今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ジャンク・オペラ『ショックヘッド・ピーター ~よいこのえほん~』 日時:2012年9月5日18:30-20:10 劇場:東京芸術劇場シアターイースト 料金:4000円 座席:最前列左端 劇団:劇団オルケーニ(ハンガリー) 作:ジュリアン・クラウチ/フィリム・マクダーモット/タイガー・リリーズ(音楽) ハンガリー語版翻案:パルティ・ナジュ・ラヨシュ ハンガリー語版演出:アシェル・タマーシュ 解説: 泣く子もよろこぶ?!コワかわいさ! シュールなブラック・ユーモア満載のミュージカルが、東欧ハン ガリーから芸劇へ!例年7月~8月にかけて、日本各地を巡回する 形で実施してきたTACT/FESTIVAL。今年は芸劇リニューアル・オー プンに合わせ、野田秀樹芸術監督が親子で楽しめる作品をセレク トしたスペシャル・バージョンとして開催します。 「ショックヘッド・ピーター~よいこのえほん~」は、イギリス で1998年にUKパンクバンド「タイガー・リリーズ」等が初演し世 界ツアーで大ヒットしたミュージカル「Shockheaded Peter(ショッ クヘッド・ピーター)」を、2009年、劇団オルケーニが大胆にハン ガリー語バージョンにアレンジした意欲作! 原作はドイツの精神分析医ハインリヒ・ホフマンが1845年に発表 した世界的ベストセラー絵本「もじゃもじゃペーター」。主人公 たちが悪い行いを改めないせいで、悲惨な目に遭うというブラッ クな寓話が満載のこの絵本は、"怖いけどやみつき"になってしま う強烈なインパクトで世界中のこどもを魅了(?!)し続けてい ます。ハンガリー語バージョンの舞台をひっさげて、芸劇が注目 する気鋭の劇団がいよいよ初来日します! ※ハンガリー語上演・日本語字幕つき ------------------------------- これは凄い舞台です。 両サイドに字幕、ピアノ、アコーディオン、ドラム、ベースの生演奏つき の肉声ミュージカルです。 羊を見たのちにこれ!座席はとにかく舞台に近くと選んでみたのですが 舞台が高く設置されており、もうちょっと後ろのほうが見やすかったかな。 原作はドイツの精神分析医が息子のために書いた絵本。 舞台はオムニバス形式で、全てのエピソードは主人公の子供が悪癖を やめないために徹底的にひどい目にあうという物語。全ての結末は めちゃくちゃ残酷で救いようがありません。 狂言回しの博士が出てきて、色々な子供(と両親)の話が語られます。 博士は私の目の前にずっと座っていました。 子供は男女を入れ替えて演じており、夫婦も両方男性が演じていました。 これにより毒を薄め、ファンタジーであることを強調しているのでしょう。 小道具や衣装もパステルカラーでかわいらしい。そしてそこで惨劇。 この雰囲気と内容の落差が非常に大きい。 この作品を普通に演じているのを見たら、子供たちはトラウマになるかも。 最初はいいがかりで、頭の皮と鼻をもいじゃった。次はスープを断る拒食 症、みるみるやせ細って、、。夢見がちな子供で気がつくとおぼれていた。 鞭打ちの乱暴もので犬に返り討ちにあった、マッチが好きで自分を燃や しちゃって残るは歯の矯正具。うさぎをハンティングにいって返り討ちに あう、指しゃぶっているのを止めないでいたら指切り人に指をすっぱり。 大雨の日に傘をさしたら遊んでいたら飛んでいってしまった。。 そして両親は、「子供をまた作ろう」 いずれもどぎつい救いようがない落ちなのにからっとしていて嫌味が ありません。でも小さなお子さまにはつらいかもなあ。 これは両親と子供を表現しているだけではなく、国家と国民の関係をも 暗喩しているのかもしれません。言うことをきかないと指きっちゃうぞ! ということがありうる? PR |
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