今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:エリザベート 日時:2007年4月21日17:00-19:50(途中休憩あり) 劇場:梅田芸術劇場 料金:S席16000円 座席:1階11列21番(左側ブロック8列目) 梅田芸術劇場にはじめてはいりました。梅田駅からちょっと歩きます。 三階まであるのね。相当広い劇場です。客席のほとんどが女性、普通 のミュージカルより観客年齢が高そうなのはチケット価格が通常の ミュージカルより高いせいでしょうか。ドイツ語ミュージカルなので 舞台の左右に字幕有り。劇中で翻訳を読んでいるとあらたな発見あり ましたよ。この翻訳を信用するならば、日本語版とはだいぶニュアン スが違いますね。黒い前幕にはエリザベート横顔の切り抜き、 そこからキャストが出入りすることがあるのでした。 客席の前方はオーケストラピットになっており、11列は実質8列目。 もちろん生オーケストラでした。オープニングは廃墟の写真に遺跡? の小道具。ばばばぶーん、と舞台がはじまると思わず顔がにんまり、 芝居が始まったとたんにうれしくなるのって何年ぶりでしょうか。 エリザベートは期待通り貫禄たっぷり。ルキーニは思いのほかあっさり。 トートはPA事故かと思うくらいに当初は声が聞こえない。後になって まあそこそこ聞こえるようになりました。一見無駄な身軽さを見せる トートはやんちゃ坊主の感じです。ゾフィーの悪役ぶりは爽快感があり ました。ルドルフかっこいい、青二才がぴったりで、声もよく出ていま した。ちびルドもまずまず。 右手からのクレーン(階段?)が大物として鎮座していましたが、その 他の舞台装置は比較的シンプル。背景のスクリーンへ写真の投影をするか、 ピンスポを用いて他を暗くして、必要最小限の大道具でこなしていたよう です。舞台の上では、小さい回り舞台ふたつが舞台の上をすべって動いて いました。その回り舞台の床が斜めになるのです。お見合いに向かうのは メリーゴーランドの馬車。エリザベートが落下して最初にトートと遭遇す るシーンでは、満艦飾の塔から人形ががつんと落ちてきました。Milk! で は牛の下半身多数登場、そしてミルク絞り。ウィーンのカフェでトド等の 電気自動車でぐるぐる回るのは、ウィーンと同じ演出だったと思います。 キッチュだよねえ。1幕のクライマックスには鏡がたくさん出て、最後に ぐるりと鏡がまわってエリザベートの額縁ショー。娼館では巨大キャッ シャーも登場、娼婦ボクサーなんて前からいましたっけ?娼婦の館に行く 歌をドイツ語で歌った後に日本語で歌うというサービスあり。日本語が 出てきたのはこのシーンだけでした。闇が広がるは大迫力! 三つ巴の鍵十時もどきと、鼻から上のマスクで変装はかつてはなかった ものですよね。夜のボートはやはり泣けます。私の隣に座ったお客さんも 泣いてました。 以前見たウィーン版ではゾンビが人間の再現劇をしているというイメージ で、スポットライトがあたっていないところは皆ゾンビに見えたのですが、 今回はどこでも人間。だいぶ宝塚の演出に近づいているように思われます。 狂言回しであったトートの役割が大きくなって、相対的にエリザベート が小さくなっている感じ。1幕最後のエリザベート額縁ショーにトートが 出てくるのもちょっとね。出演者総数は31人、もうちょい欲しいと思って しまうのは、宝塚の群集シーンに毒されてしまっているのかもしれません(^^;) それにしてもミニマルな方向に演出が変わっている雰囲気です。ブランコ もないし、床がばたばたしないとウィーン版として認めーんと言いたい気 分。太平洋序曲WE版を見た気分といえば見た人にはわかってもらえる? PR |
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