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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:怪人と探偵
劇場:神奈川芸術劇場
日時:2019年9月28日18:00-20:40(途中休憩あり)
料金:S席12000円
座席:1階12列34番(客席右端)
【原案】江戸川乱歩
【作・作詞・楽曲プロデュース】森雪之丞
【テーマ音楽】東京スカパラダイスオーケストラ
【作曲】杉本雄治(WEAVER)
【音楽監督】島健
【演出】白井晃
【出演】
怪人二十面相/安住竜太郎=中川晃教
明智小五郎=加藤和樹
北小路リリカ/田口慶子=大原櫻子
小林芳雄=水田航生
花崎マユミ=フランク莉奈
北小路邦麿=今拓哉
邦麿の妻=樹里咲穂
松吉/楢崎平吉=有川マコト
灰色の服を着た巨漢/森田守=山岸門人
羽柴壮二=中山義紘
大野敏夫=石賀和輝
ねこ夫人/浪江はな=高橋由美子
中村警部=六角精児
斎藤桐人 石井雅登 碓井葉央 菅谷真理恵 大久保徹哉 咲良 茶谷健太 加藤梨里香

ストーリー:
昭和34年(1959年)東京麻布。
元子爵北小路家の令嬢・リリカと安住財閥御曹司・竜太郎の婚約発表の日、北小路家の大広間では、華やかな仮面舞踏会が催されていた。パーティの最中、不思議なことに、誰も気づかぬうち、大広間の柱時計には怪人二十面相の犯行予告状が貼り付けられる。『3日後10時北小路家の家宝「パンドーラの翼」を頂戴する』
指定の日時、二十面相の犯行を阻止するために、探偵・明智小五郎が北小路邸を訪れる。明智を一目見た北小路家の令嬢のリリカは明らかにショックを受ける。
明智も動揺を抑えている。実はリリカには暗い過去があり、明智とリリカには深いつながりがあったのだ
10時を告げる鐘の音と共に、予告通り怪人二十面相が現れ、「パンドーラの翼」は爆発、明智は負傷し、二十面相がリリカを連れ去ってしまう・・・
URL:https://youtu.be/AVzRZnJgi4I
  https://youtu.be/540nRozJTJ8

座席は右端でしたが、見切れもなくちょうどよい高さの席でした。12列なのに思ったより舞台に近い。
オープニングは警察官のダンス。一瞬ビリ―エリオットかとw
舞台の雰囲気は耽美、黒蜥蜴を連想させます。
そして明智がやたらかっこいい。もちろん二十面相もそれに張り合う妖しさ。
トリックスターみたいな警部、歌って踊れない?のにそれがキャラとなっていい感じ、
六角さんさすがです。怪人たちと警官の殺陣もかなり派手。
耽美な場面でかっこいいたち人がかっこよく演技している、その上楽曲が良い。
どの曲も聞き直したくなってしまう。残念ながら今のところCDの販売予定はないとのこと。
後半部分倫太郎がカイジ二十面相であると告白するところがすごい盛り上がり!
そして明智が正義ではなく,,言って手のひらを返すのがまたよい。
ユリカが二十面相降ったときの啖呵がすごい。
終わりまで嘘八百の不思議なミュージカルでした。
また見たい。

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題名:ヨーロッパ企画第39回公演「ギョエー! 旧校舎の77不思議」
劇場:関内ホール
日時:2019年9月28日13:00-15:30(途中休憩あり)
料金:前売5000円
座席:1階18列17番(客席後方ほぼセンター)
劇団:ヨーロッパ企画
作・演出=上田誠 音楽=青木慶則
出演=石田剛太 酒井善史 角田貴志 諏訪雅 土佐和成 中川晴樹 永野宗典 本多力
/ 祷キララ 金丸慎太郎 亀島一徳 日下七海 納谷真

オカルト青春コメディー。
前説は先生が学生団体鑑賞への注意をする形で行われました。
マクベスを殺すは剣よりスマホなり、物販買うまでが観劇です!には笑いました。

さて、舞台は旧校舎、新校舎のトラブルにより落ちこぼれ組だけが旧校舎で授業を
受けることに。そこでは怪奇現象が巻き起こるのですが、ほかに場所がないので
オカルトと共存する形で授業を受けます。
ポルターダイストだったり、亡霊でてきたり、モノが動いたり、壁から手が出たり。
落ち武者、日本兵、学生と教師の亡霊、そして水道シンクからはスイマー。
骸骨は踊るし、人体模型は走るし、コンパスは歩くし、黒板消しはおちてきます。

77ネタは出現するたびに舞台後方に掲示とカウント。
言葉の中だけで舞台には表れない怪異や、それって怪異なの?というのもありますが、
一つのステージの中に77もネタを突っ込んだのはさすが。ネタにあたりはずれはあっ
てもいくつかは必ず笑えます。
オチはパラレルワールドもの、私にはアウターリミッツかと思いましたよ。
オカルトでも落ちこぼれでも若いってすばらしい。
それにしても関内ホールでかい。1階だけで800席以上。それを満員にしてしまう
集客力もすばらしいですが、ヨーロッパ企画を遠くからみるのはちょっと辛い。
次は本多劇場で!

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題名:FACTORY GIRLS ~私が描く物語~
劇場:赤坂ACTシアター
日時:2019年9月26日13:00-16:00(途中休憩あり)
料金:12500円
座席:1階I列11番(通路すぐ後ろ下手)
出演:
オールドルーシー(40年後のルーシー)ラーコム夫人 剣幸
サラ・バグリー 柚希礼音
ハリエット・ファーリー ソニン
ウィリアム・スクーラー 戸井勝海
アビゲイル 実咲凜音
ルーシー・ラーコム 清水くるみ 
マーシャ 石田ニコル
紡績工場のオーナー、アボット・ローレンス
ライター、シェイマス 平野良
ベンジャミン・カーチス 猪塚健太
へプサベス 青野紗穂
グレイディーズ 谷口ゆうな
フローリア 能條愛未
音楽/詞 : クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本版脚本・演出 : 板垣恭一
音楽監督 : 大崎聖二
美術 : 乘峯雅寛
照明 : 高見和義
音響 : 佐藤日出夫
衣裳 : 十川ヒロコ
ヘアメイク : 宮内宏明
振付 : 加賀谷 香
ステージング : 当銀大輔
歌唱指導 : 安倉さやか
演出助手 : 守屋由貴
舞台監督 : 藤崎 遊
URL:https://youtu.be/r5GO7VoHYP8
https://www.youtube.com/watch?v=QnOgz6TNZKs

ストーリー:
19世紀半ばのアメリカ・ローウェル。そこは多くの人々の夢と野望が渦巻く街だった。
産業革命により大規模な紡績工場が誕生し、ローウェルには多くの先進的な女性達が集まり、ファクトリー・ガールズとして働いていた。ガールズたちの寄稿集「ローウェル・オファリング」は自由を夢見る女性たちにとって憧れであった。サラ・バグリーもそんな一人。彼女は貧しい家族を助ける為、そして自らの自由を得る為に故郷を旅立ってローウェルにやってくる。
しかし、ローウェルの工場で彼女が目にしたものは、轟音をあげる織機、理不尽な抑圧、そして機械のように働くガールズ。衝撃を受けるサラだったが、ラーコム夫人の管理する寮で、心優しいアビゲイルやラーコム夫人の娘ルーシーを始めとする仲間たちに出会い、人生を謳歌するマーシャの華やかな生き方などにも刺激を受ける。
そして中でも「ローウェル・オファリング」編集者として女工たちの憧れの存在であったハリエット・ファーリーとの出会いによって、彼女は文章を書くことに新たな自分を発見し、ハリエットもまたサラの文才を認め、二人はいつしか深い友情で結ばれていく。
しかし、工場のオーナーであるアボットは、競合の出現によって業績の落ちてきた自分の工場を立て直すべく、労働時間の延長を図る。それは、ガールズたちにとっては生命に関わる労働環境の悪化を意味するものだった。
ファクトリー・ガールズ達が動揺に包まれるなか、新しい労働新聞「ボイス・オブ・インダストリー」のライターのシェイマスとの出会いによって、自分の文章を武器に労働争議へと身を投じる事を決意するサラ。
一方で、「ローウェル・オファリング」の発行人であるマサチューセッツ州議会議員のスクーラーと甥のベンジャミンは、ハリエットを編集長に抜擢し、ローウェルの工場の投資家集めのためのシンボルにする。幼い時に両親を亡くしてからの居場所である工場と仲間を彼女のやり方で守ろうと奔走するハリエット。
いつしか2人の生き方はすれ違い、ローウェルをゆるがす事態に発展する中で、悲劇が起こる。
様々な思惑が渦巻く中、自分の信念に生きようとするサラとハリエット、そしてファクトリー・ガールズたちが闘いの末に辿り着く未来とは…


横通路すぐ後ろで遮るものがなくみやすい席でした。
両側にパイプで組み立てたメタリックなセット、真ん中には紡績機と椅子机が交互に出てきました。
物語はアメリカにおける女工哀史、貧乏な女性たちが過酷な労働環境のもの低賃金で
働かされており、それに憤って立ち上がった女たちを描いています。
ヒロインは立場が違うふたり、女性の自己啓発雑誌の編集長とうちが大変で出稼ぎに聞いてる労働者。
自己啓発誌は工場が適切な労務管理をしているアリバイつくりに使われていたり、、
男尊女卑、女性差別のうえに民族差別も盛り込まれていてかなり痛い。
それをポップな曲にダイナミックなダンスでつづります。
企業競争が激化するにつれまた一段と労働条件がきびしくなり、編集長は労働者とスポンサー(工場)
の板挟みに。1幕はアメリカ初めての女性労働組合を設立!というところで幕。
2幕にはいると弾圧はますます厳しくなり、どこを向いていも苦しい話ばかり。
議会に請願するも、粉飾した環境で調査委員会を騙し、、もうお約束のどんよ、
死者がでてストをして、どんどん追い詰められてヒロイン覚醒!がかっこよかった!
が、覚醒したからといってハッピーエンドではなく、現実的な状況で終了。
アボット工場長、ウイリアムススクーラー議員の悪役が際立って良かった。
現実にあった物語を原案としているので、なかなかカタルシスに結びつけられないのがつらいですね。
労働史の勉強には向いていると思いましたよ。


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題名:愛と哀しみのシャーロック・ホームズ
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2019年9月21日13:00-15:25(途中休憩あり)
料金:S席9800円
座席:1階G列16番
柿澤勇人:シャーロック・ホームズ
佐藤二朗:ワトスン博士
広瀬アリス:ヴァイオレット・ファーランド
八木亜希子:ミセス・ワトスン
横田栄司:マイクロフト・ホームズ
はいだしょうこ:ハドスン夫人
迫田孝也:レストレイド警部
音楽・演奏:荻野清子
作・演出:三谷幸喜
美術:松井るみ
照明:服部 基
音響:井上正弘
衣裳:前田文子
ヘアメイク:高村マドカ
映像:ムーチョ村松
演出助手:長町多寿子
舞台監督:徳永泰子

ホームズとワトソンがベーカー街221bで同居を始めたのは、1881年の1月といわれています。
これは、彼ら名コンビが出会ってから、「緋色の研究」で描かれた最初の事件に遭遇するまでの数ヶ月間の物語。
ホームズはまだ二十代の若者。
人間としても探偵としても未完成のシャーロックが直面する、人生最初で最大の試練とは?

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舞台袖で生ピアノ演奏付き。
ホームズは社会不適応者。
金持ちのシャーロック・ホームズ兄が、金を使って芝居をうち、
ホームズの探偵ごっこ満足をさせようとするおはなし。
ワトソン博士も兄に金で雇われていたという設定。
筋書き通りにいかず、ストーリーは二転三転、Show Must Go On
なのですが、辻褄がなくなったところ皆で口裏合わせて何とか続けようとします。
そのドタバタが面白い。三谷さんならではのシチュエーションコメディでした。

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題名:私の恋人
劇場:本多劇場
日時:2019年9月4日14:00-15:40
料金:8300円
座席:K列20番
劇団:オフィス3〇〇
作・演出:
出演:小日向文世、のん、渡辺えり、多岐川装子、松井夢、山田美波、那須野恵
ミュージシャン: 三枝伸太郎
脚本・演出:渡辺えり
原作:上田岳弘「私の恋人」(新潮社)
ストーリー:
  今年、第160回芥川賞を受賞して注目を集める上田岳弘が2015年に発表した同名原作を
ベースに、渡辺えり流の切り口で贈る音楽劇。 今回は、かねてより渡辺えり作品への出演を
熱望していた小日向文世とのんの二人を迎え、渡辺えり自身の念願だった“たくさんの役柄を
少人数で演じきる”という手法に挑み、時を超え、性を超え、物理も超えて30の役をたった3人で演じます。

のんさんを生で見るのを楽しみにしてました。満員、当日券も出ているようですが抽選?
舞台上にピアノ、生演奏による歌とダンスの音楽劇。全員が歌い踊ります。
一番貫禄がある歌唱の渡辺えりさんはさすが、のんさんはとってもキュートで
ずっと見ていたい。つるっとして顔小さくてかわいい、想像したたよりずっと
背が高くてスタイリッシュ。芸達者な大御所のふたりにはさまれても負けずに
しっかり舞台を支えていましたね。
物語は時と場所を行き来した大ロマンス。時空を超えて目まぐるしく場面がかわり、
まるでボードビルのようにも見えます。
のんさんまた舞台でみたい。

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