若天狼 4勝5敗 西十8
東十8 安壮富士 5勝4敗 ○ 押し出し ● 大翔湖 5勝4敗 西十13
行司:木村秋治郎 呼出:幸司
西十14 隠岐の海 7勝2敗 ○ 押し出し ● 光龍 4勝5敗 西十5
東十5 白馬 5勝4敗 ○ 上手投げ ● 磋牙司 4勝5敗 西十11
行司:木村元基 呼出:照喜
東十10 旭南海
3勝4敗2休 ○ 寄り切り ● 霧の若
3勝6敗 西十4
西十7 白乃波 5勝4敗 ● 寄り切り ○ 琴春日 5勝4敗 西十3
行司:式守与太夫 呼出:大吉
東十3 千代白鵬 3勝6敗 ● 引き落とし ○ 若荒雄 3勝6敗 西十6
東十4 北太樹
5勝4敗 ● 極め出し ○ 山本山 6勝3敗 西十2
行司:木村寿行 呼出:琴吉
東十2 木村山 5勝4敗 ● 寄り切り ○ 十文字
4勝5敗 東十7 東十1 玉鷲
7勝2敗 ○ 巻き落とし ● 徳瀬川 3勝6敗 東十6
行司:木村晃之助 呼出:琴三
西前15 普天王 3勝6敗 ● 押し出し ○ 北勝力 7勝2敗 西前14
東前16 将司 6勝3敗 ● 寄り切り ○ 若の里 6勝3敗 西前13
行司:木村庄太郎 呼出:隆二
東前12 栃煌山 6勝3敗 ○ 突き落とし ● 黒海 4勝5敗 東前14
東前11 垣添 6勝3敗 ○ 寄り倒し ● 玉飛鳥 2勝7敗 東前13
行司:木村恵之助 呼出:旭
西前12 栃乃洋 2勝7敗 ● 上手出し投げ ○ 武州山 5勝4敗 西前10
東前15 嘉風 6勝3敗 ○ 寄り切り ● 豊響 4勝5敗 西前9
行司:木村玉治郎 呼出:幸吉
西前11 春日王 3勝6敗 ● 寄り倒し ○ 霜鳳 2勝7敗 西前8
東前7 阿覧 4勝5敗 ● 反則 ○ 高見盛 5勝4敗 西前7
行司:木村和一郎 呼出:吾郎
東前10 土佐豊 4勝5敗 ○ 引き落とし ● 豊真将 5勝4敗 西前6
東前5 豪栄道 4勝5敗 ○ 寄り切り ● 朝赤龍 2勝7敗 東前6
行司:式守錦太夫 呼出:重夫
東前9 猛虎浪 4勝5敗 ○ 寄り切り ● 時天空 4勝5敗 西前4
東前4 豊ノ島 4勝5敗 ○ 寄り切り ● 岩木山 5勝4敗 東前8
行司:木村正直 呼出:志朗
東前3 玉乃島 2勝7敗 ○ 外掛け ● 豪風 5勝4敗 西前5
東小結 把瑠都 7勝2敗 ○ 寄り切り ● 翔天狼 1勝8敗 東前2
行司:木村庄三郎 呼出:克之
東前1 栃ノ心 2勝7敗 ● 寄り切り ○ 琴奨菊 4勝5敗 西関脇
東大関 日馬富士 6勝3敗 ○ 押し出し ● 旭天鵬 2勝7敗 西前2
行司:木村玉光 呼出:次郎
西前3 鶴竜 7勝2敗 ● 押し倒し ○ 琴光喜 8勝1敗 西大関
東大関 琴欧洲 8勝1敗 ○ 送り出し ● 安美錦 2勝7敗 西小結
行司:式守伊之助 呼出:拓郎
西前1 雅山 2勝7敗 ● 突き落とし ○ 魁皇 6勝3敗 西大関
東大関 千代大海 2勝7敗 ● 寄り切り ○ 朝青龍 9勝0敗 西横綱
行司:木村庄之助 呼出:秀男
東横綱 白鵬 8勝1敗 ○ 掬い投げ ● 稀勢の里 5勝4敗





すごく久々の大相撲観戦です。両国国技館にきたのは初めて、JR両国駅
西口から国技館がすぐそばに見えます。
相撲は朝からやっているのですが、午後1時頃に入場。
そのころにはまだ当日券がありました。
館内にはいると左が茶屋街、右が相撲博物館、相撲博物館は化粧回しなどが
展示されていました。建物の中に茶屋が並んでいるのはなんか不思議。

場内はまだがらがらです。私たちの隣と後ろの桝には遂に人がきませんで
したよ。国技館の中の東西とリアルの東西が90度?ずれているのにはびっくり。
神事芸能を標榜するのであればあわせておいてくれてもいいんじゃないかなあ。



私が座ったのは一階のちょっと外側の桝、1階は前方砂かぶりが座布団席、最後列が
テーブル付き椅子席、その他が枡席。枡席は4人で座るのですが、前にいった蔵前
国技館と比べるとだいぶ広い、とはいうものの4人で座っていると膝が疲れます。
まずは茶屋に注文したお弁当で腹ごしらえ。茶屋の人はときどき注文をとりに
回ってきてくれるのでした。



2階にも上ってみました。次の写真は前方通路から。



2階席はすべて椅子席、意外と見やすいです。2階席の最後列
が自由席、さすがにそこからはすり鉢の底を見る感じになります。でも2000円だったら
ここでもいいかな。次の写真が最後列に座って撮ったものです。



2階席最後列の角には館内専用FM放送の席もありました。
写真の真ん中あたり、角なのだけれど見えるかな?
FMラジオのレンタルもあり、保証金2000円、レンタル料100円でした。



丸いステージといい、すり鉢型の客席といい、サーカスとの類似性をかんじましたね。
土俵をしっかり見ることができるのは二階席正面最前列が一番よいと思われます。

見たのは幕下の半ばから。ほいほいすすんで、ぱたぱた。客席はまだまだ全然はいって
いません。客もあまり見てる感じがないですね。宴会している最中にときどき土俵をちら見
している感じ、こりゃ寄席で弁当食ってるときと同じですね。

幕下でも大きな拍手を受けている力士あり。北桜でした。有名人なのですね。
取組が一番おもしろかったのは、十両でしょうか。白熱したかなり長い時間の取り組み
が多く、観客から拍手が繰り返されました。

中入りにはいって、大関以下と横綱の土俵入り。場内盛り上がります。



白鳳の土俵入り。



朝青龍の土俵入り、よいしょ!



高見盛の人気はすごい、幕内ダントツ?高見盛のお約束の動きに場内呼応。
永谷園の懸賞にはびっくり、5連発でアナウンスが異なるお茶漬け名、



「味ひとすじお茶づけ海苔の永谷園、さけ茶づけの永谷園、梅干茶づけの永谷園、
 たらこ茶づけの永谷園、わさび茶づけの永谷園、技と心の新日鉄エンジニアリング」
とアナウンスがあって、場内爆笑。懸賞が聞けるのはライブならでは。
NHKでは流すのは無理なんでしょうねえ。高見盛はなんと反則勝ちでした。
髷をつかまれて土俵を割るという珍しいシーンを見ることができましたよ。



中入りごろには大入り満員御礼。


朝青龍は背中がとても美しい。場内でも大人気、動きがなめらかでとてもかっこいい。
白鵬はちょっとあぶなかったけれど一敗を守りました。結びの取組には20個以上の
懸賞金。



弓取り式まで見て帰還、どうもお疲れさまでした。



帰りにはお気持ちということで大入り袋をもらいました。中身は空です(^^;)
やっぱりライブっていいですよねえ。

拍手[5回]



題名:櫻田落語会
日時:2009年9月19日18:30-20:20
劇場:炭やき櫻田
料金:4000円(お食事、炭やき、飲み放題と落語)
座席:URL:http://www.sakurada.tv/
出演:、
  柳家三之助  粗忽の使者
  三遊亭歌奴  御神酒徳利



1年ぶりの櫻田落語会です。開演前にまずはご飯をおなかに軽く入れます。



三之助さんはまた一段と貫禄がついたような。
武士の落ち着いた口調と町人の口調の対比や痛くなる使者の表情が良い
ですね。開演前にちょうど、人の名前が覚えられないのよねーという話題で
友人と盛り上がっていたので、私らは自分で枕をふっていたのか?!と思
いましたよ。



御神酒徳利を聞くのは初めて。歌奴さんは50分の熱演。冒頭からかたりに
引き込まれてしまいましたよ。情けない主人公、気丈夫なおかみさんとキャ
ラもたち、とんとんと進む物語を一緒に体験し、幸運が続くのに一緒に喜ん
でました。これはおもしろい。同行した落語初心者たちにもインパクトがあっ
たようで次回も聞きたいと口々に言ってましたよ。
次回は11月、その次の1月が現行演者の最終公演になるそうです。

公演が終わると、お待ちかねの宴会タイム! 炭焼きに飲み放題!!
これで4000円なのですからかなりお得!!



ほんとに、満喫して帰りました。

拍手[0回]



忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
くろせ
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析