今までに見た舞台の感想をつづってあります。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 題名:蒼の乱 劇場:シアターオーブ 日時:2014年4月11日18:00-(途中休憩あり) 料金:S席12500円 座席:6列12番(左サイドブロック2列目) 劇団:新感線 作:中島かずき 演出:いのうえひでのり 出演: 蒼真:天海祐希(あまみ・ゆうき) 将門小次郎:松山ケンイチ(まつやま・けんいち) 帳の夜叉丸:早乙女太一(さおとめ・たいち) 常世王:平 幹二朗(ひら・みきじろう) 弾正淑人:梶原 善(かじはら・ぜん) 邦香:森奈みはる(もりな・みはる) 伊予純友:粟根まこと(あわね・まこと) 桔梗:高田聖子(たかだ・しょうこ) 黒馬鬼:橋本じゅん(はしもと・じゅん) ストーリー(公式サイトより) 都では中央集権の政のもとに朝廷では貴族たちが贅沢三昧にくらし、地方の 民たちには税が重く課され貧しい暮らしを強いられていた。不満のたまる地 方の民たちは小さな叛乱を起こしては貴族によって封じられていた。 あるとき、左大臣の屋敷で国の行く末を占っていた渡来衆の一団が、国家 大乱の卦を出したことを口実に武士たちに襲われた。窮地に追い込まれた彼 らの長である蒼真(天海祐希)と蒼真の親友、桔梗(高田聖子)は、坂東か ら京に出てきていた将門小次郎(松山ケンイチ)に救われる。 蒼真と小次郎の運命の出会いである。 二人はその運命に導かれ夫婦となり、小次郎の故郷・坂東の地を目指し都 を後にする……。 そこに都を騒がす大盗賊、帳の夜叉丸(早乙女太一)が現れ、蒼真達を海賊・ 伊予純友(粟根まこと)のもとへと連れていく。純友は、実は蒼真たちにとっ ては渡来の仲間。彼は小次郎に、国をひっくり返してともに新しい政府を立 てようと誘うのだった。その様子を伺っていたかのように、純友の元に現れ たのは朝廷に仕える弾正淑人(梶原 善)。何を企んでいるのか、単身、宿敵 の海賊の頭領・純友に会いに来たのだった。 一方、坂東に戻った小次郎と蒼真は、彼の叔父と国司、その妻・邦香(森奈 みはる)らの蛮行に坂東の民は苦しめられ続けていたことを目の当たりにし、 小次郎の“生涯の友”である相棒・黒馬鬼(橋本じゅん)と一緒に彼らを一 気に蹴散らす。そこに再び夜叉丸が現れて今度は小次郎を蝦夷の大王・常世 王(平 幹二朗)に会わせたいという。常世王の隠れ住む山奥で、王は小次郎 に「この東国に小次郎が望む国を作ってほしい」と語る。 その話に共感した小次郎は純友と常世王と共に反乱軍を組織し長となり “将門新皇”として朝廷と戦うが、ある出来事をきっかけに行方をくらまし てしまう。そこで妻である蒼真が小次郎の意志を継ぐ者として、“将門御前” と名乗り、反乱軍を率いていくことになるが……。 ーーーーーーー 冒頭、天海祐希と松山ケンイチが満点の星空の下に佇んでいる。ただ立つ、 その行為だけでこれだけ見る者を惹き付けられる俳優が何人いるだろう。ふ たりの存在感が一気に場を引き締め、観客を物語の世界へと誘っていく。今 春、開幕した劇団☆新感線約1年強ぶりの本公演『蒼の乱』。原点回帰の楽しさを謳った勇壮なチャンバラ活劇は、しかし挑戦と冒険が随所に盛り込まれ、今の新感線にしか描けない最先端の作品となった。中でも松山ケンイチが放つ独特のオーラが、劇団にかつてない化学変化を巻き起こしていた。 時は平安。民衆は腐敗した朝廷に辟易し、各地で反乱の火種がくすぶっていた。朝廷と対立する常世王(平幹二朗)と大盗賊・帳の夜叉丸(早乙女太一)、新たな国づくりをめざす将門小次郎(松山ケンイチ)とその妻・蒼真(天海祐希)。1部では登場人物らの思惑が丁寧に綴られ、2部で物語が大きく動きだす。突如、反乱軍の長となった蒼真。小次郎はなぜ消えたのか、蒼真が抱える血塗られた過去とは。多くの謎をはらみつつ、有無を言わせぬ時代の空気が人々を飲み込んでいく……。 登場と共に拍手が沸く天海は「今は将門御前!」と名乗り歌うロック調のソロナンバーが圧巻。2000人収容の大劇場が「狭い!」と感じるほどのスケール感で老若男女の視線とハートを鷲づかみ。一方の松山は若々しくも力強い声が印象的で、バカだバカだと己の行動を悔いるシーンでは「ほんと愛すべきバカだよ!」と念を押したくなるほど。ヤキモキしつつも目が離せない、人間味溢れる英雄像を体現した。また本作で珍しく笑いにも挑戦した早乙女太一は、実弟・友貴との一騎打ちが超絶すぎる。場面ごとに声色も替え、その凄みと色香に何度唸ったことか! さらに「ひきつり笑いをするほど高い山(難役)」と小次郎の親友・黒馬鬼役に挑んだ橋本じゅんや、和製ジャック・スパロウな粟根まことなど、かつてない領域に踏み込む劇団員らの勇姿からも目が離せない。そして、大トリとも言うべき平幹二朗の登場で、物語は怒涛のフィナーレへと突入する。やがて迎える結末のとき。目の前に広がる光景を前に、多くの人の血と涙の上に成り立つこの国の歴史と未来を思わずにはいられない。果てしなき空と大地と、この蒼き地球のために語り継がれるべき物語。過去から未来へ、今――! ----------------------------- 迫力満点の殺陣、豪華なキャスト そして天海祐希さんのインパクトのある歌とオーラ、 派手な立ち回り。もうこれは天海祐希座長公演といってもいいくらい。 完全にミュージカルの範疇のつくりですね、歌また歌にダンス! milk を彷彿とさせる 飢えの歌、どこかで聞いたことがあるような歌も。。 war horse のような馬も楽しい。野良馬はいいなあ。野良馬だけで勝てるんじゃない? 早乙女太一の殺陣はとても美しい。 殺されそうになったときに飛び込んできた将門、血沸き肉踊るかんじ 1幕エンドはヒーロー誕生といった風情でもうこれで終わりでもいいくらい。 常世王と梶原貴族のうさんくささもなかなかのものでした。 で、最後は悲劇かあ、、、、 もうおなかいっぱい、同じキャストでもう一度みたい。 PR |
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