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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ミュージカル「complex」
劇場:博品館劇場
日時:2026年5月23日12:00-14:40(途中休憩あり)
料金:B席4000円
分類:ミュージカル
座席:O列8番(最後列近く中央ブロック左端)
作・演出:大野裕之
作曲:大野裕之
美術:乘峯雅寛
照明:葛西健一
音響:藤森暖生
衣裳:EIKI、中島ボイル
ヘアメイク:武井優子
歌唱指導:水野里香
振付:杉山味穂
殺陣:清家三彦(東映剣会)
文楽監修:豊竹若太夫
三味線:竹澤團吾
演出助手:早川実紗
主催:劇団とっても便利 る・ひまわり
出演:室将也、麻央侑希、加藤夕夏、岡本悠紀・大野裕之(ダブル)、松本岳、星名美怜、設楽銀河・横山統威(ダブル)、峰蘭太郎/高嶺ふぶき
中島ボイル、鷲尾直彦、上野宝子、佐藤都輝子、多井一晃、出田英人、杉山味穂、高畠伶奈、城島かほ、伊藤卯咲、茅丘梢、髙尾静奈、梅井富貴、南條健吾、小寺涼子(東京公演)、安福祭り(大阪公演)
※ヨガ・パイナップル:◇大野裕之
※若い男:☆横山統威
日替わりゲスト:高崎翔太
解説:
場所は<コンプレックス>!誰もが“変わる”バー。
連日繰り広げられるショーが人気のBar「complex」には、今夜も現実につまずいた者たちが何かを埋め合わせるかのように集っている。
常連の一人・国木田威は、かつてエンジニアを夢見て就職し、作家の夢を追って学校に通い、バーテンダーの夢を追い修業をし、そして今はシンガーソングライターとしてプロデビューを夢見る夢追い人。
そんな国木田が突然、区議会議員選挙への立候補を宣言。彼の突拍子もない新たな挑戦をBarの人々は面白がり選挙運動を手伝うことに。
こうして、「complex」らしく歌や踊りを取り入れた、型破りな選挙運動が始まった。
「彼が当選したら、何かが変わるかも知れない」
これまでの自分を変えるため、夫の夢を叶えるため、自分の夢を叶えるため、代わり映えのしない日常を変えるため、それぞれの思惑を胸に秘めて挑んだ選挙戦は見事当選!
しかし、その先に待ち受けていた現実は彼らの思い描いていたものではなく…。
夢を追い、夢を追い続けた男と、彼に自らの夢を託した人々が見た未来とは―。
大きな話題を呼んだ、劇団の代表作を再再演!
今回は国木田威役、室将也を主演にさらにバージョンアップ!!
元・宝塚歌劇団雪組トップスター高嶺ふぶき、同じく歌劇団出身 麻央侑希、元NMBの加藤夕夏、時代劇の名優峰蘭太郎、多岐に渡り活躍中の岡本悠紀、松本岳、星名美怜、設楽銀河、横山統威と多彩なメンバーが出演!
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オケピオフィシャルでチケットゲットしたのですが、席種未定でチケット貰ったらB席。
チケット販売サイトではS席、A席のみ価格設定があり、B席ってなにもの?
冒頭には日替わりゲスト登場して前説、前説終了後、昨日買ってきたけん玉を見せて、こ
れから封を切って技をしてみせるとのこと。ドキドキしながら見守りましたが、見事に失
敗して颯爽と引っ込みました。その後劇中にゲスト登場し、またけん玉爽やかに失敗。少
しくらいは成功するかも?レベルであったほうが良いのじゃないですか?
舞台は、メタリックの棚の上に、ボトルやグラスなどバーのアイテムがずらりと並んでい
ます。場面はたいていバーなのですが、棚が時折動いて他の場所になったり。このバーの
プロデューサーが凄腕で人気の店。プロデューサの中の人が作・演出・作曲を兼ねている
というのでびっくり。バーのメインシンガーはアイドル志望の歌手、しっかりうまい。そ
のバーにかわいい女性枠でひとり、イケメンだけど何もできない若い男性が採用。若い男
性、どうもプロデューサに好かれている模様。バーの常連でいろんな仕事を志すが、全て
が続かずに次々と志望を変えるニートの男出現、奥さんは典型的なダメンズで、男がやり
たいという希望を叶えるため身を粉にして働いている。。見ていてもう痛々しいくらい。
そのニートが何を思ったのか政治家塾にはまって、区議会議員選挙に出るという。。この
腐った政治を変えたい、腐った労組をたたきたい、公約は当選してから考える、とのこと。
「お前はXXえりこか?」とプロデューサが突っ込んだのは愛嬌。
その兄ちゃんがバーcomplexの面々に選挙応援を頼みにきますが、プロデューサとオーナー
が面白そうということで皆で応援することに。候補者はニートで最底辺だから、その人の
意見を政治の場に伝えるのが大切!といって選挙運動。嫌っていた組合の支持も取り付け!
矛盾は当選後に先延ばしし、公約らしきものを極端に切り詰めた「ふもほ」を連呼する選
挙ソングをcomplexの歌手に歌ってもらい、善戦。候補者2人が票数同数になり、再選挙に。
(くじ引きはどこに行った?)再選挙は妻の涙の訴えで勝利!というところで1幕終わり。
2幕冒頭はそれまで労組委員長を演じていたキャストが座り込んで義太夫っぽいものを唸り
はじめます。それにあわせて人形ぶり、そしてひとりあたり黒子が2人。プロの監修がある
ゆえかそれっぽいものになっていましたが、ここは人形を出してほしかった。
2幕は皆思い通りになりません。選挙ソングでメジャーデビューと言われていた歌手は選挙
プロデューサから捨てられ、新議員はcomplexとの約束を反故に、そして毎日飲み歩いた上
に不倫とDVで妻をないがしろに。。オーナーは子宮癌がわかり、恋人に話すと「私は結婚
は問題ないと思うが、親に聞いてみないと」親離れできない恋人をみてオーナーが切れる。
オーナーかわいそう。そして自治体の合併により、1年たたないうちに再選挙!前回の座組
で選挙に向かおうにも、complexの連中は振り向きません。落選した議員はcomplexの中を
破壊しますが、皆に取り押さえられ、妻からは三行半。プロデューサは若い男性にカミング
アウトしますが、男性からキスをされるとカミングアウトをjokeということでごまかして
しまうのです。最後は皆で再出発しようという雰囲気で、暗い中に明るさがはいって幕。
なんだか現在の政治状況を先取りしたような物語、初演が2005年とは思えません。ラップ
ではないのですが、うまく歌詞がメロディにのっていてまるで台詞のようにうまく聞き取れ
ます。キャストは歌もダンスも達者、そして一番心惹かれたのがプロデューサ。主人公以
外皆幸せになれるといいですねえ。

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題名:ジャン・レノ ソロパフォーマンス『らくだ』
劇場:東京芸術劇場シアターウエスト
日時:2026年5月20日19:00-20:40
料金:一般12500円
分類:一人芝居 トークショー
座席:I-24(センターブロック後方右寄り)
劇団:
作:Jean RENO ジャン・レノ
演出:Ladislas CHOLLAT
美術:石原敬
衣裳:ナイジェル・カーティス
照明:北澤真
音響:藤本純子
映像:CUTBACK
映像コーディネート:松澤延拓
音楽コーディネート:ベルトラン・ランブロ
演出助手:下平慶祐
字幕翻訳・通訳:加藤リツ子
通訳・字幕操作:高城テシュネ みお
舞台監督:大刀佑介
制作:藤野和美
宣伝美術:永瀬 祐一(BAT DESIGN)
写真:Nathalie Delepine
宣伝動画:フィルムミッション/ヌーベルグループ
宣伝:DIPPS PLANET
出演:Jean RENO
ピアノ:Pablo LANTY
イントロダクション:
<ジャン・レノよりメッセージ>
若き日より、私は世界という大きな織物の中を旅してきました。
スペインの血を受けて生まれ、フランスに育ち、英国のミューズを伴侶とし、
いま、アメリカを故郷としています。
私は長年、自身の人生の旅路を紡ぐ舞台作品――
「航海(ヴォヤージュ)」を創り上げることを夢見てきました。
舞台は、物語と歌、映像のキャンバスとなり、観客を、ひとつの旅路へと導きます。
人生という唯一無二の美は、それぞれに異なりながらも、普遍の歩みを抱いています。
悲しみも、喜びも、それはすべての人に共通するものなのです。

“The tempo of my life mirrors the cadence of a camel.”
A boy’s journey that began in Morocco and then traveled around the world,
calling Japan his “spiritual home.”
Here he sheds titles and honors,
and speaks of the encounters and memories that changed his life,
woven together with scenes from his films.
He also performs original songs written exclusively for this production,
sung to live piano accompaniment.
Before being a “world-famous actor,”
he stands upon the stage as a singular soul.
An irreplaceable performance.

?The tale of one man.

映画『レオン』で世界を魅了した名優ジャン・レノ。
その成功の裏側に秘められた、語られざる真実が――
いま、舞台芸術として昇華される。世界初演。

ひとりの男の物語

わが生(あ)が拍子(ひょうし)は
砂(いさご)越ゆる
駱駝(らくだ)の歩みの
しらべなり

モロッコに生まれ
世をめぐり
こころ帰する地を
日本と呼ぶ

この地(つち)にて
名も誉(ほまれ)も脱ぎ
出会ひと記憶(きおく)を
語りて残す

影は映画となり
声は歌となる
生(なま)のピアノに
身をあずけ

名優にあらず
ただひとつ
ひとりの魂として
ここに立つ

かけがえなき
ひと夜(よ)かぎりの
しらべ
――ひとりの男の物語

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満員。ジャンレノさんを見にきました。フランス語公演で日本語字幕あり。
劇場ロビーにはいると、獺祭23のウェルカムドリンクがありました。こんな高い酒自分で
は決して買わないのでありがたくいただきました。日頃舞台を見る前には飲まないのです
が、この酒の魅力には負けました。獺祭は東京公演特別協賛なのですね。
舞台左側に楽屋のようなセット、右側にピアノ。背景に半透明な中間幕、この幕にイラス
トを投影し、幕の後ろに回ってあたかもイラストの中(窓とか扉とか)にいるように見せ
かける演出あり。
ストーリーはモロッコでの少年時代から最近までのジャンレノさんの自伝を、イラストや
自身が出演している映画映像などをはさみながら、自ら語るというもの。店で働いて安定
した生活をしていたものの、俳優の夢を捨てきれず店を辞め、不安定な生活覚悟で業界に
飛び込んで行ってしまう。でも全然売れずに底辺の生活、subwayで芽が出て、Grand Blue
で大当たりをとりますが、そうするとGrand Blueのイメージがついてしまって他の作品に
なかなか出られない。。一発あたっても次が続かないと沈んで行ってしまうというシビア
な業界の様子を垣間見れたかも。ジャンレノさんでも浮き上がっては沈みを繰り返しして
いるのが凄い。そしてその間に3回結婚して6人子供を作ったのがこれまた凄い。
一番印象的なエピソードは、グランブルー撮影に際しモデルとなったジャックマイヨール
さんに潜水錘を借りに行った時のこと。ジャンレノさんはマイヨールさんから水中用コン
タクトレンズも借りて潜ったのですが、海中でコンタクトを両方とも落としてしまった!
それをリュックベンソン監督が潜って海中から拾ってきて難を逃れたという。。より深く
潜って上を見上げて光っているものを見つけたのだとか。広い海中でコンタクトを見つけ
ることができたことが信じられません。
それからRONINでジャンレノさんが断った役をロバートデニーロさんが演じることになり、
デニーロさんからNOBUで飯を食わせてあげるといわれて、行ってみたらNOBU貸切で好きな
ものを食わせてもらったという、、これでRONIN出演がきまったとのこと。
トークの最中にピアノ演奏で8曲(たぶん)歌われましたが、いずれも素晴らしい。歌が
上手いとは思っていませんでしたので、本当にびっくり。
そしてジャンレノさんを100分堪能した後に、劇場出口で待っていたのが「らくだ」ラベル
の獺祭ボトル土産。これまたびっくり。開栓するのがもったいなさすぎるのでどうしたも
のだか悩んでます。



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題名:レッドブック~私は私を語るひと~
劇場:東京建物 Brillia HALL
日時:2026年5月17日17:30-20:25(途中休憩あり)
料金:休日S席15000円
分類:ミュージカル
座席:1階Q列34番(横通路すぐ後ろ右側ブロック)
劇団:
脚本:ハン・ジョンソク
作曲:イ・ソニョン
演出・上演台本・訳詞:小林 香
音楽監督:桑原まこ
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:山本浩一
振付:三井 聡、港ゆりか
衣裳:中村秋美
ヘアメイク:前田真里
歌唱指導:吉田華奈
稽古ピアノ:戸谷風太、西寿菜
演奏コーディネイト:新音楽協会
翻訳:桜庭有紀⼦(株)VOICE エージェント
演出助手:福原麻衣
舞台監督:松井啓悟
宣伝美術:西村恭平
宣伝写真:ソンジン
宣伝:ディップス・プラネット
HP制作:生田竜司
宣伝映像:千葉哲郎
票券:渡邉可奈子、インタースペース
制作デスク:服部愛
制作:佐粧恵、高橋優里子、大川未希子
キャスティング協力:一倉梨紗
アシスタントプロデューサー:小栗 稜
プロデューサー:松本有希⼦(AMUSE CREATIVE STUDIO)、イ・ギョンビン(AMUSE ENTERTAINMENT INC.)
アソシエイトプロデューサー:木田波子
エグゼクティブプロデューサー:⼩⾒太佳⼦(AMUSE CREATIVE STUDIO)、清⼭こずえ(AMUSE ENTERTAINMENT INC.)
主催:AMUSE CREATIVE STUDIO、AMUSE ENTERTAINMENT INC.(東京公演)
出演:
アンナ:咲妃みゆ
ブラウン:小関裕太
ドロシー:花乃まりあ
ジョンソン:エハラマサヒロ
ジャック:中桐聖弥
アンディ:加藤大悟
ヘンリー:KENTARO
ヴァイオレット:伊東弘美
コーレル:可知寛子
ジュリア:栗山絵美
メアリー:高井泉名
クロエ:井上花菜
判事:伊藤広祥
警官:感音
検事:坂元宏旬
フクロウ:シュート・チェン
商人:鈴木大菜
主人:米良まさひろ
スウィング 市民:池田航汰
スウィング マッチ売り:石田彩夏
※本公演では、スウィングキャストも全公演出演いたします。
ローレライ:田代万里生

STORY:
紳士の国・ロンドン。その中でも最も保守的だったヴィクトリア朝時代に生きる、
主⼈公アンナ(咲妃みゆ)は少し変わっていた。淑女として振る舞うよりも「私」として生きたい。
真面目で“紳士”であることしか知らない新米弁護士・ブラウン(小関裕太)や個性的な登場人物たちとの出会いをきっかけに、アンナは、官能的な小説を書くことで自分を表現し始める。
型破りで刺激的な内容は、瞬く間に評判を呼び、多くの読者を熱狂させていく。
一方で、「女性のあるべき姿に反している」「社会に悪影響だ」と非難され、ついに裁判にかけられてしまう……。
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韓国発ミュージカルです。
オープニングは階級差を嘆く歌、ロンドンには紳士、淑女、その他、がいるのだそう。
はみ出し者のアンナ、結婚前にやってしまったおかげで婚約破棄、実家を追い出され、
ホームレス寸前に以前使えた老婦人の遺産とその孫ブラウンによって救われます。
アンナはブラウンを丸め込んでタイピストとして働きはじめてしまいます。
そして女性の執筆集団ローレライに出会います。ローレライの構成者はへんなひとたち
ばかり。その会合に参加しようとした際に、カマキリの交尾を写生するためのカマキリ
を踏んづけてしまうのです。そこでカマキリを失くしたかわりに、カマキリの交尾を言
葉とマイムで描写、それがエロい!皆に受けて参加を認められてしまいます。このロー
レライ、いまだと同人雑誌、女性向け創作といったところでしょうか。本屋での販売を
断られて、路上で自力販売に賭けて見事SOLDOUT!そこでアンナは老婦人をモデ
ルにした小説(当時としてはエロ小説)を掲載するのですが、モデルは老婦人。それを
ブラウンに読まれて首、その時にアンナがブラウンにかける啖呵が小気味よい。
レッドブック大々的に販売!女性の手による官能小説がバカ売れ、というシチュエー
ションの歌がこれまたワクワしました。その後の離婚裁判での弁護と3人裁判官の歌も
楽しい。
2幕にはいると、初恋物語+女性差別+自分探しという雰囲気。ブラウンはアンナが気
になって仕方ない。自分では意識していないけれど、周りから見るともう恋だよね!
というのが、もどかしい恥ずかしい。そしてローレライの連中はその様子を真剣にメモ
していたりw。ここからアンナ&ブラウンはバカップルにw それからジョンソンとい
う著名批評家が書評を書くと言ってアンナを呼び出しますが、「今のままではバリエー
ションに限りが来るので私がお手伝い&「著者の肉体をよく知れば書評が書ける、と
いって迫ってくるところをアンナが局所蹴り!怒ったジョンソンは金にあかして誹謗中
傷を流布し、アンナは法律違反で捕まってしまうのです。股間を注視して、立てジョン
ソン!と歌っているのがもの悲しい。そして最後まで突っ走るアンナにたいして、ブラ
ウンはフォローし続け、、最後はレッドブックに感化された女たちによる、ゼネストと
でもいう現象(妻や母が検事や判事に最後通牒を突き付ける)によってハッピーエンド。
かなり強引な大団円なのでファンタジーの薫りがするくらい。これで楽しく劇場を去れ
のですからOK!
割引が出ていたので見に行ったのですが、深刻なテーマを含んでいる割にはずっとコミ
カルで、ここまで楽しい舞台とは思いませんでしたよ。拾い物を見た気分です。



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題名:東野圭吾シアターVol.2「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
劇場:サンシャイン劇場
日時:2026年5月17日13:00-15:10
料金:LINE友達割引6500円(一般9500円)
分類:演劇
座席:2階3列19番(2階中ほどセンターブロック右端)
劇団:ナッポス・ユナイテッド
原作:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川文庫 刊)
作・演出:成井 豊
出演:
桐生敦也:葉山侑樹
太田翔太:土屋神葉
伊勢崎幸平:SANTA
水原セリほか:濱岸ひより
松岡克郎ほか:関根翔太
松岡健夫ほか:三浦剛
松岡加奈子ほか:渡邊安理
皆月良子ほか:林貴子
松岡栄美子ほか:澤田美紀
館林寛子ほか:櫻井佑音
松岡重造ほか:辻合直澄
浪矢貴之:多田直人
浪矢雄治:神保悟志
STORY:
敦也・翔太・幸平は、同じ養護施設で育った仲間。
ある夜、ある家にコソ泥に入り、逃亡の途中で、廃屋になった雑貨店に逃げ込む。すると、表の方で微かな物音。シャッターの郵便口から、誰かが封筒を入れたのだ。中の便箋には、悩み事の相談が書かれていた。この雑貨店は、店主が生きていた頃、近隣の住人の悩み事の相談に答えていたのだ。3人はほんの遊び心から、返事を書いて、牛乳箱に入れる。すると、またシャッターの郵便口から封筒が。そこには、3人の返事に対する、さらなる質問が書かれていた。しかも、差出人は、数十年前の時代の人間らしい……。
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ネタバレあり。原作読み始めたところです。

前日にDMがきて割引が出ていたので思わずぽちっと。
当日精算受け渡しでチケットは2階3列、2階席は3列目までしか客をいれていませんでした。
文化庁助成があるためかお子さんの姿多数。2階席1列目に座ったお子さんには、前の手す
りが邪魔になるようです。スタッフがブランケットを折りたたんで座布団替わりに提供し
てくださっていました。ありがたいことです。

オープニングは令嬢と工員の悲恋、原作と出だしがちがいました。そして原作の一章の
内容がほとんど描かれず、ナミヤ雑貨店の秘密の解き明かしは二章の魚屋ミュージシャン
の項に追記する形。ミステリー風味を減らす代わりにわかりやすさを増やしているようで
す。工員役、そして後に雑貨店の主、浪矢雄治役の神保悟志さんがとても渋い。舞台にい
る間は目を惹きつけられてしかたありません。ひとりだけ別の芝居をしているかに思える
くらい。コソ泥に入った3人組は台詞が早口で、いかにも足りなさそうな人物を怪演。そ
の中でリーダは比較的まともに物を考えられるよう。でもその常識がナミヤの謎を納得す
るには障害となるところがちょっと面白い。
全然関係がないと思われる悩み事相談が、話が進むにつれて複雑に関連していることがわ
かってくるのです。最後まで異常現象の謎は解かれませんし、タイムパラドックスは気に
しないというところはすがすがしい。
物語中ほどで浪矢雄治33回忌にあたって未来から手紙が投函されて、結果報告が読み上げ
られるところでは落涙。コソ泥たちの悩み事相談に関する結果報告も、うまい具合にコソ
泥たちに届くのです。未来からの報告の後がちょっと長い気がしたのですが、そこを詰め
ると物語のオチがなくなります?原作を最後まで読むと確認できるかも。
人生の様々な課題がだいたい大団円になっていって、安心して楽しめる物語でした。

追記:
翌日原作読み終わりました。
令嬢と工員の悲恋は原作では大きくは出てこないのですね。それから省略されたエピソー
ドがふたつ。省略された最初のエピソードのなかで、原作ではタイムスリップの仕組みを
解き明かしているのですが、その部分を次のエピソードに盛り込んだ形でした。それから
原作では関係がさりげなく書かれているところが、舞台でははっきり。全般的にわかりや
すくなっているのだと思われます。舞台の後半部分(ありがとうお便りを読んだ後)は
ちょっと冗長な気がしたのですが、原作を読んでいるとそうでもない、ちょっと不思議。
そして最後まで異常現象の謎は解かれませんでしたが、タイムパラドックスはそこそこ
気にしてました。台詞とか同じテキストを使っているのに、原作と舞台で雰囲気がかなり
異なりました。これが演出というものなのでしょう。成井さん今後どうするのでしょう?

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題名:ミュージカル『アイ・ラブ・坊っちゃん』
劇場:明治座
日時:2026年5月16日13:00-16:00(途中休憩あり)
料金:S席土日祝17000円
分類:ミュージカル
座席:1階
劇団:
脚本:横山由和、ワームホールプロジェクト
演出:G2
作曲:船山基紀、YUHKI
振付:山田うん
美術:乘峯雅寛
照明:髙見和義
音響:山本浩一
衣裳:髙木阿友子
ヘアメイク:大宝みゆき
音楽監督補・歌唱指導:林 アキラ
稽古ピアノ:安藤菜々子
音楽コーディネート:東宝ミュージック
バンドコーディネート:新音楽協会
演出助手:髙野 玲
舞台監督:藤崎 遊
制作助手:森下裕未
制作:中尾 遥
アシスタントプロデューサー:田中景子
プロデューサー:小嶋麻倫子 渡邊俊也
製作 東宝
音楽座ミュージカルオリジナルプロダクション
総指揮 相川レイ子
演出 ワームホールプロジェクト
脚本 横山由和・ワームホールプロジェクト
作曲・編曲 船山基紀
製作著作 ヒューマンデザイン
出演:
  漱石役:井上芳雄
  坊っちゃん役:三浦宏規
  山嵐役:小林 唯
  登世役:彩 みちる
  赤シャツ役:松尾貴史
  清役:春風ひとみ
  鏡子役:土居裕子
   林アキラ、山野靖博、伊藤かの子、今村洋一、大音智海、小熊綸、小原悠輝、管谷孝介、中野太一、長谷川暢、般若愛実、藤咲みどり、三浦優水香、山根海音、蘆川晶祥、鈴木弥人、涌澤昊生、植木紗菜、内夢華
ストーリー:
1906 年、39 歳の夏目漱石は教師を辞め、小説家として独立したいと願っていたが、家族を養う安定した生活のためにふんぎりがつかず、鬱々と日々を暮らしている。
妻の鏡子や幼い娘にイライラをぶつける毎日。妻の鏡子は漱石の癇癪をものともせず、明るく日々を送っているかのように見えたが、実際は心通じ合えぬ夫に言い知れぬ寂しさを深めていた。
ある日漱石は、訪ねてきた高浜虚子に新しい小説のプランを話す。タイトルは「坊っちゃん」。
江戸っ子で曲がったことが大嫌いな坊っちゃんは心に闇を抱えた漱石とは正反対のキャラクターだったが、漱石はいつしか坊っちゃんに自らを、結核で亡くなった親友の正岡子規を山嵐に重ね、自分では叶えられなかった冒険物語に筆と心を躍らせ、執筆に没頭する。
やがて漱石は登場人物たちに周囲の人間を重ね自らの闇に向き合い、時に飲み込まれそうになる漱石の筆は坊っちゃんに教え子の反抗や学校組織による理不尽な人事といった数々の試練を与えるが、坊っちゃんと山嵐はそれらを必死に乗り越えながら漱石を励まし続けるのだった。
なぜ生きるのか。苦しみ続ける漱石は、果たして「坊っちゃん」を書き上げることができるのか―。
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前奏曲がかかるだけで音楽座を見に来た気がするから不思議。
物語は皆が夏目漱石を頭上に差し上げて移動し、書き机前に寝かして始まりました。
夏目漱石が坊っちゃんの物語を書き続けると、劇中劇として坊っちゃんのストーリーが
進展するという形。現実の人間を小説のキャラクターに投影しつつ話が進んでいきます。
楽曲はいずれもきれいで合唱が多いのも音楽座の性向でしょうか。皆歌がうまい。
漱石がこの作品の主役なのでしょうが、歌がさほど多いというわけではない。煮詰まった
り病気になったり?いろいろメンドクサイ漱石が辛そう。煮詰まる井上さんも良いものです。
歌は多くないのですが、劇中劇中でも舞台上の書き机で原稿書いているのでずっと出演。
そして漱石を支える妻が健気でしかも強い。妻鏡子役の土居さんが若い!そして美声。
劇中劇の坊っちゃんはこれまた真っすぐで生きるのがとてもメンドクサそう。
1幕終わりで掛取がきたところの漱石夫婦のやりとりと、そのドタバタの劇中劇へのとばっ
ちりが面白い。赤シャツは1幕2幕通してとても嫌らしい雰囲気が抜群。そして出番が少な
い清(きよ)が歌うたびに泣かされました。なぜか心に染みます。そして学生たちが
歌うタイトルソングの「アイラブ坊っちゃん」にもじんわりきてしまいました。
かなりうまい脚本です。全般的にスムーズな展開の物語、ただ、スムーズすぎて、その
分地味に感じることも。これは初演を見てみたかった。



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