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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:宝塚BOYS
日時:2008年8月24日12:30-15:30(途中休憩あり)
劇場:シアタークリエ
料金:9500円
座席:2列目19番(センターブロック右より)
原案:辻則彦
脚本:中島淳彦
演出:鈴木裕美
照明:中川隆一
振付:前田清実
出演:
  竹内重雄:葛山信吾
  星野丈治:吉野圭吾
  上原金蔵:柳家花緑
  太田川剛:山内圭哉
  山田浩二:猪野学
  長谷川好弥:瀬川 亮
  竹田幹夫:森本亮治
  君原佳枝:初風諄
  池田和也:山路和弘
ストーリー:(公式Webより)
   昭和20年秋・・・第二次世界大戦が終わったばかりの激動の時代。幼い頃から宝塚の舞台
に憧れていた若者・上原金蔵は、一枚の召集令状で青春を失い、今度は自らの書いた手紙
   で、人生を変えようとしていた。手紙の宛先は宝塚歌劇団創始者・小林一三。内容は宝塚
   歌劇団への男性登用を訴えるものだった。折りよく小林一三も、いずれは男子も含めた本格
   的な"国民劇"を、と考えていたのだ。そうしてその年の12月に集まったメンバーは、上原をは
   じめ、電気屋の竹内重雄、宝塚のオーケストラメンバーだった太田川剛、旅芸人の息子・長
   谷川好弥、闇市の愚連隊だった山田浩二、現役のダンサー・星野丈治、と個性豊かな面々
   だった。宝塚歌劇男子部第一期生として集められた彼らだったが、劇団内、観客などの大半
   が男子部に反対だ。前途多難が予想される彼らの担当者として歌劇団から、池田和也が派
   遣されていた。池田の口からは、「"清く正しく美しく"の歌劇団内では生徒といっさい口をきい
   てはならない。」「訓練期間は2年。その間、実力を認められるものは2年を待たずに仕事を与
   える。」と厳しい言葉が語られた。それでも男子部のメンバーはいつか大劇場の舞台に立て
   ることを信じ、声楽・バレエ・・・とレッスンに明け暮れる日々が始まった。報われぬ稽古の日々
   が一年近く続く中、やっと与えられた役は・・・馬の足・・・。そして男子部の存在を否定するか
   のような事件が起こり、彼らの心中は揺れ動く。そんな中、新人・竹田幹夫が入って来る。
   月日は流れて行く。やり切れない想いをかかえながらも、日々のレッスンに励む男子部の面々。
   しかしながら、彼らの出番は相変わらずの馬の足と陰コーラス。プログラムに名前すら載らない。
   それどころか、男子部反対の声はますます高まり、孤立無援の状況。そんな彼らをいつも暖
   かく見守ってくれるのは寮でまかないの世話をしてくれる、君原佳枝だけだ。
   そんなある日、彼らの元に宝塚男女合同公演の計画が持ち上がった。
   喜びにわく彼らだったが・・・・・・。

客層は9割がた女性、普通のミュージカルより年齢が高そう。
初演の時はまったくチケットが取れなかったのに、今回は当日券も売ってるのですね。
これは男たちの宝塚への挑戦の歴史、希望と挫折の物語です。私は芸能史に興味が
あるのでこの作品の前から男性キャストの存在を知っていたのですが、普通の舞台好き
の方々にはどれくらいの知名度なのでしょうか?もちろん私は舞台で見たことなど
ありません。
稽古場と下宿のふたつの場面で交互に物語が進みます。全編を通じて作者の宝塚に
対する愛があふれているように感じられました。
バックステージものというのはたいていはハッピーエンドで終わります。しかしこの
作品は負けがわかっているもので、その負けに至る過程を楽しむ、という雰囲気
もあります。というわけでまるでスターウォーズエピソード3を見ているような。。
オープニングでモンパリをピアノで引いて合唱するシーンで、まず思わず涙が。
すみれの花咲くころをおばさんが歌うところでまた涙が。すごくい仕事してます>初音さん
だめがわかっているところでの、リハーサルシーンはもらいなき。
演出をやりたいといって結局経理畑に回る、大劇場に出してもらえず小さな劇場に
営業に出たり、大劇場に出たら出たで馬の脚、飼殺しになって煮詰まっていく過程
が切ない。四面楚歌で守り手がいないと確かにネガティブフィードバックに。。
情けなくてそれでいてテンションの高いキャラをうまくやってる花録さん、
皆さんキャラがたっています。花録さんダブルピルエットをきれいにまわるのですね。
菫の花咲くころの男性合唱でまた泣けます。
最後の場面は、燕尾服とステッキ、シルクハット姿でのダンス、みなかっこいい。
フィナーレは、大階段を使って羽を背負って鈴をもって、ほんとに男子部が出演
していたらこうなっていたであろうというイメージ、大階段見ただけで泣けました。
そして最後の最後に別離を持っていって、これが夢だったという。。
宝塚を見ている男性はMUST SEE?
戦争の影響が濃く残っている。戦争直後でなかったらどうなっていたか、
そして男子部が残っていたら宝塚はいったいどうなっていたのか?IFの興味は
尽きません。
それにしても初演見たかったなー。これって宛書じゃないですか?
長谷川と太田川のキャラに違和感感じたのですが。。。

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題名:MOULIN ROUGE
日時:2008年8月15日21:00-22:50( ディナーは19時半ごろから)
劇場:MOULIN ROUGE(パリ)
料金:137EUR(1EUR=170JPY)(ディナー、ドリンク付ツアーをJCB割引で1割引き)
座席:最下段左端中央付近

風車とカンカンでもっとも有名なキャバレーと言っても良いでしょう。
ドリンク付の比較的安価(といっても99EUR)なチケットでいこうと予約
をお願いしたら、なんと今週は全てのカテゴリが満席!
ツアーならば空いているだろうことでJCBプラザでチェックしたら
案の定空いていました。ツアーはツアー会社に集合、ムーランルージュまで
連れて行ってディナーとショーを楽しみ、ホテル近くまでバスで送って
くれるというものです。英語ガイドのみ。
ツアーは十数人の客で英語とスペイン語と日本語を話す客が混ざっていた
ようで、日本人は固めて座らされました。すぐ後ろが給仕さんたちの作業場所
です。私たちが座った一番低い床にあるテーブルは舞台と平行にあり、向こう
側に座った客は後ろを振り向いて見ることになります。リドなどと同様に客席
中央に舞台が張り出してきました。客席の後ろ半分の天井には天幕みたいなもの
が張られており、壁にはロートレックの絵やポスターが飾られていました。
客席は5段から6段にもなっており、両端にさえよらなければどこでも比較的
見やすいと思われます。左右両端の奥だとかなりの角度で舞台を見ることに
なるので注意が必要かもしれません。舞台は思ったより広く、私の前より左側
までもキャストが立つことがありました。いままでで一番舞台に近い感じです。
ジャケットかネクタイが必要というドレスコードだったのですが、
守っている人は二人に一人もいません。夏休みはおのぼりさんで満員という
ことなんですかねえ。私たちが入ったときには舞台上では歌+バンド演奏が
なされていました。「時の流れに身を任せ」が歌われたときには
日本人らしき人たちから拍手。
飲み物はテーブルごとに人数分のワイン(二人に1本?)があけられて、
後はそのテーブル内で適当に飲んでということでした。
ディナーは前菜、メイン、デザートがそれぞれ選択でき、私が選んだのは
次の通り。結果として全てリストの最上位(^^;)

ESCARGOTS EN COQUE AUX HERBS BEURRE "D'ANIS"
PLANCHA DE TRUITE DE MER AUX POIREAUX SAUCE "POMME DE TERRE"
LE MILLE-FEUILLE "BOURBON"

カタツムリに、鮭に、ミルフィーユという組み合わせ。
前菜はすぐに出てきたのですが、メインが出てくるのがすごーーーく遅く、
デザートが出てきたのはショーが始まった直後。ツアー客全員遅かったので
ツアー客が後回しになっていたのかもしれません。カタツムリはいまいち、
鮭は普通、ミルフィーユはまあまあといったところでしょうか。白を飲み
たかったので、こういう選択をしました。
私の前に座ったカップルはアイルランドから来たそうで、Tree Surgent
をしているとのこと、庭師ですか?アイルランドまで1時間でいけるぞ!
8時半ごろを過ぎると、客が客席の真ん中の空間でダンスを始めました。
ハッピーバースディを歌ってもらっている客もいます。

さて9時になり、ショーが始まりました、最初は全員が銀色ラメの衣装で
の群舞、かなりキラキラしてます。なんとおっぱい担当がいません!
次のシーンでは少数のおっぱいがでてきましたが、ショー全体として
おっぱいは控えめなのでした。ただおっぱい担当はわかれていない感じ
で全員が上半身脱いでいるようなシーンもあり。キャストの男女比は1:2、
男性が脱ぐことはありませんでした。
女性が赤い羽根をしょって出てきたかと思ったら、赤い腰蓑に化けたの
にはびっくり。
ダンスと歌の合間に色物として最初に出てきたのが Hand to Hand の男女。
まず男性が頭に座布団を載せて女性を逆さに載せました。その状態から
男性が座り込み、そしてまた立ち上がると場内拍手。今度は女性を片手で
支えて、今度は片足で立ちました。あといくつか力技を行って、最後の
決めは椅子の上での曲芸。男性が背もたれがある椅子の上に乗り、足の甲
をその椅子にベルトで止め、女性を両手で持ち上げます。そこから男性が
椅子の背を超える形で後ろに体を落として行き、両肩が椅子の後ろの床に
くっついてしまいました。男性の体は足より頭が下の状態になっています。
そこから腹筋を使って起き上がり、立っている状態にまで戻しました。
場内大拍手。やってることは確かにすごいのですが、どの技を行う時でも
男性の腕がぷるぷるなっていたのは少々興ざめでした。やっぱり、するっと
持ち上がってくれなくちゃね。
女性がひとり出てきて、ダンスかと思いきや、張り出し舞台の場所に水槽
が出現!なんと大蛇が何匹も泳いでいるのです。大蛇と戯れる美女という
構図にはほんとにびっくりしました。
ムーランルージュは色物が多いですね。次は人の高さほどもある一輪車に
乗った男性が登場。舞台の上に設えられた一段と高くなった台まで坂道を
昇って芸をはじめました。台はさほど大きくありません。その中でバランス
をとって芸をするのですから難易度が無駄に高いような。。。行っている
芸は中国雑技でよく行われる頂椀をティーカップで行うというもの。カップ
と皿を足に載せてそれを頭上に蹴り上げます。蹴り上げて載せるたびに頭上
を微調整して、三段載せまでいきました。お次は咥え撥、さほど太くあり
ません。その上にシャンパンボトルを載せてみせます。こういう芸が明治
に日本から渡ってきたと思うと感慨深いものがありますね。咥え撥の上に
風船を置き、その上にシャンパンボトルをバランスして置きます。そして
風船を割るとボトルが咥え撥の上に着地!いやあびっくりしました。次は
シャンパンボトルを逆さまに咥え撥の上において、投げ上げて半回転して
咥え撥でキャッチ!クラブならばハーフフリップというところでしょう。
このへんになると難易度が見当もつきません。最後は小さな台の下に咥え
撥があるようなアイテムを口に咥えて、足からティーポットを蹴り上げ、
台の上に着地!これをすべて高い一輪車の上で行うのですからなかなか
すごい芸でした。
ひとしきり歌とダンスがあると今度は腹話術。まずは犬とお話、次は
客を3人あげて、その人たち相手に腹話術、客のお国は、イタリア、カナダ、
日本。相手に何か話させて、代わりに台詞をしゃべっちゃいます。日本人
の時は甲高い声でむにゃむにゃむにゃ、きっとこんな風にフランス人には
聞こえているのでしょうね。>日本語
そしてお待ちかねのカンカン、男女入り乱れて大人数で舞台狭しと踊り
ます。ムーランルージュでカンカンを見る日がこようとは、正直言って
思ってもみませんでしたね。十数年前にもこの店の前を通ったことが
あるのですが、その時見てたら今とは違う見方が出来てかもしれないと
ちょっと後悔してます。女性はいかにも本場カンカンという踊り!
男性は足を高く抱えあげる、ジャンプして開脚でぺたりと床へ
という軟体系とトンボ返りなどの少々アクロバティックな技を行って
いました。てっきりこれがフィナーレかと思っていたら違いました。
これからいくつか場面があって、最後は階段で終了だったと思います。
この記録を書いている段階でもうフィナーレの記憶が薄れてます。
たった二日後なのに。。
キャバレーから出ると次の回(たしか23時開演、こちらの方が安い)
待ちの人たちが長蛇の列を作っていました。


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題名:Crazy Horse
日時:2008年8月14日20:40-22:20(途中休憩あり)
劇場:Crazy Horse(パリ)
料金:90EUR(1EUR=170JPY)(シャンパンハーフボトル付)
座席:正面席左端奥からひとつ手前ソファ

前日に予約。二人で予約すると二人目が半額キャンペーンというものを
やっていました。ダイヤモンド席120EURのところ二人目が60EUR,
ふたりで平均すると90EURという勘定です。
座席のカテゴリはダイヤモンド(120EUR),ゴールド(100EUR)の二種類、
ゴールド席は扇状に広がった端のほうから舞台を斜めに見る形と
なります。たぶん8割がダイヤモンド席です。舞台正面席は前半分が
舞台よりだいぶ低く、目線が舞台の床、ここがダイヤモンドかゴールド
かは不明、かなり見づらそう。斜め席とかソファの隙間の席などには
誰も座っていなかったのでまだまだキャパに余裕はありそうです。
舞台は天井がかなり低く、ひとがたったら頭がつかえてしまいそう。
客の格好はかなりカジュアルで、一見ジャージ姿のおじさんも
いました。もちろんジャケットを着ている人たちもいましたが。
オープニングは1ダースものおっぱい、褌にガーター+ロンドン衛兵帽子
といういでたちでのダンスでした。振付はラスベガスで見た La Femme
のオープニングとそっくり、、ってこっちのほうが本家なのですが。
敬礼をして手をぷるぷると震わせると体全体がぷるぷる、もちろん
ここもあそこもぷるぷる。キャストはいろいろバラエティに富んでいる
感じで、東欧系がかなりはいっているのではないかと。皆さん、非常に
均整が取れた姿かたちですが、おっぱいの形は様々、整形という雰囲気
ではないですね。
これから先は、コスチュームを変えたり、寝転がって足だけ見せたり、
お尻を強調したり、幕から足だけ出したり、お尻に羽をつけて
鶏ダンスをしたり、檻の中で猛獣になったり、宇宙飛行士になったり、
インドやアラブの扮装?をしたり、インテリ秘書風な眼鏡・ブラウス・
タイとスカートからストリップしたり、して次々と裸をみせつけてくれる
のでした。完全に全て脱いで全裸になるシーンもいくつかありました。
1本のラートが出てきたときは別の意味でおおっ!と思ったのですが、
そのラートは立った状態で固定されており、取っ手を使っていろいろな
ポーズをとる為だけに使われておりました。またライティングが
かなり良い感じで、場面がかわるたびにがらりと雰囲気を変えてくれます。
今日の色物は、双子?のタップダンサーのおじさんたち。色々な曲に
あわせてタップを楽しくみせてくれました。白鳥の湖から、四羽の白鳥、
ヒップホップ、リバーダンス、フラメンコ、それにWe'll Rock You
と曲が変わるたびに雰囲気がかわります。私はタップの難易度は
よくわからないのですが、さほど難しいことはしていなかったよう。
それでも楽しくみせてくれるのですから良い仕事してます。実はこの
シーンが私の今日の一番のお気に入りだったりして、、なんかもう
枯れてきたのかもしれませんね(涙)
エンディングは、オープニングと同じ?キャスト総出でのポールダンスで
締めくくられました。
きれいな裸を見たいのであれば、このクレイジーホースが一番でしょう。

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題名:Chanti Gregorien Assumptio
日時:2008年8月13日20:35-22:15
劇場:Cathedrale Notre-Dame de Paris(パリ)
料金:18EUR(1EUR=170JPY)
座席:教会センターブロック左端12列目あたり
出演:
  NORTRE-DAME DE PARIS GREGORIAN ENSEMBLE
Soprani:Cecile A Chille, Emmanuelle Campana, Cecile Dalmon, Eugenie De Mey
Alti: Raphael Mas, Lucile Richardot
Cornemuse Medievale:Justin Bonnet
Flute Medievale: Emmanuelle Campana
Vielle Medievale: Sylvain Dieudonne
Grand-Orgue:Jean-Pierre Leguay
演出:Sylvain Dieudonne
番組:
  Cantiga instrumental 390: Sempre faz
Grand Orgue: Improvisation
Introit trope: Vocibus altissonis...Gaudeamus
Conducts a deux voix: Ave maris stella
Cantiga: Virgin madre gloriosa
Grand Orgue: Improvisation
Graduel - organum duplum: Benedicta et venerablilis
Grand Orgue: Improvisation
Cantiga: Muito foi noss
Drama liturgique: In annuntiatione
Conductus a deux voix: Ave tuos benedic
Grand Orgue: Improvisation
Cantiga: Todos con alegria



たまたま滞在期間中にコンサートがあることがわかったので行って
みました。ノートルダム大聖堂の真ん中の座席は後ろの方まで埋まり、
左右はがらがらという混み方です。
最初に10分程度スピーカーによる説教(解説?)がありました。
それからどこからともなく合奏が聞こえてきて、、楽団が後ろから
入場してきました。くびれのないバイオリンみたいな楽器、横笛、
片面の比較的大きな太鼓(直径50cmくらい?)、バグパイプ、に
よる四重奏です。教会の残響の長さと相まって不思議な雰囲気を
醸し出します。次はパイプオルガンによる即興演奏、むむ後ろに
あったのか?前にある小さなパイプオルガンにしか気がついて
いませんでした。昨日きたとき保守していたのでてっきりこれで
弾くとばかり。。教会の後ろの端にあるオルガンは大きくて、
教会全体を音で満たします。なんというか不協和音の連続
で不安を増大させるような音色です。何か責められているみたい。



次はテナー独唱からはじまりました。教会全体が全く別の色で
満たされた気分になります。突然中世にタイムスリップした感じ
もします。残り5人が合流し、見事なハーモニー。ゆったりした
メロディが体に沁み込むようです。ここは伴奏なし、というか
伴奏のある番組はわずかで、ほとんどが合唱のみでした。
次は女性二人によるハーモニー、これまた別の色が見えるみたい。
Virgen Madre Gloriosa はアルトひとりに伴奏付。また雰囲気が
かわります。
次はまた6人による合唱、何か見たことがある雰囲気だと思ったら、
映画の「薔薇の名前」を思い出していたのでした。
このあたりで買える人がちらほら。
Muito Foi Noss では笛、太鼓と歌、リズミカルなテンポが刻まれて
なんだかアンデス民族音楽を聴いているかのよう。そういえば、
他の曲にはケルトの雰囲気を漂わせるものもありました。
In annuntiatione は歌い手が3人出てきて、歌によって会話を
行います。振り付けもちょっとだけ。処女懐胎の物語を語っている
のです。Ave tous benedic は女性歌手二人、伸ばしながら節を回して
いるので日本民謡になんとなく似た雰囲気。最後のオルガンの演奏は
かなり力がこもっていて、まるで嵐がふりかかってくるような雰囲気。
終了時には大拍手。最後は全員の合唱・合奏で幕。
歴史的な建造物の中で時代を遡るような気持ちを味わえました。
このコンサートは7月8月は全部で7回上演されているそうです。
機会があればぜひ体験してみてください。


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題名:LAPIN AGILE
日時:2008年8月12日21:10-(23:30 まで聞きました)
劇場:LAPIN AGILE(パリ)
料金:24EUR(1EUR=170JPY)(1杯付)
座席:ピアノ隣
URL:http://www.au-lapin-agile.com/

シャンソンが聴けるということで有名なところという
ことで来てみました。地下鉄の駅から坂を上る方向で3-4分
でつきます。21時に来いということで20:50に現地に着いた
のですが、21時10分にオープンするまで外で待たされました。



今回予約していきましたが、この日は予約なしでもはいれた
ようです。バー(でいいんですか?)の中は薄暗く、真ん中に
テーブルがふたつ、それを取り囲むように壁前にテーブルが
いくつか。客は壁前のテーブルに肩を寄せ合うように座らされ
ます。こんでくるときっとテーブルの内側椅子にも人を座らせる
のでしょう。チェリーをつけた自家製の酒がお薦めといって
もってこられました。私はこれに挑戦してみましたが、その他
ワインやビールも選択できるようです。追加1杯は7EUR。
真ん中のテーブルにおじさんやおばさんが合計8名座りました。



この人たちが歌手だったのです。一瞬歌声酒場かと思いましたよ(^^;)
ピアノの伴奏で、次々とシャンソンを歌っていきます。
歌手は男女が半々くらい、独唱と合唱が交互にくる感じでしょうか。
有名な曲ばかりらしく、客の中でずっと口ずさんでいる方もいました。
歌手がときどき、ギターやアコーディオンを持って弾き語りもしました。
気分としては、内容のわからないジャックブレルを見ている感じと
でも言いましょうか。歌う際の顔つきを見ているとメッセージ性の
強い歌が多いように思われます。でもフランス語なので何言ってるか
わかりません(涙)リズムとメロディが似たような曲が多いので、
最初の30分はとても興味深く聞けたのですが、後はだんだん単調に
思えてきてしまいましたよ。言葉がわかると全然違うんでしょうね。
歌手が交代で歌うのでインターミッションもなくずっと歌が続きます。
一番大変なのはピアノ弾きでしょう。23時半になって終電が気に
なったので途中で抜けましたが、このタイミングで抜け出した客も
何人もいました。おもしろい雰囲気を味わえたので、見に
行ってみてよかったとは思います。
ちなみに私が知っていた曲はオーシャンゼリゼだけでした(^^;)



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