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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:モジリ兄とヘミング第3回公演「蝋老楼 ~カラフルな残骸~」
劇場:テアトルBONBON
日時:2020年3月8日13:00-15:10
料金:4500円
座席:G-4(正面側3列目)
劇団:モジリ兄とヘミング
作・演出:G2
出演:林田一高 / 鹿野真央 / 幸田尚子 / 岸天智 / 有川マコト / 中丸シオン / オレノグラフィティ / 清瀬ひかり / 平田純哉 / 佛淵和哉
解説:
未来に刻まれた記憶。家族に隠された戦慄の秘密。
涙と笑いの果てにたどり着いた楼閣で人々が見たものは?
モジリ兄とヘミングが新たな仲間を迎えてお届けする
「ヒューマン・ファンタジー 三部作」完結編!

ネタバレあり。


SFドタバタコメディかと思っていたら、最後は人情噺で泣かせました。

舞台上にはオフィス机・椅子のセットがふたつ、そして向こう側にも客席。
舞台を挟んで両側から舞台を見る形になっていました。私から見える客席の奥
には鍾乳洞みたいなタイムトンネルみたいな青い何かが。
オープニングはキャスト全員10人でダンス、よくこの狭い舞台で踊れるものです。
舞台は2027年、すでに紙が地球温暖化に反するものとして規制され、紙の本は
好事家しか読まなくなっています。オフィスは「製本所」かつては出版社という
ことで本の発行も行っていましたが、いまは社員がひとりへりふたりへりして
とうとう社長と経理兼秘書のふたりきり。そこに入社希望の若者が訪れる
ところから物語が始まります。
倉庫として使っている場所一面に蝋のようなものがどっさり出現。入社希望者が
その蝋を持ってきた犯人ではないかと疑われますが、、、そういうしているうち
に認知症の社長のお母さまが登場し、皆で話をあわせて七転八倒。まだら惚けだ
と大変なのよねえ、とへんなところに共感。社長はこの怪奇現象を調査して出版
しようともくろみます。そこに秘密を知っているらし怪しい男がリモコンを持って
登場。リモコンでその蝋をある程度制御できるらしいのです。この男がこの謎の
物体と同じくらい妖しい。
リモコンを操作して4光年先の宇宙人連れてきたり、45年前の若い頃のおばあちゃんを
連れてきたり、霊界にアクセスして死んでしまった社長の妻と長男を連れてきたり。
青い穴から出てくる宇宙人や、スイッチ推したとたんに本当に真っ暗になってキャスト
の声だけがいろんなところから聞こえてくるとか、ドキッとされる要素も盛り込まれて
います。過去と霊界から社長家族大集合でみんなで思いのぶつけあい、もう泣けます。
MIBに出てくる記憶消去ライトでみな記憶を消してリセット。
エピローグは最初のシーンの繰り返しかと思いきや、少し話がずれていき、
以前よりちょっと幸せ?な終わり。
ウメルメイドな脚本でいろんな要素てんこもりの舞台でした。


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