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今までに見た舞台の感想をつづってあります。
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題名:劇団ワンツーワークス #30 『グロリア』
劇場:赤坂RED THEATER
日時:2020年3月4日14:00-16:05
料金:前売4800円
座席:F10(C列が最前列、中央ブロック右寄り)
劇団:劇団ワンツーワークス
出演:関谷美香子、北澤小枝子、北野由大、間瀬英正、水野駿太朗、長谷川慎也他
作:ブランデン・ジェイコブズ-ジェンキンス(Branden Jacobs-Jenkins)
翻訳:小田島恒志・小田島則子
演出:古城十忍
ストーリー:
劣悪な職場。無能な同僚たち。いつになったら夢を掴めるのか。
思えばあの日、グロリアはいつにもまして様子が変だった。
でも誰も想像していなかった、あんな惨事が待っていたなんて。
まさか自分たちがニュースの当事者になるなんて。
あの日、職場の誰もが深い傷を負い、日常はもろくも崩れ去った。
だが私はそんなに弱くない。この壮絶な経験を利用しなければ。
利用して今こそ夢を掴み取り、この業界でのし上がらなければ。--------
ネタバレあり。

ワンツー見るのは初めてですが、前身?の一跡二跳からすると四半世紀ぶりの古城十忍演出観劇(たぶん)。
この劇場にくるのもはじめて。4割くらいの入りでしょうか。
指定席ですが、ぽつぽつ離れて座ってます。
舞台は典型的なオフィス、真ん中に机と椅子、机の上にはPCと電話と資料。
左にはコピー機、周りにはぐるりと本棚、ブックラック、ファイル棚。
机はローパーティションで区切られてます。一昔前はうちもこんな感じだったなあと。
内容はコミカルでシニカルで深刻な会話劇でした。
グロリアはようやく購入した自宅の引っ越しパーティーに同僚を招待しましたが、
参加したのはひとりだけ。いろんな人の噂をしていますが、実態と当人は乖離があり、
いじめの雰囲気も。何かというと文句だけ言ってスタバへ逃げる社員や、初々しい
インターン、ブラック上司、編集から校閲という職種を見下し、、
でもポンポンと交わされる会話に、シチュエーションコメディなのか?
どこにでもあるぐだぐだした職場かと思いきや、、1幕の最後で足をすくわれました。
グロリアが拳銃をもって社員を撃ち殺してまわり、当人も自殺で幕。
2幕は数年後、生き残った社員(社内で勝ち組)が人生の負け組に転落していました。
皆はトラウマを抱えつつも、手記を書いたりしてグロリアの事件を自分のために
使おうとするエゴとエゴのぶつかりあい、もう後味が悪いことこの上なし。
しかしこの後味の悪さもうまい役者がやってこその切れ。
登場時間は短かったのですがグロリアが持つ間、そしてローリンの語りにどきどきしました。

面白かったので終演後;ワンツーエンジェルになりました。
コロナに負けるな!

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