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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:くるみ割り人形<新制作> The Nutcracker
劇場:新国立劇場 オペラパレス
日時:2026年1月3日13:00-15:10(途中休憩あり)
料金:S席 15950円
分類:ダンス バレエ
座席:1階2列17番(中央左寄り)
劇団:新国立劇場バレエ団
振付:ウィル・タケット(レフ・イワーノフ原振付による)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
編曲:マーティン・イェーツ
美術・衣裳:コリン・リッチモンド
照明:佐藤 啓
映像:ダグラス・オコンネル
指揮:冨田実里  
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
合唱:東京少年少女合唱隊
出演:
クララ/金平糖の精  小野絢子
ドロッセルマイヤーの助手/くるみ割りの王子 李 明賢
STORY:
クリスマス・イブ、シュタールバウム家では年に一度のクリスマスパーティーの準備を進めています。一方、クララの名付け親ドロッセルマイヤーは助手である自分の甥と共に、パーティーで披露する手品やプレゼントを準備しています。
パーティーが始まり、賑やかな雰囲気の中でクリスマスツリーが点灯され、子どもたちはダンスを披露します。そこへドロッセルマイヤーが到着し、魔法のような出し物を見せた後、クララにくるみ割り人形をプレゼントします。嫉妬した弟フリッツが人形を壊してしまいますが、甥が修理をしにまた来ると約束してくれ、クララは彼の優しさに惹かれます。夜が更け、家族は眠りにつきます。
深夜、クララが人形を確認しに行くと大きなネズミたちに襲われます。ドロッセルマイヤーが現れ、魔法で部屋を変えると、巨大なクリスマスツリーの下でネズミ軍とくるみ割り人形率いる兵隊たちの戦いが始まります。ついにくるみ割り人形とクララが戦いに勝利すると、ドロッセルマイヤーはくるみ割り人形を王子に変えます。
クララと王子は雪の国を抜け、お菓子の国へ向かいます。そこでクララは金平糖の精として迎えられ、国中が踊りと喜びに包まれます。しかし、クララは家に戻らねばなりません。
翌朝、甥が人形を修理しにシュタールバウム家を訪れると、目を覚ましたクララは彼に感謝し、家族全員で幸せなクリスマスを祝います。この日が最も素晴らしいクリスマスに違いない、とドロッセルマイヤーはツリーの影から見守るのでした。
『くるみ割り人形』プログラムノート(ウィル・タケット):
「くるみ割り人形」はずっと変わらず私のお気に入りの演目で、新国立劇場バレエ団のためにこの季節の定番作品を新たに創作できたことは、この上なく興奮する経験でした。 ロイヤルバレエ在籍時代にその中の多くの役小踊りましたので、このバレエを深く理解しています。その経験によって、物語と音楽が複雑に絡み合っているという実感を伴った洞察を得ました。
この新しいバージョンを振り付けるにあたり、私は「時代を超えた」感覚を持つ作品一新鮮でありながら伝統的な「古典」でもあるようなバージョンを創作することに尽力しました。
私の目的は、第一幕の一家の場面だけでなく、クララの夜の冒険が夢であるという発想を用いることで、物語の明快さを頂くことにあります。その結果、「お菓子の王国」とクララがそこで出会う登場人物たちは、すべて序盤で描かれていたものと繋がっています。
物語は、「くるみ割り人形」の原作を書いたETAホフマンの初期ではなく、チャイコフスキーが生きた1900年代初頭に近い時代に設定しました。美術・衣装デザイナーのコリン・リッチモンドと私は、時代設定を厳密に特定せず、むしろその時代の「伝統的」 なクリスマスをロマンチックで空想的な解釈で表現することにしました。温かみのある色調と布地は世紀のヨーロッパの変わり目を彷彿とさせ、その素晴らしく親しみやすい雰囲気によって私たちはリラックスして魔法が起こり得る世界を旅することができます。
私にとって絶え間ない喜びはチャイコフスキーの音楽にあります。「くるみ割り人形」 はチャイコフスキーの最高峰の管弦楽法が用いられ、スコアには壮大さから繊細さまで知広く含まれており、クリスマスツリーが大きくなるシーンのように膨らんで広がりを見せたかと思うと、金平糖の精のソロの踊りのまうな繊細な優雅さが訪れます。雪の結晶の踊りで流れるワルツのように、舞い上がる吹雪を見事に表現している彼の音楽技法はこの楽曲がバレエ音楽を代表する曲であるということを間違いなく証明しているのです。児童合唱は新しい魔法のような音楽の世界を創り上げ、第一幕のエンディングを高みへと引き上げています。
「くるみ割り人形」の舞台を何度も指揮しているマーティン・イェーツと協働し、この音楽に小さな要素を加えることにしました。 例えば、冒頭の音楽に短いクリスマスキャロルの歌唱を、第二幕ではこれまでほとんど演奏されたことのない新しいディヴェルティスマンを、そしてクリスマスの夜明けを知らせる鐘の音を入れようと考えています。さらに、これまで何十年にわたって様々な上演において変わり続けてきたテンポ、時に音楽の響きを根本から変えてしまったそのスピードをチャイコフスキーのオリジナルのテンポに戻そうと思っています。「くるみ割り人形」 のオリジナルの楽譜を見ると、チャイコフスキー自身が書き込んだ動きに関する多くの指示が記されており、私はこれらの劇作上の指針を数多く活用し、可能な限り原作の意図に近い構造を保つよう努めました。
都さんと私は緊密に協力し、金平糖の精のパ・ド・ドゥをオリジナルに近い形に戻しました。美しく魔法のような音楽に乗せた、洗練された古典的なラインのデュエットです。 王子のソロは、元のテンポが今日の観客が低れているものよりはるかに速く記されているため、大きく異なるように見えるかもしれません。そのため私はソロを再振付し、元のステップを多く用いるとともに音楽の繰り返しを挿入しました。また、完全にオリジナルとは言えなくとも、それに近いマイムのセクションもいくつかあります。これらのセクションの音楽は、ほとんど自ずと振付が浮かび上がるほど、動きや物語を非常に明確に示しています。
今作は大筋のところで、新国立劇場バレエ団の観客の皆さまに馴染みのある物語に沿って展開します。年に一度のクリスマス・イヴのパーティーでのシュタルバウム家のお話であり、クララ、彼女のわんぱくな弟フリッツ、彼らの名付け親ドロッセルマイヤー、そしてドロッセルマイヤーが披露する驚きのエンターテインメント、クララへの特別なくるみ割り人形のプレゼント、そして魔法の「お菓子の王国」へのクララの旅が描かれます。
皆さまにとって新たな変更点がいくつかあります。クララの年齢を少し上に設定することで彼女がそのまま第二幕の金平糖の精の踊りを踊ることができるようにしました。シュタルバウム家でのバーティーを描いた現実世界の登場人物をクララの夢の世界に反映させることで、ドロッセルマイヤーの助手がくるみ割り人形の王子としても登場する構成としました。クララと旅をともにする彼の存在が、クララの初恋に火をつけ、物語を通じて彼女のキャラクターをきちんと成長させるのです。
第2のディヴェルティスマンにおける新たなアイディアには、楽しく新鮮な印象を持っていただけると思います。(小さなねずみやおもちゃの兵隊たちで構成される、実に愉快な軍除を創作することに私たちは大きな喜びを感じました。)また、カンパニーの素晴らしい女性コール・ド・バレエのために、雪の結晶の踊りから本物の吹雪を創り出す作業は、この上なく素晴らしい時間でした。
これだけの規模と大望で創られるプロダクションは、どのような組織においてもとても大きな挑戦です。このバレエ創作における新国立劇場の皆さまの献身と協力について、心から感謝しています。子どもから大人までが楽しめる、皆さまと素晴らしいダンサーたちのために特別に創られた季節の定番作品となることを願っています。
温もり、愛、美しい踊り、そして季節の魔法に満ちた物語を、皆さまがご家族やご友人と楽しんでいただき、心から幸せな休日を過ごせるよう願っています。
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前奏曲がながれてくるだけでワクワクドキドキ、きぶんはもうクリスマスw
最初からドッセルマイヤー大活躍。お人形さんを浮遊していたか思えば、魔法で贈り物の
リボンをすいっと結ぶ。小さな箱から大きな熊の縫ぐるみ出現、3枚のスカーフをいじって
いると巨大な旗が出現、空に見えた箱にばあさんのスカーフを入れてひとまわしすると、
ばあさんのスカーフを持ったじいさんが出現。
クララの夢にはいると軍服をきた巨大ねずみ登場、ジャンプが高い!ドッセルマイヤー
が後ろにあったクリスマスツリーを3倍?の大きさにすると、いままで左右にあった玩具の
城と家が巨大サイズに! そこからのドタバタは演劇的。いろんな種の鼠いましたね。
ドッセルマイヤーが夜のとばり?によりクリスマスツリーを隠すと、今度は氷の国。氷の
精たちが自ら雪をふらしながら登場、これから先のコールドバレエはトゥの先まできれい。
座席が舞台に近いだけに面白い。でもなんとなく地味なのは動きが少ないから?前後の動き
が少ない?
クララは従来版よりちょっとおねえさん?くるみ割り人形もより王子様より?2幕は従来と
違ってずっとかわいいお菓子の国、お菓子のキャラが出てきてテーマソング踊るといった
雰囲気、綿菓子さんがけっこうおもしろい。ゼリー(ババロア?)ががっつり着ぐるみで
出てきてワクワクしたのですが、ほとんど動きがなかったのが残念。
なんかすべてが目の前で繰り広げられた気がしたのですが、奥行きがあまりなかった?
ずっとかぶりつきで楽しめたので今回の座席では文句なしなのですけど、上層階からだと
どうなんだろう?

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題名:義務
劇場:世田谷パブリックシアター
日時:2021年3月13日17:00-18:00
料金:4500円
座席:E列19(センターブロック右端)
劇団:イデビアン・クルー
振付・演出:井手茂太
出演:斉藤美音子 依田朋子 宮下今日子 福島彩子 後藤海春 酒井幸菜 
   小山達也 中村達哉 原田悠 井手茂太
音楽:原摩利彦
照明:齋藤茂男
音響:島猛
衣裳:堂本教子
美術:青木拓也
舞台監督:横尾友広
制作:days 立川真代
制作協力:alfalfa
宣伝美術:秋澤一彰

5割程度の入り?
前幕が真っ黒、そして開幕時には膝のあたりまでしか上がりません。
縦に細くひらひらする中幕から見える後ろ、そこに歩いている足が見えます。
皆真っ黒なコスチューム、背景も真っ黒、そして舞台を左右に歩いてます。
ノイズがはいった現代音楽っぽいBGMでちょっとずつ動きがずれたり、
そろったり。幕があがると真っ黒なコスに白いマスク。
照明も白かったのが、途中から真っ赤にそして色付きに、そこから音楽が
ダイナミックに変わり、動きも良く分からない度を増していきました。
ユニゾンの動きが多いのですけどもちろんそれだけではなく、
モデルウオークのようなものやら振付を無理やり教えている光景やら
途中でミラーボールがおりてきてダンス!
井手さん相変わらずよく動くデブです。素晴らしい。以前より一段と
貫禄ついている気はしました。そして時々小芝居のコント?
最後は縦のひらひら中幕が左右前後から押してきて三角形の中で五輪音頭。
井手さんの不思議な踊りでしたね。

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題名:横浜ダンスコレクション2021コンペティションⅡ
劇場:横浜にぎわい座 のげシャーレ
日時:2021年2月5日18:00-19:15(途中休憩あり)
料金:2500円
座席:最前列中央付近
番組:
  村上生馬 『胎内回帰』(ベストダンサー賞)
  中村たから 『セルフサービス』
  竹内春香 『AM0:01』 (奨励賞)
  島田幹大 『tangle』【映像】(奨励賞)
  杉本真耶 『皮膚の記憶』
  木村素子 『super dry』

コンペティションIIは25歳以下の新人アーティスト向けなのです。
新人賞といったところでしょうか。
各10分程度でいろんな種類のダンスが見られて興味深かった。

村上
最初の登場のインパクト大、出オチというか、立ってるだけで
不思議。照明が暗く、ほんとに胎内にいるよう、羊水の中で
泳いでいる?すごく細かい動きが多い。

中村
明るいストリップ?椅子が小道具だけど絡み少な目。
靴下上下脱いで下着すがた?顔からマスクはずすと雰囲気かわった。
顔が見える見えないで全体がかわって見えるものだと思った。
同じ動きだとおもうが

竹内堂
ノスタルジー?よくわからない。茶色のコスが原始人かと、
二人が組み合わさった動きは面白い。

島田
ここだけ映像による出場。地域センター練習場のような場所、
黒い幕が後ろに、なんだか某チャンピオンシップの予選映像
を見ているような気分。叩く、倒すといった暴力的な動きの
繰り返し、かなり単調に思えたのですがこれが良い?

杉本
舞台を一番端まで使ってダイナミックなダンス、バレエ出身
なのですね。いちばん普通なかんじ。

木村
扇風機とのからみ、これが渇いてしまうのね。

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題名:Knife
劇場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
日時:2020年12月6日13:00-14:10
料金:一般4800円
座席:D列13番(2列目センター近く)
演出:小野寺修二
出演:大庭裕介、梶原暁子、崎山莉奈、雫境、藤田桃子
   ミン・ヌヴァン、リウ・ジュイチュー、小野寺修二
美術:原田愛
照明:吉本有輝子 
音響:池田野歩
衣裳:武徳ドァンフン
舞台監督:岩谷ちなつ
解説:
セリフの介在しない舞台
このコロナ禍にあり、状況の近しさとして、モーパッサン著『脂肪のかたまり』に目が向きました。短編は、何を糾弾するでも倫理を正すでもなく終わります。数の力、人の意志の脆弱なこと、オセロの盤が一変するような。今回この小説から、着想を得ています。
ここのところ、実感が持てないことが通り過ぎ、せめてもの態度でわからないことをわからないと保留する日が続いています。昔、日本にきたフランスの騎馬オペラ「ジンガロ」で観たガチョウの群。僕の脳裏に鮮烈なイメージとして残るその群は、各々がその目の前の一羽に、疑いなく付いて進んでいるのでした。

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コロナ陽性発生のため、一週間遅れで会場をかえての開催でした。
キャスト・スタッフの皆様、どうもご苦労様でした。
まっくらな舞台、足が欠けて傾いた机に椅子。真ん中に扉。
全員真っ白な衣装を身に纏い、黒の中を動くのです。
どんよりしたBGMとあいまって悪夢の中の1シーンか
ダリの世界に紛れ込んだみたい。
扉から出てきたりひっこんだり、くるくるまわったり。
机を壁に変化させてそこをたたいたり、椅子を積んでみたり
椅子取りゲーム?バスに皆で乗り込んだかと思ったら
すごい運転でどたばたしたり。
偉い人の前にでるのをためらって皆でおしあっこ?
もっと偉い人にパスポートのようなものを
ためらいながら見せたり。全員で食卓をかこんだり、
会議をしたり、会議は踊ったり走ったり。そしてダンス。
最後はひとりだけ真っ赤な衣装を装着!
テーブルをひっくり返してそこに草が生えている中を歩み去ります。
なんだかマイムの技法を使った不思議な踊りで異世界を描いたようでしたね。

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題名:Where We Were Born
劇場:シアタートラム
日時:2020年11月1日14:00-15:00
料金:4000円
座席:舞台の長辺中央最前列
劇団:Co.Ruri Mito
振付・構成:三東瑠璃
テキスタイルモチーフ:亀井佐知子
衣裳:稲村朋子
音楽:中島千絵
舞台監督:筒井昭善、川口眞人(レイヨンヴェール)
照明:櫛田晃代
音響:牛川紀政
URL:http://rurimito.com/2020/ 
  https://setagaya-pt.jp/performances/201011corurimito.html#


長方形の舞台、その周りに2列に客席、総勢50席程度?満席ですが、
どこからみても近い構成。
劇場にはいると、長方形の舞台の端に人間団子が!お尻を外側に出して
人が密に組み合わさって団子をつくっているのでした。誰の頭も見えません。
ラグビーのスクラムを潰してもう少し立体的に丸くしたといった風情。
開演までその場ですこしずつうねうね動いていましたが、誰もみえません。
音楽が流れて団子が解けて動き始めましたが、必ず人と人がつながってうねうね。
人が別々に動くこともなく、飛び跳ねることもありません。
なんだか諸星大二郎の生物都市を見ている気分になってきましたよ。
薄暗い照明とあいまって、海の底を得体の知れない何者かが蠢いているよう。
人の上に人が乗り、妖しい組体操のようなものがなされたり、途中で停止の
タイミングがはいるのでますます海底組体操といった雰囲気。人の組み合わせが
混沌なので、それからさき何が起きるかわからない。もちろん目が離せません。
後半部分になって2-3人ずつ一瞬離れるシーンが出てくるのですが、そこでも
二人でひとつの物体のような気がしてますます生物都市。塊からほどけて
伸びてはまた固まる、そうこうするうちに舞台の端から端へ動いてまた戻る、
生命の神秘?こんな振付よく思いつきましたね(褒めてます)
衣装のモチーフからすると昆虫とか草花ということなのでしょうか?
エンディングも固まって終了。カーテンコールもなく、不思議な世界の余韻を
そのまま残して劇場をあとにできました。

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