今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:スルース~探偵~ 劇場:新国立劇場小劇場 日時:2021年1月24日13:00-15:20(途中休憩あり) 料金:S席11000円 座席:A3列3番 作:アントニー・シェーファー 翻訳:常田景子 演出:吉田鋼太郎 出演:柿澤勇人 吉田鋼太郎 ストーリー: 著名な推理小説家アンドリュー・ワイク(吉田鋼太郎)は、妻の浮気相手であるマイロ・ティンドル(柿澤勇人)を自身の邸宅に呼び出す。不倫ヘの追及を受けるものだと思っていたティンドルに対し、ワイクは意外にも、「妻の浪費家ぶりには困っている」、「自分にも愛人がいる」と切り出す。さらにワイクはティンドルに、自宅の金庫に眠る高価な宝石を盗み出してほしいと提案する。そうすることでティンドルは宝石とワイクの妻を手に入れ、ワイクは宝石にかかっている保険金を受け取り愛人と幸せに暮らすことができるのだ、と。提案に乗ったティンドルは、泥棒に扮しワイクの屋敷に侵入するが… ----------- ネタバレあり。初見、全く予備知識なしでみました。 千秋楽まで走り続けられたことにまずは拍手! 客席には女性が圧倒的多数、開演前と幕間はお手洗いに長蛇の行列でした。 両サイドが斜めに切り取られた舞台の形状、左右に斜めに客席が2列 そして舞台に正対して、中央はA1から、サイドはA2から客席がありました。 私のところは左側で、斜めに2列あったあとの、2列目。 舞台のうえはメタリックな椅子と机、双頭の石像、へんな水夫の人形 (頭を押すと笑ってくれる)右手に階段、その下に本棚。 左手に暖炉、舞台中央に2階があります。そして高級な雰囲気の酒とか時計。 舞台が始まると立て板に水で語るアンドリューと、おどおどしながら対応する マイロ。老練な策士とカモという雰囲気がぴったり。 アンドリューの口八丁にマイロは簡単に陥落し、泥棒の装束に着替えます。 衣装箱から出てきたのはめっちゃ派手なコスチュームばかり、エリザベートの 王子役まである!パンツ1枚になる生着替えでマイロのきれいな腹筋を堪能。 不思議な高いテンションでの会話に時々くすりと笑えるギャグも交えて、 目を離す暇がありません。マイロが馬鹿だとすれば成立するのだろうけど、 段取りとしては少々無理があるような。とくに正規の持ち主を表すとされ た領収書の窃盗と保険請求が両立するあたり。。ピエロ姿で泥棒させる段階 でアンドリューがマイロを馬鹿にしているのは明らか? 1幕エンディングではマイロが撃たれて派手な階段落ちで暗転。 (蛇足ですが階段落ちだけスタントでしたね)ほんとに死んだ? 2幕はどうなっちゃうんだろう?と思っていたら、怪しい刑事が来て、 アンドリューをマイロ殺人であげようとします。結構傍若無人な態度、 証拠を壊すようなやりかたで証拠をあげているのですが、アンドリューが 信じ込んでしまい、、、実は刑事はマイロが変装したものでした。このおでぶ 刑事への変装が見事。二人劇だという事前認識がなければ全く別人だと思って いたところです。騙し合いのコンゲームだったのか?とようやくこの時 わかりました。もう一回マイロがアンドリューを騙してゲームセット、、 かと思いきや、自尊心を傷つけられたアンドリューがマイロを撃ち殺して エンド。泥棒にはいられたのでやむをえず撃った、と自分に言い訳して ました。そうなるであろうことを予想してマイロは警察を呼んでいたの でした。でも正当防衛成立に見せかけられないし、死体処理は難しいし、で 警察が来なくてもアンドリューは万事休すとなっていたことでしょう。 なぜここでこう動く??というなぜなぜが積み重なってしまう物語で ウェルメイドというよりその場その場の緊張ーサスペンスを楽しむ演出 でしたね。 そして、役者の力量が素晴らしいので、筋書きに無理があっても迫力満点! カーテンコールはもちろん総立ち。 鋼太郎さん「禁酒法をかいくぐり、隠れて酒を飲むかのごとく。。」 カッキー「このような時期に無謀にも見にきてくださり」と言った直後に 鋼太郎さんから窘められていましたw千秋楽まで続けられてほっとしたの でしょうね。 これから地方公演がありますので、公演最後まで頑張って欲しい。 PR |
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