今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:ほんとうのハウンド警部 劇場:シアターコクーン 日時:2021年3月24日14:00-15:15 料金:S席12000円 座席:1階E列18番 作:トム・ストッパード 翻訳:徐 賀世子 演出:小川絵梨子 企画・製作:シス・カンパニー 出演:生田斗真、吉原光夫、趣里、池谷のぶえ、鈴木浩介、峯村リエ、山崎一 市松模様の客席利用、背景は鏡張り、なので向こう側にも客席が見えている (映っているわけですが)がちょっと不思議。頭上にシャンデリア、左右に テーブルと椅子、真ん中に絨毯。背景と思っていた鏡のカーテンがあがると 向こうも客席、批評家が座っているのでした。 批評家は二人、批評家同士の会話がなされていたかと思うと舞台上にいつの まにか?死体が!この死体、ついに一度もしゃべらず動かず(当たり前ですが) 中の人たいへんだろうなあ。 舞台上ではとてもクサイ芝居、いかにも受けなさそう。それを批評するのが 美辞麗句を重ねる批評家たち、芝居を持ち上げるための手練手管を使っており、 批評と批評家のパロディとでもいう感じ。あーあるよねー、この美文っぽい文章 と思っちゃいましたよ。舞台はミステリー、でもなんだかわけがわかりません。 そして批評家たちも商売敵とか浮気相手とか問題を抱えており。。 2度目のインターミッションに入った段階で、批評家のひとりがうっかり舞台上 の鳴っている電話を取り上げてしまいました。 そこからその批評家があるキャストの代わりに舞台の一員となってしまいます。 芝居はまた最初から、入れ替わった批評家以外はみな先ほどと同じ台詞、演技。 批評家だけは異なる言葉をしゃべっているのですが、うまく辻褄があっています。 実は死体は批評家のライバルだったことがわかり、、批評家は二人とも舞台に巻 き込まれ、それまで演じていた役者が今度は批評家の役回り、そして先ほどとは 正反対にクソみそに舞台をけなします。小気味よいくらい。これも全部どこかで 聞いたことあるような言い回しばっかりw 舞台上の現実と虚構がまじりあってしまい、最後はすごい力技でいろんなものを 結び付けて幕。 批評の慣行というもの自体を主題にして、メタシアターが味付けという作りで しょうか。オフブロードウェイでの舞台のセルフパロディを見ている気分になれ ましたね。批評読むのが好きなひとだとかなり楽しめると思います。 PR |
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