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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:ハゲレット
日時:2006年3月19日19:00-21:15
劇場:紀伊国屋ホール
料金:前売6900円
座席:C列2番(3列目左端近く)
原作:シェイクスピア
脚色:鈴木聡
演出:山田和也
出演:
ハムレット:近藤芳正
オフィーリア:笹本玲奈
ガードルード:久世星佳
クローディアス:ベンガル
ホレイショー:陰山泰
ポローニアス:石田圭祐
レイアティーズ:鈴木浩介

これはずるい!タイトルを聞いただけで見に行きたくなるではありませんか(笑)
ハムレットがハゲという設定でどのような世界が展開されるのかたいへん興味が
ありました。
客席にはいるとキャストが中世の旅芸人の姿でプログラムを売ったり、
音楽を奏でたり、ボールを使った曲芸をしたりしてます。開演直前に希望者に
対するステージツアーがありました。もちろん参加。舞台の上に上がって
「床は布でできています。」床を触ったら時間がなくなりました。残念。
さて期待する内容は、、ハムレットがハゲであるという設定とすべての台詞
をわかりやすい口語にしたという点が従来と異なるだけできわめて本寸法な出来。
皆ハムレットの髪を見ると思わず目をそらす、という細かなくすぐりはたくさん
はいっています。ハゲそのものをオチに使ってないところもいい。
普通、シェイクスピア劇を見にいくとまるで美しい響きの台詞を歌のように聞か
されます、で何言ってるのかよくわからない場合とかが出てきます(^^;)
しかしこの演出では普通の言葉でより判りやすく話しているため、ハムレットの
動きに説得力が増していました。確かにすっごく優柔不断な人だったのね>ハムレット
ハゲで情けないハムレットを演じた近藤さんの怪演が光ります。同じくらい
凄かったのがやりたい放題をやっているガードルード、まさに恋多き乙女なおばさん。
かえってなんだかかわいい。ハムレットはいつまでも考え続けた人だった、、
という最後のシーンで泣けてしまいました。ハゲのハムレットで泣けるとはびっくり。
シェイクスピア入門として子供たちに見せたい舞台でした。
ところで、劇中で「荷(2)が重く位置(1)が決まらぬロク(6)デナシ」なんて
台詞があったんですが、よくある地口遊びなんですか?

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