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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露平成中村座 三月大歌舞伎
日時:2012年3月11日11:00-14:35(2回休憩あり)
劇場:平成中村座
座席:1階右1列10番
料金:竹席17000円
出演:
一、歌舞伎十八番の内 暫(しばらく)

               鎌倉権五郎       海老蔵
             那須九郎妹照葉       七之助
              鹿島入道震斎       猿 弥
                 桂の前       吉 弥
                成田五郎       男女蔵
                加茂次郎       進之介
                清原武衡       我 當


二、一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
  檜垣  
  奥殿
              一條大蔵長成  勘太郎改め勘九郎
                常盤御前       扇 雀
               八剣勘解由       亀 蔵
    鳴瀬       小山三
             鬼次郎女房お京       七之助
               吉岡鬼次郎       仁左衛門


三、舞鶴雪月花(ぶかくせつげっか)
  <上の巻> さくら
                 桜の精       七之助
  <中の巻> 松 虫
                  松虫       仁左衛門
                   同       千之助
  <下の巻> 雪達磨
                 雪達磨       勘三郎

見どころ

 昼の部には、歌舞伎十八番のひとつで荒事の魅力溢れる『暫』、大蔵卿の作り阿呆と颯爽とした正気の演じ分けが眼目、義太夫狂言の名作『一條大蔵譚』、先代勘三郎の俳名「舞鶴」を冠した由縁ある舞踊『舞鶴雪月花』を上演。
 夜の部には、夫婦の絆と命を懸けて起した奇跡が胸を打つ近松門左衛門の名作『傾城反魂香』、新勘九郎の誕生を祝う『口上』、見どころ聞きどころ満載、江戸の粋な魅力漂う河竹黙阿弥の名作『曽我綉侠御所染』より「御所五郎蔵」、春の華やいだ雰囲気に心浮き立つ長唄舞踊『元禄花見踊』を上演いたします。どうぞご期待ください!


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満員です。
入り口には桜が飾ってあって春だなあと思いました。
小屋の向こうには完成したスカイツリーが見えます。
座った座席は花道を見やすい位置でした。

「暫」
まずは暫!海老蔵かっこいい。
これが様式美というものでしょう。まったくの絵空事なのだけれど
まさしくそれが絵になっています。
ただもうちょっと滑舌が聞き取りやすければ。。。

「一條大蔵譚」
勘九郎さんのバカ殿が堂に入っていました。なんだかかわいい。
そして能天気な阿呆からの変身がすごい。
武士と公家と阿呆をいったりきたりというのがナイス。
貴族のダーツ遊びが実は呪詛、それを聴いた乗っ取りをはかる
家臣が注進へと。。そこをばっさり、めっちゃ凛々しい。
阿呆が良いゆえに、阿呆から覚めたのちの麗しさが
光っていました。まるで戦隊物を見ているような変身です。

「舞鶴雪月花」
冒頭はコケティッシュで艶やかな桜の精。素晴らしい早変わり。
次は親子を親子を祖父・孫での演技。子供かわいくできてます。
次は勘三郎さんの雪だるま!手がでてきて、凄くコミカルな
感じ。夜があけて溶けてくるところがとても滑稽。
最後は背景が開いて雪景色とあがる朝日、それにスカイツリー、、
のはずがスカイツリーは全然見えない位置でした、残念!

この日は大震災から一周年、終演後に花道にて能楽大鼓と
小鼓の追悼演奏がありました。これが素晴らしい演奏。
そして震災のあった時刻に場内の全員で黙祷を行いました。



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